dカード GOLDの評判・口コミは?メリット・特典まとめ を詳細解説!年会費の元は取れる?ドコモユーザー必携カードの実力とは
「ドコモユーザーなら絶対持つべきカード」と称されることも多い「dカード GOLD」。しかし、年会費11,000円(税込)と聞くと、「本当にその価値があるの?」「年会費の元は取れるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
dカード GOLDは、その年会費に見合う、あるいはそれ以上のメリットを特定のユーザー層に提供する、非常に特徴的なゴールドカードです。特に、ドコモのケータイ料金やドコモ光の料金に対して高還元率のポイント付与がある点が最大の魅力であり、この特典を最大限に活かせるかどうかが、dカード GOLDを持つべきかどうかの分水嶺となります。
本記事では、dカード GOLDの評判・口コミを徹底的に調査し、そのメリット・特典を詳細に解説します。また、デメリットや注意点にも触れ、どのような人におすすめできるカードなのかを明確にします。dカード GOLDの発行を検討している方はもちろん、「ドコモユーザーだけど、まだ持っていない」「年会費を払う価値があるか知りたい」という方も、ぜひ最後までご覧ください。
1. dカード GOLDとは?基本情報をチェック
まずはじめに、dカード GOLDの基本的な情報を見ていきましょう。
- 発行会社: 株式会社NTTドコモ
- 年会費: 11,000円(税込)
- 家族カード年会費: 1枚目は無料、2枚目以降1,100円(税込)
- 国際ブランド: Visa、Mastercard
- ポイントプログラム: dポイント
- 基本還元率: 1%(100円(税込)につき1ポイント)
- 締め日・支払い日: 締め日:毎月15日、支払い日:翌月10日
- ETCカード: 年会費無料(新規発行手数料1,100円(税込)がかかる場合あり)
dカード GOLDは、その名の通りNTTドコモが提供するクレジットカードです。ドコモ経済圏の中心となるカードであり、日々の買い物だけでなく、ドコモの各種サービス利用でメリットを享受できるのが特徴です。
一般カードである「dカード」と比較すると、年会費がかかる代わりに、ポイント還元率や保険・補償、その他特典が大幅に強化されています。
2. dカード GOLDの最大のメリット:ドコモ利用料金の10%ポイント還元
dカード GOLDを語る上で、最も重要な特典が「ドコモのケータイ料金・ドコモ光料金の10%ポイント還元」です。これは、dカード GOLDの年会費11,000円を相殺し、さらに上回るメリットを生み出す可能性を秘めた、まさにキラーコンテンツと言えるでしょう。
2-1. 10%還元の仕組みと対象料金
dカード GOLDでドコモのケータイ料金またはドコモ光の料金を支払うと、税抜金額の10%がdポイントとして還元されます。
例えば、月額10,000円(税抜)のドコモ利用料金がある場合、毎月1,000ポイント(年間12,000ポイント)が付与される計算になります。年会費11,000円を差し引いても、年間1,000円相当のプラスになる計算です。
では、具体的にどの料金が10%還元の対象となるのでしょうか。
【10%還元の対象となる料金】
- 基本使用料: 契約している料金プランの月額料金(eximo、irumo、5Gギガホ プレミア、ギガライトなどの月額基本料金)
- 通話料: 音声通話の利用料金
- パケット定額料: データ通信の定額サービスの料金
- ドコモ光月額使用料: ドコモ光の月額利用料金
【10%還元の対象とならない料金】
- 端末代金(分割支払い金含む)
- 事務手数料(新規契約、機種変更、プラン変更など)
- 付加機能使用料(留守番電話サービス、キャッチホンなど)
- コンテンツ使用料(spモード情報サービス、dTV、dマガジンなど)
- 電話番号案内料
- ユニバーサルサービス料
- 国際ローミングサービス、国際電話サービス
- 消費税
- 割引サービス適用後の金額
- ドコモ払い、d払い残高支払い
重要なのは、税抜金額に対して10%還元される点と、端末代金や各種手数料、コンテンツ利用料などは対象外となる点です。あくまで「ドコモの通信サービス自体の利用料金」が主な対象となります。
2-2. どのくらいの利用料金なら年会費の元が取れる?シミュレーション
年会費11,000円(税込)の元を取るには、10%還元で年間11,000ポイント以上を獲得する必要があります。
年間11,000ポイントを獲得するには、税抜のドコモ利用料金が年間110,000円必要です。(110,000円 × 10% = 11,000ポイント)
これを月額に換算すると、月額約9,167円(税抜)です。(110,000円 ÷ 12ヶ月 ≒ 9,167円)
したがって、ドコモのケータイ料金またはドコモ光料金(またはその合計)が月額9,167円(税抜)以上であれば、10%還元だけで年会費と同等かそれ以上のポイントが得られる計算になります。
【シミュレーション例】
- ドコモ利用料金が月額5,000円(税抜)の場合:
- 年間還元ポイント: 5,000円 × 12ヶ月 × 10% = 6,000ポイント
- 年会費11,000円に対して、還元ポイントは6,000ポイント。この特典だけでは年会費の元は取れません。
- ドコモ利用料金が月額10,000円(税抜)の場合:
- 年間還元ポイント: 10,000円 × 12ヶ月 × 10% = 12,000ポイント
- 年会費11,000円に対して、還元ポイントは12,000ポイント。10%還元だけで年会費の元が取れ、さらに1,000円相当お得になります。
- ドコモ利用料金が月額15,000円(税抜)の場合:
- 年間還元ポイント: 15,000円 × 12ヶ月 × 10% = 18,000ポイント
- 年会費11,000円に対して、還元ポイントは18,000ポイント。年間7,000円相当お得になります。
家族でドコモを利用している場合、家族の回線も合算して10%還元の対象となるため、さらに多くのポイント獲得が期待できます。例えば、夫婦でそれぞれ月額7,000円(税抜)のドコモ料金を支払っている場合、合計で月額14,000円(税抜)となり、年間16,800ポイントが還元されます。(14,000円 × 12ヶ月 × 10% = 16,800ポイント)
このように、dカード GOLDの10%還元は、ドコモの利用料金が高いユーザーほど大きなメリットとなります。特に、データ通信をたくさん利用する方や、家族でドコモを契約している方にとっては、この特典だけで年会費以上の価値を得やすいと言えるでしょう。
2-3. 注意点:年間利用額特典のカウント対象外
一点注意が必要なのは、この「ドコモのケータイ料金・ドコモ光料金の支払い」は、後述する「年間利用額特典」の対象となるショッピング利用額には含まれない点です。年間利用額特典は、あくまでショッピングなどでのカード決済額で判定されます。
3. 年会費を実質無料以上に!年間利用額特典(選べる特典)
dカード GOLDのもう一つの強力な特典が「年間利用額特典」です。これは、1年間(前年12月16日~当年12月15日)のショッピングでのカード利用額に応じて、特定の特典を選べるというものです。
3-1. 特典獲得の条件と内容
年間利用額特典は、以下の利用額を達成した場合に提供されます。
- 年間利用額100万円(税込)以上: 11,000円相当の特典
- 年間利用額200万円(税込)以上: 22,000円相当の特典
提供される特典は、複数の選択肢の中から毎年一つ選ぶ形となります。特典の内容は年度によって変更される可能性がありますが、代表的な特典としては以下のようなものがあります。
- dポイント: 達成額に応じたポイント(11,000ポイントまたは22,000ポイント)
- ケータイ購入割引クーポン: ドコモオンラインショップなどで利用できる端末購入割引クーポン
- d fashionクーポン: ファッション通販サイトd fashionで利用できるクーポン
- dトラベルクーポン: 旅行予約サイトdトラベルで利用できるクーポン
3-2. 年会費を実質無料にする方法
年間100万円(税込)以上カードを利用すると、11,000円相当の特典が得られます。もし11,000円分のdポイントを選択すれば、年会費11,000円と相殺され、実質的に年会費無料となります。
さらに、年間200万円(税込)以上利用すれば、22,000円相当の特典が得られます。11,000円の年会費を支払っても、年間11,000円相当のプラスになる計算です。
3-3. 年間利用額のカウント対象・対象外
年間利用額特典のカウント対象となるのは、基本的にショッピングでのカード決済です。ただし、以下のような利用は対象外となることが多いので注意が必要です。
- dカード GOLDの年会費
- ETCカードの年会費
- dカード GOLD ETCカードの利用料金
- ドコモのケータイ料金・ドコモ光料金
- d払い(iD)またはd払い(Mastercard/Visa)の支払い分(一部対象となる場合もありますが、原則としてカード決済自体が対象)
- 電子マネーへのチャージ(Suica、PASMO、nanaco、WAONなど)
- 国民年金保険料、健康保険料
- 一部の募金
- その他、NTTドコモが定める一部の支払い
公共料金や税金など、カード払い可能なものは多くがカウント対象となります。日々の生活費や大きな買い物をdカード GOLDに集中させることで、年間100万円または200万円の達成を目指すことができます。
例えば、毎月約8.4万円以上カード決済すれば、年間100万円を達成できます。(84,000円 × 12ヶ月 ≒ 1,008,000円)
毎月約16.7万円以上カード決済すれば、年間200万円を達成できます。(167,000円 × 12ヶ月 ≒ 2,004,000円)
日々の食費、光熱費、通信費(ドコモ料金以外)、ショッピング、旅行費用などを集約すれば、年間100万円の達成は十分に現実的です。
3-4. 10%還元と年間利用額特典の組み合わせ
dカード GOLDのメリットは、10%還元と年間利用額特典を両方享受できる点にあります。
例えば、
* ドコモ利用料金が月額10,000円(税抜)
* 年間ショッピング利用額が100万円(税込)
の場合、
* 10%還元で年間12,000ポイント獲得
* 年間利用額特典で11,000円相当の特典獲得
合計で23,000円相当のメリットが得られることになります。年会費11,000円を支払っても、実質12,000円相当のプラスです。
ドコモの利用料金が高く、かつカード利用額も多い方にとって、dカード GOLDは非常に高い還元率とリターンをもたらす最強クラスのカードとなり得ます。
4. その他の強力なメリット・特典を徹底解説
dカード GOLDの魅力は、10%還元と年間利用額特典だけではありません。ゴールドカードならではの、旅行保険、空港ラウンジ、ケータイ補償といった充実した特典も大きなメリットです。
4-1. 空港ラウンジ無料利用
dカード GOLD会員は、国内主要空港およびハワイ・ホノルルの国際空港にあるカード会社の提携ラウンジを無料で利用できます。
【利用できる空港ラウンジ例】
- 羽田空港
- 成田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港セントレア
- 新千歳空港
- 福岡空港
- 那覇空港
- ハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル空港)
- その他、全国各地の地方空港
フライト前の時間を、ソファでくつろいだり、フリードリンクを楽しんだり、PCやスマホの充電をしたりと、ゆったりと過ごすことができます。通常、1回1,000円~1,500円程度の利用料がかかるため、年に数回飛行機を利用する方にとっては嬉しい特典です。
注意点:
* 基本的にカード会員本人のみが無料対象です。同伴者は別途料金が必要な場合が多いです。
* 利用時にはdカード GOLDと当日の搭乗券または航空券の提示が必要です。
* 利用できるラウンジやサービス内容は空港によって異なります。
4-2. 旅行保険(海外・国内)
ゴールドカードの特典として、充実した旅行保険が付帯しています。dカード GOLDの旅行保険は、海外旅行保険と国内旅行保険の両方が用意されています。
【海外旅行保険】
- 最高補償額: 1億円(傷害死亡・後遺障害)
- 主な補償内容:
- 傷害治療費用: 200万円限度
- 疾病治療費用: 200万円限度
- 個人賠償責任: 5,000万円限度
- 携行品損害: 50万円限度(自己負担額3,000円/1事故)
- 救援者費用: 500万円限度
海外旅行保険は、傷害死亡・後遺障害については自動付帯ですが、傷害治療費用、疾病治療費用、賠償責任、携行品損害、救援者費用といった実際に利用する可能性が高い補償項目は利用付帯となります。利用付帯とは、旅行代金(公共交通機関の運賃やツアー代金など)をdカード GOLDで支払った場合に保険が適用されるというものです。
【国内旅行保険】
- 最高補償額: 5,000万円(傷害死亡・後遺障害)
- 主な補償内容:
- 入院保険金: 日額5,000円
- 手術保険金: 5万円、10万円、20万円(内容による)
- 通院保険金: 日額3,000円
国内旅行保険も、海外旅行保険と同様に利用付帯が基本となります。公共交通乗用具(電車、飛行機、船舶など)のチケット代や宿泊施設の費用などをdカード GOLDで支払う必要があります。
家族特約: 死亡・後遺障害については、カード会員の配偶者、生計を共にする同居の親族、生計を共にする別居の未婚の子にも保険が適用される「家族特約」が付帯しています。(補償額は本人会員より減額される場合があります)
注意点:
* 保険の適用条件(自動付帯・利用付帯)をしっかり確認しておくことが重要です。特に治療費用などは利用付帯なので、旅行代金の支払いを忘れずに行いましょう。
* 補償額や対象期間など、詳細は保険会社の約款で必ず確認してください。
* 複数のカードに付帯している保険がある場合、治療費用などは各保険の補償額の合計ではなく、各保険の補償額のうち最も高い額が上限となる場合があります(按分払いの場合もあります)。
4-3. 国内・ハワイでのdカード GOLDケータイ補償
dカード GOLDの特典の中でも特に手厚いのが「dカード GOLDケータイ補償」です。これは、dカード GOLDで購入した(またはそれ以前から利用しており、毎月のドコモ利用料金をdカード GOLDで支払っている)携帯端末が、購入から3年間以内に偶然の事故(紛失、盗難、修理不能)により損害を受けた場合、同一機種・同一カラーの購入費用を最大10万円まで補償してくれるというものです。
一般のdカードのケータイ補償は、購入から1年以内、最大1万円の補償であるため、dカード GOLDの補償は非常に手厚いと言えます。高価なスマートフォンを利用している方にとっては、万が一の際に非常に心強い特典です。
【補償の対象となる端末】
- dカード GOLD会員であること
- dカード GOLDで利用代金を支払っているドコモの回線で利用している端末であること
- 購入から3年以内であること
- 日本国内またはハワイでの事故であること
【補償の対象外となるケースの例】
- 故意または重大な過失による損害
- 自然故障や経年劣化
- 置き忘れ
- 代替機や付属品の損害
- 日本国内・ハワイ以外の海外での事故
補償を受ける際には、警察への届出やドコモショップでの手続きが必要です。また、購入証明が必要となる場合もあります。
4-4. お買物あんしん保険
dカード GOLDで購入した商品が、購入日より90日以内に偶然の事故(盗難、破損など)により損害を被った場合に、年間300万円まで補償してくれる保険です。
高価なブランド品や家電などを購入した際に、万が一の損害に備えることができます。ただし、一部補償対象外となる商品もあります(例:携帯電話、自動車、美術品、食料品など)。また、自己負担額がかかる場合があります。
4-5. dカード GOLD ETCカード
高速道路の料金支払いに便利なETCカードを、年会費無料で発行できます。(新規発行手数料1,100円(税込)がかかる場合があります)ETCカードの利用でも、ショッピングと同様に100円(税込)につき1ポイントのdポイントが貯まります。
4-6. 家族カード
dカード GOLDの家族カードは、1枚目は年会費無料、2枚目以降は1,100円(税込)で発行できます。家族カード会員も、本会員と同様に以下の特典を享受できます。(一部対象外となる特典もあります)
- ショッピングでの1%ポイント還元
- 特約店でのポイントアップ
- 空港ラウンジ無料利用(一部空港)
- 海外・国内旅行保険(家族特約とは別に、家族カード会員本人も対象となる保険)
- お買物あんしん保険
- ETCカードの発行(年会費無料)
ただし、ドコモ利用料金の10%還元は本会員にまとめて付与される形となり、年間利用額特典も本会員カードと家族カードの利用額を合算して判定されますが、特典自体は本会員に提供されます。ケータイ補償も、本会員の回線に紐づく端末が対象となります。
5. dカード GOLDのポイントプログラム:dポイント
dカード GOLDは、ドコモ経済圏で幅広く使える「dポイント」が貯まる・使えるカードです。
5-1. 基本還元率とポイントアップ
dカード GOLDの基本還元率は1%です。(100円(税込)につき1ポイント)これは、年会費無料の一般的なクレジットカードと比較しても高い還元率と言えます。
さらに、以下のような場面で効率よくポイントを貯めることができます。
- dポイント加盟店での提示+支払い: ドコモユーザー以外でも利用できるdポイント加盟店(ローソン、マクドナルド、ファミリーマート、マツモトキヨシなど)でdカード GOLDを提示し、さらにdカード GOLDで決済すると、「提示によるポイント」と「決済によるポイント」の二重取りが可能です。
- dカード特約店での利用: dカード特約店(スターバックスカードへのチャージ、ENEOS、メルカリなど)でdカード GOLDを利用すると、通常の還元率に加えてさらにポイントが上乗せされます。店舗によってポイントアップ率は異なります。
- ドコモ光/dモバイルサービスの利用料金支払い: ドコモのケータイ料金・ドコモ光料金の10%還元とは別に、これらの料金をdカード GOLDで支払うことによる通常のカード利用ポイント(100円(税込)につき1ポイント)も貯まります。(ただし、これは10%還元に含まれるものとは異なるポイントです。10%還元は通信料自体に対する特典であり、カード決済に対する特典ではありません。)
5-2. dポイントの種類と使い道
dポイントには、「通常ポイント」と「期間・用途限定ポイント」の2種類があります。
- 通常ポイント: dカード GOLDのショッピング利用などで貯まる基本的なポイントです。有効期限は獲得から48ヶ月と比較的長いです。様々な使い道があります。
- 期間・用途限定ポイント: キャンペーンなどで貯まるポイントです。有効期限が短く(通常1ヶ月~3ヶ月程度)、使えるサービスや店舗が限られる場合があります。
【dポイントの主な使い道】
- ドコモの携帯料金・ドコモ光料金への充当(1ポイント=1円)
- d払い加盟店での支払い(街のお店、ネットショッピング)
- dポイント加盟店での支払い
- ドコモオンラインショップでの機種購入代金への充当
- dマーケット(dショッピング、d fashion、dトラベルなど)での支払い
- PontaポイントやJALマイルへの交換
- 景品交換
貯まったdポイントは、ドコモのサービス利用や日常の買い物で幅広く利用できるため、ポイントの使い道に困ることは少ないでしょう。特に、携帯料金への充当は1ポイント=1円として無駄なく使えるため、ポイントの価値を最大限に引き出せます。
6. dカード GOLDの評判・口コミから見るリアルな評価
実際にdカード GOLDを利用している人々の評判や口コミは、カードのメリット・デメリットをより深く理解する上で非常に参考になります。
6-1. 良い評判・口コミ
dカード GOLDに対する良い評判の多くは、やはりドコモユーザーからのものです。
- 「ドコモユーザーなら年会費の元は簡単に取れる!」
- 月々のドコモ料金が1万円を超えているユーザーからは、「10%還元で年会費分以上のポイントがすぐ貯まる」「むしろ持たない理由がない」といった声が多く聞かれます。
- 「年間100万円の壁は意外と高くない。達成して特典もゲット!」
- 日々の支払いをdカード GOLDに集約することで、年間100万円を達成し、さらに年会費相当の特典を得ているユーザーも多数います。「光熱費や税金、大きな買い物でクリアできた」「意識すれば無理なく達成できる」といった声があります。
- 「ケータイ補償が手厚くて安心感が違う」
- 高価なスマホを使っているユーザーからは、「3年間、最大10万円補償は非常に心強い」「万が一の時に役立つ」といった評価が高いです。
- 「空港ラウンジが使えるのが便利」
- 出張や旅行で飛行機を利用する機会が多いユーザーは、空港ラウンジ特典を重宝しています。「出発前にゆっくりできる」「コンセントがあって助かる」といった声があります。
- 「dポイントが貯まりやすく、使い道も豊富」
- ドコモのサービスだけでなく、街中のお店やネットでもdポイントが貯まり、携帯料金や買い物に使える利便性の高さを評価する声も多いです。
これらの良い評判は、dカード GOLDの主要なメリット(10%還元、年間利用額特典、ケータイ補償、空港ラウンジ)が、ユーザーにとって実際のメリットとして実感されていることを示しています。特に、ドコモ利用料金が高いユーザーにとっては、年会費以上のリターンが期待できるため、満足度が高い傾向にあります。
6-2. 悪い評判・口コミ
一方で、dカード GOLDに対して否定的な意見や、期待外れだったという声も存在します。
- 「ドコモユーザーじゃないとメリットが少ない、年会費が高すぎる」
- ドコモ以外のキャリアユーザーや、ドコモユーザーでも月々の利用料金が低いユーザーからは、「10%還元がないと、他のゴールドカードと比べて年会費が高い」「メリットを感じない」といった声が聞かれます。
- 「10%還元は対象外の料金が多い」
- 「端末代金やコンテンツ料は対象外なんだ…」「思っていたより還元される額が少なかった」といった、10%還元の対象範囲に対する誤解や期待外れの声もあります。
- 「年間100万円の達成が厳しい」
- クレジットカードの利用額がそれほど多くないユーザーにとっては、年間100万円のハードルが高く感じられ、「特典が得られないと年会費がもったいない」という意見もあります。
- 「旅行保険が利用付帯ばかりで使いにくい」
- 「自動付帯だと思っていたら、利用付帯だった」「旅行代金をカードで払わないと保険が効かないのは不便」といった、旅行保険の付帯条件に対する不満の声が見られます。
- 「ゴールドカードにしてはステータス性が低い」
- 他の銀行系や航空系ゴールドカードと比較して、「見た目が普通」「特別な優待が少ない」と感じる人もいます。プライオリティパスやコンシェルジュサービスなど、他のゴールドカードやプラチナカードにある特典がない点を指摘する声もあります。
- 「カスタマーサポートの対応に不満」
- これは全てのユーザーに当てはまるわけではありませんが、一部で問い合わせ時の対応に関する不満の声も見られます。
これらの悪い評判は、dカード GOLDのメリットを活かせるユーザー層とそうでないユーザー層が明確に分かれること、また、特典の詳細をよく確認せずに申し込んだ場合の期待外れなどが主な原因と言えます。特に、ドコモユーザー以外の方や、ドコモ利用料金・カード利用額が低い方にとっては、年会費の負担が大きく感じられるでしょう。
6-3. 評判・口コミの総括
dカード GOLDの評判をまとめると、
- ドコモユーザーで、月々の利用料金が一定以上高い(目安9,167円/月 税抜以上)人
- 年間100万円以上のクレジットカード決済をする人
にとっては、年会費以上のメリットを十分に享受できる、非常に満足度の高いカードであると言えます。特に、10%還元と年間利用額特典の両方を活用できれば、実質的な年会費負担はゼロ以下になり、非常にお得です。
一方で、
- ドコモユーザーではない人
- ドコモユーザーでも、利用料金が低い人
- クレジットカードの利用額が年間100万円未満の人
にとっては、年会費11,000円の負担が重く、メリットを感じにくいカードとなる可能性が高いです。
したがって、dカード GOLDを持つべきかどうかは、ご自身のドコモ利用状況とクレジットカード利用状況を正確に把握し、年会費に対してどれだけのメリットが得られるかをシミュレーションしてみることが非常に重要です。
7. dカード GOLDのデメリット・注意点
評判・口コミでも触れられましたが、dカード GOLDにはデメリットや注意すべき点もあります。これらの点を理解した上で、申込みを検討しましょう。
- 年会費が11,000円(税込)かかる: これは最大のハードルです。前述の通り、年会費以上のメリットを得られるかどうかをしっかり見極める必要があります。
- ドコモユーザー以外にはメリットが激減する: 10%還元という最大の特典がないため、ドコモユーザー以外が持つメリットは限定的です。他の年会費無料または低年会費のカードや、他社のゴールドカードと比較検討した方が良いでしょう。
- 10%還元は税抜金額に対して、かつ対象外項目が多い: ドコモ利用料金全体に対して10%還元されるわけではありません。特に高額になりがちな端末代金が対象外である点は注意が必要です。
- 年間利用額特典には100万円または200万円のハードルがある: 安定して特典を得るには、継続的にクレジットカードを年間100万円以上利用する必要があります。
- 旅行保険は利用付帯が多い: 海外旅行での治療費用など、重要な補償が利用付帯となっています。旅行代金の支払いを別のカードで行うことが多い場合は、保険が適用されない可能性があるので注意が必要です。
- 一部の支払いはポイント還元対象外: 電子マネーチャージや一部の公共料金支払いなど、ポイント還元対象外となる支払いがあります。
- 他のゴールドカードやプラチナカードと比較すると、特典が見劣りする部分がある: プライオリティパス(海外空港ラウンジ)やコンシェルジュサービスといった特典は付帯していません。より高いステータス性や、ワンランク上のサービスを求める方には物足りなく感じるかもしれません。
- 国際ブランドがVisaまたはMastercardのみ: JCBやAmerican Expressといった国際ブランドはありません。
これらのデメリットを踏まえ、ご自身のライフスタイルやカードの利用目的と照らし合わせて、dカード GOLDが最適かどうかを判断することが大切です。
8. dカード GOLDをおすすめする人・おすすめしない人
これまでの詳細な解説や評判・口コミを踏まえ、dカード GOLDがどのような人におすすめできるのか、あるいはおすすめできないのかをまとめてみましょう。
8-1. dカード GOLDをおすすめする人
- ドコモのケータイ料金・ドコモ光料金の合計が月額9,167円(税抜)以上である人: 10%還元だけで年会費の元が取れる目安です。
- ドコモユーザーで、年間100万円以上のクレジットカード決済をする人: 10%還元と年間利用額特典の両方で、年会費を大きく上回るメリットを得られる可能性が高いです。
- 高価なスマートフォンを利用しており、手厚いケータイ補償を求めている人: 最大10万円、3年間の補償は他のカードにはない大きな魅力です。
- 国内出張や旅行で飛行機を利用する機会が多く、空港ラウンジを利用したい人: 国内主要空港のラウンジが無料で利用できます。
- 日頃からdポイントを貯めたり使ったりしている、またはこれからdポイントを貯めたいと考えている人: ドコモ経済圏の中心となるカードであり、効率よくdポイントを貯めて活用できます。
- 家族でドコモを利用しており、利用料金の合計が高い家庭: 家族のドコモ利用料金も10%還元の対象となるため、より大きなメリットが得られます。
8-2. dカード GOLDをおすすめしない人
- ドコモユーザーではない人: 10%還元の特典がないため、年会費のメリットがほとんどありません。
- ドコモユーザーでも、月々の利用料金が低い人: 10%還元だけでは年会費の元が取れず、他のメリットで補えない場合、年会費負担が大きくなります。
- クレジットカードの利用額が年間100万円未満の人: 年間利用額特典が得られない場合、10%還元以外のメリットだけで年会費の元を取るのが難しくなります。(ただし、ドコモ利用料金が非常に高い場合は除く)
- 年会費無料のカードを探している人: 年会費11,000円がかかります。
- より高いステータス性や、プラチナカード級の特典(コンシェルジュ、プライオリティパスなど)を求めている人: dカード GOLDは特典が実利重視であり、これらのサービスは付帯していません。
- auやSoftBankなど、ドコモ以外の携帯キャリアを利用している人: 10%還元特典はドコモ回線が対象です。
ご自身がどちらに当てはまるかを冷静に判断し、dカード GOLDが必要かどうかを検討しましょう。
9. 申し込み方法・発行までの流れ
dカード GOLDの申し込みは、以下の方法で行うことができます。
- オンライン申し込み: dカード公式サイトから、24時間いつでも申し込みが可能です。必要事項を入力し、本人確認書類などの画像をアップロードします。最も手軽な方法です。
- ドコモショップ店頭での申し込み: お近くのドコモショップでも申し込みが可能です。スタッフに相談しながら手続きを進められます。
【申し込みから発行までの一般的な流れ】
- 申し込み: オンラインまたは店頭で必要事項を入力・提出。
- 審査: 申し込み内容に基づき、NTTドコモおよび提携信用情報機関による審査が行われます。ゴールドカードのため、一定の収入や信用情報が求められる可能性があります。安定した収入があること、これまでのクレジットカードやローンの支払いに延滞がないことなどが審査のポイントとなります。
- 本人確認: 審査通過後、本人確認が行われます(オンラインの場合は画像アップロード、店頭の場合はその場で提示など)。
- カード発行・郵送: 審査完了後、カードが発行され、通常1週間~2週間程度で登録住所に郵送されます。
- カードの受け取り: ご本人限定受取郵便などで郵送されるため、顔写真付きの本人確認書類(運転免許証など)を提示して受け取ります。
- 利用開始: カードを受け取ったら、署名欄にサインをし、すぐに利用を開始できます。
【審査について】
dカード GOLDはゴールドカードであるため、一般カードと比較すると審査基準は厳しくなります。主な審査基準としては、以下の点が挙げられます。
- 年齢: 満20歳以上(学生不可)であること。
- 安定した収入: 継続的な安定収入があること。具体的な年収基準は公開されていませんが、一般的なゴールドカードの基準(年収300万円~400万円以上目安)が参考になるでしょう。
- 勤続年数: ある程度の勤続年数があることが望ましいとされます。
- 信用情報: これまでのクレジットカードやローンの利用履歴に問題がないこと。
ただし、dカード GOLDはドコモユーザー向けのカードという側面もあるため、ドコモの長期契約者であったり、ドコモ利用料金の支払い実績が良好であったりすることも、審査において考慮される可能性はあります。
審査に不安がある場合は、まずは年会費無料のdカードを発行し、利用実績を積んでからdカード GOLDへアップグレードすることも一つの方法です。
10. dカード GOLDに関するよくある質問 (FAQ)
dカード GOLDについて、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
Q1. 年会費はいつ請求されるの?
A1. 年会費は、入会月の翌々月10日(初回)および毎年、カード入会月の翌月10日に請求されます。例えば、5月に入会した場合、初回年会費は7月10日に請求され、次年度以降は毎年6月10日に請求されます。
Q2. 家族カードでもドコモ利用料金の10%還元は受けられる?
A2. 家族カード会員自身のドコモ利用料金も10%還元の対象となりますが、ポイントは家族カード利用分と合わせて本会員にまとめて付与されます。年間利用額特典も、家族カードの利用額は本会員の利用額と合算して判定されますが、特典は本会員に提供されます。空港ラウンジや旅行保険は、家族カード会員も本人として利用・適用される特典があります。
Q3. リボ払いや分割払いもポイント還元対象?
A3. はい、リボ払いや分割払い、ボーナス払いなども、基本的にポイント還元対象となります。ただし、手数料や金利分はポイント還元の対象外です。
Q4. ETCカードの年会費はかかる?
A4. dカード GOLDに付帯するETCカードは年会費無料です。ただし、新規発行時に手数料がかかる場合があります。
Q5. Apple PayやGoogle Payに対応している?
A5. はい、dカード GOLDはApple PayおよびGoogle Payに対応しています。iD加盟店やMastercard/Visa加盟店でスマートフォンを使って支払いが可能です。ただし、Apple PayでのMastercard利用分の一部(Apple Pay利用時のQUICPay+支払いなど)は、dポイントの還元対象外となるケースがあるため注意が必要です。
Q6. 引き落とし口座はどこでもいい?
A6. はい、原則として国内の金融機関の口座であれば、ほとんどの銀行、信用金庫、ゆうちょ銀行などを引き落とし口座として設定できます。
11. まとめ:dカード GOLDはあなたにとって「最強カード」か?
本記事では、dカード GOLDの評判・口コミから始まり、その最大のメリットである「ドコモ利用料金の10%ポイント還元」や「年間利用額特典」を中心に、空港ラウンジ、旅行保険、ケータイ補償といった豊富な特典を詳細に解説してきました。また、年会費の高さや特典の対象範囲など、デメリットや注意点についても正直に触れました。
dカード GOLDは、多くのユーザー、特にドコモユーザーから「最強カード」と称される一方で、「年会費が高すぎる」「メリットを感じない」といった否定的な意見も見られる、評価が分かれるカードです。
この評価の差は、まさに「ご自身の利用状況と、カードが提供するメリットがどれだけマッチしているか」に起因します。
- ドコモのケータイやドコモ光に月額9,167円(税抜)以上支払っている
- 年間100万円以上のクレジットカード決済を無理なくできる
上記いずれか、あるいは両方に当てはまる方であれば、dカード GOLDの年会費11,000円は、10%還元や年間利用額特典によって十分にペイできる可能性が高く、さらにはプラスのリターンも期待できます。加えて、手厚いケータイ補償や空港ラウンジといったゴールドカード特典も享受できるため、非常に価値のあるカードとなるでしょう。
しかし、ドコモユーザーではない方、ドコモ利用料金が低い方、年間100万円もカードを利用しない方にとっては、年会費負担が重くのしかかり、他の年会費無料カードや低年会費カードの方がメリットが大きい可能性が高いです。
dカード GOLDの発行を検討する際は、「周りが持っているから」「ドコモユーザーだから」といった理由だけでなく、ご自身の実際の通信費やカード利用額を試算し、年会費11,000円を支払うことで、年間どのくらいの経済的メリットが得られるのかを具体的に計算してみることを強くお勧めします。
もし、計算の結果、得られるポイントや特典の価値が年会費を上回ると判断できるのであれば、dカード GOLDはあなたの経済状況やライフスタイルを豊かにする「最強の一枚」となるでしょう。逆に、メリットが年会費を下回るようであれば、他のカードを検討するのが賢明です。
この記事が、あなたがdカード GOLDを持つべきかどうかを判断するための一助となれば幸いです。