オンラインフォーム作成ツールの選び方とおすすめ【無料あり】

はい、承知いたしました。「オンラインフォーム作成ツールの選び方とおすすめ【無料あり】」について、約5000語の詳細な解説記事を作成します。


オンラインフォーム作成ツールの選び方とおすすめ【無料あり】

はじめに:なぜオンラインフォームが重要なのか?

現代のビジネスにおいて、オンラインフォームはウェブサイトや様々なデジタルコミュニケーションの不可欠な要素となっています。顧客からの問い合わせ、アンケート調査、イベント参加登録、資料請求、採用応募、商品の注文受付など、多様な目的で利用されています。

かつては、ウェブサイト制作会社に依頼したり、専門的なプログラミング知識を使ってフォームを作成する必要がありました。しかし、今日では「オンラインフォーム作成ツール」を利用すれば、誰でも簡単に、そして迅速に高機能なフォームを作成し、公開することができます。

フォーム作成ツールは、直感的な操作で質問項目を追加・編集したり、デザインをカスタマイズしたり、収集したデータを集計・分析したりといった一連の作業を効率化します。これにより、時間やコストを大幅に削減し、本来の業務に集中することが可能になります。

しかし、世の中には数多くのフォーム作成ツールが存在し、それぞれ特徴や機能、料金プランが異なります。無料ツールもあれば、高機能な有料ツール、さらには特定用途に特化したツールまで様々です。そのため、「どれを選べば良いのか分からない」と悩む方も少なくありません。

この記事では、オンラインフォーム作成ツールを選ぶ上で重要なポイントを徹底解説し、目的や予算に合わせたおすすめツールを無料ツールを中心に幅広くご紹介します。この記事を読めば、あなたのビジネスやプロジェクトに最適なフォーム作成ツールが見つけることができるでしょう。

1. オンラインフォーム作成ツールの選び方:失敗しないための7つの視点

最適なフォーム作成ツールを選ぶためには、いくつかの重要な視点を持つことが不可欠です。闇雲にツールを比較するのではなく、まずはあなたの目的や要件を整理することから始めましょう。

ここでは、ツール選びで考慮すべき7つのポイントを詳細に解説します。

1.1. 目的・用途を明確にする:どんなフォームが必要?

まず最初に考えるべきは、「何のためにフォームを作成するのか」という目的です。目的によって、必要な機能やデザイン、最適なツールが大きく異なります。

主なフォームの種類と求められる機能の例:

  • お問い合わせフォーム:
    • 基本的な入力項目(名前、メールアドレス、問い合わせ内容など)
    • ファイル添付機能(資料送付など)
    • 自動返信メール機能
    • 管理者への通知機能
    • スパム対策(CAPTCHAなど)
  • アンケートフォーム:
    • 多様な質問形式(複数選択、自由記述、評価スケール、マトリクス形式など)
    • 条件分岐ロジック(回答によって次の質問を変える)
    • 回答の匿名性設定
    • 集計・分析機能(グラフ表示など)
    • 回答期間設定
  • イベント参加登録フォーム:
    • 参加人数や付随情報の入力項目
    • 参加費用の決済機能連携
    • 自動返信メール(確認メール、チケット発行など)
    • 定員管理
    • 参加者リストの作成・管理
  • 注文・申し込みフォーム:
    • 商品選択や数量指定
    • 決済機能連携(クレジットカード、銀行振込など)
    • 配送先情報入力
    • 在庫管理連携
    • 注文内容確認画面
    • 注文完了通知メール
  • 資料請求フォーム:
    • 基本情報入力項目
    • 希望資料選択
    • 自動返信メール(資料ダウンロードURLなど)
    • CRM連携(顧客情報の一元管理)
  • 採用応募フォーム:
    • 詳細な職務経歴や自己PR入力項目
    • 履歴書・職務経歴書などのファイル添付機能
    • 選考状況管理
    • 面接希望日設定
  • 診断・クイズフォーム:
    • 複雑な条件分岐ロジック
    • 回答に基づいた結果表示機能
    • スコアリング機能

このように、フォームの種類によって必要な機能が全く異なります。まずはあなたがどのような目的でフォームを作成したいのかを具体的にリストアップし、それに必要な機能を洗い出しましょう。

1.2. 必要な機能をリストアップする:基本から高度な機能まで

目的が明確になったら、次に具体的な機能要件をリストアップします。多くのフォーム作成ツールは基本的な機能は備えていますが、高度な機能はツールやプランによって利用できるかどうかが変わってきます。

チェックすべき主な機能:

  • 質問項目の種類: テキスト入力、複数選択(チェックボックス、ラジオボタン)、プルダウンメニュー、ドロップダウンリスト、日付選択、時刻選択、評価スケール(星評価、数値評価)、ファイルアップロード、グリッド選択、署名欄など、必要な質問形式が豊富に揃っているか確認しましょう。
  • デザインカスタマイズ性: フォームの色、フォント、背景画像などをブランドイメージに合わせてカスタマイズできるか。ロゴの挿入やCSSの適用が可能かどうかも確認します。
  • レスポンシブデザイン: PC、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスの画面サイズに合わせてフォームが自動的に最適化されるか。今日のユーザーは多様なデバイスからアクセスするため、レスポンシブ対応は必須です。
  • SSL暗号化: フォームから送信されるデータが暗号化されるか。個人情報や機密情報を扱うフォームでは、SSL暗号化は最低限のセキュリティ要件です。ほとんどのツールが標準で対応していますが、念のため確認しましょう。
  • 確認画面・完了画面: 入力内容を確認する画面や、送信完了後に表示されるメッセージ、または指定したページへリダイレクトできるか。ユーザーエクスペリエンスを高める上で重要です。
  • 自動返信メール: フォーム送信者に対して、入力内容の確認や受付完了を知らせる自動返信メールを送れるか。カスタマイズ可能なツールを選ぶと、より丁寧なコミュニケーションが可能です。
  • 条件分岐ロジック: 特定の質問に対する回答に応じて、次の質問を表示・非表示にしたり、表示する質問グループを変えたりできるか。アンケートや診断フォーム、複雑な申し込みフォームなどで非常に役立ちます。
  • 決済機能連携: フォーム上で商品の注文やイベント参加費などの決済を受け付けたい場合、Stripe、PayPal、Squareなどの決済サービスと連携できるか確認します。
  • 外部サービス連携: 収集したデータを他のシステムと連携させたい場合、CRM(顧客管理システム)、メールマーケティングツール、Google スプレッドシート、Slack、Zapierなどの自動連携ツールとの連携機能があるか確認します。業務効率化に大きく貢献します。
  • チームでの共同編集・管理: 複数の担当者でフォームの作成や回答の確認を行いたい場合、共同編集機能や権限管理機能があるか確認します。
  • 承認ワークフロー: フォーム送信内容について、特定の承認者による確認プロセスを設けたい場合に必要となる機能です。
  • データ分析・集計機能: 収集した回答データをツール内で集計し、グラフなどで可視化できるか。アンケート結果の分析などで役立ちます。CSVやExcel形式でのデータエクスポート機能も必須です。
  • 多言語対応: フォームを複数の言語で表示したい場合、多言語対応機能があるか確認します。
  • フォーム埋め込み: 作成したフォームを自社ウェブサイトやブログに簡単に埋め込めるか。iframe埋め込みやJavaScript埋め込みなど、対応している方法を確認します。
  • 権限管理: ツール内の機能やフォームへのアクセス権限をユーザーごとに設定できるか。組織で利用する場合に重要です。
  • API連携: より高度なシステム連携やカスタマイズを行いたい場合に、APIが公開されているか確認します。

これらの機能のうち、どれが必須で、どれがあれば便利かをリストアップしてみましょう。

1.3. 使いやすさ(操作性):ストレスなくフォームを作成できるか

どんなに高機能なツールでも、使いにくければ意味がありません。特に初めてフォーム作成ツールを利用する場合や、非エンジニアが頻繁にフォームを作成・更新する必要がある場合は、直感的でわかりやすい操作性が非常に重要です。

使いやすさのチェックポイント:

  • ドラッグ&ドロップ操作: 質問項目やレイアウトの配置をドラッグ&ドロップで簡単に行えるか。
  • 直感的なユーザーインターフェース (UI): メニュー構成や設定画面が分かりやすく、迷わずに操作できるか。
  • テンプレートの豊富さ: 用途に合わせたテンプレートが豊富に用意されていると、ゼロから作成する手間が省けます。デザインや項目設定の参考にすることもできます。
  • プレビュー機能: 作成中のフォームを実際にユーザーがどのように見るか、リアルタイムで確認できるか。
  • ヘルプドキュメント・チュートリアルの充実度: ツールの使い方や機能について、分かりやすい説明や動画が用意されているか。
  • サポート体制: 操作方法やトラブルについて、問い合わせしやすいサポート体制があるか。

無料トライアルが可能なツールであれば、実際に触ってみて操作性を確かめるのが一番確実です。

1.4. 料金プラン:予算と機能のバランス

多くのフォーム作成ツールは、無料プランと複数の有料プランを提供しています。無料プランは機能や利用回数に制限がある場合が多く、有料プランは機能の解放や制限の緩和、高度な機能の追加がされます。

料金プランのチェックポイント:

  • 無料プランでどこまでできるか: 無料プランで作成できるフォーム数、回答数、利用できる機能(条件分岐、連携、デザインカスタマイズなど)、ツールのブランディング表示の有無などを確認します。小規模な用途であれば無料プランで十分な場合もあります。
  • 有料プランの種類と価格: 月額課金か年額課金か、プランごとの機能差、価格帯を確認します。事業規模や利用頻度、必要な機能に応じて最適なプランを選びます。
  • 従量課金制の有無: 回答数やフォーム数、データ容量などに応じて追加料金が発生する従量課金制かどうかも確認します。利用規模が変動する場合は注意が必要です。
  • 費用対効果: 必要な機能と利用規模に対して、料金が妥当であるか判断します。
  • 無料トライアルの有無: 有料プランの機能を一定期間無料で試せるか確認します。本契約前に機能や操作性をじっくり試すことができます。

まずは無料プランや無料トライアルで試用し、不足する機能や制限があれば有料プランへの移行を検討するというステップがおすすめです。

1.5. セキュリティ・信頼性:大切な情報を安全に扱うために

フォームを通じて個人情報や機密情報を収集する場合、セキュリティと信頼性は最も重要な要素の一つです。情報漏洩のリスクを最小限に抑えるため、ツール提供元のセキュリティ対策とプライバシー保護への取り組みを確認しましょう。

セキュリティ・信頼性のチェックポイント:

  • SSL暗号化: データ送信時の暗号化は必須です。
  • データ保存場所・管理体制: フォームから収集したデータがどこに保存され、どのように管理されているか。国内のサーバーか、海外のサーバーか。ISMS認証やプライバシーマークなどの第三者認証を取得しているか。
  • プライバシーポリシー: ツール提供元がユーザーのプライバシーや収集したデータをどのように扱うかを明確に定めているか。GDPR(欧州一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)などの国際的なプライバシー規制に対応しているかも確認します。
  • スパム対策: 不正な自動送信によるスパム回答を防ぐ機能(CAPTCHA、reCAPTCHAなど)が用意されているか。
  • 運営会社の信頼性: 運営会社の設立年数、企業規模、実績などを確認し、安定してサービスが提供される信頼できる企業か判断します。
  • 稼働率・障害情報: 過去の稼働率や障害発生情報を確認し、サービスが安定して利用できるか確認します。

特に企業のウェブサイトに設置するお問い合わせフォームなど、個人情報を扱う場合は、セキュリティ対策が万全なツールを選びましょう。

1.6. サポート体制:困ったときに相談できるか

フォーム作成中に不明な点があったり、トラブルが発生したりした場合に、迅速かつ適切なサポートが受けられるかは非常に重要です。特にITツールに慣れていない場合は、手厚いサポート体制が整っているツールを選ぶと安心です。

サポート体制のチェックポイント:

  • 日本語サポートの有無: 海外製のツールの中には日本語でのサポートが限定的、あるいは提供されていない場合があります。日本語での問い合わせや情報収集を重視する場合は、日本語サポートが充実しているか確認しましょう。
  • 問い合わせ方法: メール、チャット、電話、問い合わせフォームなど、どのような方法で問い合わせが可能か。緊急性の高い場合は、電話やチャットサポートがあるか確認します。
  • 対応時間: サポートの受付時間や返信までの目安時間を確認します。
  • FAQ・ヘルプドキュメントの充実度: よくある質問への回答や機能説明が、分かりやすい形で提供されているか。

無料プランではサポートが限定される場合が多いですが、有料プランであれば様々なサポートを受けられることが多いです。

1.7. 外部サービス連携:他のツールと連携して業務を効率化

フォーム作成ツール単体で完結するだけでなく、他のツールと連携することで、さらに業務を効率化できます。例えば、収集した顧客情報やアンケート回答をCRMやメールマーケティングツールに自動登録したり、Google スプレッドシートにリアルタイムで同期させたりすることができます。

連携機能のチェックポイント:

  • 主要サービスとの連携: Google Analytics (アクセス解析), Google Sheets (スプレッドシート), Slack (ビジネスチャット), Mailchimp (メールマーケティング), HubSpot (CRM), Salesforce (CRM), Zapier/IFTTT (連携自動化ツール) など、あなたが普段利用しているツールとの連携に対応しているか確認します。
  • 連携方法: 簡単な設定で連携できるか、APIキーの設定が必要かなど、連携の難易度も確認します。
  • 連携できる情報の種類: どのような情報(回答データ、送信者のメタ情報など)を連携できるか確認します。

将来的に様々なツールと連携して業務プロセスを自動化・効率化したいと考えている場合は、連携機能が充実しているツールを選んでおくと後々スムーズです。

2. おすすめのオンラインフォーム作成ツール【無料あり】

前述の選び方を踏まえ、ここでは人気のオンラインフォーム作成ツールをいくつかご紹介します。無料プランがあるツールを中心に、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

2.1. Google フォーム (Google Forms)

  • 概要: Googleが提供する無料のオンラインフォーム作成ツール。Googleアカウントを持っていれば誰でも利用できます。シンプルながらも基本的な機能は揃っており、個人利用からビジネス利用まで幅広く使われています。
  • 特徴:
    • 完全に無料。フォーム作成数、回答数に制限なし(ただしGoogleドライブの容量制限はあり)。
    • 直感的で非常に簡単な操作性。ドラッグ&ドロップで質問を追加・編集。
    • 多様な質問形式に対応。
    • 回答の自動集計機能があり、グラフで結果を確認できる。
    • 収集した回答はGoogle スプレッドシートにリアルタイムで自動出力可能。
    • テーマや画像、フォントのカスタマイズが可能。
    • 条件分岐ロジックも利用可能。
    • 共同編集機能あり。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • 手軽にフォームを作成したい個人や中小企業。
    • 社内アンケート、小規模なイベント参加登録、簡易的な問い合わせフォームなど、基本的な用途。
    • Google スプレッドシートで回答データを管理したいユーザー。
    • 予算をかけずにフォームを作成したい場合。
  • 主な機能 (無料版): フォーム作成(無制限)、質問形式(豊富)、条件分岐、回答集計・分析、Google スプレッドシート連携、デザインカスタマイズ、共同編集。
  • 使いやすさ: 非常に優れている。ITツール初心者でもすぐに使いこなせる。
  • 料金プラン: 完全無料。
  • メリット:
    • 完全無料でありながら、多くの基本的な機能が利用できる。
    • 操作が非常に簡単で誰でも使える。
    • Googleエコシステムとの連携がスムーズ(Google スプレッドシート、Google ドライブなど)。
    • スパム対策(reCAPTCHA)も標準搭載。
  • デメリット:
    • 高度な機能(決済連携、複雑な外部サービス連携、承認ワークフローなど)は利用できない。
    • デザインの自由度は他の有料ツールに比べて低い。
    • ブランドロゴの非表示や、ツールのブランディングを完全に消すことはできない(Googleのロゴが表示される)。
    • サポート体制は限定的(ヘルプコミュニティ中心)。
  • 総合評価: シンプルで手軽に利用できる無料ツールとして非常に優秀。基本的な用途であればGoogleフォームで十分な場合が多い。

2.2. Microsoft Forms

  • 概要: Microsoftが提供するオンラインフォーム作成ツール。Microsoft 365(旧Office 365)のサービスの一部として提供されており、教育機関や企業で広く利用されています。
  • 特徴:
    • Microsoft 365契約者であれば追加費用なしで利用可能。
    • シンプルで分かりやすいインターフェース。
    • クイズ形式(採点機能付き)のフォーム作成も可能。
    • 回答の自動集計機能。
    • Excelとの連携がスムーズ(回答データをExcelファイルとしてダウンロード)。
    • テーマや背景画像の変更が可能。
    • 共同編集機能あり。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • 既にMicrosoft 365を導入している組織(企業、学校など)。
    • 社内アンケート、研修後のフィードバック、簡単な問い合わせフォーム、小テスト作成など。
    • Excelで回答データを管理したいユーザー。
  • 主な機能 (Microsoft 365契約者向け): フォーム/クイズ作成(無制限)、質問形式(豊富)、条件分岐、回答集計・分析、Excel連携、デザインカスタマイズ、共同編集。
  • 使いやすさ: Googleフォームと同様に、非常にシンプルで使いやすい。
  • 料金プラン: Microsoft 365の契約に含まれる。単体での提供は基本なし。
  • メリット:
    • Microsoft 365ユーザーなら追加費用なし。
    • Excelとの連携がスムーズ。
    • シンプルな操作性。
    • クイズ作成機能がある。
  • デメリット:
    • Microsoft 365の契約が必要。
    • Googleフォームと同様に、高度な機能(決済連携、外部サービス連携の幅広さなど)は限定的。
    • デザインの自由度は高くない。
  • 総合評価: Microsoft 365ユーザーにとっては、既存環境との親和性が高く、手軽に利用できる選択肢。

2.3. Typeform

  • 概要: スペイン発のフォーム作成ツール。従来の堅いフォームとは異なり、ユーザーとの対話のようなスムーズな体験を提供することを重視したデザインが特徴です。スタイリッシュなフォームを作成したい場合に適しています。
  • 特徴:
    • 「One Question at a Time」(一度に一つの質問)表示により、高い回答率と良好なユーザー体験を実現。
    • 非常に美しいデザインと洗練されたユーザーインターフェース。
    • 条件分岐ロジックが強力。
    • 豊富な外部サービス連携機能(Zapier、Slack、Google Sheets、Mailchimp、HubSpot、Stripeなど)。
    • 動画や画像を背景に設定するなど、デザインの自由度が高い。
    • テンプレートが豊富でクリエイティブ。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • ブランドイメージを重視する企業や個人。
    • ユーザー体験を高めたいアンケートや診断フォーム。
    • ウェブサイトに埋め込んでおしゃれな問い合わせフォームを設置したい場合。
    • 外部サービスとの連携を重視する場合。
  • 主な機能 (無料版): フォーム作成(無制限)、月間回答数制限あり(通常10件)、基本的な質問形式、一部のデザインカスタマイズ、一部の連携機能。Typeformのブランディング表示あり。
  • 料金プラン:
    • Free: 月間10件の回答制限。基本的な機能。
    • Basic: 月額約25ドル~。月間100件の回答、より多くの機能。
    • Plus: 月額約50ドル~。月間1000件の回答、高度な機能、ブランディング非表示。
    • Business: 月額約83ドル~。月間10000件の回答、さらに高度な機能、優先サポート。
    • ※価格は変動する可能性があります。
  • 使いやすさ: 独特のUIだが、慣れれば直感的に操作できる。デザイン性の高さが強み。
  • メリット:
    • ユーザー体験を重視した美しいフォームが作成できる。
    • 回答率を高めるデザイン。
    • 条件分岐ロジックが強力で柔軟。
    • 豊富な外部サービス連携。
    • モバイルでの表示も非常に美しい。
  • デメリット:
    • 無料版では月間回答数が非常に少ない(10件)。
    • 有料プランは他のツールと比較して高め。
    • 従来のフォームに慣れていると、独特の表示形式に戸惑う可能性がある。
    • 完全に日本語に対応していない部分がある(UIやヘルプ)。
  • 総合評価: デザイン性やユーザー体験を最重視するならTypeformが有力候補。ただし、無料版の制限は厳しいため、本格利用には有料プランが必須。

2.4. SurveyMonkey

  • 概要: 世界的に有名なアンケートツール。多機能で本格的なアンケート作成・分析に特化しています。ビジネスユースで詳細な調査を行いたい場合に適しています。
  • 特徴:
    • アンケート作成機能が非常に豊富。専門的な質問形式やロジック設定が可能。
    • 強力なデータ分析機能。統計的な分析やレポート作成ができる。
    • 多言語対応。
    • チームでの共同作業機能。
    • テンプレートが豊富。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • 本格的な市場調査や顧客満足度調査を行いたい企業。
    • 詳細なデータ分析が必要な場合。
    • 学術研究や複雑なアンケート設計。
  • 主な機能 (無料版): アンケート作成数制限あり(最大10問)、回答数制限あり(最大100件)、基本的な質問形式、一部の分析機能。SurveyMonkeyのブランディング表示あり。
  • 料金プラン:
    • Basic: 無料。10問まで、回答100件まで。
    • Standard: 月額約39ユーロ~。質問数無制限、回答数制限あり、より多くの機能。
    • Advantage: 月額約59ユーロ~。回答数制限緩和、高度な機能、共同作業。
    • Premium: 月額約119ユーロ~。回答数無制限、全ての機能、優先サポート。
    • ※チーム向けプランもあり。価格は変動する可能性があります。
  • 使いやすさ: 機能が豊富な分、Googleフォームなどと比較するとやや複雑。アンケート作成に慣れているユーザー向け。
  • メリット:
    • アンケート作成・分析機能が非常に強力。
    • 専門的な調査に適している。
    • 多言語対応が充実。
  • デメリット:
    • 無料版の制限が厳しい(質問数10問、回答数100件)。
    • 価格は他のツールと比較して高め。
    • アンケート以外のフォーム(問い合わせ、注文など)には不向き。
    • 操作性がGoogleフォームなどに比べてやや難しいと感じる場合がある。
  • 総合評価: 高度なアンケート調査や詳細なデータ分析が必要な場合に真価を発揮するツール。無料版は試用程度と考え、本格利用には有料プランが必須。

2.5. HubSpotフォーム (HubSpot Free Tools)

  • 概要: マーケティング、セールス、カスタマーサービスツールを提供するHubSpotの一部として提供される無料フォーム作成機能。HubSpotの無料CRMと強力に連携するのが最大の強みです。
  • 特徴:
    • HubSpot CRMと連携し、フォーム送信者を自動的にコンタクトリストに追加。
    • フォーム送信者の行動履歴などをCRMで一元管理できる。
    • ドラッグ&ドロップで直感的にフォーム作成。
    • 多様な質問形式に対応。
    • 埋め込みコードやスタンドアロンページでの利用が可能。
    • カスタマイズ可能なフォローアップメール設定。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • マーケティング活動においてフォームを活用したい企業。
    • リード獲得や顧客情報管理を効率化したい場合。
    • HubSpot CRMを既に利用している、または利用を検討している場合。
  • 主な機能 (無料版): フォーム作成数制限なし(ただしフォームの回答数上限あり)、主要な質問形式、HubSpot CRM連携、基本的なデザインカスタマイズ、自動フォローアップメール。HubSpotのブランディング表示あり。
  • 料金プラン:
    • Free Tools: 無料。CRM、フォーム、Eメールマーケティングなど基本的な機能。フォームの回答数上限あり(通常1000件/月)。
    • Marketing Hub Starter: 月額約50ドル~。フォームの回答数上限緩和、高度な機能、ブランディング非表示など。
    • ※HubSpotの他のHub(Sales Hub, Service Hub)や上位プランにもフォーム機能は含まれます。
  • 使いやすさ: シンプルで直感的。HubSpotのエコシステムに慣れていると使いやすい。
  • メリット:
    • 無料でありながら強力なCRM連携機能を持つ。
    • フォーム送信後のリード管理やフォローアップがスムーズ。
    • マーケティング活動におけるフォームの活用に最適。
    • 他のHubSpot無料ツール(CRM、Eメールマーケティング、ランディングページなど)と組み合わせて活用できる。
  • デメリット:
    • HubSpot CRMとの連携が前提となるため、フォーム単体での利用を考えている場合はオーバースペックになることも。
    • 無料版では回答数に上限がある(1000件/月など)。
    • デザインの自由度は限定的。
  • 総合評価: マーケティング目的でフォームを利用し、顧客情報管理を効率化したい企業に強くおすすめ。無料CRMとの連携は大きな魅力。

2.6. Jotform

  • 概要: 世界中で利用されている多機能なオンラインフォーム作成ツール。無料プランでも多くの機能が利用でき、様々な用途に対応できる柔軟性が魅力です。
  • 特徴:
    • 豊富なテンプレート(10,000種類以上)。
    • 多様な質問形式と高度な機能(条件分岐、計算フィールド、承認フローなど)。
    • 多数の外部サービス連携(PayPal, Stripe, Google Drive, Dropbox, Salesforce, Zapierなど)。
    • フォームのデザインカスタマイズ性が高い。
    • PDFエディター機能で、入力されたデータをカスタマイズしたPDFとして出力可能。
    • モバイルアプリがあり、オフラインでのデータ収集も可能(Enterpriseプラン)。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • 様々な種類のフォームを作成する必要がある場合。
    • 高度な機能や外部サービス連携を求める場合。
    • 予算は抑えつつ、多機能なツールを利用したい場合。
    • PDF出力や承認フローが必要な場合。
  • 主な機能 (無料版): フォーム作成数制限あり(最大5個)、月間回答数制限あり(最大100件)、月間閲覧数制限あり(最大1,000件)、利用可能なストレージ容量制限あり(最大100MB)、主要な質問形式、一部の条件分岐、一部の連携機能。Jotformのブランディング表示あり。
  • 料金プラン:
    • Starter: 無料。フォーム5個、回答100件/月、閲覧数1,000件/月、ストレージ100MB。
    • Bronze: 月額約34ドル~。フォーム25個、回答1,000件/月、閲覧数10,000件/月、ストレージ10GB、ブランディング非表示など。
    • Silver: 月額約39ドル~。フォーム100個、回答10,000件/月、閲覧数100,000件/月、ストレージ100GB、PDFエディターなど。
    • Gold: 月額約99ドル~。フォーム無制限、回答100,000件/月、閲覧数1,000,000件/月、ストレージ1TB、優先サポートなど。
    • Enterprise: さらに大規模な利用や高度なセキュリティが必要な方向け。
    • ※価格は変動する可能性があります。
  • 使いやすさ: 機能が多い分、最初は慣れが必要だが、直感的なインターフェースで操作しやすい。
  • メリット:
    • 無料版でも多くの機能が試せる。
    • 機能が非常に豊富で、様々な用途に対応できる。
    • テンプレートが豊富でデザインの参考になる。
    • 外部サービス連携先が多い。
    • PDF出力や承認フローなど、ユニークな機能を持つ。
  • デメリット:
    • 無料版の制限(フォーム数、回答数、ストレージ)は他のツールより厳しい場合がある。
    • 機能が多すぎて、初心者には全てを使いこなすのが難しいことも。
    • 完全に日本語に対応していない部分がある。
  • 総合評価: 多機能で柔軟性の高いツールを探しているならJotformがおすすめ。無料版で機能を十分に確認してから、必要に応じて有料プランへ移行しやすい。

2.7. formrun (フォームラン)

  • 概要: 株式会社Helpfeelが提供する、日本のビジネスシーンに特化したオンラインフォーム作成ツール。特に問い合わせフォームとしての利用に強く、顧客対応の効率化を重視しています。
  • 特徴:
    • カンバン方式での顧客対応管理機能がユニーク(無料プランでは利用不可)。
    • デザイン性の高いフォームを簡単に作成できる。
    • 豊富な外部サービス連携(Slack, HubSpot, Salesforce, LINE, Google Sheets, Mailchimpなど)。
    • フォームからのデータ送信を契機とした自動化設定が可能。
    • 日本の商習慣に合わせた細やかな機能(全角・半角チェック、郵便番号からの住所自動入力など)。
    • 手厚い日本語サポート。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • 問い合わせ対応業務を効率化したい企業。
    • 顧客からの入力データをビジネスプロセスに連携させたい場合。
    • デザイン性の高いフォームを日本語環境で利用したい場合。
    • 日本のサービス提供元によるサポートを重視する場合。
  • 主な機能 (無料版): フォーム作成数制限あり(最大1個)、月間回答数制限あり(最大100件)、利用可能なデータ保存容量制限あり(最大50MB)、基本的な質問形式、一部のデザインカスタマイズ、一部の連携機能。formrunのブランディング表示あり。カンバン方式管理機能は利用不可。
  • 料金プラン:
    • Free Plan: 無料。フォーム1個、回答100件/月、容量50MB。管理機能はリスト形式のみ。
    • Starter Plan: 月額約3,800円~。フォーム5個、回答1,000件/月、容量1GB。カンバン方式管理利用可能。
    • Professional Plan: 月額約12,800円~。フォーム10個、回答10,000件/月、容量10GB。承認機能など高度な機能。
    • Premium Plan: 月額約25,800円~。フォーム無制限、回答数無制限、容量無制限。全ての機能。
    • ※価格は税別表記の可能性があります。
  • 使いやすさ: 日本語UIで直感的。特にフォーム作成画面は分かりやすい。
  • メリット:
    • 日本のサービスなので日本語サポートが充実。
    • 日本の商習慣に合わせた機能が便利。
    • デザイン性の高いフォームを簡単に作成できる。
    • 特に問い合わせ対応の効率化に強みがある(有料プランのカンバン機能)。
    • 豊富な外部サービス連携。
  • デメリット:
    • 無料版の制限が厳しい(フォーム1個、回答100件)。
    • 有料プランの価格は他のツールと比較してやや高め。
    • アンケートや複雑な診断フォームよりも、問い合わせ・申し込みフォームに特化している側面がある。
  • 総合評価: 日本国内で問い合わせフォームを中心に利用したい、日本語での手厚いサポートや日本の商習慣に合わせた機能を重視したい企業に非常におすすめ。

2.8. Tayori (タヨリ)

  • 概要: 株式会社PR TIMESが提供する、日本のオンライン顧客対応ツール。フォームだけでなく、FAQ、チャットボットなどの機能も統合的に提供しており、顧客からの問い合わせ窓口を一元化できるのが特徴です。
  • 特徴:
    • フォーム、FAQ、チャット、チャットボットを組み合わせた総合的な顧客対応が可能。
    • シンプルで分かりやすいフォーム作成機能。
    • 日本の商習慣に合わせた機能。
    • 収集した問い合わせ内容の管理・共有機能。
    • 手厚い日本語サポート。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • 顧客からの問い合わせ窓口を効率化・一元化したい企業。
    • フォームだけでなく、FAQやチャットなども活用したい場合。
    • 日本のサービス提供元によるサポートを重視する場合。
  • 主な機能 (無料版): フォーム作成数制限あり(最大1個)、月間問い合わせ数制限あり(最大100件)、FAQ作成機能、チャットボット機能(一部制限)。Tayoriのブランディング表示あり。
  • 料金プラン:
    • フリープラン: 無料。フォーム1個、問い合わせ100件/月、FAQ作成、チャットボット(一部制限)。
    • スタータープラン: 月額3,000円~。フォーム3個、問い合わせ300件/月、チャット対応、自動返信機能など。
    • プロフェッショナルプラン: 月額10,000円~。フォーム10個、問い合わせ数無制限、共同利用、外部連携など。
    • ※価格は税別表記の可能性があります。
  • 使いやすさ: シンプルなUIで使いやすい。各機能へのアクセスもスムーズ。
  • メリット:
    • フォームだけでなく、FAQやチャットと連携して顧客対応全体を効率化できる。
    • 日本語サポートが充実。
    • 日本の商習慣に合わせた機能。
    • シンプルで導入しやすい。
  • デメリット:
    • 無料版の制限が厳しい(フォーム1個、問い合わせ100件)。
    • アンケートや診断フォームなど、特定の高度な機能は限定的。
    • フォーム単体の機能比較では、多機能ツールに見劣りする場合がある。
  • 総合評価: フォームを顧客対応の一環として捉え、問い合わせ窓口全体を改善したい場合に有効なツール。特に小規模事業者やスタートアップにおすすめ。

2.9. CREATIVE SURVEY (クリエイティブサーベイ)

  • 概要: 株式会社クリエイティブサーベイが提供する、日本のアンケート作成ツール。デザイン性の高いアンケートを簡単に作成でき、企業のブランディングを意識した調査を行いたい場合に適しています。
  • 特徴:
    • 高いデザインカスタマイズ性。ブランドイメージに合わせたアンケートを作成できる。
    • 多様な質問形式とロジック設定。
    • 回答データの集計・分析機能。
    • PC、スマホ、タブレットに最適化された表示。
    • 手厚い日本語サポート。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • ブランドイメージを重視したアンケートを実施したい企業。
    • 顧客満足度調査、従業員満足度調査、市場調査など。
    • 高品質なアンケートツールを日本語環境で利用したい場合。
  • 主な機能 (無料トライアルあり): 基本的に有料プラン。無料トライアルで機能を試せる。
  • 料金プラン:
    • Starter: 月額約5,000円~。フォーム/アンケート数、回答数に制限あり。基本的な機能。
    • Standard: 月額約10,000円~。フォーム/アンケート数、回答数制限緩和、より多くの機能。
    • Professional: 月額約25,000円~。さらに高度な機能、共同利用など。
    • Enterprise: 大規模利用向け。
    • ※価格は税別表記の可能性があります。無料プランは基本なし、無料トライアルで試用。
  • 使いやすさ: 日本語UIで直感的。デザイン設定なども比較的簡単。
  • メリット:
    • デザイン性の高いアンケートを簡単に作成できる。
    • 日本語サポートが充実。
    • 本格的なアンケート機能。
  • デメリット:
    • 無料プランがなく、利用には有料プラン契約が必要(無料トライアルはあり)。
    • 価格は他のツールと比較して高め。
    • アンケートに特化しており、問い合わせフォームや注文フォームなどの機能は限定的。
  • 総合評価: ブランドイメージを重視した高品質なアンケートを実施したい企業向けのツール。予算がある程度確保できる場合に検討したい。

2.10. SurveyCake (サーベイケーキ)

  • 概要: 台湾発のオンラインフォーム・アンケート作成ツール。無料版でも回答数無制限など、比較的多くの機能を利用できるのが特徴です。
  • 特徴:
    • 無料版でも回答数無制限。
    • 多様な質問形式に対応。
    • デザインカスタマイズ可能。
    • 回答データの分析・グラフ表示。
    • 外部サービス連携(Google Analytics, Google Sheets, Zapier)。
    • 多言語フォーム作成機能。
    • 日本語UI、日本語サポートあり。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • 無料または低コストで、回答数を気にせずにフォームやアンケートを作成したい個人や企業。
    • 基本的な機能で十分な場合。
    • 多言語フォームを作成したい場合。
  • 主な機能 (無料版): フォーム作成数制限あり(最大3個)、回答数無制限、利用可能なデータ保存容量制限あり(最大50MB)、主要な質問形式、基本的なデザインカスタマイズ、一部の連携機能。SurveyCakeのブランディング表示あり。
  • 料金プラン:
    • Free: 無料。フォーム3個、回答数無制限、容量50MB。
    • Pro: 月額約29ドル~。フォーム無制限、容量無制限、高度な質問ロジック、外部連携強化、ブランディング非表示など。
    • Enterprise: 大規模利用向け。
    • ※価格は変動する可能性があります。
  • 使いやすさ: シンプルで直感的。初心者でも使いやすい。
  • メリット:
    • 無料版で回答数無制限なのは大きな利点。
    • 日本語UI、日本語サポートあり。
    • 多言語フォーム作成機能。
    • 価格帯が比較的リーズナブル。
  • デメリット:
    • 無料版ではフォーム作成数に制限がある(3個)。
    • 高度な機能(決済連携、承認フローなど)は有料プランが必要。
    • 海外ツールのため、日本の商習慣に合わせた細やかな機能は限定的。
  • 総合評価: 無料で回答数無制限な点を重視するなら有力な選択肢。手軽に多言語フォームを作成したい場合にも便利。

2.11. kintone (キントーン)

  • 概要: サイボウズ株式会社が提供する業務改善プラットフォーム。フォーム作成機能は、kintoneのアプリ(データベース)の一部として提供されるため、単なるフォーム作成ツールではなく、収集したデータを基にした業務フロー構築や情報共有、プロジェクト管理などが可能です。
  • 特徴:
    • ノーコード/ローコードで業務システムを構築できる。
    • フォームで収集したデータをkintoneアプリで一元管理し、チームで共有・活用できる。
    • アクセス権限設定や通知機能が充実。
    • 様々な業務プロセスを自動化・効率化できる。
    • 豊富な外部サービス連携やカスタマイズが可能。
    • 日本のサービスなので日本語サポートが手厚い。
  • 向いている用途・ユーザー:
    • フォームで収集した情報を単に集計するだけでなく、その後の業務プロセス(承認、タスク管理、情報共有など)に繋げたい企業。
    • Excelやスプレッドシートでの管理から脱却し、より高度なデータ管理・活用をしたい場合。
    • チームでの情報共有や共同作業を効率化したい場合。
  • 主な機能: フォーム作成機能はkintoneアプリ作成機能の一部として提供。多様な質問形式、条件分岐、ファイル添付、アクセス権限設定、通知機能、データ集計・グラフ表示、他kintoneアプリとの連携、外部サービス連携など。
  • 料金プラン: 基本的に有料。無料トライアルあり。
    • ライトコース: 月額7,800円/ユーザー~。基本的なアプリ作成、フォーム機能、データ管理・共有。
    • スタンダードコース: 月額15,000円/ユーザー~。ライトコースの機能に加え、外部サービス連携(API含む)、JavaScript/CSSカスタマイズなど高度な機能。
    • ※最低5ユーザーから契約可能。価格は税別表記の可能性があります。
  • 使いやすさ: kintoneのUIは分かりやすく、ノーコードでのアプリ作成は比較的容易。ただし、フォーム単体ツールよりは学習コストがかかる場合がある。
  • メリット:
    • フォームで収集したデータを活用した業務改善を強力にサポート。
    • データの蓄積・管理・共有・活用が非常にスムーズ。
    • 日本のサービスなのでサポートが充実。
    • 拡張性・柔軟性が高い。
  • デメリット:
    • フォーム作成単体としてはオーバースペックで、価格も他のツールより高め(ユーザー課金制)。
    • あくまで業務システムの一部であり、単にウェブサイトに埋め込む簡易的なフォームとしては導入ハードルが高い。
    • 無料プランはなく、利用には有料契約が必要(無料トライアルはあり)。
  • 総合評価: フォーム作成を入り口として、社内の情報共有や業務プロセス全体を改善したいと考えている企業向けのツール。単なるフォーム作成ツールではなく、業務システムとして捉えるべき。

その他のツール:

  • Wufoo: 海外の老舗フォーム作成ツール。有料プランが中心だが、無料トライアルがある。デザイン性が高く、多機能。
  • Formstack: 海外の多機能フォーム作成ツール。セキュリティやコンプライアンス(HIPAA対応など)に強く、エンタープライズ向けの機能が充実している。無料トライアルあり。
  • Fastcode (株式会社エフエーアイ): 日本のフォーム作成ツール。豊富なテンプレートと簡単な操作性が特徴。無料プランあり。

ツールの選定サマリー:

  • とにかく無料で手軽に始めたい、基本的な機能で十分: Google フォーム, Microsoft Forms (M365ユーザー向け), SurveyCake (回答数無制限)
  • デザイン性の高いフォームを作成したい、ユーザー体験を重視したい: Typeform, formrun, CREATIVE SURVEY (有料)
  • 高度なアンケート調査・分析を行いたい: SurveyMonkey, CREATIVE SURVEY (有料)
  • 多機能で様々な用途に対応できるツールが欲しい、連携も重視: Jotform, formrun (有料プラン)
  • マーケティング目的でリード獲得・管理を効率化したい: HubSpotフォーム, formrun (有料プラン)
  • 問い合わせ対応業務全体を効率化したい、日本語サポート重視: formrun, Tayori
  • フォームで収集したデータを業務システムとして活用したい: kintone (有料)
  • 無料版で回答数無制限が良い: SurveyCake

3. オンラインフォーム作成ツールの活用事例

フォーム作成ツールは、様々な業種や目的で活用できます。ここではいくつかの具体的な活用事例をご紹介します。

  • Webサイトに設置する問い合わせフォーム:
    • 最も一般的な活用方法。Googleフォーム、formrun、Tayoriなど、基本的な機能とデザインカスタマイズ性があれば対応可能。特にformrunやTayoriは日本のビジネス慣習に合わせた機能や問い合わせ管理機能が便利。
  • 顧客満足度アンケート:
    • サービス利用後の満足度調査など。SurveyMonkey、CREATIVE SURVEY、Typeformなどが適しています。詳細な分析機能や、回答率を高めるデザインが重要です。
  • セミナー/イベント参加登録フォーム:
    • 参加者の情報収集、定員管理、決済連携(有料の場合)。Jotform、formrunなどが決済連携に対応しており便利です。自動返信メールで参加確定や詳細情報を送れる機能も重要。
  • キャンペーン応募フォーム:
    • プレゼントキャンペーンやモニター募集など。デザイン性の高さやSNS連携機能があると効果的。Typeformやformrunなどがデザイン性に優れています。
  • 資料請求/ホワイトペーパーダウンロードフォーム:
    • リード獲得目的。氏名、会社名、メールアドレスなどの情報と引き換えに資料を提供。HubSpotフォームはCRM連携が強力で、リード情報を自動で管理できるためマーケティングに最適です。自動返信メールで資料ダウンロードURLを送付する機能も必須。
  • 採用応募フォーム:
    • 履歴書や職務経歴書のファイル添付機能、詳細な職務経歴や自己PRの入力欄が必要。Jotformやformrunなどがファイル添付に対応しています。収集した応募者情報の管理機能や、承認ワークフローがあると採用プロセスがスムーズになります。
  • 社内アンケート/意見収集:
    • 従業員満足度調査、研修後のフィードバック、アイデア募集など。GoogleフォームやMicrosoft Formsなど、手軽に使える無料ツールで十分な場合が多いです。匿名回答設定ができると、率直な意見を集めやすくなります。
  • オンライン注文/決済フォーム:
    • 簡単な商品の販売やサービスの申し込み受付。決済機能連携(Stripe, PayPalなど)が必須。Jotformや、EC機能を持つ一部のツールなどが対応しています。
  • 診断/クイズフォーム:
    • ユーザーの回答に基づいて診断結果やスコアを表示。複雑な条件分岐ロジックや結果表示機能が必要。TypeformやJotformなどが適しています。エンゲージメントを高めるマーケティング施策として活用できます。
  • パートナー/代理店登録フォーム:
    • 詳細な企業情報や担当者情報、業務内容などの入力が必要。ファイル添付や条件分岐、入力内容の確認・承認フローなどが必要になる場合が多いです。Jotformやkintoneなどが適しています。

これらの事例のように、目的に応じて必要な機能や最適なツールは異なります。あなたの目的や状況を明確にし、それに合ったツールを選びましょう。

4. よくある質問 (FAQ)

Q1. 無料ツールだけで十分ですか?

A1. 用途によります。
* 問い合わせフォーム(小規模): 月間回答数が少ない、複雑な機能(決済、外部連携など)が不要であれば、Googleフォームや無料版のformrunなどで十分な場合があります。
* 簡単なアンケート: 質問数が少ない、回答数が少ない、詳細な分析が不要であれば、Googleフォームや無料版のSurveyMonkey、無料版のSurveyCakeなどで対応できます。
* 個人利用や一時的な利用: 無料ツールで問題ないケースが多いです。

一方、以下のような場合は無料ツールでは制限があり、有料ツールまたは有料プランの検討が必要になります。
* 月間の回答数が多い: 無料版では回答数に上限があるツールが多いです。
* 高度な機能が必要: 条件分岐、決済連携、豊富な外部サービス連携、承認ワークフロー、高度なデータ分析などが必要な場合。
* ブランディングを統一したい: ツールのロゴ表示を消したい場合。
* 手厚いサポートが必要: 無料版ではサポートが限定的です。
* セキュリティをより重視したい: 有料プランではセキュリティ機能やサポートが強化される場合があります。
* チームで利用したい: 共同編集や権限管理機能は有料プランで提供されることが多いです。

まずは無料ツールで試してみて、もし制限や機能不足を感じたら、有料プランや他のツールを検討するのが良いでしょう。

Q2. セキュリティは大丈夫ですか?

A2. 多くのフォーム作成ツールは、フォーム送信時のSSL暗号化に対応しています。これは最低限のセキュリティ対策です。
しかし、個人情報や機密情報を扱う場合は、SSLだけでなく以下の点も確認しましょう。
* データ保存場所と管理体制: フォームで収集したデータがどこに、どのように保管されているか。ツール提供元のプライバシーポリシーやセキュリティに関する情報を確認しましょう。ISMS認証などの第三者認証を取得しているかも信頼性の指標になります。
* ツールの実績と評判: 長く運営されており、セキュリティに関する大きな問題が発生していないツールは信頼性が高いと言えます。
* 法規制対応: GDPR(欧州)やCCPA(カリフォルニア州)など、関連するプライバシー保護法に対応しているかも確認します(日本の個人情報保護法への対応も)。

無料ツールでもSSL暗号化はされていますが、保存データの管理体制など、より厳格なセキュリティ要件がある場合は有料ツールやエンタープライズ向けのツールを検討するのがおすすめです。

Q3. デザインの自由度はどのくらいありますか?

A3. ツールによって大きく異なります。
* Googleフォーム、Microsoft Forms: 基本的なテーマ選択や背景画像の変更、フォントの変更などは可能ですが、凝ったデザインやブランドイメージに完璧に合わせたカスタマイズは難しいです。ツールのブランディングが表示されるのが一般的です。
* Typeform, formrun, CREATIVE SURVEY: デザイン性の高さが売りのツールで、色、フォント、背景画像、レイアウトなどを詳細にカスタマイズできます。ロゴの挿入や、有料プランではツールのブランディングを非表示にすることも可能です。CSSを適用できるツールもあります。
* Jotform: 豊富なテンプレートがあり、それらをベースにカスタマイズできます。デザインの自由度は比較的高いです。

デザインを重視する場合は、Typeformやformrun、CREATIVE SURVEYなどを検討しましょう。無料版ではデザインのカスタマイズに制限がある場合が多いので注意が必要です。

Q4. スマホ対応は必須ですか?

A4. ほとんどのケースで必須です。今日のウェブサイト訪問者やフォーム回答者の多くはスマートフォンを利用しています。スマホからアクセスした際にフォームが見にくかったり、入力しにくかったりすると、回答率が著しく低下します。
「レスポンシブデザイン」に対応しているツールであれば、PC、スマホ、タブレットなど、様々なデバイスの画面サイズに合わせてフォームが自動的に最適化されるため、どのデバイスからでも快適に入力できます。
今回ご紹介した主要なツールは、基本的にレスポンシブデザインに対応しています。ツールを選ぶ際は、デモフォームなどで実際の表示を確認することをおすすめします。

Q5. どのツールを選べば良いか分かりません。

A5. まずは以下の3つのステップで考えてみましょう。

  1. 何のためにフォームを作成しますか? (目的・用途を明確にする)
    • 例: お問い合わせ対応、アンケート調査、イベント参加登録、商品注文受付、資料請求、採用応募など。
  2. その目的のために最低限必要な機能は何ですか? (必須機能をリストアップ)
    • 例: ファイル添付、条件分岐、決済連携、CRM連携、自動返信メール、データ集計、共同編集など。
  3. 予算はどのくらいですか? (無料または有料)
    • まずは無料で試したいか、最初からある程度の費用をかけても高機能なものが欲しいか。

これらの情報が整理できたら、この記事の「選び方」と「おすすめツール」の項目を見返してください。

  • 無料かつ基本的な機能で十分なら → Googleフォーム、Microsoft Forms、SurveyCake
  • 問い合わせ対応と管理を効率化したい(日本語)→ formrun、Tayori
  • デザイン性の高いフォームでユーザー体験を重視したい → Typeform、formrun
  • 本格的なアンケート調査・分析をしたい → SurveyMonkey、CREATIVE SURVEY
  • 多機能で幅広い用途に対応したい、連携も重視 → Jotform、formrun
  • マーケティングでのリード獲得・管理を重視 → HubSpotフォーム、formrun
  • フォームを入り口に業務プロセス全体を改善したい → kintone

無料トライアルや無料プランがあるツールで実際にフォームを作成してみて、操作性や機能があなたの要件を満たすか確認するのが最も確実な方法です。いくつかのツールを比較検討し、あなたの目的に最適なツールを見つけてください。

5. まとめ:目的に合ったツール選びが成功の鍵

オンラインフォーム作成ツールは、ウェブサイトの重要な機能を簡単かつ効率的に実現するための強力な味方です。適切に活用することで、顧客からの問い合わせ対応の効率化、精度の高いアンケート調査による顧客理解の深化、イベント参加者のスムーズな管理、オンラインでの商品販売など、様々なビジネス目標の達成に貢献します。

しかし、数多くのツールの中から最適な一つを選ぶのは容易ではありません。この記事で解説したように、ツール選びで最も重要なのは「目的・用途を明確にする」ことです。どんな種類のフォームが必要で、そのためにはどのような機能が必須なのかを具体的に洗い出すことから始めましょう。

次に、洗い出した要件を満たすツールの中から、使いやすさ、料金プラン、セキュリティ、サポート体制などを比較検討します。無料プランや無料トライアルを活用して、実際にツールを触ってみることを強くおすすめします。操作性やデザイン、必要な機能が本当に備わっているかなど、体験してみなければ分からない部分が多くあります。

GoogleフォームやMicrosoft Formsのような手軽で無料のツールは、多くの基本的な用途で十分な機能を提供します。一方、Typeformのようなデザイン性の高いツール、SurveyMonkeyのような本格的なアンケートツール、Jotformのような多機能ツール、そしてformrunやTayori、kintoneのような日本のビジネスニーズに寄り添ったツールなど、それぞれに強みがあります。

この記事でご紹介した情報が、あなたがオンラインフォーム作成ツールを選ぶ上での一助となれば幸いです。あなたの目的と予算に最適なツールを見つけ、効果的なオンラインフォームを作成してください。適切なツールを選ぶことが、ウェブサイトやビジネスの成功に繋がる重要なステップとなるでしょう。


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