Google スライドとは?使い方やメリットを徹底解説

Google スライドとは?使い方やメリットを徹底解説

はじめに

プレゼンテーション資料の作成は、ビジネスシーンはもちろん、教育現場やプライベートなど、さまざまな場面で求められます。企画の説明、会議での発表、授業での資料提示、イベントでの紹介など、視覚的に分かりやすく情報を伝えることは、相手の理解を深め、目的達成のために非常に重要です。

これまで、プレゼンテーション資料作成ツールといえば、Microsoft PowerPointがその代表格でした。しかし近年、インターネット環境とクラウドコンピューティングの普及により、新たな選択肢として注目を集めているのが「Google スライド」です。

Google スライドは、Googleが提供する無料のプレゼンテーション作成ツールで、Google ドライブなどのGoogle Workspace(旧称:G Suite)に含まれるサービスの一つです。PowerPointと同様に、スライドを作成し、テキスト、画像、図形、グラフ、動画などを挿入して、視覚的に魅力的な資料を作ることができます。

しかし、Google スライドの真価は、その「クラウドベース」である点と、強力な「共同編集」機能にあります。インターネット環境さえあれば、どのデバイスからでも自分の資料にアクセスでき、複数のメンバーと同時に一つの資料を編集することが可能です。これは、従来のデスクトップアプリケーションにはない、革新的な特徴と言えるでしょう。

「Google スライドに興味があるけど、PowerPointとどう違うの?」「具体的な使い方を知りたい」「どんなメリットがあるの?」――この記事は、そんな疑問をお持ちの方のために、Google スライドの基本から応用、そしてそのメリットを徹底的に解説することを目的としています。

本記事を読み終える頃には、Google スライドがどのようなツールで、どのように使えば効果的なプレゼンテーション資料を作成・共有できるのか、そしてGoogle スライドを選ぶことの利点が何かを深く理解できるはずです。ぜひ、最後までお読みいただき、日々のプレゼンテーション資料作成にGoogle スライドを役立ててください。

Google スライドとは? 基本を理解する

Google スライドの定義と位置づけ

Google スライド(Google Slides)は、Googleが開発・提供するプレゼンテーション資料作成アプリケーションです。これは、Google Workspace(旧称:G Suite)と呼ばれるクラウドベースのビジネス向け生産性向上ツールのスイートに含まれる主要なアプリケーションの一つです。Google Workspaceには、Google ドキュメント(文書作成)、Google スプレッドシート(表計算)、Google フォーム(アンケート作成)、Google Meet(ビデオ会議)、Gmail(メール)などがあり、Google スライドもこれらと密接に連携して利用できます。

Google スライドは、インターネットブラウザ上で動作する「ウェブアプリケーション」として設計されています。特定のソフトウェアをPCにインストールする必要がなく、Googleアカウントがあれば、ウェブブラウザを開いてGoogle スライドのサイトにアクセスするだけで利用を開始できます。また、スマートフォンやタブレット向けのモバイルアプリも提供されており、デバイスの種類を問わず利用できる点も特徴です。

作成されたプレゼンテーション資料は、自動的にGoogle ドライブに保存されます。Google ドライブは、Googleが提供するクラウドストレージサービスであり、ユーザーは自身のGoogleアカウントに関連付けられたストレージ容量内に、作成したGoogle スライドファイル(.gslides形式)を保存・管理できます。これにより、物理的なPCのハードドライブに依存せず、インターネット経由でいつでもどこでも自分の資料にアクセスすることが可能になります。

主な機能概要

Google スライドは、プレゼンテーション資料を作成するために必要な基本的な機能を網羅しています。主な機能は以下の通りです。

  • スライド作成と編集: 新しいスライドを追加、複製、削除、並べ替えることができます。テキストボックス、画像、図形、線、表、グラフ、動画、音声などをスライド上に配置し、自由に編集できます。
  • デザイン設定: テーマ、背景色・画像、フォントなどを設定し、資料全体のデザインを統一できます。スライドマスター機能を使えば、共通のヘッダーやフッター、ロゴなどを簡単に設定できます。
  • アニメーションと画面切り替え: スライド内のオブジェクトにアニメーション効果を設定したり、スライドが切り替わる際のエフェクトを設定したりすることで、視覚的な動きを加えられます。
  • 共同編集: 複数のユーザーが同時に一つのプレゼンテーションファイルを閲覧・編集できます。誰がどこを編集しているかがリアルタイムで表示され、コメント機能を使ってフィードバックや意見交換を行うことも可能です。
  • プレゼンテーション実行: 作成したスライドを全画面表示で再生できます。発表者ツールを利用すれば、発表者向けのメモを表示したり、タイマーを使ったり、視聴者からの質問を受け付けたりすることも可能です。
  • 共有と公開: 作成したプレゼンテーションを他のユーザーと共有したり、ウェブサイトに埋め込んだり、PDFやPowerPoint形式などでダウンロードしたりできます。
  • 互換性: Microsoft PowerPointのファイル(.pptx)をインポートして編集したり、Google スライドのファイルをPowerPoint形式でエクスポートしたりすることが可能です。

これらの機能を、インストール不要のウェブブラウザ上で、複数人で同時に利用できる点が、Google スライドの最大の特徴であり、多くのユーザーに選ばれる理由となっています。

他のプレゼンテーションツールとの比較

Google スライドは、Microsoft PowerPointやApple Keynoteといった他のプレゼンテーションツールと比較されることがよくあります。それぞれのツールには特徴があり、利用シーンや目的に応じて最適なツールは異なります。ここでは、Google スライドが他のツールと比較してどのような特徴を持つかを見ていきましょう。

Microsoft PowerPoint

PowerPointは、長年にわたりビジネスシーンで最も広く使われてきたプレゼンテーションソフトウェアです。

  • 強み:
    • 機能が非常に豊富で高度な編集が可能。複雑なアニメーションやトランジション、図形の編集オプションなどが充実しています。
    • オフラインでの利用が基本であり、インターネット接続がない環境でも問題なく作業できます(サブスクリプション版のMicrosoft 365ではオンライン機能も強化されています)。
    • 長年の歴史があり、多くのユーザーが使い慣れています。
    • デスクトップアプリケーションとして、安定した動作が期待できます。
  • Google スライドとの比較:
    • クラウド連携と共同編集: Google スライドはクラウドベースでのリアルタイム共同編集に優れています。PowerPointもMicrosoft 365を通じて共同編集が可能ですが、Google スライドほどシームレスではないと感じるユーザーもいます。
    • 価格: Google スライドは基本的に無料(Googleアカウントがあれば利用可能)ですが、PowerPointは有料のソフトウェアまたはサブスクリプション(Microsoft 365)が必要です。
    • アクセシビリティ: Google スライドはウェブブラウザとモバイルアプリで、どのデバイスからでもアクセスできます。PowerPointは通常、特定のデバイスにインストールして使用します(Web版もありますが、機能はデスクトップ版より限定的です)。
    • 機能: 高度なデザイン機能や詳細な設定オプションではPowerPointが優れている場合があります。しかし、Google スライドも多くの一般的なニーズを満たす十分な機能を備えています。
    • ファイル形式: 互換性はありますが、複雑なデザインやアニメーションは、相互変換時に完全に再現されない可能性があります。

Apple Keynote

Keynoteは、Apple製品(Mac, iPad, iPhone)にプリインストールされているプレゼンテーションアプリケーションです。

  • 強み:
    • 洗練されたデザインテンプレートと美しいアニメーション・トランジションが豊富で、視覚的に魅力的な資料を作成しやすいです。
    • Appleデバイスとの連携がスムーズです。
    • Appleユーザーにとっては無料で利用できます。
  • Google スライドとの比較:
    • プラットフォーム: Keynoteは主にAppleデバイスに限定されます(iCloud経由でウェブ版も利用可能ですが、機能は限定的です)。Google スライドはOSやデバイスを選びません。
    • 共同編集: Keynoteも共同編集機能がありますが、Google スライドほど普及しておらず、特にApple以外のユーザーとの共同作業では課題が生じることがあります。
    • 互換性: PowerPointやGoogle スライドとの互換性はありますが、Keynote独自の美しいエフェクトなどは、他の形式に変換すると失われたり再現されなかったりすることがあります。

Google スライドの独自性

Google スライドは、これらのツールと比較して、以下の点で独自性を発揮します。

  • 圧倒的な共同編集のしやすさ: 複数のユーザーが同時にリアルタイムで編集できる機能は、チームでの資料作成において非常に強力です。
  • 完全にクラウドベース: インターネット環境さえあれば、どこからでも最新のファイルにアクセスできます。自動保存機能も備わっており、作業内容が消える心配がほとんどありません。
  • 無料での利用: 個人利用はもちろん、小規模なビジネスであれば無料のGoogleアカウントで十分な機能を利用できます。
  • Google Workspaceとの連携: Google ドキュメント、スプレッドシート、フォーム、Meetなど、他のGoogleサービスとの連携がスムーズで、これらのツールを日常的に利用しているユーザーにとっては非常に便利です。

どのツールを選択するかは、必要な機能、利用環境、予算、そして共同作業の頻度などを考慮して決定するのが良いでしょう。チームでの共同作業や、デバイスを選ばずにどこでも作業したいといったニーズには、Google スライドが非常に適しています。

利用料金

Google スライドは、基本的に無料で利用できます。

  • 個人利用: Googleアカウントを持っていれば、誰でも無料でGoogle スライドを利用できます。作成したプレゼンテーションファイルは、Googleアカウントに紐づくGoogle ドライブの無料ストレージ容量(通常15GB、GmailやGoogle フォトと共有)に保存されます。
  • ビジネス/教育機関利用: Google Workspaceの一部として、有料プラン(Business Starter, Business Standard, Business Plus, Enterpriseなど)でも提供されています。有料プランでは、より多くのストレージ容量、高度な管理機能、セキュリティ機能、優先サポートなどが提供されます。しかし、Google スライド自体の基本的な機能は、無料版と有料版で大きな違いはありません。共同編集や他のGoogle Workspaceアプリとの連携も、無料版である程度可能です。

このように、プレゼンテーション資料を作成・共有するだけであれば、多くの場合、無料のGoogleアカウントでGoogle スライドの機能を十分に活用できます。この「無料であること」は、特に個人や予算が限られているチームにとって、大きなメリットとなります。

Google スライドのメリット

Google スライドが多くのユーザーに選ばれるのには、さまざまなメリットがあります。ここでは、その主なメリットを詳細に解説します。

1. 無料で利用できる

Google スライドの最大の魅力の一つは、基本的に無料で利用できる点です。

  • 個人利用は完全に無料: Googleアカウントさえあれば、機能制限なくプレゼンテーションの作成、編集、共有、発表が可能です。これは、PowerPointのような有料ソフトウェアを購入する必要がないため、コストを大幅に削減できます。学生や個人ブロガー、NPOなど、予算が限られているユーザーにとって、非常に助かるポイントです。
  • ビジネス利用も無料から始められる: 小規模なチームやフリーランスであれば、無料のGoogleアカウントでもビジネス用途として十分活用できます。高度な管理機能や大容量ストレージが必要になった場合に、Google Workspaceの有料プランを検討すれば良いので、導入のハードルが非常に低いです。

ソフトウェアの購入やライセンス管理といった手間やコストがかからないため、誰でも気軽にプレゼンテーション資料の作成を始められます。

2. クラウドベースであることの利点

Google スライドは完全にクラウド上で動作します。この「クラウドベース」であるという特性は、多くの利点をもたらします。

  • どこからでもアクセス: インターネットに接続できる環境であれば、自宅のPC、職場のPC、外出先のカフェのPC、あるいはスマートフォンやタブレットなど、どんなデバイスからでも自分のGoogleアカウントにログインすることで、作成したプレゼンテーションファイルにアクセスできます。
    • 例: 自宅で資料の構成だけ考え、通勤中にスマホでテキストを追記し、職場でPCを使ってデザインを整える、といった柔軟な働き方が可能です。
  • デバイス非依存: 特定のOSやデバイスに縛られません。Windows、macOS、ChromeOS、LinuxといったPCのOSはもちろん、iOSやAndroidのモバイルデバイスでも利用できます。これにより、チームメンバーが異なるデバイスを使っていても、同じツールで作業ができます。
  • 自動保存: 編集内容は常に自動的にGoogle ドライブに保存されます。数分ごとに、あるいは重要な変更を加えるたびに自動で保存されるため、突然のクラッシュや停電などで作業内容が消えてしまうリスクを大幅に軽減できます。自分で頻繁に「保存」ボタンを押す必要はありません。

3. 共同編集機能の強力さ

Google スライドの共同編集機能は非常に優れており、チームでの資料作成において絶大な威力を発揮します。

  • リアルタイム共同編集: 複数のユーザーが同時に一つのプレゼンテーションファイルを開き、リアルタイムで編集できます。誰がどのスライドを編集しているか、あるいはどのテキストを選択しているかなどがカーソルや名前で表示されるため、他のメンバーの作業状況を把握しながら作業を進められます。
    • 利用シーン: 会議中に議題ごとに担当者がリアルタイムで資料を修正・追記する、チームメンバーで分担してスライドを作成し、効率的に全体の完成度を高める、といった使い方が可能です。
  • コメント機能: スライド全体や特定のオブジェクト(テキストボックス、画像など)に対してコメントを残すことができます。質問をしたり、フィードバックを送ったり、修正指示を出したりと、非同期でのコミュニケーションにも役立ちます。コメントに返信したり、問題が解決したら「解決済み」としてマークしたりすることもできます。
  • 編集履歴: 誰が、いつ、どのような編集を行ったかを詳細に確認できます。過去の任意のバージョンに戻すことも可能です。誤って重要な内容を削除してしまったり、意図しない変更が加えられてしまったりした場合でも、簡単に元の状態に戻すことができます。共同作業におけるトレーサビリティが高まります。

これらの機能により、メールでのファイル添付やバージョン管理の煩わしさから解放され、チームでの生産性が飛躍的に向上します。

4. 互換性の高さ

Google スライドは、広く普及しているMicrosoft PowerPointのファイル形式(.pptx)との高い互換性を持っています。

  • PowerPointファイルのインポート: 既存のPowerPointファイルをGoogle スライドにアップロードして編集できます。これにより、これまでの資産を無駄にすることなく、Google スライド環境に移行したり、Google スライドの共同編集機能を利用したりすることが可能になります。
  • PowerPoint形式でのエクスポート: Google スライドで作成した資料をPowerPoint形式でダウンロードできます。これは、Google スライドを使っていない相手にファイルを送る必要がある場合や、オフラインでの発表のためにPowerPoint形式のファイルが必要な場合に非常に便利です。
  • その他の形式: PDF、JPG、PNG、SVG、TXT形式など、さまざまな形式でファイルをエクスポートすることも可能です。

ただし、高度なアニメーション効果や複雑な図形描画などは、相互変換時に完全に再現されない可能性がある点には注意が必要です。一般的なテキスト、画像、図形、グラフ、基本的なアニメーションなどは問題なく互換性があります。

5. 多様なテンプレートとデザインオプション

プレゼンテーションのデザインは、内容の伝わりやすさや印象に大きく影響します。Google スライドは、デザインをサポートする機能が豊富です。

  • 豊富な標準テンプレート: 新規作成時に、ビジネス、教育、個人的な用途など、さまざまな目的に合わせたデザインテンプレートが用意されています。これらのテンプレートを利用することで、デザインに自信がない人でも、プロフェッショナルで見栄えの良い資料を簡単に作成できます。
  • テーマ機能: 一度テーマを適用すれば、スライド全体の配色、フォント、レイアウトスタイルなどが統一されます。途中でテーマを変更することも容易で、資料全体の雰囲気を短時間でガラッと変えられます。
  • カスタマイズオプション: 標準のテンプレートやテーマだけでなく、背景の画像や色、フォント、テキストボックスや図形のスタイル、マスターを使ったレイアウトなど、細部にわたるデザインのカスタマイズが可能です。オリジナリティあふれる資料を作成できます。

6. 豊富な機能と拡張性

Google スライドは、基本機能だけでも十分強力ですが、さらに機能を拡張できる仕組みも持っています。

  • 多様なメディア挿入: テキストや画像はもちろん、YouTube動画やGoogle ドライブに保存した動画・音声ファイルを簡単に挿入できます。これにより、よりインタラクティブで魅力的なプレゼンテーションを作成できます。
  • Google Workspace連携: Google スプレッドシートで作成したグラフを挿入し、元のスプレッドシートのデータを変更するとスライド上のグラフも更新されるように連携させたり、Google ドキュメントからテキストをコピー&ペーストしたりと、他のGoogle Workspaceアプリとの連携がスムーズです。Google Keepでメモしておいた内容をスライドに貼り付けるといった使い方もできます。
  • アドオン: Google スライドには、サードパーティの開発者が提供する機能拡張「アドオン」をインストールして利用できます。例えば、高品質なフリー画像を簡単に見つけて挿入できるアドオン、複雑な図形やフローチャートを作成できるアドオンなどがあり、Google スライドの機能をさらに高めることができます。

7. 自動保存とバージョン履歴

前述のクラウドベースであることの利点とも関連しますが、自動保存とバージョン履歴は、特に共同編集や長時間の作業において、非常に重要なメリットです。

  • 自動保存: 編集内容がリアルタイムに、かつ自動的に保存されるため、「保存し忘れてデータが消えた」という悲劇を防げます。
  • バージョン履歴: ファイルが作成されてからのすべての編集履歴が記録されています。誰が、いつ、どのスライドのどの部分を変更したかを詳細に確認できます。また、過去の任意の時点のバージョンを選択し、その状態にファイルを復元することも可能です。
    • 利用シーン: 共同編集で他のメンバーが誤って内容を削除してしまった場合、簡単にその部分を復元できます。過去の状態と比較して、変更点を確認することも可能です。

8. 発表者ツールの便利さ

Google スライドには、プレゼンテーションをよりスムーズに行うための便利な「発表者ツール」が搭載されています。

  • 発表者用画面: 発表者には、聴衆に見えているスライドとは別に、発表者用のウィンドウが表示されます。ここには、現在のスライド、次のスライドのプレビュー、そして各スライドに付けた発表者向けのメモが表示されます。これにより、手元の画面でメモを確認しながら、聴衆に資料を見せることができます。
  • タイマー: 発表時間を管理するためのタイマー機能が付いています。持ち時間を気にしながら、時間通りに発表を進めるのに役立ちます。
  • オーディエンスQ&A: 発表中に聴衆から質問をリアルタイムで受け付けることができる機能です。聴衆はスマートフォンなどからウェブ経由で質問を投稿でき、発表者は発表者ツール上で質問を確認し、回答することができます。
  • レーザーポインター: 発表者ツールの画面上でカーソルをレーザーポインターのように表示させることができます。

これらのツールを活用することで、落ち着いて、効果的に発表を行うことができます。

9. オフラインでの利用可能性

Google スライドは基本的にオンラインツールですが、事前の設定を行っておけば、オフライン環境でも一部の機能を利用して作業を続けることが可能です。

  • オフラインアクセス設定: Google ドライブの設定で「オフラインアクセス」を有効にしておくことで、最近開いたGoogle ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルをオフラインで編集できるようになります。
  • オフラインでの作業: オフライン中もファイルの閲覧、編集、新規作成が可能です。ただし、オンラインが必要な機能(画像検索、アドオンの利用、共同編集者の招待など)は利用できません。
  • オンライン時の同期: インターネットに再接続すると、オフライン中に加えた変更が自動的にGoogle ドライブ上のファイルに同期されます。

この機能により、インターネット環境が不安定な場所や、移動中でも作業を中断することなくプレゼンテーション作成を進めることができます。

10. セキュリティと管理

Google スライドは、GoogleアカウントおよびGoogle Workspaceの強固なセキュリティ基盤の上で提供されています。

  • Googleアカウントセキュリティ: 二段階認証プロセスなど、Googleアカウント自体のセキュリティ設定を強化することで、不正アクセスからファイルを保護できます。
  • アクセス権限管理: ファイルの共有設定において、誰にどのような権限(閲覧のみ、コメント可能、編集可能)を与えるかを細かく設定できます。意図しない相手に重要な資料を見られるリスクを管理できます。
  • 管理者機能(Google Workspace有料版): 有料版のGoogle Workspaceでは、管理者が組織内のファイルの共有設定やセキュリティポリシーを一元管理できます。組織全体の情報セキュリティレベルを維持するのに役立ちます。
  • 暗号化: Google ドライブに保存されるファイルは、Googleのインフラストラクチャ上で暗号化されて保存されます。

このように、Google スライドは、個人利用からビジネス利用まで、さまざまなレベルのセキュリティニーズに対応しています。ただし、共有設定ミスによる情報漏洩はユーザー側の責任となるため、共有する際には権限設定を慎重に行うことが重要です。

Google スライドの使い方

ここからは、実際にGoogle スライドを使ってプレゼンテーション資料を作成・編集・発表する方法を具体的に解説していきます。

始める前に

Google スライドを利用するには、まずGoogleアカウントが必要です。
もしお持ちでない場合は、Googleアカウント作成ページから無料で作成できます。

新しいプレゼンテーションを作成する

新しいプレゼンテーションを作成するには、いくつかの方法があります。

  1. Google ドライブから作成する:

    • Google ドライブ(drive.google.com)にアクセスします。
    • 左上の「+ 新規」ボタンをクリックします。
    • ドロップダウンメニューから「Google スライド」を選択します。
    • 「空白のプレゼンテーション」または「テンプレートから」を選択します。
  2. Google スライドホームから作成する:

    • Google スライドのホーム画面(slides.google.com)にアクセスします。
    • 上部に表示される「新しいプレゼンテーションを作成」の下にある「空白」を選択するか、利用したいテンプレートを選択します。

どちらの方法でも、新しいプレゼンテーションの編集画面が開きます。

基本操作

編集画面を開くと、中央に現在のスライド、左側にスライド一覧、上部にメニューバーとツールバーが表示されます。

スライドの追加、複製、削除、並べ替え
  • 追加: 左側のスライド一覧で、新しいスライドを追加したい場所の次のスライドを選択し、Enterキーを押すか、ツールバーの「+」ボタンをクリックします。または、スライドを選択して右クリックし、「新しいスライド」を選択します。
  • 複製: スライド一覧で複製したいスライドを選択し、右クリックして「スライドを複製」を選択します。
  • 削除: スライド一覧で削除したいスライドを選択し、DeleteキーまたはBackspaceキーを押すか、右クリックして「スライドを削除」を選択します。
  • 並べ替え: スライド一覧でスライドをドラッグ&ドロップして、好きな位置に移動させます。
テキストボックスの挿入と編集
  • 挿入: ツールバーの「テキストボックスを挿入」アイコン(Tのマーク)をクリックし、スライド上でテキストボックスを配置したい場所をドラッグして範囲を指定します。
  • 編集:
    • テキストボックスをクリックしてカーソルを表示させ、文字を入力します。
    • テキストを選択すると、ツールバーにフォント、文字サイズ、太字、斜体、下線、文字色、ハイライト色、配置(左揃え、中央揃え、右揃え、均等割り付け)、行間、箇条書き/段落番号、インデントなどのオプションが表示されます。これらを使ってテキストの書式を設定します。
    • テキストボックスを選択した状態で、サイズ変更ハンドル(四角や丸のマーク)をドラッグしてサイズを変更したり、回転ハンドル(丸い矢印)をドラッグして回転させたりできます。
    • 右クリックまたはメニューバーの「書式」>「書式オプション」を選択すると、テキストボックスの詳細な設定(サイズ、回転、位置、テキストのサイズ調整、影、反射など)を行うことができます。
画像の挿入と編集
  • 挿入: メニューバーの「挿入」>「画像」を選択します。以下の方法で画像を挿入できます。
    • 「パソコンからアップロード」:お使いのPCに保存されている画像ファイルを挿入します。
    • 「ウェブを検索」:Google検索を使って画像を検索し、挿入します。商用利用可能な画像に限定して検索することもできます。
    • 「ドライブ」:Google ドライブに保存されている画像を挿入します。
    • 「フォト」:Google フォトに保存されている画像を挿入します。
    • 「URL」:画像のURLを指定して挿入します。
    • 「カメラ」:お使いのデバイスのカメラで撮影した画像を挿入します。
  • 編集:
    • 画像を挿入すると、サイズ変更ハンドルをドラッグしてサイズを変更したり、回転ハンドルで回転させたりできます。Shiftキーを押しながらサイズ変更すると、縦横比を維持したまま拡大縮小できます。
    • 画像をダブルクリックするか、ツールバーの「画像を切り抜く」アイコンをクリックすると、画像を切り抜くことができます。ハンドルをドラッグして切り抜き範囲を調整します。
    • 画像を右クリックまたはツールバーの「書式オプション」を選択すると、サイズ、回転、位置、色の調整(透明度、明るさ、コントラスト)、ドロップシャドウ、反射などの詳細設定ができます。
    • 画像を右クリックし、「画像をマスク」を選択すると、図形の形で画像を切り抜くことができます。様々な図形が用意されています。
図形の挿入と編集
  • 挿入: ツールバーの「図形」アイコンをクリックし、図形、矢印、吹き出し、計算式の中から挿入したいカテゴリを選択し、さらに具体的な図形を選びます。スライド上でドラッグして図形を配置します。
  • 編集:
    • 図形を挿入すると、サイズ変更ハンドルでサイズ変更、回転ハンドルで回転できます。
    • 図形を選択した状態で、ツールバーの「塗りつぶしの色」(バケツのアイコン)や「枠線の色」(ペンのアイコン)、枠線の太さ、枠線の種類(点線など)を変更できます。
    • 図形をダブルクリックすると、図形の中にテキストを入力できます。入力したテキストの書式設定は、テキストボックスと同様に行えます。
    • 図形を右クリックまたはメニューバーの「書式」>「書式オプション」を選択すると、サイズ、回転、位置、ドロップシャドウ、反射などの詳細設定ができます。
    • 複数の図形を選択した状態で右クリックすると、「グループ化」や「順序」(最前面へ移動、最背面へ移動など)といったオブジェクトの配置に関する操作が行えます。
表の挿入と編集
  • 挿入: メニューバーの「挿入」>「表」を選択し、行と列の数を指定します(最大20×20)。
  • 編集:
    • 表を選択すると、表のサイズ変更や移動ができます。
    • 表内のセルを選択し、テキストを入力できます。テキストの書式設定はテキストボックスと同様です。
    • セルを右クリックすると、行や列の挿入/削除、セルの結合/分割、セルの背景色、枠線の色/太さ/種類などのオプションが表示されます。
    • 表全体を選択すると、ツールバーや書式オプションから、表全体の枠線のスタイルやセルの余白などを設定できます。
グラフの挿入と編集
  • 挿入: メニューバーの「挿入」>「グラフ」を選択し、グラフの種類(棒グラフ、縦棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ)を選択します。
  • 編集:
    • グラフを挿入すると、Google スプレッドシートにグラフデータが作成され、自動的にスライドにリンクされます。
    • グラフを選択した状態で、右上にある「リンクされているグラフのオプション」アイコンをクリックし、「ソースを開く」を選択すると、データが入力されたスプレッドシートが開きます。このスプレッドシート上でデータを編集すると、スライド上のグラフも更新されます。
    • 「グラフを編集」を選択すると、スライド上でグラフの基本的なスタイルや色の変更などができます。
    • 「リンクを解除」を選択すると、スプレッドシートとの連携が解除され、グラフは単なる図形として扱われるようになります。
動画・音声の挿入
  • 動画の挿入: メニューバーの「挿入」>「動画」を選択します。以下の方法で動画を挿入できます。
    • 「YouTubeを検索」:YouTube動画を検索して挿入します。
    • 「URL」:YouTubeまたはGoogle ドライブの動画のURLを指定して挿入します。
    • 「Google ドライブ」:Google ドライブに保存されている動画ファイルを挿入します。
    • 挿入した動画を選択すると、右クリックまたは「書式オプション」から「再生オプション」を設定できます(クリック時、自動、手動で再生するかどうか、停止するタイミング、音量など)。
  • 音声の挿入: メニューバーの「挿入」>「音声」を選択します。Google ドライブに保存されている音声ファイルを挿入できます。
    • 挿入した音声ファイルを選択すると、「書式オプション」から「再生オプション」を設定できます(クリック時、自動で再生するかどうか、停止するタイミング、ループ再生など)。
背景の設定
  • 設定: メニューバーの「スライド」>「背景を変更」を選択します。
  • オプション:
    • 「色」:単色またはグラデーションを選択します。
    • 「画像」:画像を背景として設定します(アップロード、ウェブ検索、ドライブ、フォト、URL、カメラから選択)。
    • 背景設定を「レイアウトに追加」にチェックを入れると、そのレイアウトを使用するすべてのスライドに同じ背景が適用されます。
テーマの適用とカスタマイズ
  • 適用: 新規作成時、またはメニューバーの「スライド」>「テーマを変更」からテーマを選択します。右側にテーマのリストが表示されるので、クリックして適用します。
  • カスタマイズ: テーマを適用した後でも、個別のスライドの背景や、スライドマスターを使ってテーマの一部(フォント、配色、レイアウト)をカスタマイズできます。
レイアウトの変更
  • 変更: スライド一覧でスライドを選択し、ツールバーの「レイアウト」アイコンをクリックし、使用したいレイアウトを選択します。
  • 用意されているレイアウト(タイトルスライド、セクション見出し、タイトルと本文など)の中から、スライドの内容に合ったものを選びます。
マスターの編集
  • 編集: メニューバーの「表示」>「マスター」を選択します。
  • マスター編集画面では、プレゼンテーション全体または特定のレイアウトに共通する要素(ロゴ、ヘッダー、フッター、ページ番号、共通の背景、フォントスタイルなど)を設定できます。ここで変更した内容は、そのマスターやレイアウトを使用しているすべてのスライドに反映されます。資料全体のデザインを統一し、効率的に編集するために非常に役立ちます。編集が終わったら、右上の「×」ボタンまたは「テーマの編集を閉じる」をクリックしてマスター編集画面を閉じます。

アニメーションと画面切り替え

視覚的な動きを加えることで、プレゼンテーションをよりダイナミックに、聴衆の注意を引きつけるものにできます。

オブジェクトのアニメーション設定
  • 設定: アニメーションを付けたいオブジェクト(テキストボックス、画像、図形など)を選択し、メニューバーの「挿入」>「アニメーション」を選択するか、右クリックして「アニメーション」を選択します。右側に「アニメーション」設定パネルが表示されます。
  • 追加: パネル下部の「アニメーションを追加」ボタンをクリックします。
  • 種類: ドロップダウンメニューからアニメーションの種類を選択します(例: フェードイン、スライドイン、ズームイン、回転など)。
  • 開始条件: アニメーションが開始される条件を選択します(例: クリック時、前のオブジェクトの後、前のアニメーションと同時)。
  • 速度: スライダーを操作してアニメーションの速度を設定します。
  • 順序: 設定した複数のアニメーションはリスト形式で表示されます。ドラッグ&ドロップでアニメーションの実行順序を並べ替えたり、設定を変更したりできます。
  • 再生: パネル下部の「再生」ボタンをクリックすると、現在設定されているアニメーションのプレビューを確認できます。
スライド間の画面切り替え設定
  • 設定: スライド一覧で画面切り替えを設定したいスライドを選択します(複数のスライドをまとめて選択することも可能)。メニューバーの「スライド」>「画面切り替え」を選択するか、右側の「アニメーション」パネル上部の「画面切り替え」タブを選択します。
  • 種類: ドロップダウンメニューから画面切り替えの種類を選択します(例: なし、溶解、フェード、スライド、ギャラリー、キューブ、フリップ)。
  • 速度: スライダーを操作して画面切り替えの速度を設定します。
  • すべてのスライドに適用: 現在設定している画面切り替え効果を、すべてのスライドに適用したい場合は、「すべてのスライドに適用」ボタンをクリックします。
  • 再生: パネル下部の「再生」ボタンをクリックすると、現在のスライドからの画面切り替えのプレビューを確認できます。

アニメーションや画面切り替えは、効果的に使うことで資料の理解を助け、聴衆の興味を引きますが、多用しすぎると逆に見づらくなることもあるため、控えめに、目的に合わせて使用することが推奨されます。

共同編集

Google スライドの最大の強みの一つである共同編集機能の使い方です。

共有方法
  • 共有ダイアログ: プレゼンテーションファイルを開き、右上の「共有」ボタンをクリックします。
  • 特定ユーザーへの共有:
    • 共有したい相手のGoogleアカウントのメールアドレスを入力します。
    • 入力欄の右側にある権限設定ドロップダウンメニューから、そのユーザーに与える権限を選択します。
      • 閲覧者: ファイルを見ることはできますが、編集やコメントはできません。
      • コメント投稿者: ファイルを見ることができ、コメントを追加したり返信したりできますが、ファイルの内容を直接編集することはできません。
      • 編集者: ファイルのすべての内容を閲覧、編集、コメント、さらには他のユーザーとの共有設定の変更も可能です。
    • 必要であればメッセージを添えて、「送信」ボタンをクリックします。相手に共有通知メールが送信されます。
  • リンク共有:
    • 共有ダイアログの下部にある「リンクを取得」セクションで、「制限付き」となっているドロップダウンメニューをクリックし、「リンクを知っている全員」を選択します。
    • その右側の権限設定ドロップダウンメニューで、リンクを知っている不特定多数のユーザーに与える権限(閲覧者、コメント投稿者、編集者)を選択します。
    • 「リンクをコピー」ボタンをクリックし、メールやチャットなどで共有したい相手にリンクを送信します。
    • リンク共有は便利ですが、意図しない人にファイルが見られてしまうリスクもあるため、機密性の高い資料には特定ユーザーへの共有を利用するなど、使い分けが重要です。
リアルタイム編集の仕組み

共有されたプレゼンテーションを複数の編集者が同時に開くと、それぞれの編集者のカーソルが表示され、誰がどこを編集しているのかがリアルタイムで確認できます。例えば、一人がスライド1でテキストを編集している間に、別の人がスライド2で画像を追加するといった作業が同時に行えます。

コメント機能の活用
  • コメントの追加: コメントしたいオブジェクト(テキスト、画像、図形など)を選択し、ツールバーの「コメントを追加」アイコン(吹き出しのマーク)をクリックするか、右クリックして「コメント」を選択します。右側にコメント入力欄が表示されるので、コメントを入力し、「コメント」ボタンをクリックします。
  • 特定ユーザーへの通知: コメント入力時に、@マークに続けてユーザーのメールアドレスを入力すると、そのユーザーにコメントが追加されたことが通知されます(例: @ユーザー名 修正お願いします)。
  • 返信と解決: 追加されたコメントに対して、他のユーザーは返信できます。問題が解決したり、コメントへの対応が完了したりしたら、「解決」ボタンをクリックしてコメントを閉じることができます。閉じられたコメントは非表示になりますが、コメント履歴から再度表示することも可能です。
編集履歴の確認と復元
  • 確認: メニューバーの「ファイル」>「バージョン履歴」>「バージョン履歴を表示」を選択します。右側にバージョン履歴パネルが表示され、ファイルの作成からのすべての編集履歴がタイムライン形式で表示されます。
  • 詳細表示: 各バージョンをクリックすると、その時点のファイルの状態を確認できます。誰がどの時間にどのような変更を加えたかが色分けされて表示されます。
  • 復元: 過去のバージョンを選択した状態で、上部の「このバージョンを復元」ボタンをクリックすると、その時点のファイルの状態に現在のファイルを戻すことができます。

共同編集におけるこれらの機能は、作業の透明性を高め、スムーズなコミュニケーションを促進し、万が一の際も簡単に元の状態に戻せるため、安心してチーム作業を進めることができます。

プレゼンテーションの実行

作成したプレゼンテーションを実際に発表する際の手順です。

全画面表示での再生
  • 開始: 編集画面右上の「スライドショー」ボタンをクリックします。
  • 操作:
    • 次のスライドに進むには、スペースキー、右矢印キー、下矢印キー、またはマウスの左クリックを押します。
    • 前のスライドに戻るには、左矢印キー、上矢印キー、または右クリックして「前へ」を選択します。
    • スライドショーを終了するには、Escキーを押します。
    • スライドショー中に画面上に表示されるツールバーから、ポインターの表示、Q&Aの開始、字幕のオン/オフ、設定、フルスクリーン表示の切り替えなどが行えます。
発表者ツールの活用
  • 開始: 編集画面右上の「スライドショー」ボタンの右にある逆三角形のアイコンをクリックし、「発表者ツール表示」を選択します。
  • 画面構成: スライドショーが開始されると同時に、発表者用の新しいウィンドウが開きます。このウィンドウには以下の情報が表示されます。
    • 現在のスライドと次のスライド: 聴衆に見えているスライドと、次に表示されるスライドのプレビューが表示されます。
    • 発表者向けメモ: 各スライドに付けたメモが表示されます。これらのメモは聴衆には見えません。
    • タイマー: 発表開始からの経過時間が表示されます。リセットや一時停止も可能です。
    • オーディエンスQ&A: 聴衆からの質問を受け付けたり、表示したりする機能のコントロールパネルが表示されます。
  • 利用シーン: 手元の画面でメモや次のスライドを確認しながら話せるため、落ち着いて発表できます。タイマーを使って時間配分を管理したり、Q&A機能で聴衆とのインタラクションを促進したりできます。
リモート発表 (ビデオ会議ツール連携)

Google Meetなどのビデオ会議ツールを使ってリモートで発表する場合も、Google スライドはスムーズに連携します。

  • Google Meetの画面共有機能で、Google スライドのウィンドウを選択して共有することで、参加者にスライドを見せることができます。
  • 発表者ツールも併用できるため、リモートでもメモを見ながら発表することが可能です。
  • Google MeetとGoogle スライドを同じGoogleアカウントで利用している場合、Google Meetの画面共有時に「Google スライドのプレゼンテーション」を選択すると、発表者ツールが自動的に開き、よりスムーズな発表体験が得られます。

共有とダウンロード

作成したプレゼンテーションを他の人に渡したり、異なる形式で保存したりする方法です。

他のユーザーとの共有

「共同編集」セクションで詳述した方法(特定ユーザーへの共有、リンク共有)で、他のユーザーとファイルを共有できます。これにより、ファイルの受け渡しなしに最新版を共有したり、共同で作業したりできます。

ダウンロード形式

メニューバーの「ファイル」>「ダウンロード」を選択すると、以下の形式でプレゼンテーションをダウンロードできます。

  • Microsoft PowerPoint (.pptx): PowerPointで編集したい場合や、PowerPoint環境での発表が必要な場合に選択します。
  • PDFドキュメント (.pdf): 内容を変更されたくない場合や、誰でも同じ表示で確認できるようにしたい場合に適しています。
  • プレーンテキスト (.txt): スライド上のテキスト情報のみを抽出したい場合に選択します。
  • JPEG画像 (.jpg) / PNG画像 (.png): 各スライドを画像ファイルとして保存します。
  • Scalable Vector Graphics (.svg): ベクター画像形式で保存します(一部要素のみ)。
  • Microsoft Excel形式 (.xlsx)(グラフの場合): グラフを挿入している場合に選択肢として表示され、グラフの元データをExcel形式でダウンロードできます。

これらのダウンロードオプションにより、様々な状況や目的に合わせてファイルを活用できます。

Webへの公開・埋め込み

メニューバーの「ファイル」>「共有」>「ウェブに公開」を選択すると、プレゼンテーションをウェブサイトに埋め込んだり、公開リンクとして共有したりできます。

  • 公開リンク: プレゼンテーションをウェブページとして表示するリンクが生成されます。スライドショーの自動再生やループ再生などのオプションを設定できます。
  • 埋め込みコード: プレゼンテーションをウェブサイトやブログに埋め込むためのHTMLコードが生成されます。サイズや自動再生などの設定が可能です。

これにより、不特定多数の人にプレゼンテーションを公開したり、自分のウェブサイトの一部として表示したりすることができます。

オフライン利用

インターネット接続がない環境でGoogle スライドを利用するための設定と注意点です。

オフラインアクセスの設定方法
  1. Google ドライブ(drive.google.com)にアクセスします。
  2. 右上の歯車アイコン(設定)をクリックし、「設定」を選択します。
  3. 表示された設定ウィンドウの「全般」タブにある「オフライン」の項目で、「オフライン環境でこのデバイスから Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルをオフラインで作成、編集、開く」にチェックを入れます。
  4. これで、最近開いたGoogle スライドなどのファイルが自動的にデバイスに同期され、オフラインでもアクセスできるようになります。この設定はデバイスごとに行う必要があります。
オフラインでの編集、同期
  • オフライン設定が完了していれば、インターネットに接続していない状態でも、Google ドライブを開くとオフラインで利用可能なファイルが表示され、編集することができます。
  • 新規プレゼンテーションを作成することも可能です。
  • オフライン中に加えた変更は、デバイス上に一時的に保存されます。
  • インターネットに再接続すると、これらの変更が自動的にGoogle ドライブ上のファイルに同期されます。もし同じファイルをオンラインで他の人が編集していた場合は、競合が発生することもありますが、通常は自動的に統合されるか、ユーザーに確認が求められます。
制限事項

オフライン中は、以下の機能は利用できません。

  • 新しいテンプレートの使用
  • 画像のウェブ検索やURLからの挿入
  • アドオンのインストールや利用
  • 共同編集者とのリアルタイム編集(オフライン中の編集は、次にオンラインになったときに同期されます)
  • コメントの追加や確認(オフライン中にコメントを追加しても、オンラインになるまで他のユーザーには見えず、自分自身も確認できません)
  • バージョン履歴の確認(オフライン中の編集は、オンラインになったときに一つのバージョンとして記録されます)

これらの制限はありますが、オフラインでも基本的な資料作成・編集作業ができるため、移動中などに作業を進めたい場合に非常に便利です。

アドオンの活用

Google スライドの機能をさらに拡張できるアドオンは、資料作成の効率や表現力を高めるのに役立ちます。

便利なアドオンの例
  • Unsplash/Pexels: 高品質なフリー素材写真を簡単に検索し、スライドに直接挿入できます。
  • Iconify: 様々なデザインのアイコン(フラットデザイン、マテリアルデザインなど)を検索し、挿入できます。プレゼンテーションの見栄えを向上させるのに便利です。
  • Lucidchart Diagrams for Google Slides: フローチャートや組織図、ワイヤーフレームなど、複雑な図形をGoogle スライド内で作成・挿入できます。
  • The Noun Project: 抽象的な概念や具体的なオブジェクトを表すアイコンを豊富に提供しています。
  • Paletti: プレゼンテーションの配色を決定するのに役立つカラーパレットを生成・提案してくれます。
アドオンのインストールと使い方
  1. インストール: メニューバーの「拡張機能」>「アドオン」>「アドオンを取得」を選択します。Google Workspace Marketplaceが開くので、利用したいアドオンを検索・選択し、「インストール」ボタンをクリックします。権限の許可が求められる場合があるので、内容を確認して許可します。
  2. 使い方: インストールしたアドオンは、メニューバーの「拡張機能」>「アドオン」の下に表示されます。利用したいアドオンを選択し、メニューから機能を開始します。アドオンによって使い方は異なりますが、多くの場合、サイドバーが開いて操作を行います。

アドオンを活用することで、デザイン作業を効率化したり、表現の幅を広げたりすることができます。

Google スライドをより使いこなすための応用テクニック

Google スライドの基本的な使い方をマスターしたら、さらに効率的に、そして魅力的なプレゼンテーションを作成するための応用テクニックを試してみましょう。

キーボードショートカットの活用

多くのアプリケーションと同様に、Google スライドにも便利なキーボードショートカットが用意されています。これらを活用することで、作業時間を短縮できます。

  • 新しいスライドの追加: Ctrl + M (Windows/ChromeOS) または Cmd + M (macOS)
  • スライドの複製: Ctrl + D (Windows/ChromeOS) または Cmd + D (macOS)
  • コピー: Ctrl + C (Windows/ChromeOS) または Cmd + C (macOS)
  • 切り取り: Ctrl + X (Windows/ChromeOS) または Cmd + X (macOS)
  • 貼り付け: Ctrl + V (Windows/ChromeOS) または Cmd + V (macOS)
  • 元に戻す: Ctrl + Z (Windows/ChromeOS) または Cmd + Z (macOS)
  • やり直し: Ctrl + Y (Windows/ChromeOS) または Cmd + Shift + Z (macOS)
  • すべてのショートカットを表示: Ctrl + / (Windows/ChromeOS) または Cmd + / (macOS)

よく使う操作のショートカットを覚えるだけで、編集効率が格段に向上します。

図形の結合・切り抜きなどの機能

複数の図形を組み合わせて複雑な図形を作成したり、特定の範囲を切り抜いたりする機能は、オリジナル性の高いデザインを作成するのに役立ちます。

  • 使い方: 複数の図形を選択した状態で、ツールバーの「図形」アイコンの右側に表示される図形操作アイコン(四角が重なったようなマーク)をクリックします。
  • オプション:
    • 結合 (Union): 選択した図形を一つの図形に結合します。
    • 重なっている部分の削除 (Subtract): 一番上の図形の下にある図形から、重なっている部分をくり抜きます。
    • 重なっている部分のみ残す (Intersect): 選択した図形全てに共通する重なり部分のみを残します。
    • 重なっていない部分のみ残す (XOR): 重なっていない部分のみを残し、重なっている部分を削除します。

これらの機能を使うことで、PowerPointなどのデスクトップアプリに近い高度な図形編集が可能になります。

画像の透過とトリミングマスク

  • 透過: 画像を選択し、「書式オプション」パネルの「色の調整」セクションで「透明度」のスライダーを調整します。これにより、画像の背景を透過させたり、他のオブジェクトとの重ね合わせを自然に見せたりできます。
  • トリミングマスク: 前述の通り、「画像をマスク」機能を使うと、画像を円形や星形など、様々な図形の形で切り抜くことができます。これにより、単なる四角い画像よりもデザイン性の高いスライドを作成できます。画像を右クリックし、「画像をマスク」から図形を選択します。

Google Keepとの連携

Google Keepは、メモやリストを作成・管理できるGoogleのサービスです。Google スライドとの連携も可能です。

  • Google スライドの編集画面右側にあるアイコンメニューから、Google Keepのアイコンをクリックします。
  • Google Keepのサイドバーが表示され、作成済みのメモを確認できます。
  • KeepのメモをGoogle スライドにドラッグ&ドロップすると、テキストボックスとして貼り付けることができます。
  • また、スライド上のテキストを選択した状態で右クリックし、「Keepに保存」を選択すると、そのテキストをKeepの新しいメモとして保存できます。

これにより、リサーチ中にKeepにメモしておいたアイデアやフレーズを、スムーズにプレゼンテーションに活用できます。

Google フォームとの連携 (アンケート結果のグラフ化)

Google フォームで収集したアンケートの回答は、Google スプレッドシートに集計されます。この集計データを基にしたグラフを、Google スライドに挿入し、連携させることができます。

  • Google スプレッドシートで集計データを開き、グラフを作成します。
  • 作成したグラフを選択し、コピーします(Ctrl+C または Cmd+C)。
  • Google スライドを開き、貼り付けます(Ctrl+V または Cmd+V)。
  • 貼り付け時に「スプレッドシートにリンク」を選択すると、元のスプレッドシートのデータが更新された場合に、スライド上のグラフも簡単に更新できるようになります。グラフを選択した際に表示される「更新」ボタンをクリックすることで、最新のデータが反映されます。

アンケート結果などをプレゼンで報告する際に、常に最新のデータに基づいたグラフを表示できるため、非常に便利です。

バージョン履歴の詳細な活用法

単に過去に戻すだけでなく、バージョン履歴は共同編集の状況を把握したり、変更内容を比較したりするのに役立ちます。

  • バージョン履歴パネルで特定のバージョンを選択すると、その時点のファイルの状態がプレビューされます。
  • 各変更は編集者ごとに色分けされて表示されるため、誰がどの部分を変更したのかが一目で分かります。
  • 過去のバージョンをコピーして新しいプレゼンテーションとして保存することも可能です。これは、ある時点の状態をベースに別のバリエーションの資料を作成したい場合などに便利です。

音声入力によるメモ作成

発表者ツールに表示するメモは、音声入力で作成することも可能です。

  • Google スライドのメモ入力欄にカーソルを置き、メニューバーの「ツール」>「音声入力」を選択します。
  • マイクのアイコンが表示されるので、クリックして話し始めると、話した内容がテキストとして入力されます。
  • 特に長いメモを作成する際に、キーボードで入力するよりも効率的に作業できる場合があります。

Q&A機能の活用 (発表中)

発表者ツールにあるQ&A機能を使うと、発表の途中や最後に聴衆からの質問をリアルタイムで受け付けることができます。

  • 発表者ツールのウィンドウで「オーディエンス ツール」タブを開き、「新しいセッションを開始」をクリックします。
  • スライド上部に、聴衆が質問を投稿するためのURLが表示されます。聴衆はこのURLにアクセスして、匿名またはGoogleアカウントで質問を投稿できます。
  • 投稿された質問は発表者ツールのウィンドウにリアルタイムで表示されます。質問には「いいね」を付けることができ、多くの「いいね」が付いた質問は上位に表示されます。
  • 発表者は、表示された質問の中から答えるものを選び、クリックしてスライド上に表示させることができます。

これにより、発表中に聴衆の疑問点をリアルタイムで把握し、双方向性の高いプレゼンテーションを行うことができます。

特定のオブジェクトへのリンク設定

スライド内のテキストや図形、画像などのオブジェクトに、他のスライドや外部のウェブサイトへのリンクを設定できます。

  • リンクを設定したいオブジェクトを選択し、ツールバーの「リンクを挿入」アイコン(鎖のマーク)をクリックするか、右クリックして「リンク」を選択します。
  • 表示されたダイアログで、リンク先として以下のいずれかを選択します。
    • スライド内: ドロップダウンリストから、このプレゼンテーション内の特定のスライド(最初のスライド、次のスライド、前のスライド、最後のスライド、または特定のスライド番号)を選択します。
    • ウェブサイトまたは貼り付け: 外部のウェブサイトのURLを入力します。
  • 「適用」をクリックしてリンクを設定します。
  • 設定されたリンクは、編集画面ではクリックしても移動しませんが、スライドショー実行中にクリックするとリンク先にジャンプします。

資料内に目次を作成し、各項目から対応するスライドにリンクを張ったり、参考情報へのリンクを貼ったりするのに便利です。

よくある質問 (FAQ)

Google スライドに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

PowerPointとの互換性は?

高い互換性がありますが、完全に同じように表示・編集できるわけではありません。
* 可能なこと: PowerPoint形式(.pptx)のファイルをGoogle スライドにインポートして編集したり、Google スライドで作成したファイルをPowerPoint形式でエクスポートしたりできます。テキスト、画像、基本的な図形、表、グラフ、一般的なフォントなどは高い精度で引き継がれます。
* 注意点: PowerPoint独自の高度なアニメーション効果や画面切り替え効果、特殊な図形描画、埋め込みフォントなどは、変換時に失われたり、意図しない表示になったりする可能性があります。また、使用しているフォントが両方の環境にない場合、代替フォントに置き換えられてレイアウトが崩れることもあります。
互換性を重視する場合は、シンプルなデザインや機能に留めるか、変換後のファイルを必ず確認することをおすすめします。

オフラインで本当に使える?

はい、事前に設定しておけば、インターネット接続がない環境でも一部機能を使って作業できます。
* 設定: Google ドライブの設定で「オフラインアクセス」を有効にする必要があります(「オフラインでの利用可能性」セクション参照)。
* できること: 最近開いたファイルの閲覧、編集、新規作成など、基本的な作業は可能です。
* できないこと: 画像のウェブ検索、テンプレートの新規適用、アドオンの利用、共同編集者とのリアルタイム同期など、オンラインが必須の機能は利用できません。
オンラインになった際に、オフライン中の変更が同期されます。

容量制限はある?

はい、Google アカウントに紐づくGoogle ドライブのストレージ容量に依存します。
* 無料アカウント: 通常15GBの容量が提供され、これはGoogle ドライブ、Gmail、Google フォトと共有されます。プレゼンテーションファイル自体の容量は比較的少ないことが多いですが、動画や高画質画像を多く挿入すると容量を消費します。
* Google Workspace 有料プラン: プランによって提供される容量が異なります(Business Starter: 30GB、Business Standard: 2TBなど)。
容量がいっぱいになると、新しいファイルを作成・編集できなくなったり、Gmailが受信できなくなったりするため、不要なファイルを整理するか、容量を追加する必要があります。

セキュリティは大丈夫?

Googleの強固なセキュリティインフラストラクチャ上で運用されており、基本的に安全です。
* データ保護: 保存データは暗号化されています。
* アカウントセキュリティ: Googleアカウントの二段階認証などを有効にすることで、不正アクセスを防ぐことができます。
* 共有設定: ファイル単位で誰にどの権限で共有するかを細かく設定できます。
注意点: 共有設定を誤ると、意図しない相手にファイルが見られてしまう可能性があります。共有する際は、権限設定をよく確認することが重要です。組織で利用する場合は、Google Workspaceの管理機能で共有設定に制限を設けることも可能です。

スマホやタブレットでも使える?

はい、スマートフォン(iPhone/Android)やタブレット(iPad/Androidタブレット)向けのGoogle スライド公式アプリが提供されています。
アプリをインストールすれば、PC版と同様に、ファイルの作成、編集、閲覧、共有、発表が可能です。インターフェースはデバイスの画面サイズに合わせて最適化されています。移動中やちょっとした空き時間に資料を確認したり、簡単な修正をしたりするのに便利です。

まとめ

Google スライドは、現代の働き方や学習スタイルに非常にマッチしたプレゼンテーション資料作成ツールです。

その最大の魅力は、Googleアカウントさえあれば無料で利用できること、そしてインターネット環境があればどこからでもアクセスできるクラウドベースである点です。これにより、デバイスや場所を選ばずに作業を進められ、自動保存機能によって大切な資料が失われる心配もありません。

さらに、Google スライドの強力な共同編集機能は、チームでの資料作成において圧倒的な効率をもたらします。複数のメンバーが同時にリアルタイムで編集し、コメント機能でスムーズにコミュニケーションを取り、バージョン履歴で変更内容を確認・復元できるため、共同作業のストレスを大幅に軽減できます。

PowerPointファイルとの高い互換性を備えているため、これまでの資産を活かしつつ、新しいツールに移行しやすいのも大きなメリットです。また、豊富なテンプレートやデザインオプション、そしてアドオンによる拡張性も高く、魅力的な資料を効率的に作成するための機能が充実しています。発表者ツールやオフライン利用といった細やかな機能も、ユーザーの利便性を高めています。

Google スライドは、以下のような方々におすすめです。

  • コストをかけずに高品質なプレゼンテーションツールを利用したい個人・学生・NPO: 無料でほとんどの機能を利用できます。
  • チームで効率的に資料作成を進めたいビジネスパーソン: 強力な共同編集機能が威力を発揮します。
  • リモートワークやフレキシブルな働き方をしている方: デバイスや場所を問わずに作業できます。
  • Google Workspace(Gmail, Google ドライブ, Google ドキュメントなど)を普段から利用している方: 他のGoogleサービスとの連携がスムーズです。
  • 共同作業の頻度が高い方: リアルタイム共同編集は、ファイル共有の手間を省き、コミュニケーションを円滑にします。

もちろん、PowerPointのようなデスクトップアプリケーションの方が、より高度なデザイン機能やオフライン環境での安定性といった点で優れている場合もあります。しかし、Google スライドは、クラウドと共同編集という現代的なニーズに応えることで、多くのユーザーにとって最適な選択肢となり得ます。

この記事を通じて、Google スライドの「とは?」から具体的な使い方、そして数々のメリットについて、深くご理解いただけたことと思います。ぜひ、この記事を参考に、Google スライドを日々のプレゼンテーション資料作成に活用し、より効果的な情報伝達を実現してください。あなたのアイデアを、Google スライドで形にしましょう。

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