【Facebook】使い方・始め方を徹底解説!初心者から活用したい人まで、これ一本で全てがわかる!
はじめに
インターネットが私たちの生活に深く根ざした現代において、友人や家族とのコミュニケーション、趣味や関心事の情報収集、世界のニュースの把握など、様々な目的でソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が利用されています。数あるSNSの中でも、世界中で最も多くの人々に利用されているのが「Facebook(フェイスブック)」です。
Facebookは、実名登録を基本とし、現実の人間関係をオンライン上で再現しやすいのが特徴です。友達との近況報告、共通の趣味を持つ人たちとの交流、気になるお店や会社の最新情報のチェック、イベントへの参加表明など、その使い方は多岐にわたります。しかし、「アカウントは作ったけど、どう使えばいいのか分からない」「セキュリティやプライバシーが不安」「どんな機能があるの?」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、Facebookをこれから始めたいと考えている初心者の方から、もっとFacebookを便利に、そして安全に使いこなしたいと考えている方まで、Facebookの全てを網羅的に、かつ分かりやすく解説します。アカウント登録の方法から、基本的な使い方、便利な機能、そしてFacebookを利用する上で欠かせないプライバシーやセキュリティに関する注意点まで、約5000語をかけて徹底的に掘り下げていきます。
この記事を読めば、あなたもFacebookを最大限に活用し、より豊かなオンラインライフを送れるようになるでしょう。さあ、Facebookの世界へ一緒に飛び込んでみましょう!
第1章:Facebookを始める – アカウント登録と初期設定
Facebookを始めるには、まずアカウントを作成する必要があります。PCのウェブブラウザからでも、スマートフォンのFacebookアプリからでも登録できます。ここでは、それぞれの登録方法と、登録後の初期設定について詳しく解説します。
1.1 アカウント登録の方法(PC版)
PCのウェブブラウザ(Google Chrome, Safari, Firefoxなど)を使って登録する手順です。
- Facebookのウェブサイトにアクセスする: ウェブブラウザを開き、アドレスバーに「www.facebook.com」と入力してFacebookのトップページにアクセスします。
- 新規アカウント作成: トップページには、既存のアカウントでログインするフォームと、新規アカウントを作成するためのセクションが表示されています。「新しいアカウントを作成」ボタンをクリックします。
- 登録情報の入力: 新しいアカウント作成画面が表示されます。以下の情報を正確に入力してください。
- 名・姓: ご自身の本名を入力します。Facebookは実名登録が推奨されています。
- 携帯電話番号またはメールアドレス: Facebookからの通知やパスワードリセットなどに使用するため、普段使っている有効なものを入力します。後から追加することも可能です。
- 新しいパスワード: Facebookにログインするためのパスワードを設定します。他のサービスで使い回していない、推測されにくい強力なパスワードを設定しましょう。大文字、小文字、数字、記号を組み合わせるとより安全です。
- 誕生日: 生年月日を選択します。Facebookの利用規約により、利用は13歳以上(一部の国・地域ではそれ以上)に限定されています。また、誕生日は友達に通知される設定にすることも可能です(プライバシー設定で変更できます)。
- 性別: ご自身の性別を選択します。「カスタム」を選択すると、より詳細な指定や非公開設定が可能です。
- 登録完了: 必要な情報を全て入力したら、「登録」ボタンをクリックします。
- 本人確認: 入力した携帯電話番号またはメールアドレスに、Facebookから確認コードが送信されます。そのコードを入力して、「次へ」または「コードを認証」のようなボタンをクリックします。これにより、入力した連絡先が有効であることが確認され、アカウント登録が完了します。
- 友達を探す(スキップ可能): 登録完了後、Facebookはアドレス帳のインポートや共通の友達からの繋がりなどを利用して、知り合いかもしれない友達候補を表示することがあります。これはスキップして後から設定することも可能です。
- プロフィール写真の設定: 登録直後にプロフィール写真の設定を求められることがあります。これはFacebook上であなたを認識してもらうための重要な要素です。顔がはっきり写っている写真を選ぶことをお勧めします。後から変更も可能です。
- ようこそFacebookへ!: これで基本的なアカウント登録は完了です。ホーム画面(ニュースフィード)が表示され、Facebookの利用を開始できます。
1.2 アカウント登録の方法(スマホアプリ版)
スマートフォンのFacebookアプリ(iOS版またはAndroid版)を使って登録する手順です。
- Facebookアプリのダウンロード: App Store(iPhone)またはGoogle Playストア(Android)から「Facebook」アプリを検索してダウンロード、インストールします。
- アプリを開く: インストールが完了したら、Facebookアプリを起動します。
- 新しいアカウント作成: アプリのトップ画面で「新しいFacebookアカウントを作成」または「アカウント登録」のようなボタンをタップします。
- 登録アシスタントの開始: 登録手続きを案内するアシスタントが始まります。「開始」または「次へ」をタップします。
- 登録情報の入力: 画面の指示に従って、以下の情報を入力します。基本的にPC版と同じ情報が必要です。
- 名前(名・姓)
- 誕生日
- 性別
- 携帯電話番号またはメールアドレス
- 新しいパスワード
- 登録完了: 必要な情報を入力し終えたら、「登録」または「アカウントを作成」ボタンをタップします。
- 本人確認: PC版と同様に、入力した携帯電話番号またはメールアドレスに確認コードが送信されます。アプリ内でコード入力画面が表示されるので、受け取ったコードを入力して認証を完了します。
- プロフィール写真の設定: プロフィール写真の設定を求められるので、お好きな写真を設定します。後から変更できます。
- 友達を探す(スキップ可能): 知り合いかもしれない友達候補が表示されることがありますが、これはスキップして後から設定できます。
- プッシュ通知の設定(任意): Facebookからの通知をスマートフォンのプッシュ通知で受け取るかどうかを設定できます。
- アカウント作成完了!: これでスマホアプリでのFacebookアカウント登録が完了です。ホーム画面が表示されます。
1.3 プロフィール設定の重要性
アカウント登録が完了したら、次に重要になるのがプロフィール設定です。プロフィールは、あなたがFacebook上でどのような人物であるかを示す「顔」のようなものです。しっかりと設定することで、友達が見つけやすくなったり、共通の関心を持つ人々と繋がりやすくなったりします。
- プロフィール写真・カバー写真:
- プロフィール写真: あなたの顔がはっきり写っている写真を選びましょう。円形に切り抜かれて表示されます。Facebook上でのあなたのアイコンとなります。
- カバー写真: プロフィールページの上部に大きく表示される写真です。趣味や好きな風景など、あなたの個性を表す写真を選びましょう。
- 設定方法:プロフィールページにアクセスし、それぞれの写真エリアに表示される「写真を更新」やカメラアイコンをクリック/タップして、写真をアップロードまたは撮影します。
- 自己紹介文・詳細情報の入力:
- 自己紹介: 短い自己紹介文を入力できます。興味のあることや近況などを簡潔に書きましょう。
- 詳細情報: 学歴、職歴、居住地、出身地、交際ステータス、家族構成、好きなもの(音楽、映画、本など)といった情報を入力できます。これらの情報は、共通点のある友達を探す手がかりになったり、友達があなたについて知るのに役立ちます。
- 設定方法:プロフィールページにアクセスし、「自己紹介を追加」や「詳細情報を編集」といったボタン/リンクから入力します。各情報の公開範囲も個別に設定できます(後述のプライバシー設定で解説)。
プロフィールを充実させることで、Facebookでの交流がより円滑で豊かなものになります。ただし、公開する情報については、プライバシー設定をしっかりと確認し、どこまで公開するかを慎重に判断することが重要です。
1.4 プライバシー設定の初期設定
Facebookは、個人情報が多岐にわたるSNSです。そのため、誰にどこまでの情報を公開するかを自分でコントロールするためのプライバシー設定が非常に重要になります。アカウント作成直後やプロフィール設定時に、簡単なプライバシー設定を推奨されることがありますが、自分でしっかりと設定を確認・変更することが不可欠です。
プライバシー設定の詳細は後述しますが、最低限以下の項目は確認しておきましょう。
- 将来の投稿の公開範囲: デフォルトでは「友達」や「全体公開」になっていることが多いですが、自分が投稿する内容を誰に見せたいかを設定できます。「友達」「友達以外」「全体公開」「自分のみ」「カスタム」などから選択できます。まずは「友達」から始めるのが無難です。
- 友達リクエストを送信できる人: 誰から友達リクエストを受け付けるかを設定できます。「全員」または「友達の友達」から選択できます。
- メールアドレスや電話番号を検索できる人: あなたのメールアドレスや電話番号を知っている人が、Facebook上であなたを検索できるかどうかを設定します。「全員」「友達の友達」「友達」などから選択できます。
- あなたのプロフィールを検索エンジンの結果に含めるかどうか: Googleなどの外部検索エンジンからあなたのFacebookプロフィールが見つけられるようにするかどうかを設定します。
これらの設定は、画面右上のメニュー(またはスマホアプリでは右下の三本線アイコン)から「設定とプライバシー」→「設定」と進むと詳細に設定できます。安全にFacebookを利用するために、必ず一度は設定を確認しましょう。
第2章:Facebookの基本的な使い方
Facebookのアカウント作成と初期設定が終わったら、いよいよ実際にFacebookを使ってみましょう。ここでは、Facebookの最も基本的な機能である「ホーム(ニュースフィード)」「投稿」「友達」「リアクションとコメント」「シェア」の使い方を解説します。
2.1 ホーム(ニュースフィード)の見方
Facebookにログインすると、まず表示されるのが「ホーム」または「ニュースフィード」と呼ばれる画面です。ここには、友達やフォローしているページ、参加しているグループの最新の投稿が時系列順(またはFacebook独自のアルゴリズムによる順番)で表示されます。
- ニュースフィードに表示されるもの:
- 友達の投稿: 友達がテキスト、写真、動画などを投稿したものが表示されます。
- フォローしているページ(企業、有名人、メディアなど)の投稿: 興味を持って「いいね!」または「フォロー」したページの更新情報が表示されます。
- 参加しているグループの投稿: グループメンバーが投稿した内容が表示されます。
- Facebookからの提案: あなたが関心を持ちそうな友達候補、ページ、グループなどが表示されることがあります。
- 広告: あなたの興味や行動に基づいて表示される広告です。
- フィードの表示順序: 以前は基本的に時系列順でしたが、現在はFacebook独自のアルゴリズムによって「関連度が高い」と判断された投稿が優先的に表示されることが多くなっています。これにより、あなたが最も興味を持ちそうな情報が見つけやすくなるようになっています。必要であれば、表示順序を「最新情報」に切り替えることも可能です。
- 操作: スクロールして新しい投稿を読み進めます。興味のある投稿があれば、リアクションしたり、コメントを書いたり、シェアしたりできます(後述)。
2.2 新しい投稿を作成する
自分の近況や考え、写真を友達に知らせたい場合は「投稿」機能を使います。ホーム画面の上部にある「今どんな気持ち?」または「[あなたの名前]さん、何を考えていますか?」といった入力欄から投稿を作成できます。
- 投稿入力欄をクリック/タップ: ホーム画面上部の入力欄を選択します。
- 投稿内容の入力: テキストを入力します。写真や動画を追加したい場合は、クリップや写真アイコンをクリック/タップして、端末内のファイルを選択します。
- 投稿の種類を選択(任意): テキストや写真・動画だけでなく、以下のような種類の投稿も可能です。
- タグ付け: 投稿に関連する友達やページをタグ付けして、その人のタイムラインやページにも表示させることができます。
- 位置情報: 現在地や訪れている場所を追加できます。
- 気分・アクティビティ: その時の気持ちや、何をしているか(例: 旅行中です、〜を食べています)をアイコン付きで表示できます。
- ライブ動画: リアルタイムで動画を配信できます。
- 写真/動画アルバム: 複数の写真や動画をまとめてアルバムとして投稿できます。
- イベント: 新しいイベントを作成して告知できます。
- 質問/アンケート: 友達に質問したり、簡単なアンケートを作成したりできます。
- 公開範囲の設定: これが非常に重要です。投稿内容のすぐ下にあるドロップダウンメニュー(デフォルトは「友達」などになっています)をクリック/タップして、投稿を誰に見せたいかを設定します。
- 全体公開 (Public): Facebookを使っている全ての人、インターネット上の検索エンジンからも見られる可能性があります。個人的な内容には向きません。
- 友達 (Friends): あなたが友達になっている人のみに公開されます。
- 友達以外 (Friends except…): 友達の中から特定の人物を除外して公開します。
- 自分のみ (Only Me): 自分だけが見られる非公開の投稿です。メモ代わりに使えます。
- カスタム (Custom): 特定の友達リストにだけ公開したり、特定の友達には見せないようにしたりなど、より細かく設定できます。
- グループやページに投稿する場合は、そのグループのメンバーやページのフォロワーに公開されます。
- 投稿: 設定が完了したら、「投稿」または「シェア」ボタンをクリック/タップします。あなたのタイムラインに投稿が表示され、設定した公開範囲の人たちのニュースフィードにも表示されるようになります。
2.3 友達を追加する
Facebookは友達との繋がりを楽しむSNSです。知り合いを見つけて友達リクエストを送ったり、届いたリクエストを承認したりして友達を増やしていきましょう。
- 友達の検索:
- Facebookの画面上部にある検索バーに、友達の名前を入力して検索します。同姓同名の人も多いので、プロフィール写真や出身校、勤務先などの情報を見て本人かどうか確認しましょう。
- 友達リクエストを送る:
- 検索結果や「知り合いかも」などで表示された人のプロフィールページにアクセスします。
- プロフィール写真の下にある「友達になる」ボタンをクリック/タップします。
- 相手に友達リクエストが送信されます。相手が承認すれば友達リストに追加されます。
- メッセージを添えてリクエストを送ることもできます。
- 友達リクエストを受け取る:
- 画面上部の「友達リクエスト」アイコン(人型のマークに数字がついているもの)に通知が来ます。
- アイコンをクリック/タップすると、届いている友達リクエストの一覧が表示されます。
- リクエストを承認する場合は「承認」を、承認しない場合は「削除」を選択します。「後で」を選ぶと一覧に残しておけます。
- 見覚えのない人や不審なアカウントからのリクエストは承認しない方が安全です。
- 友達リストの管理:
- 友達になった人は「友達リスト」に登録されます。
- 友達リストは、必要に応じて「親しい友達」「知り合い」「家族」などのリストに分類することができます。これにより、投稿の公開範囲を特定のリストに限定したり、リストごとに表示される投稿を調整したりすることが可能になります。
- リスト分けは、プロフィールページまたは友達ページから行えます。
2.4 リアクションとコメント
友達の投稿に対して、共感や反応を示すのが「リアクション」と「コメント」です。
- リアクション:
- 投稿の下に表示される「いいね!」ボタンの上にカーソルを合わせる(PC版)か、長押しする(スマホアプリ版)と、いくつかの種類のリアクションアイコンが表示されます。「いいね!」「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」の中から、投稿の内容に合ったものを選んでクリック/タップします。
- リアクションすることで、投稿者にあなたの反応を伝えることができます。
- コメント:
- 投稿の下に表示される「コメントする」をクリック/タップすると、コメント入力欄が表示されます。
- テキストを入力してエンターキーを押すか、紙飛行機アイコンをクリック/タップするとコメントが投稿されます。
- コメントには、写真やGIF画像、スタンプなどを添付することもできます。
- 他の人のコメントに対して「返信」することも可能です。
- リアクションとコメントの確認:
- 自分の投稿にリアクションやコメントが付くと、画面上部の「お知らせ」アイコン(ベルのマーク)に通知が来ます。
- 通知をクリック/タップすると、どのような反応があったかを確認できます。
2.5 投稿をシェアする
友達の投稿や、Facebookページ、グループの投稿で「これは他の人にも見せたい!」と思ったものを、自分のタイムラインやメッセージで共有するのが「シェア」機能です。
- シェアしたい投稿を見つける: シェアしたい投稿の下にある「シェア」ボタンをクリック/タップします。
- シェア方法を選択: シェア方法の選択肢が表示されます。
- 今すぐシェア(全体公開/友達など): その場で自分のタイムラインにシェアします。公開範囲を選択できます。元の投稿とあなたのコメントが一緒に表示されます。
- ニュースフィードでシェア: 自分のタイムラインにシェアします。コメントを追加してから投稿できます。
- 友達のタイムラインでシェア: 特定の友達のタイムラインにシェアします。
- グループでシェア: 参加しているグループにシェアします。
- Messengerで送信: 特定の友達やグループチャットにメッセージとして送信します。
- ストーリーズでシェア: 自分のFacebookストーリーズにシェアします。
- コメントを追加(任意): タイムラインにシェアする場合など、投稿に自分のコメントや考えを付け加えることができます。
- シェアを実行: 選択した方法でシェアを実行します。
第3章:Facebookの主な機能を探る
Facebookは、ニュースフィードでの交流以外にも様々な便利な機能を備えています。ここでは、Facebookが提供する主な機能について詳しく見ていきましょう。
3.1 Facebook Messenger
Facebook Messengerは、Facebookの友達とメッセージをやり取りするためのアプリまたは機能です。Facebookアプリ内でも利用できますが、単体アプリとして提供されており、より快適なメッセージング体験が可能です。
- 使い方:
- Facebookアプリの右上にあるMessengerアイコン(吹き出しマーク)をタップするか、単体でMessengerアプリを起動します。
- 友達の名前を検索するか、一覧から選んでチャットを開始します。
- テキストメッセージの送受信はもちろん、写真、動画、音声メッセージ、スタンプ、GIF、位置情報、ファイルの送信が可能です。
- 音声通話・ビデオ通話: 友達と無料で音声通話やビデオ通話ができます。グループ通話も可能です。
- グループチャット: 複数の友達と同時にチャットできるグループを作成・参加できます。
- ストーリー: MessengerでもFacebookとは別に独自のストーリーを投稿・閲覧できます。
- 特徴: Facebookの友達との連携がスムーズなのはもちろん、電話番号を知っている相手にもメッセージを送れる(相手もMessengerユーザーである必要あり)など、スタンドアローンでも十分使えるメッセンジャーアプリです。
3.2 Facebook Watch
Facebook Watchは、Facebook上で動画コンテンツを視聴するためのプラットフォームです。
- 使い方:
- FacebookアプリまたはPC版サイトのメニューから「Watch」を選択します。
- 興味のある動画や、フォローしているページが投稿した動画などが表示されます。
- 様々なカテゴリ(ニュース、エンターテイメント、スポーツなど)の動画を検索・視聴できます。
- 気に入った動画を投稿しているクリエイターやページをフォローすることで、その最新動画がフィードに表示されやすくなります。
- ライブ配信中の動画を視聴したり、コメントでリアルタイムに参加したりすることも可能です。
3.3 Facebook Marketplace
Facebook Marketplaceは、Facebook上で個人間で商品を売買できるプラットフォームです。フリマアプリのような感覚で利用できます。
- 使い方:
- FacebookアプリまたはPC版サイトのメニューから「Marketplace」を選択します。
- 商品を探す: カテゴリで絞り込んだり、キーワードで検索したりして、出品されている商品を探します。地域を設定して近くの出品を見ることも可能です。
- 出品する: 売りたい商品の写真、タイトル、説明、価格、カテゴリ、受け渡し方法などを設定して出品します。
- 交渉・取引: 興味のある商品が見つかったら、出品者にMessengerを通じて質問したり、価格交渉したりできます。購入の合意ができたら、受け渡し方法(対面、郵送など)を決めて取引を進めます。Facebookは取引自体には介入しません。
- 注意点: あくまで個人間の取引なので、トラブルには注意が必要です。相手の評価を確認したり、高額な商品の場合は慎重に取引したりしましょう。
3.4 Facebook Groups
Facebook Groupsは、特定の共通の興味や関心を持つ人々が集まるオンラインコミュニティです。趣味、地域、学校、会社など、様々な目的のグループが存在します。
- 使い方:
- FacebookアプリまたはPC版サイトのメニューから「グループ」を選択します。
- グループを探す: 興味のあるキーワードで検索したり、「おすすめのグループ」を見たりして、参加したいグループを探します。
- グループに参加する: グループには、誰でも参加できる「公開グループ」、管理者の承認が必要な「非公開グループ」、検索しても表示されない「秘密のグループ」があります。参加したいグループの種類に応じて「参加」ボタンをクリック/タップするか、リクエストを送信します。
- グループでの活動: グループに参加すると、グループメンバーの投稿がニュースフィードに表示されるようになります(設定による)。グループ内で自由に投稿したり、他のメンバーの投稿にコメントしたりして交流できます。
- グループを作成する: 自分で新しいグループを作成することも可能です。グループの目的やメンバーを決め、公開範囲(公開・非公開・秘密)を設定します。
- メリット: 共通の話題で気軽に情報交換したり、オフラインでのイベントに繋がったりと、特定のコミュニティ内での交流を深めるのに役立ちます。
3.5 Facebook Pages
Facebook Pagesは、企業、ブランド、有名人、団体などが情報発信やファンとの交流のために作成するページです。個人のプロフィールとは異なり、無制限のフォロワーを持つことができます。
- 使い方:
- 興味のあるお店の名前、会社名、有名人の名前などを検索して、そのFacebookページを見つけます。
- フォローまたは「いいね!」する: ページを「フォロー」または「いいね!」すると、そのページの最新投稿があなたのニュースフィードに表示されるようになります。
- 投稿を見る: ページのタイムラインには、運営者からの情報(新商品、イベント告知、ニュースなど)が投稿されています。
- リアクション・コメント: ページの投稿に対して、個人の投稿と同様にリアクションしたり、コメントしたりすることができます。これにより、運営者や他のファンと交流できます。
- ページを作成する: あなた自身がビジネスや活動をしている場合、Facebookページを作成して情報発信を行うことも可能です。
- メリット: 企業やブランドの公式情報にアクセスしたり、ファンコミュニティに参加したりするのに便利です。
3.6 イベント
Facebookのイベント機能を使えば、オンライン・オフライン問わず様々なイベントの告知や参加管理が簡単に行えます。
- 使い方:
- FacebookアプリまたはPC版サイトのメニューから「イベント」を選択します。
- イベントを探す: 友達が参加予定のイベント、おすすめのイベント、地域のイベントなどが表示されます。キーワードやカテゴリで検索することも可能です。
- イベントに参加表明する: 興味のあるイベントを見つけたら、「参加予定」または「興味あり」を選択します。参加予定にすると、イベントの最新情報(開催時間変更、地図など)が通知されるようになります。
- イベントを作成する: あなた自身がイベントを主催する場合、イベント名、日時、場所、詳細、カバー写真などを設定して新しいイベントを作成できます。友達やページで告知したり、特定の友達を招待したりできます。
- メリット: 友達との予定調整や、地域のイベント情報収集に役立ちます。イベントページ上で参加者同士が交流することも可能です。
3.7 ライブ動画
Facebookライブ動画は、リアルタイムで動画を配信できる機能です。視聴者はコメントで配信者とリアルタイムにコミュニケーションできます。
- 使い方:
- 投稿作成画面で「ライブ動画」を選択します。
- 配信タイトルや説明を設定し、必要に応じて公開範囲を設定します。
- 「ライブ配信を開始」をタップ/クリックすると配信が始まります。
- 配信中に視聴者からのコメントが表示され、それに応答しながら配信を進めることができます。
- 配信終了後、動画は投稿としてタイムラインに保存され、後から視聴することも可能です。
- メリット: 臨場感のある情報を伝えたり、視聴者とリアルタイムに双方向のコミュニケーションを行ったりするのに適しています。
3.8 ストーリーズ
Facebookストーリーズは、写真や短い動画を投稿し、それが24時間後に自動的に削除される機能です。Instagramのストーリーズと同様の使い方ができます。
- 使い方:
- ニュースフィード画面の上部に表示される自分のプロフィールアイコン(「ストーリーズを作成」)または友達のストーリーズアイコンをタップします。
- ストーリーズを作成: カメラを起動して写真や動画を撮影するか、端末内の画像・動画を選択します。テキスト、スタンプ、GIF、音楽、エフェクトなどを追加して装飾できます。
- 公開範囲の設定: ストーリーズの公開範囲(全体公開、友達、カスタムなど)を設定できます。
- 投稿: 「ストーリーズにシェア」をタップすると投稿されます。
- ストーリーズを見る: ニュースフィード上部に表示される友達やページのアイコンをタップすると、その人の最新のストーリーズを見ることができます。
- 特徴: ニュースフィード投稿よりも気軽に、日常の一コマを共有するのに向いています。24時間で消えるため、アーカイブとして残したくない情報を共有するのに便利です。
3.9 思い出
「思い出」(On This Day)機能は、過去の同じ日にFacebookで投稿したり、友達になったりした出来事を通知してくれる機能です。
- 使い方:
- FacebookアプリまたはPC版サイトのメニューから「思い出」を選択するか、ニュースフィードに表示される「思い出」の通知をクリック/タップします。
- 過去の同じ日(またはその周辺日)に投稿した内容、友達になった人、行ったイベントなどが表示されます。
- 特徴: 過去の出来事を振り返ったり、懐かしい投稿を再シェアしたりするのに役立ちます。通知のオン/オフや表示する思い出の種類は設定で変更できます。
3.10 友達リスト
友達リストは、友達を「親しい友達」「知り合い」などのカテゴリに分類できる機能です。
- 使い方:
- 友達のプロフィールページにアクセスし、友達ステータス(「友達」となっている部分)をクリック/タップします。
- 「リストに追加」を選択し、既存のリストに追加するか、新しいリストを作成します。
- 活用法: 投稿の公開範囲を特定のリスト(例:「親しい友達」のみ)に限定したり、「知り合い」リストに入れた人の投稿はニュースフィードであまり表示させないようにしたり(「フォローを解除」とは異なります)といった使い方ができます。
- メリット: 友達が多くなってきた場合に、人間関係に合わせて情報の共有範囲を細かくコントロールするのに役立ちます。
第4章:設定とプライバシー – 安全・快適なFacebook利用のために
Facebookを安全かつ快適に利用するためには、設定とプライバシー設定を理解し、適切に管理することが非常に重要です。
4.1 設定画面へのアクセス
Facebookの設定画面は、PC版とスマホアプリ版でアクセス方法が異なります。
- PC版: 画面右上の下向き矢印アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから「設定とプライバシー」→「設定」を選択します。
- スマホアプリ版: 画面右下(または右上)の三本線アイコン(メニュー)をタップし、下にスクロールして「設定とプライバシー」→「設定」を選択します。
設定画面では、アカウント設定、セキュリティとログイン、プライバシー、お知らせ、タイムラインとタグ付けなど、様々な項目を管理できます。
4.2 プライバシー設定
プライバシー設定は、あなたのFacebook上の情報(投稿、プロフィール、友達リストなど)を誰に見せるかを細かくコントロールするための最も重要な設定項目です。
- プライバシー設定の確認ツール: Facebookは、主要なプライバシー設定項目をまとめて確認・変更できる「プライバシー設定の確認」ツールを提供しています。初めて設定する場合や、久しぶりに見直す場合に活用しましょう。
- アクセス方法:設定画面の左側メニュー(PC版)またはリスト(スマホアプリ版)から「プライバシー設定」を選択し、「プライバシー設定の確認」をクリック/タップします。
- 個別のプライバシー設定項目: 設定画面の「プライバシー」から、さらに詳細な項目を設定できます。
- あなたの今後の投稿を見ることができる人: これからあなたが投稿する内容のデフォルトの公開範囲を設定します。
- 過去の投稿の公開範囲を制限する: 過去に「全体公開」や「友達の友達」で投稿したものを、一括で「友達」のみの公開に変更できます。
- 友達リクエストを送信できる人: 「全員」または「友達の友達」から選択します。迷惑なリクエストが多い場合は「友達の友達」に制限するのが有効です。
- 友達リストを見ることができる人: あなたの友達リストを誰に見せるかを設定します。「自分のみ」にすると、他の人はあなたの友達リスト全体を見ることができなくなります。
- メールアドレスであなたを検索できる人: あなたの登録メールアドレスを知っている人が、Facebook検索であなたを見つけられるかどうかを設定します。
- 電話番号であなたを検索できる人: あなたの登録電話番号を知っている人が、Facebook検索であなたを見つけられるかどうかを設定します。
- あなたのプロフィールを検索エンジンの結果に含めるかどうか: Facebookの外部の検索エンジン(Googleなど)にあなたのプロフィールが表示されるようにするかどうかを設定します。表示させたくない場合はオフにしましょう。
- 公開範囲の考え方:
- 全体公開: 個人情報やプライベートな内容は絶対に避けましょう。不特定多数の人に見られても問題ない情報(趣味の投稿、風景写真など)に留めるべきです。
- 友達: Facebookで繋がっている友達に見せたい情報に使います。ただし、友達の中にはリアルな知り合いだけでなく、オンラインで知り合った人もいる可能性があることを念頭に置きましょう。
- カスタム: 投稿によっては、特定の親しい友達だけに見せたい、あるいは特定の友達には見られたくない、といった場合に利用します。友達リストを効果的に使っている場合に便利です。
- 自分のみ: 他の誰にも見られたくない、完全に個人的なメモや記録として使います。
4.3 セキュリティ設定
アカウントの乗っ取りなどを防ぐために、セキュリティ設定も必ず行いましょう。
- ログインアラート: 自分のアカウントに知らないデバイスやブラウザからログインがあった場合に、メールやFacebookのお知らせ、またはMessengerで通知を受け取るように設定できます。これにより、不正ログインにいち早く気づけます。
- 二段階認証: パスワードを入力するだけでなく、ログイン時に別途セキュリティコード(SMSで受け取る、認証アプリを使うなど)の入力も必要にする設定です。パスワードが漏洩しても不正ログインを防ぐ最も効果的な方法の一つです。必ず設定しましょう。
- 承認済みログイン: よく利用するデバイスやブラウザを登録しておくと、そこからのログイン時には二段階認証を省略するなど、ログインの手間を減らすことができます。
- ログイン場所: 自分のアカウントが現在ログインしている場所や時間を確認できます。見覚えのないログインがあれば、すぐにログアウトさせることができます。
- パスワードの変更: 定期的に強力なパスワードに変更することをお勧めします。
- 認証システム: Facebookのアプリ内ではなく、Google Authenticatorなどの認証アプリを使って二段階認証のコードを生成する設定です。SMSが使えない環境でも利用できます。
4.4 お知らせ設定
Facebookからの通知(友達リクエスト、コメント、いいね!、グループの更新など)をどのように受け取るかを設定できます。通知が多すぎると煩わしく感じることもありますので、自分にとって必要な通知だけを受け取るように調整しましょう。
- お知らせの受け取り方:
- Facebook上のお知らせ: Facebookのベルアイコンに表示される通知です。
- メール: 登録メールアドレスに通知が届きます。
- SMS: 登録電話番号にSMSで通知が届きます。
- プッシュ通知: スマートフォンの画面に表示される通知です(スマホアプリ版)。
- 通知する内容:友達の投稿、あなたの投稿への反応、グループの投稿、イベントの更新など、項目ごとに通知のオン/オフや受け取り方法を設定できます。
4.5 タイムラインとタグ付けの設定
他の人があなたのタイムラインに投稿したり、あなたの写真や投稿にタグ付けしたりすることに関する設定です。
- あなたのタイムラインに投稿できる人: 友達があなたのタイムラインに直接投稿できるかどうかを設定します。「友達」または「自分のみ」から選択できます。個人的なタイムラインを整理したい場合は「自分のみ」にするのが良いでしょう。
- 他の人があなたのタイムラインに投稿したものを見ることができる人: あなたのタイムラインに他の人が投稿した場合、それを誰が見られるかを設定します。
- 他の人があなたの投稿や写真にタグ付けしたものをタイムラインに表示するかどうか: 他の人があなたをタグ付けした際に、その投稿がすぐにあなたのタイムラインに表示されるようにするか、あなたが確認してから表示するか(タイムラインの公開レビュー)を設定します。意図しないタグ付けが勝手にタイムラインに表示されるのを防ぐために、「タイムラインの公開レビュー」をオンにしておくことをお勧めします。
- 他の人が投稿にタグ付けしたタグを見ることができる人: 他の人があなた以外の友達を投稿にタグ付けした場合、そのタグを誰が見られるかを設定します。
- 写真に写っているあなたを友達がタグ付けした際にレビューするかどうか: あなたが写っている写真に友達があなたをタグ付けしようとした際、あなたが承認してからタグ付けを完了するようにするかどうかを設定します。これにより、自分の写りが良くない写真や、写っていることを知られたくない写真に勝手にタグ付けされるのを防ぐことができます。
これらの設定を適切に行うことで、あなたのFacebook上の活動をよりコントロールし、意図しない情報公開を防ぐことができます。
4.6 ブロック機能
特定のアカウントからのアクセスやコミュニケーションを完全に遮断したい場合は、ブロック機能を使用します。
- ブロックできること: ブロックした相手は、あなたのプロフィールや投稿を見ることができなくなり、あなたを検索することもできなくなります。また、Messengerでメッセージを送受信することもできなくなります。
- ブロック方法: ブロックしたい相手のプロフィールページにアクセスし、右上(または写真の下など)のメニューアイコン(…)をクリック/タップして、「ブロック」を選択します。
- ブロックリスト: 設定画面の「ブロック」から、ブロックしたアカウントの一覧を確認したり、ブロックを解除したりできます。
- 注意点: ブロックしても相手に通知されることはありませんが、相手はあなたのプロフィールが見えなくなるなどの変化でブロックされたことに気づく可能性があります。また、過去のメッセージ履歴はブロックしても残ります。
4.7 アカウントの一時停止と削除
Facebookの利用を一時的にやめたい場合や、完全にアカウントを削除したい場合のオプションです。
- アカウントの一時停止: アカウントを一時的に非公開にできます。あなたのプロフィールは他の人から見えなくなりますが、Messengerは引き続き利用できる場合があり、アカウントを再開すればデータは全て元通りになります。
- アカウントの削除: アカウントと関連する全てのデータ(投稿、写真、友達リスト、メッセージなど)を完全に削除します。一度削除すると復元はできません。削除手続きを開始してから完全に削除されるまでには一定期間(通常30日)かかり、その期間内にログインすれば削除リクエストを取り消すことも可能です。
- 設定画面の「あなたのFacebook情報」から、アカウントの一時停止または削除を選択できます。完全に削除する前に、投稿や写真などの情報をダウンロードしておくことも可能です。
第5章:Facebookをもっと活用する
Facebookの基本的な使い方に慣れてきたら、さらに便利に使いこなすための活用法を見ていきましょう。
5.1 興味のあるページやグループを見つける
Facebookは、自分の興味・関心を深めたり、同じ趣味を持つ人と繋がったりするのに最適なプラットフォームです。
- 検索バーを活用: 検索バーにキーワード(例:「猫好き」「カメラ」「〇〇大学」「〇〇地域情報」など)を入力して、関連するページやグループを探してみましょう。
- 友達の「いいね!」や参加状況を見る: 友達がどのようなページを「いいね!」しているか、どのようなグループに参加しているかを見ることで、新たな発見があるかもしれません。
- おすすめ機能: Facebookはあなたの興味やこれまでの活動に基づいて、おすすめのページやグループを表示してくれます。ニュースフィードや専用タブ(ウォッチ、グループなど)でチェックしてみましょう。
5.2 Facebook検索の活用法
Facebookの検索機能は、人やページ、グループを探すだけでなく、過去の投稿を探したり、特定の話題について人々がどのように議論しているかを知るためにも利用できます。
- 特定のキーワードを含む投稿を検索: 検索バーにキーワードを入力し、結果の絞り込みで「投稿」を選択すると、そのキーワードが含まれる公開投稿や、あなたがアクセスできる範囲の投稿が表示されます。これにより、特定の話題に関する世間の反応や友達の意見などを調べることができます。
- 特定の期間の投稿を検索: 検索結果をさらに絞り込む際に、期間を指定して検索することも可能です(ただし、この機能の使いやすさは変動する可能性があります)。
- 場所や人で絞り込み: 特定の場所や、特定の人物が関わる投稿を検索することもできます。
5.3 Facebook広告について
Facebookには多くの広告が表示されます。これはFacebookの主な収益源であり、あなたの興味や活動に基づいてパーソナライズされています。
- 広告の見方: ニュースフィードなどに「広告」または「Sponsored」と表示されているのが広告です。
- 広告を非表示にする/関心のない広告について報告する: 表示された広告の右上にあるメニューアイコン(…)をクリック/タップすると、「広告を非表示にする」「広告主が私にアプローチできる理由」「関心のない広告について報告する」といったオプションが表示されます。「広告を非表示にする」を選ぶと、その広告主からの広告や似たような広告が表示されにくくなります。「関心のない広告について報告する」を選ぶことで、Facebookの広告配信システムの改善に役立ちます。
- 広告設定の確認: 設定画面の「広告」から、Facebookがあなたのどのような情報に基づいて広告を表示しているかを確認したり、一部の広告設定を管理したりできます。
5.4 イベント参加・作成のコツ
Facebookのイベント機能は、プライベートな集まりから大規模な告知まで幅広く使えます。
- 参加者とのコミュニケーション: イベントページ上には掲示板のようなスペースがあり、主催者と参加者、あるいは参加者同士が情報交換できます。質問したり、持ち物を相談したり、イベント当日の待ち合わせ場所を決めたりするのに活用しましょう。
- 招待リストの管理: イベントを作成する際は、友達リストや既存のグループを活用して参加者を招待できます。誰を招待するか、誰が参加表明しているかを一元管理できます。
- 公開範囲の設定: プライベートなイベントの場合は、公開範囲を「招待された人のみ」に設定できます。不特定多数に告知したい場合は「公開」に設定します。
5.5 友達を増やすには
Facebookをより楽しむためには、友達が多い方がコミュニケーションも活発になります。
- 「知り合いかも」を活用: Facebookはあなたの既存の友達との共通点などを分析して、「知り合いかも」という友達候補を提示してくれます。知っている人がいれば積極的に友達リクエストを送ってみましょう。
- 共通の友達から探す: 友達のプロフィールページを見ると、あなたの友達との共通の友達が表示されることがあります。そこから別の知り合いを見つけられる可能性があります。
- 学歴・職歴・出身地などの情報: あなたのプロフィールにこれらの情報を入力しておくと、同じ学校出身の人や同じ地域に住んでいる人などが「知り合いかも」として表示されやすくなります。
- グループやイベントでの交流: 共通の興味を持つ人が集まるグループやイベントに参加し、そこで交流を深めて友達になるケースも多いです。
第6章:Facebookを利用する上での注意点とマナー
Facebookは便利な反面、使い方を誤るとトラブルに巻き込まれたり、意図せずプライバシーが侵害されたりするリスクもあります。安全に、そして気持ちよく利用するための注意点とマナーを確認しましょう。
6.1 プライバシー設定の重要性と定期的な見直し
第4章でも詳しく解説しましたが、プライバシー設定はFacebook利用における最も重要な項目です。
- なぜ重要か: あなたがFacebookで公開している情報は、意図しない人にまで筒抜けになっている可能性があります。氏名、顔写真、誕生日、居住地、勤務先、学歴、交友関係、日々の行動記録(チェックイン、投稿内容)など、様々な情報がプライベートな情報として扱われるべきです。
- 定期的な見直し: Facebookのインターフェースや機能はアップデートによって変化することがあります。それに伴い、プライバシー設定の項目やデフォルト値も変更される可能性があります。また、あなたのFacebookの使い方や、どこまで情報を公開したいかという考え方も時間と共に変わるかもしれません。そのため、少なくとも数ヶ月に一度はプライバシー設定を見直し、自分の意図通りの公開範囲になっているか確認することが強く推奨されます。特に、新しい機能を使い始める前には、その機能のプライバシー設定を確認しましょう。
- 過度な個人情報の公開に注意: 投稿やプロフィールで、自宅の住所、電話番号、勤務先の詳細な場所、子供の学校名、旅行中の留守宅が分かる情報などを安易に公開するのは非常に危険です。これらの情報は、空き巣、ストーカー、詐欺などの犯罪に悪用される可能性があります。特に「全体公開」での投稿には細心の注意が必要です。
6.2 ネットいじめや誹謗中傷への対処法
残念ながら、インターネット上では誹謗中傷やいじめが発生する可能性があります。Facebookでも無関係ではありません。
- 冷静な対応: 攻撃的なコメントや投稿を見ても、感情的に言い返したり、反応したりするのは避けましょう。多くの場合、エスカレートする原因となります。
- ブロック機能の活用: 関わりたくない相手は、ためらわずにブロックしましょう。ブロックすれば、相手はあなたの投稿を見たり、メッセージを送ったりできなくなります。
- 報告機能の利用: Facebookのコミュニティ規定に違反する投稿(誹謗中傷、ヘイトスピーチ、嫌がらせなど)を見つけた場合は、投稿の右上にあるメニューアイコン(…)から「投稿を報告」を選択し、Facebookに報告しましょう。Facebook側で内容を確認し、規定違反と判断されればその投稿は削除されるか、アカウントが停止されるなどの措置が取られます。
- 証拠の保存: 深刻な誹謗中傷や脅迫などを受けた場合は、スクリーンショットなどで証拠を保存しておくことが重要です。
- 信頼できる人に相談: 辛い思いを抱え込まず、家族や友人、学校の先生、職場の同僚など、信頼できる人に相談しましょう。場合によっては、警察や専門の相談窓口に連絡することも検討が必要です。
6.3 フィッシング詐欺や不審なリンクに注意
Facebook上には、アカウント情報を盗み取ろうとするフィッシング詐欺や、ウイルス・マルウェアに感染させるための不審なリンクなどが潜んでいることがあります。
- 知らない人からのメッセージや友達リクエストに注意: 面識のない人からのメッセージや友達リクエストには警戒が必要です。特に、すぐに金銭を要求してきたり、不審な外部サイトへの誘導を促してきたりする場合は詐欺の可能性が高いです。
- 短縮URLや不審な外部サイトへのリンク: 投稿やメッセージに含まれる短縮URLや、普段利用しないような不審なURLには安易にアクセスしないようにしましょう。クリックする前に、リンク先が安全なサイトかどうか慎重に判断する必要があります。
- 「Facebookのセキュリティに関する通知」を装った偽メール: Facebookからのお知らせやセキュリティ警告を装った偽のメールが送られてくることがあります。メール内のリンクをクリックすると、Facebookのログイン画面そっくりの偽サイトに誘導され、アカウント情報を入力させて盗み取る手口です。Facebookからの正式な通知は、Facebookのサイトまたはアプリ内の「お知らせ」で確認できるはずです。メールのリンクはクリックせず、直接Facebookにアクセスして確認しましょう。
- 怪しい懸賞や診断アプリ: 「〇〇が当たる!」「あなたの未来を診断!」などと謳う怪しいアプリや投稿にも注意が必要です。これらは個人情報を不正に取得したり、スパム投稿を自動で行ったりするように設計されている場合があります。安易に「許可」を与えたり、Facebookアカウントでログインしたりしないようにしましょう。
- 二段階認証の設定: セキュリティ設定で解説した二段階認証は、フィッシング詐欺によってパスワードが漏洩した場合でも、アカウントへの不正アクセスを防ぐ強力な対策となります。
6.4 なりすましアカウントの見分け方
Facebook上には、有名人や知人に「なりすまし」て不正な活動を行うアカウントが存在します。
- 本物かどうかの確認: 有名人の場合、公式アカウントには青い認証バッジが付いていることが多いです。個人の知人になりすましている場合、不自然な日本語、投稿内容の矛盾、友達が極端に少ない/多い、新しく作成されたばかりのアカウントである、などの特徴がないか確認しましょう。
- 直接本人に確認: 不審に思ったら、Facebook以外の連絡手段(電話、別のSNSなど)で本人に確認するのが最も確実です。
- 報告: なりすましアカウントを発見した場合、そのプロフィールのメニューからFacebookに報告しましょう。
6.5 情報過多にならないための工夫
Facebookは情報量が非常に多いSNSです。情報に溺れて疲れてしまわないための工夫も必要です。
- ミュート機能: 友達の投稿を一時的にニュースフィードに表示させたくないが、友達関係は続けたい、という場合はミュート機能が便利です。相手に知られることなく、一定期間(30日など)または無期限でその人の投稿を非表示にできます。
- フォロー解除: 友達関係は維持しつつ、その人の投稿をニュースフィードに全く表示させたくない場合は、フォローを解除します。これにより、その人の投稿はあなたのフィードに流れなくなりますが、お互いの友達リストからは消えませんし、メッセージのやり取りは可能です。
- グループやページの通知設定の調整: 参加しているグループや「いいね!」しているページからの通知が多すぎる場合は、それぞれの設定から通知頻度を調整したり、通知をオフにしたりできます。
- Facebookを利用する時間を決める: ダラダラとFacebookを見てしまうのを防ぐために、「1日に〇分まで」のように利用時間を決めるのも有効です。スマートフォンの機能や別途アプリで利用時間を制限することも可能です。
- デジタルデトックス: 定期的にFacebookから離れる時間を作ることも大切です。
6.6 Facebook疲れを防ぐには
他人のキラキラした投稿を見て落ち込んでしまったり、人間関係のトラブルに疲れてしまったりすることを「Facebook疲れ」と呼ぶことがあります。
- 完璧な情報だけではないことを理解する: Facebookに投稿される内容は、多くの人が「人に見せたい自分」「良い部分」を選んで発信しているということを理解しましょう。それがその人の全てではありません。
- 自分と他人を比較しすぎない: 他人の投稿と自分を比較して優劣を感じる必要はありません。自分のペースで、自分が心地良いと思える形で利用しましょう。
- 無理に多くの人と繋がろうとしない: 友達の数はFacebookの価値を決めるものではありません。本当に繋がりたい人、大切にしたい人との繋がりを優先しましょう。
- ネガティブな情報から距離を置く: 常に不平不満を書き込んでいたり、誰かを攻撃したりしているような投稿をする人がいれば、ミュートやフォロー解除、ブロックなどの機能を使って距離を置くことも大切です。
- 休憩を取る: 疲れたと感じたら、迷わずFacebookから離れて休憩しましょう。
第7章:よくある質問 (FAQ)
Facebookの使い方に関する、初心者の方がよく疑問に思う点をまとめてみました。
Q1. パスワードを忘れてログインできません。どうすればいいですか?
A. Facebookのログイン画面で「パスワードを忘れた場合」をクリック/タップします。登録しているメールアドレスまたは電話番号を入力して、パスワードリセットの手続きに進みます。Facebookから送られてくる認証コードを使って、新しいパスワードを設定できます。登録情報が古いなどでコードを受け取れない場合は、別の復旧方法が提示されることもあります。
Q2. 友達を解除(削除)するにはどうすればいいですか?
A. 友達を解除したい相手のプロフィールページにアクセスします。プロフィール写真の下にある「友達」となっているボタンをクリック/タップし、ドロップダウンメニューから「友達から削除」を選択します。これにより、お互いの友達リストから相手が削除されます。相手に通知されることはありませんが、相手はあなたの友達リストにいなくなることで気づく可能性があります。
Q3. 特定の人の投稿をニュースフィードで見たくありません。どうすればいいですか?
A. その人の投稿をニュースフィードに表示させないようにするには、主に二つの方法があります。
* フォロー解除: その人のプロフィールページ、またはその人の投稿の右上にあるメニュー(…)から「[相手の名前]のフォローを解除」を選択します。友達関係は維持されますが、その人の投稿はあなたのニュースフィードに流れなくなります。相手に通知されることはありません。
* ミュート: その人の投稿の右上にあるメニュー(…)から「〇〇さんの投稿を30日間ミュート」または「〇〇さんの投稿をミュート」を選択します。一時的または無期限でその人の投稿が非表示になります。相手に通知されることはありません。
Q4. アカウントを一時停止または完全に削除したいです。方法は?
A. 設定画面にアクセスし、「あなたのFacebook情報」を選択します。そこに「アカウントの利用解除および削除」という項目があります。「アカウントの利用解除」を選択すると一時停止、「アカウントを完全に削除」を選択すると削除の手続きに進めます。削除の場合は完全にデータが消去されるため、慎重に検討し、必要ならデータのエクスポートを行いましょう。
Q5. 過去の投稿を友達以外に見られないようにしたいです。一括で変更できますか?
A. はい、可能です。設定画面の「プライバシー」から「過去の投稿の公開範囲を制限する」という項目があります。これを実行すると、過去に「全体公開」や「友達の友達」で投稿した内容が全て「友達」のみの公開に変更されます。ただし、この操作は取り消せませんのでご注意ください。個別の投稿の公開範囲を変更したい場合は、それぞれの投稿の公開範囲設定を編集する必要があります。
Q6. 自分が誰かにタグ付けされた投稿を、自分のタイムラインに表示させたくありません。
A. 設定画面の「タイムラインとタグ付け設定」で、「他の人があなたの投稿や写真にタグ付けしたものをタイムラインに表示するかどうか」という項目を「オン」に設定します。これにより、「タイムラインの公開レビュー」が有効になり、誰かがあなたをタグ付けした投稿は、あなたが承認しない限りあなたのタイムラインには表示されなくなります。
Q7. Facebookで表示される広告を減らしたいです。
A. 広告を完全に消すことはできませんが、表示される広告のタイプをある程度コントロールすることは可能です。表示された広告の右上メニューから「広告を非表示にする」を選択したり、設定画面の「広告」から「広告設定」を確認・変更したりすることで、特定の種類の広告が表示されにくくなります。
Q8. 友達でもない人からメッセージがよく来ます。どうすればいいですか?
A. 友達ではない人からのメッセージは、「メッセージリクエスト」という形で受信箱とは別のフォルダに振り分けられることがあります。不審なメッセージは開かずに削除したり、差出人をブロックしたりすることができます。設定画面の「プライバシー」にある「私に連絡できる人」の項目で、友達リクエストを「友達の友達」に制限するなどの設定も有効です。また、メッセージ設定で「メッセージの配信設定」を調整することも可能です。
第8章:まとめ
この記事では、Facebookの始め方から基本的な使い方、便利な機能、そして安全に利用するための注意点まで、幅広く解説しました。
Facebookは、実名登録をベースにした、現実の人間関係に近い繋がりをオンライン上で築きやすいSNSです。友達や家族とのコミュニケーション、共通の趣味を持つ人との交流、興味のある情報収集、イベントへの参加など、様々な目的で活用できます。
Facebookを使いこなすためのポイントは以下の通りです。
- アカウント登録と同時に、または直後にプライバシー設定とセキュリティ設定を必ず確認・設定する。 特に二段階認証は設定しておきましょう。
- プロフィールを充実させることで、友達が見つけやすくなり、より深い交流に繋がります。
- ニュースフィードは、あなたの関心に合わせて表示される情報源です。
- 投稿する際は、誰に見せるかを意識し、公開範囲を適切に設定しましょう。
- FacebookにはMessenger, Watch, Marketplace, Groups, Pages, イベント, ストーリーズなど、多様な機能があります。 自分の目的に合わせて活用してみましょう。
- ネットいじめや詐欺などのリスクも存在します。 不審なアカウントやリンクには注意し、困ったときはブロック機能や報告機能を活用し、信頼できる人に相談しましょう。
- 情報過多やFacebook疲れを感じたら、通知設定を調整したり、利用時間を制限したり、休憩を取ることも大切です。
Facebookは使い方次第で、あなたのオンラインライフをより豊かにしてくれるツールです。この記事を参考に、ご自身のペースで、安全に楽しくFacebookを活用してください。もし分からないことがあれば、Facebookのヘルプセンターも非常に充実していますので、そちらも参照してみることをお勧めします。
さあ、あなたもFacebookの世界で、新たな発見や人との繋がりを見つけていきましょう!