楽天銀行のSwiftコード確認方法【海外送金ガイド】
海外への送金や、海外からの送金を受け取る際に、必ず必要となる情報のひとつに「Swiftコード(スイフトコード)」があります。このSwiftコードは、世界中の銀行を特定するための国際的なコードであり、まるで銀行の「住所」のような役割を果たします。
近年、オンラインでの海外送金サービスが普及し、気軽に国際的な資金のやり取りができるようになりました。その中でも、楽天銀行はオンライン銀行ならではの利便性から、多くのユーザーに利用されています。楽天銀行を利用して海外送金を行う、あるいは海外から楽天銀行口座へ送金を受け取る際にも、このSwiftコードは不可欠な情報です。
しかし、「Swiftコードって何?」「楽天銀行のSwiftコードはどうやって調べればいいの?」と疑問に思っている方も少なくないでしょう。特に海外送金に不慣れな方にとっては、聞き慣れない用語や手続きに戸惑うこともあるかもしれません。
この記事では、楽天銀行のSwiftコードに関するあらゆる情報に加え、海外送金・受取にまつわる詳細なガイドを徹底的に解説します。約5000語にわたり、Swiftコードの基本から、楽天銀行での正確な確認方法、そして実際の海外送金・受取手続きにおける注意点まで、初心者の方でも安心して国際送金を行えるように、わかりやすく丁寧に説明していきます。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
- Swiftコードとは何か、なぜ必要なのか
- 楽天銀行の正確なSwiftコード
- 楽天銀行のSwiftコードを確実に見つける方法(公式サイト、会員ページなど)
- Swiftコード確認時の重要な注意点
- 楽天銀行から海外へ送金する際の手順、必要情報、手数料、日数
- 海外から楽天銀行へ送金を受け取る際の手順、必要情報、手数料、日数
- 海外送金・受取に関するよくある疑問への回答
海外との資金のやり取りをスムーズかつ安全に行うために、ぜひこの記事を最後までお読みいただき、楽天銀行での海外送金・受取にお役立てください。
1. Swiftコードとは何か? 海外送金に不可欠な基本知識
まず、Swiftコードが一体どのようなものなのか、その基本的な知識から見ていきましょう。
1.1. Swiftコード(BICコード)の定義と役割
Swiftコードは、正式には「BICコード(Bank Identifier Code)」と呼ばれます。これは、国際銀行間通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)、略して「SWIFT」が世界の銀行に付与している固有の識別コードです。
SWIFTは、世界中の金融機関の間で安全かつ迅速に金融取引に関する情報をやり取りするためのネットワークを提供しています。海外送金を行う際には、送金元銀行から送金先銀行へ、送金指示や資金移動に関する情報がこのSWIFTネットワークを通じてやり取りされます。その際に、どの銀行へ情報を送れば良いかを特定するために使用されるのが、このSwiftコードなのです。
例えるなら、国内の銀行間のやり取りで支店名や口座番号が必要なのと同じように、国際的な銀行間のやり取りでは、銀行そのものを特定するための「共通の住所」としてSwiftコードが機能します。
Swiftコードが正確でないと、送金指示が正しい銀行に届かず、送金が遅延したり、最悪の場合は資金が戻ってきてしまう(組戻し)といったトラブルに繋がる可能性があります。そのため、海外送金を行う際にも、海外から送金を受け取る際にも、正しいSwiftコードを相手に伝えることが非常に重要になります。
1.2. Swiftコードの構成要素
Swiftコードは、通常8桁または11桁のアルファベットと数字で構成されています。それぞれの桁には意味があります。
- 1~4桁目:銀行コード (Bank Code)
- その銀行固有の識別コードです。アルファベットのみで構成されます。例えば、日本の銀行では「BOTK」(三菱UFJ銀行)、「SMBC」(三井住友銀行)、「MIZU」(みずほ銀行)などがあります。楽天銀行の場合は「RAKT」です。
- 5~6桁目:国コード (Country Code)
- ISO 3166-1 alpha-2で定められた、国を表す2桁のアルファベットコードです。例えば、日本は「JP」、アメリカは「US」、ドイツは「DE」などです。日本の銀行はすべて「JP」が含まれます。
- 7~8桁目:所在地コード (Location Code)
- その銀行の本店や主要な支店などが所在する都市を表すコードです。アルファベットと数字で構成されます。
- 9~11桁目:支店コード (Branch Code) 省略可能
- 特定の支店を表す3桁のアルファベットまたは数字です。本店を示す場合は「XXX」と記載されることもあります。この部分は省略されることが多く、その場合は8桁のSwiftコードとなります。8桁のコードは、その銀行全体(通常は本店)を代表します。特定の支店への送金が必要な場合のみ、11桁のコードを使用します。
楽天銀行のように、店舗を持たないインターネット専業銀行の場合、特定の支店を指定する必要がないため、通常は8桁のSwiftコードで十分です。送金システムによっては11桁の入力を求められることがありますが、その場合は末尾に「XXX」を付け加えることで対応できます。
1.3. Swiftコードと他の金融機関識別子(IBANなど)
海外送金では、Swiftコードの他に「IBAN(International Bank Account Number)」というコードが使われる国もあります。IBANは、口座番号と銀行コード、国コード、チェックディジット(誤りを検出するための数字)を組み合わせたもので、送金先の口座を一意に特定するためのコードです。主に欧州を中心に広く利用されています。
しかし、日本国内の銀行口座にはIBANは存在しません。日本で海外からの送金を受け取る場合、あるいは日本からIBAN利用国へ送金する場合、必要となるのは以下の情報です。
- 日本からIBAN利用国への送金:
- 受取人名、住所
- 受取人口座のIBAN
- 受取銀行のSwiftコード(BICコード)
- 受取銀行名、住所
- IBAN利用国から日本への送金:
- 受取人名、住所
- 受取人口座番号
- 受取銀行名(楽天銀行)
- 受取銀行のSwiftコード(楽天銀行のSwiftコード)
- 受取銀行住所(楽天銀行本店所在地)
このように、日本国内の銀行口座に関するやり取りにおいては、Swiftコードが銀行を特定する主要な手段となります。海外からの送金元には、日本の銀行口座にはIBANがないことを伝え、代わりにSwiftコードと口座番号を伝える必要があります。
2. 楽天銀行のSwiftコードは? その正確な情報を知る
さて、楽天銀行を利用する上で最も重要なSwiftコードは一体何でしょうか?
楽天銀行の公式なSwiftコード(BICコード)は、以下の通りです。
RAKTJPJT
これが、楽天銀行の8桁のSwiftコードです。
- RAKT: 楽天銀行の銀行コード
- JP: 国コード(日本)
- JT: 所在地コード
楽天銀行はインターネット専業銀行であり、特定の支店を指定する必要がないため、通常はこの8桁のコードを使用します。海外の送金システムによっては11桁の入力を必須としている場合がありますが、その際は末尾に「XXX」を加えて「RAKTJPJTXXX」と入力すれば問題ありません。
この「RAKTJPJT」が、海外から楽天銀行口座へ送金を受け取る際に送金元に伝えるべき情報であり、また楽天銀行を利用して海外へ送金する際に受取銀行の情報を入力する際に必要となるコードの形式です(受取銀行のSwiftコードは、その銀行固有のコードを使用します)。
このコードは非常に重要なので、正確に把握しておく必要があります。間違ったコードを入力すると、送金遅延や組戻しの原因となるため、必ず公式サイトなどの信頼できる情報源で確認しましょう。
3. 楽天銀行のSwiftコードを確認する公式な方法
楽天銀行のSwiftコード「RAKTJPJT」は上記の通りですが、自分で公式な情報源から確認する方法を知っておくことは非常に重要です。インターネット上には古い情報や誤った情報が溢れている可能性もあるため、必ず楽天銀行が提供する情報で確認するようにしましょう。
楽天銀行のSwiftコードを確認する公式な方法はいくつかあります。
3.1. 楽天銀行公式サイトでの確認
最も確実で手軽な方法は、楽天銀行の公式サイトで確認することです。公式サイトには、海外送金に関する情報が集約されており、そこにSwiftコードも明記されています。
確認手順:
- 楽天銀行の公式サイトにアクセスします。
- サイト内を検索します。 サイト内の検索窓に「Swiftコード」「スイフトコード」「海外からの送金」「被仕向送金」といったキーワードを入力して検索するのが早いでしょう。
- 関連ページを探します。 検索結果から、「海外からの送金を受け取るには」「海外送金ガイド」「よくある質問」といったタイトルのページを探して開きます。
- Swiftコードを確認します。 これらのページ内に、海外から送金を受け取る際に必要な情報として、楽天銀行のSwiftコード「RAKTJPJT」が記載されています。通常、受取人名、口座番号、銀行名(楽天銀行)、銀行住所(本店所在地)とセットで記載されていることが多いです。
公式サイトでの情報掲載場所のイメージ:
- 海外送金・外貨預金関連のトップページ: 海外送金サービスの概要説明ページに記載されていることがあります。
- 「海外からの送金受取」に関する詳細ページ: 受取方法を説明するページには、必須情報として必ず記載されています。
- 「よくある質問(FAQ)」ページ: 海外送金に関するFAQの中に、「Swiftコードは?」という項目があるはずです。
公式サイトで確認する最大のメリットは、情報が正確かつ最新であることです。銀行の公式サイトは、公式な情報を掲載する場所であるため、安心して利用できます。ブックマークしておくと、次回以降の確認がスムーズになります。
3.2. 楽天銀行カスタマーセンターへの問い合わせ
インターネットでの確認が難しい場合や、記載されている情報について不明な点がある場合は、楽天銀行のカスタマーセンターに直接問い合わせることも有効な手段です。
問い合わせ方法:
- 電話: 楽天銀行の公式ウェブサイトに記載されているカスタマーセンターの電話番号に電話します。
- チャット: 多くの銀行では、公式サイト内にチャットサポート機能を提供しています。楽天銀行もチャットでの問い合わせが可能です。チャットであれば、営業時間外でもAIチャットが対応してくれる場合もあります。
- メールまたは問い合わせフォーム: 公式サイトにある問い合わせフォームから質問を送る方法もあります。
問い合わせ時に伝えるべき情報:
「楽天銀行のSwiftコード(BICコード)を知りたい」旨を明確に伝えましょう。海外から送金を受け取るために必要であることなどを付け加えると、担当者も状況を把握しやすくなります。
カスタマーセンター利用のメリット・デメリット:
- メリット:
- 不明な点を直接質問できる。
- オペレーターから正確な情報を口頭で聞くことができる。
- デメリット:
- 電話の場合、繋がるまで時間がかかる場合がある。
- チャットやメールの場合、回答まで時間を要する場合がある。
急ぎでない場合や、他の海外送金関連の質問もまとめてしたい場合に便利な方法です。
3.3. 楽天銀行会員ページ(ログイン後)での確認
楽天銀行に口座を持っている方は、自身の会員ページ(ログイン後の画面)からも海外送金関連の情報やSwiftコードを確認できる場合があります。
確認手順:
- 楽天銀行公式サイトからログインします。
- メニューまたはサービス一覧を探します。 ログイン後のトップページから、「海外送金」「外貨預金」「振込・振替」などのメニュー項目を探します。
- 海外送金関連のページへ進みます。 「海外送金」や「海外からの送金受取」といったページに進みます。
- Swiftコードの記載を探します。 これらのページ内に、海外送金・受取に必要な情報として、楽天銀行のSwiftコードが記載されている場所があるはずです。例えば、「海外からの送金を受取る方へ」といったセクションに掲載されていることが多いです。
ログインして確認するメリット・デメリット:
- メリット:
- 他の口座情報や取引履歴を確認しながら、必要な情報を一度に入手できる。
- 個別のユーザー向け情報が掲載されている場合がある。
- デメリット:
- ログインの手間が必要。
- どこに情報があるか、メニュー構成を理解する必要がある。
普段から楽天銀行の会員ページを利用している方にとっては、最も慣れた方法かもしれません。
3.4. 過去の海外送金・受取の取引明細
過去に楽天銀行で海外送金をした、あるいは海外からの送金を受け取った経験がある場合、その際の取引明細にSwiftコードが記載されていることがあります。
確認方法:
- ウェブ上の取引明細: 会員ページにログインし、過去の取引明細を確認します。
- 郵送された取引報告書: 必要に応じて郵送で受け取った取引報告書を確認します。
明細で確認する際の注意点:
- 過去の情報であるため、最新の情報であるか確認する必要があります。銀行のSwiftコード自体が変更されることは非常に稀ですが、念のため公式サイトなどで確認することをおすすめします。
- 海外送金をした際の明細には、受取銀行のSwiftコードは記載されていますが、楽天銀行自身のSwiftコードは明示されていない場合があります。海外からの受取をした際の明細には、送金元が使用した楽天銀行のSwiftコードが記載されている可能性が高いです。
この方法は、あくまで参考情報として利用するのが良いでしょう。
4. Swiftコード確認時の重要な注意点
楽天銀行のSwiftコード「RAKTJPJT」を確認する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを怠ると、送金トラブルの原因となる可能性があります。
4.1. 必ず公式情報源で確認する
最も重要な注意点は、必ず楽天銀行の公式サイト、会員ページ、またはカスタマーセンターといった公式な情報源でSwiftコードを確認することです。
インターネット検索で表示される個人ブログ、掲示板、非公式な情報サイトなどに記載されている情報は、古いか誤っている可能性があります。間違ったSwiftコードを使ってしまうと、送金が正常に行われないだけでなく、資金が迷子になったり、組戻しに多大な手数料がかかったりするリスクがあります。
海外送金に関わる情報は非常にデリケートであり、少しのミスが大きなトラブルに繋がります。常に公式サイトの最新情報を参照する習慣をつけましょう。
4.2. 8桁と11桁の違いを理解する
楽天銀行のSwiftコードは「RAKTJPJT」の8桁です。前述の通り、これは楽天銀行全体(本店)を指します。インターネット専業銀行である楽天銀行には物理的な支店がないため、通常はこの8桁で十分です。
ただし、送金元(海外の銀行など)のシステムによっては、Swiftコードが11桁必須となっている場合があります。その際は、末尾に「XXX」を付け加えて「RAKTJPJTXXX」として伝えれば問題ありません。この「XXX」は、支店が特定されない、あるいは本店を表す記号として扱われます。
送金元から「11桁のSwiftコードを教えてください」と言われた場合は、「8桁のRAKTJPJTですが、11桁が必要な場合はRAKTJPJTXXXとしてください」と伝えれば親切でしょう。
4.3. 入力ミスに細心の注意を払う
Swiftコードを海外送金システムに入力する際や、海外からの送金元に伝える際には、入力ミスがないように細心の注意を払ってください。アルファベット1文字、数字1桁、あるいは全角/半角の違いなども許されません。
可能であれば、公式サイトからコピー&ペーストして利用するか、手入力する場合は複数回見直すなど、正確性を期すための工夫をしましょう。
Swiftコードの入力ミスは、以下のような問題を引き起こす可能性があります。
- 送金の遅延: 間違ったコードで送金指示が出され、後から正しい情報に修正する必要が生じる。
- 組戻し: 送金指示が誤った銀行に届いたり、処理が進まなかったりした場合、資金が送金元銀行に戻される。この際、高額な組戻し手数料が発生することが多い。
- 資金の紛失リスク: 極めて稀ですが、誤った情報で処理が進んでしまう可能性もゼロではありません(通常は様々なチェック機構があります)。
海外送金において、Swiftコードは受取人情報(氏名、口座番号)と同様に非常に重要な情報です。その確認と入力には、最大限の慎重さが求められます。
5. 楽天銀行から海外へ送金する
楽天銀行のSwiftコードは、海外から送金を受け取る際に主に必要となりますが、楽天銀行から海外へ送金する際にも、受取銀行のSwiftコードが必要となります。ここでは、楽天銀行を利用した海外送金の概要について説明します。
5.1. 楽天銀行の海外送金サービス概要
楽天銀行は、オンラインバンキングを通じて海外への送金サービスを提供しています。これは、店舗に出向く必要がなく、パソコンやスマートフォンから24時間いつでも(システムメンテナンス時間を除く)手続きができるため、非常に便利です。
楽天銀行の海外送金サービスの特徴は以下の通りです。
- 手続きはオンラインで完結: 楽天銀行の会員ページから手続きを行います。
- 送金通貨: 米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)、豪ドル(AUD)、NZドル(NZD)、カナダドル(CAD)、スイスフラン(CHF)、香港ドル(HKD)、シンガポールドル(SGD)、タイバーツ(THB)、人民元(CNY)など、主要な通貨に対応しています。ただし、送金先の国や銀行によっては送金できない場合もあります。
- 送金目的: 留学費用、海外生活費、海外の家族への送金、商品購入代金など、様々な目的に利用できます(商業送金など、目的によっては手続きが異なる場合があります)。
- 送金手数料: 後述しますが、手数料体系は明確です。
- 送金限度額: 1回あたりの送金限度額や1日あたりの送金限度額が設定されています。
- 送金にかかる日数: 通常、数営業日かかります(送金先の国や銀行、経由する中継銀行の数などによって異なります)。
楽天銀行で海外送金を行うには、あらかじめ海外送金サービス利用登録(本人確認などが必要)が必要です。
5.2. 海外送金の手続きの流れ(オンライン)
楽天銀行の会員ページから海外送金を行う際のおおまかな流れは以下のようになります。
- ログイン: 楽天銀行の会員ページにログインします。
- 海外送金メニューを選択: 「海外送金」または関連するメニューを選択します。
- 送金指示入力:
- 送金目的の選択: 留学、生活費など、送金目的を選択します。
- 送金金額・通貨の入力: 送金したい金額と通貨を指定します。
- 受取人情報の入力:
- 受取人の氏名(フルネーム、アルファベット表記)
- 受取人の住所(国名、都市名、番地など、詳細に)
- 受取人の口座番号
- 受取銀行情報の入力:
- 受取銀行のSwiftコード(BICコード)
- 受取銀行名(正式名称)
- 受取銀行の支店名、住所(Swiftコードが8桁の場合は本店住所、11桁の場合は該当支店住所)
- (IBAN利用国への送金の場合は、IBANも必要)
- 手数料負担方法の選択: 送金手数料を誰が負担するかを選択します(通常は依頼人負担「OUR」、受取人負担「BEN」、送金人と受取人で分け合う「SHA」のいずれか)。楽天銀行では通常「OUR」または「SHA」が選択可能です。
- その他必要情報の入力: 資金の源泉、本人確認に関する情報など、銀行から求められる情報を入力します。
- 入力内容の確認: 入力した全ての情報が正確であることを確認します。特に、金額、通貨、受取人情報、銀行情報(Swiftコード含む)は二重三重にチェックが必要です。
- 送金実行: 最終確認を経て、送金を指示します。
- 送金完了通知: 送金手続きが完了すると、メールなどで通知が届きます。
5.3. 受取銀行のSwiftコードを確認する
楽天銀行から海外へ送金する際には、受取銀行のSwiftコードが必要になります。この情報は、送金先の受取人に確認してもらうのが最も確実な方法です。
受取人は、自身の取引銀行に問い合わせるか、その銀行の公式サイトでSwiftコードを確認できます。楽天銀行のSwiftコードを自分で確認するのと同じように、送金先の銀行の公式情報源を確認してもらうよう依頼しましょう。
5.4. 手数料と日数
楽天銀行の海外送金にかかる手数料は、主に以下の要素で構成されます。
- 送金手数料: 楽天銀行に支払う手数料です。送金金額や通貨によって異なる場合があります。
- 中継銀行手数料: 送金銀行と受取銀行の間で資金を中継する銀行(コルレス銀行)が徴収する手数料です。海外送金では、複数の銀行を経由することが一般的であり、その都度手数料が発生する可能性があります。この手数料は、送金前に正確な金額を知ることが難しく、送金金額から差し引かれる(受取金額が少なくなる)場合があります。
- 受取銀行手数料: 受取銀行が資金の受取に対して徴収する手数料です。
手数料負担方法(OUR/BEN/SHA)によって、これらの手数料の負担者が変わります。
- OUR: 全ての手数料を送金人(依頼人)が負担します。受取人は手数料なしで指定金額を受け取れます(ただし、受取銀行が独自に徴収する手数料がある場合は除く)。
- BEN: 全ての手数料を受取人が負担します。送金金額から全ての手数料が差し引かれて受取人に支払われます。
- SHA: 送金銀行手数料を送金人が、中継銀行手数料や受取銀行手数料を受取人が負担します。
楽天銀行では、通常「OUR」または「SHA」での送金が選択可能です。手数料体系は楽天銀行の公式サイトで確認できます。
送金にかかる日数は、通常数営業日です。これは、SWIFTネットワークを通じて情報や資金がリレーされるためです。送金先の国、銀行の営業時間、経由する中継銀行の数、週末や祝日などを挟むかどうかによって変動します。初めての送金や、高額な送金の場合は、通常よりも時間がかかることもあります。
正確な送金日数や手数料については、楽天銀行の公式サイトで最新情報を確認するか、カスタマーセンターに問い合わせることをお勧めします。
6. 楽天銀行で海外からの送金を受け取る
海外に住む家族や友人、取引先などから楽天銀行口座へ送金を受け取る際にも、楽天銀行のSwiftコードが必要になります。このセクションでは、海外からの送金受け取りについて詳しく解説します。
6.1. 海外からの送金受け取りの仕組み
海外からの送金は、送金元の銀行からSWIFTネットワークを通じて日本の楽天銀行へ届けられます。この際、資金情報と同時に、送金人情報、受取人情報(氏名、口座番号)、そして受取銀行情報(銀行名、住所、そしてSwiftコード)が正確に伝えられる必要があります。
6.2. 送金元に伝えるべき情報
海外からの送金元に楽天銀行口座へ送金してもらうために、送金元へ正確な情報を伝える必要があります。伝えるべき情報は以下の通りです。
- 受取人名 (Account Holder Name):
- 送金を受け取る楽天銀行口座の名義人氏名です。楽天銀行に登録している口座名義と完全に一致するアルファベット表記のフルネームを伝えてください。ミドルネームなども含め、一字一句間違えずに伝えましょう。口座名義と送金指示の名義が異なると、送金を受け取れない場合があります。
- 受取人口座番号 (Account Number):
- 送金を受け取る楽天銀行の口座番号です。
- 受取銀行名 (Bank Name):
- 楽天銀行の正式名称を伝えます。「Rakuten Bank, Ltd.」など、送金システムで入力可能な正式名称を確認して伝えましょう。公式サイトに記載されていることが多いです。
- 受取銀行のSwiftコード (Swift Code / BIC Code):
- 楽天銀行のSwiftコード「RAKTJPJT」を伝えます。前述の通り、送金元システムが11桁を要求する場合は「RAKTJPJTXXX」として伝えても問題ありません。
- 受取銀行住所 (Bank Address):
- 楽天銀行の本店所在地住所を伝えます。これも公式サイトに記載されています。「Rakuten Bank, Ltd. Head Office Address: …」といった形式で伝えましょう。物理的な店舗はありませんが、国際送金のルール上、銀行の所在地情報が必要になります。
- (オプション)受取人住所 (Account Holder Address):
- 送金元の銀行によっては、受取人の住所も必須情報として求められる場合があります。楽天銀行に登録している住所を正確に伝えてください。
- (オプション)IBANは不要であることの伝達:
- 海外の送金元が「日本の銀行にはIBANがない」ことを知らない場合もあります。「日本の銀行口座にはIBANはありませんので、代わりにSwiftコードと口座番号を伝えてください」といった旨を伝えておくと、送金元での手続きがスムーズになります。
これらの情報を送金元に伝える際は、間違いがないように、コピー&ペーストできるテキスト形式で送るか、楽天銀行公式サイトの海外からの送金受取ページへのリンクを共有するなど、正確性を期すようにしましょう。
6.3. 受取にかかる手数料(被仕向送金手数料)
海外からの送金を受け取る際にも、手数料が発生する場合があります。主な手数料は以下の通りです。
- 中継銀行手数料: 送金銀行と楽天銀行の間を経由する銀行が徴収する手数料です。これは送金金額から差し引かれて楽天銀行に届くため、受取金額が送金金額より少なくなる場合があります。送金人が手数料負担方法として「OUR」を選択している場合は発生しないこともありますが、「SHA」や「BEN」の場合は発生します。
- 被仕向送金手数料: 楽天銀行が海外からの送金を受け取る際に徴収する手数料です。楽天銀行の公式サイトで金額が確認できます。送金金額から差し引かれる形で徴収されます。
海外からの送金を受け取る際は、これらの手数料が差し引かれる可能性があることを考慮に入れておく必要があります。正確な手数料については、楽天銀行公式サイトをご確認ください。
6.4. 受取にかかる日数と着金確認
海外からの送金が楽天銀行口座に着金するまでの日数は、通常数営業日です。これも、送金元の国、送金銀行、経由する中継銀行の数、楽天銀行での受取手続き、週末や祝日などによって変動します。
着金したかどうかは、楽天銀行の会員ページで口座の入出金明細を確認することで分かります。楽天銀行から着金通知のメールが届く場合もあります。送金元から送金手続き完了の連絡を受けたら、数日後に楽天銀行の口座を確認してみましょう。
着金までに通常より時間がかかっている場合は、以下の原因が考えられます。
- 送金情報の入力ミス(Swiftコード、口座番号、氏名など)
- 経由する銀行が多い
- 送金金額が大きい場合などの追加の確認
- 送金元の国や銀行の都合
- 週末や祝日による銀行休業
着金が遅い場合は、まず送金元に手続き状況を確認してもらい、問題がないようであれば楽天銀行のカスタマーセンターに問い合わせてみるのも良いでしょう。ただし、楽天銀行側で着金状況を追跡するには、通常、送金リファレンス番号などが必要になります。
6.5. 外貨での受取と円への両替
楽天銀行には外貨普通預金口座があります。海外からの送金を外貨(米ドル、ユーロなど)で受け取る場合、その外貨のまま楽天銀行の外貨普通預金口座で受け取ることも可能です。この場合、円への両替は発生しません。
円普通預金口座で受け取りたい場合は、送金された外貨が楽天銀行で円に両替されて入金されます。この際の両替レートは、楽天銀行が定めた為替レートが適用されます。リアルタイムレートが適用されることが多いですが、両替のタイミングやレートについては楽天銀行の規定を確認してください。
外貨のまま受け取っておき、有利な為替レートの時に円に両替するといった運用も可能です。ただし、外貨普通預金を利用するには、あらかじめ楽天銀行で外貨普通預金口座を開設しておく必要があります。
7. 楽天銀行と他の銀行・送金サービスとの比較
海外送金や受取には、楽天銀行以外にも様々な選択肢があります。ここでは、楽天銀行の海外送金サービスを他の主要な方法と比較してみましょう。
7.1. メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など)との比較
日本のメガバンクも海外送金サービスを提供しています。
- 手数料: 一般的に、メガバンクの海外送金手数料は楽天銀行を含むオンライン銀行や専門の送金サービスと比較して高めな傾向があります。中継銀行手数料なども含めると、総コストが高くなることが多いです。
- 利便性: メガバンクは店舗窓口での手続きも可能ですが、オンラインバンキングでの手続きも提供しています。店舗での手続きは対面で相談できる安心感がある一方、営業時間や待ち時間といった制約があります。オンライン手続きの利便性は楽天銀行と似ていますが、システムや操作性が異なる場合があります。
- 対応通貨・国: メガバンクは歴史的に海外送金の経験が豊富で、多くの通貨や国に対応していることが多いです。
- 為替レート: メガバンクの為替レートは、オンライン送金サービスと比較してスプレッド(売値と買値の差)が広い傾向があり、実質的なコストが高くなることがあります。
楽天銀行の優位点: オンライン完結の手軽さ、比較的低い手数料設定(特に送金手数料)、為替レートの競争力(オンライン送金サービスには劣る場合も)。
メガバンクの優位点: 対面での相談が可能、対応通貨・国が豊富、企業送金など複雑なニーズに対応できる場合がある。
7.2. ゆうちょ銀行との比較
ゆうちょ銀行も国際送金サービスを提供しています。
- 手数料: ゆうちょ銀行の国際送金手数料は、送金方法(郵便振替、口座送金など)によって異なります。一般的に、メガバンクよりは安い場合もありますが、楽天銀行やオンライン送金サービスよりは高めな傾向があります。
- 利便性: ゆうちょ銀行の店舗窓口での手続きが基本となります。オンラインでの手続きも一部可能ですが、楽天銀行ほどオンラインに特化していません。店舗数が多いため、近くに店舗がある場合は便利かもしれません。
- 対応通貨・国: ゆうちょ銀行も多くの国・地域と送金ネットワークを持っていますが、Swiftコードを用いた銀行送金だけでなく、ウエスタンユニオンなど他の送金方法も提供しており、送金方法によって対応が異なります。
楽天銀行の優位点: 完全オンラインでの手続き、24時間いつでも手続き可能(メンテナンス除く)、手数料の明確さ。
ゆうちょ銀行の優位点: 全国に店舗がある、銀行口座を持たない相手への送金など多様な方法を提供している。
7.3. オンライン送金サービス(Wise, Revolutなど)との比較
近年、Wise(旧TransferWise)やRevolutといったオンライン特化型の国際送金・決済サービスが台頭しています。
- 手数料: これらのサービスは、銀行と比較して圧倒的に低い手数料と、有利な為替レート(ミッドマーケットレートに近いレート)を提示することが多いです。手数料体系も非常に明確です。
- 利便性: ウェブサイトや専用アプリから簡単に手続きでき、送金状況もリアルタイムで追跡可能です。手続きのスピードも速い場合があります。
- 為替レート: 銀行よりも有利な為替レートを提供することが多く、実質的な送金コストを抑えられます。
- 送金スピード: 多くの主要通貨・国への送金は、数分から数時間、長くても1~2営業日で完了することが多く、銀行よりも速い傾向があります。
- 対応通貨・国: 多くの主要通貨・国に対応しています。
- 機能: 外貨口座の開設、デビットカードの発行など、国際的な資金管理に便利な付加サービスを提供していることが多いです。
楽天銀行の優位点:
* 既存の楽天銀行口座からすぐに利用できる。
* 銀行であることによる安心感(預金保護など)。
* 楽天ポイントとの連携(送金・受取でポイントが貯まる・使えるかは要確認)。
オンライン送金サービスの優位点:
* 圧倒的に低い手数料と有利な為替レート。
* 送金スピードが速い。
* アプリの操作性が優れている場合が多い。
* 多通貨口座やデビットカードなど便利な付加機能。
7.4. どのようなユーザーに楽天銀行が適しているか
これらの比較を踏まえると、楽天銀行の海外送金サービスは以下のようなユーザーに適していると言えます。
- すでに楽天銀行をメインバンクとして利用しているユーザー: 新たにサービス登録する手間が少なく、慣れたインターフェースで手続きできます。
- 楽天ポイントを貯めている/利用しているユーザー: 楽天グループのサービスをまとめて利用したい場合に便利です(海外送金とのポイント連携があるかは要確認)。
- オンラインでの手続きに抵抗がないユーザー: 店舗に行く時間がない、自宅やオフィスから手続きしたい場合に最適です。
- 手数料よりも、既存の口座で完結できる手軽さや安心感を重視するユーザー: オンライン送金サービスほどの低コストではない場合もありますが、銀行として信頼性は高いです。
- 送金頻度が高すぎず、一度の手続きで済ませたいユーザー: 手続き自体は比較的スムーズです。
一方で、頻繁に海外送金を行う方、少額の送金を頻繁に行う方、とにかく手数料や為替レートを最優先したい方は、WiseやRevolutなどのオンライン送金サービスと比較検討してみる価値があるでしょう。
最終的にどのサービスを利用するかは、送金・受取の目的、金額、頻度、スピード、重視する点(手数料、利便性、安心感など)によって異なります。ご自身の状況に合わせて、複数のサービスを比較検討することをおすすめします。その比較検討の際に、楽天銀行のSwiftコード確認方法やサービス内容が、この記事の情報として役立つはずです。
8. 海外送金・受取に関するよくある質問 (FAQ)
楽天銀行での海外送金・受取に関して、ユーザーがよく疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
Q1. 楽天銀行のSwiftコードを間違えて送金してしまいました。どうなりますか?
A1. 送金依頼情報に誤りがあった場合、いくつかのケースが考えられます。
- 送金銀行のシステムでエラーとなる: Swiftコードが明らかに存在しないコードや、桁数が違う場合などは、送金手続きの初期段階でエラーとなり、先に進めないことがあります。
- 中継銀行で処理が止まる: Swiftコードは正しいが、その他の情報(口座番号、受取人名など)に誤りがある場合、中継銀行や受取銀行の手前で処理が進まず、確認や修正が求められることがあります。
- 受取銀行に届くが、口座に入金できない: Swiftコードは合っているものの、受取人名と口座名義が一致しないなどの理由で、受取銀行が口座への入金を保留したり、送金銀行に照会したりします。
いずれの場合も、送金は遅延します。最も多いのは、資金が送金元銀行に戻される「組戻し」となるケースです。組戻しには、送金手数料に加えて組戻し手数料がかかり、さらに資金が戻ってくるまで時間がかかります。手数料は送金金額や経由銀行によって異なり、高額になることもあります。
誤りに気づいた時点で、速やかに楽天銀行のカスタマーセンターに連絡し、組戻しや修正の手続きが可能か相談してください。ただし、送金が進んでしまっている場合は、手続きが困難または不可能になることもあります。Swiftコードや口座番号、氏名などの重要情報は、入力時に細心の注意を払い、間違いがないように確認することが何よりも重要です。
Q2. 楽天銀行から海外へ送金するのにどれくらい時間がかかりますか?
A2. 通常、送金手続き完了から数営業日で受取人の口座に着金します。ただし、これはあくまで目安であり、送金先の国、受取銀行の処理速度、経由する中継銀行の数、週末や祝日、送金審査など様々な要因によって変動します。欧米主要国への送金であれば比較的早い傾向にありますが、発展途上国などでは時間がかかることもあります。年末年始などの繁忙期も遅延しがちです。
正確な日数は事前に確約できませんが、楽天銀行の公式サイトで目安の日数を確認できる場合もあります。
Q3. 楽天銀行での海外送金・受取にはどれくらい手数料がかかりますか?
A3. 手数料は以下の要素で構成され、楽天銀行の公式サイトで最新の金額を確認する必要があります。
- 楽天銀行から海外へ送金する場合:
- 送金手数料(楽天銀行に支払う手数料)
- 中継銀行手数料(送金金額から差し引かれることが多い)
- 受取銀行手数料(送金金額から差し引かれるか、受取人が支払う)
- 為替手数料(外貨建て送金で円貨から両替する場合の両替コスト。為替レートに含まれるスプレッド)
- 海外から楽天銀行へ送金を受け取る場合:
- 被仕向送金手数料(楽天銀行が徴収する手数料)
- 中継銀行手数料(送金金額から差し引かれることが多い)
- 為替手数料(外貨建て送金で円貨口座で受け取る場合の両替コスト)
送金金額や選択した通貨、送金経路によって手数料総額は変動します。手数料負担方法(OUR/BEN/SHA)によって、誰がどこの手数料を負担するかが変わる点も重要です。正確な手数料を知るには、楽天銀行の公式サイトで手数料一覧を確認するか、送金シミュレーション機能があれば利用してみてください。
Q4. 楽天銀行での海外送金・受取に上限額はありますか?
A4. はい、楽天銀行では海外送金・受取に上限額が設定されています。これは、不正利用防止やマネーロンダリング対策といったセキュリティ上の理由や、銀行の規定によるものです。
- 送金上限額: 1回あたりの送金上限額、1日あたりの送金上限額、1ヶ月あたりの送金上限額などが設定されている場合があります。
- 受取上限額: 一般的に、海外からの送金受取に上限額は設けられていないことが多いですが、高額な受取の場合は本人確認の強化や資金の出所に関する確認を求められることがあります。
正確な上限額は、楽天銀行の公式サイトや会員ページで確認できます。高額な送金・受取を予定している場合は、事前に上限額を確認し、必要であれば分割して手続きを行うなどの対応を検討しましょう。
Q5. 海外送金・受取には本人確認が必要ですか?
A5. はい、海外送金・受取を含む国際的な資金移動には、法律(犯罪収益移転防止法など)に基づき、厳格な本人確認が義務付けられています。
楽天銀行で海外送金サービスを利用するには、あらかじめオンラインでの本人確認手続きなど、海外送金サービス利用登録が必要です。すでに楽天銀行口座を持っている方でも、別途手続きが必要な場合があります。
海外からの送金を受け取る際も、着金時に本人確認に関する追加情報の提供を求められることがあります。これは、マネーロンダリングなどの不正を防ぐための措置です。
顔写真付き本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)や、場合によってはマイナンバー(個人番号)の提示が必要になります。スムーズな手続きのためにも、本人確認手続きは早めに済ませておくことをお勧めします。
Q6. 海外からの送金を外貨のまま楽天銀行で受け取れますか?
A6. はい、楽天銀行に外貨普通預金口座を開設している場合は、海外からの送金をその外貨のまま受け取ることができます。例えば、米ドルで送金された資金を、円に両替せず米ドル普通預金口座に入金するといったことが可能です。
外貨のまま保有しておき、円高になったタイミングで円に両替するといった運用もできます。ただし、外貨普通預金を利用するには、事前に楽天銀行で口座を開設しておく必要があります。円普通預金口座しか持っていない場合は、送金された外貨は楽天銀行で円に両替されて入金されます。
Q7. 楽天銀行以外の銀行のSwiftコードはどこで調べられますか?
A7. 他の日本の銀行や海外の銀行のSwiftコードを調べたい場合も、同様にその銀行の公式サイトで確認するのが最も確実な方法です。
- 日本の銀行: 各銀行の公式サイトの「海外送金」「外国為替」「Swiftコード」といったページや、よくある質問(FAQ)のページに記載されています。
- 海外の銀行: その銀行の公式サイトを探し、「Swift code」「BIC code」「International Transfer」「Receive Money」といったキーワードで検索してください。
また、Swiftコードの検索ツールを提供している非公式なウェブサイトも存在しますが、情報の正確性には注意が必要です。やはり、公式サイトで確認するか、送金相手に確認してもらうのが最も安全です。
9. まとめ:正確なSwiftコードで安全な海外送金を
この記事では、楽天銀行のSwiftコード確認方法を中心に、海外送金・受取に関する詳細な情報を提供しました。
Swiftコードは、海外送金において銀行を特定するための非常に重要な情報であり、楽天銀行の公式なSwiftコードは「RAKTJPJT」です。
このSwiftコードを確認する最も確実な方法は、楽天銀行の公式サイト、会員ページ(ログイン後)、またはカスタマーセンターといった公式な情報源を利用することです。インターネット検索で表示される非公式な情報には誤りがある可能性があるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
楽天銀行は、オンラインで手軽に海外送金・受取ができる便利なサービスを提供しています。Swiftコード以外にも、受取人の正確な氏名、口座番号、銀行名、銀行住所といった情報が必要です。海外からの送金を受け取る場合は、これらの情報を正確に送金元に伝えることが重要です。
海外送金には、送金手数料、中継銀行手数料、受取銀行手数料といった様々な手数料が発生します。また、着金までには通常数営業日かかります。これらの情報は、楽天銀行の公式サイトで最新のものを確認し、ご理解の上で手続きを進めてください。
楽天銀行の海外送金サービスは、オンラインでの利便性を重視するユーザーや、すでに楽天銀行をメインに利用しているユーザーにとって魅力的な選択肢です。ただし、手数料や為替レートに関しては、WiseやRevolutといったオンライン送金サービスと比較検討してみる価値があります。
国際的な資金のやり取りは、国内の振込と比較して手続きや用語が複雑に感じられるかもしれません。しかし、この記事で解説したSwiftコードの確認方法や必要情報を正確に理解し、公式サイトなどの信頼できる情報源をしっかりと参照することで、スムーズかつ安全に楽天銀行での海外送金・受取を行うことができるはずです。
海外との資金のやり取りを円滑に進めるために、ぜひこの記事の情報を活用し、正確なSwiftコードを把握してください。
【重要な免責事項】
この記事は2024年5月現在の情報に基づいて作成されています。楽天銀行のサービス内容、手数料、Swiftコード、手続き方法などは変更される可能性があります。海外送金・受取を行う際は、必ず楽天銀行の公式サイトで最新の情報をご確認いただくか、直接カスタマーセンターにお問い合わせください。記事内容を利用したことによる損害について、筆者および掲載者は一切の責任を負いません。海外送金はご自身の判断と責任において行ってください。