【2024年最新】自動車税のd払い支払い手順を徹底紹介

【2024年最新】自動車税のd払い支払い手順を徹底紹介!メリット・デメリットから注意点まで詳しく解説

自動車をお持ちの皆さん、毎年訪れる「自動車税(種別割)」の納付、どうされていますか?以前は銀行やコンビニの窓口に納付書を持っていくのが一般的でしたが、近年はキャッシュレス決済の普及により、様々な方法で自宅から手軽に支払えるようになりました。

その中でも、日常的に利用されている方も多い「d払い」で自動車税が支払えることをご存知でしょうか?「いつも使っているd払いで税金も払えたら便利なのに」「ポイントは貯まるの?」「どうやって支払うの?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。

この記事では、2024年最新の情報に基づき、自動車税をd払いで支払うための準備から具体的な手順、そして気になるメリット・デメリット、さらには知っておくべき注意点まで、約5000語にわたって徹底的に解説します。この記事を読めば、自動車税のd払い支払いを安心して、そしてお得に利用するための全てがわかります。ぜひ最後までご覧ください。

1. 自動車税とは?その重要性と支払い方法の多様化

まずは、自動車税の基本的な知識についておさらいしておきましょう。

1-1. 自動車税(種別割)の概要

自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点で自動車(軽自動車を除く)を所有している方に対して課税される地方税です。都道府県に納める税金であり、その税収は道路の整備や維持管理、あるいは地域の公共サービスなど、私たちの暮らしに身近な形で活用されています。

納税義務者は、原則として4月1日現在の所有者(割賦販売などで所有権が売主に留保されている場合は使用者)です。税額は、自動車の用途(自家用・営業用)、排気量、新規登録からの経過年数(環境性能割の適用、重課・軽課)などによって異なります。

軽自動車の場合は「軽自動車税(種別割)」が課税され、こちらは市町村に納めることになります。支払い時期や方法は自動車税(種別割)と概ね同じですが、一部異なる点もあります。本記事では主に自動車税(種別割)について解説しますが、軽自動車税(種別割)についても多くの場合、同様の手順でd払いによる支払いが可能です。

1-2. 支払い時期と納付書

自動車税(種別割)の納付書は、通常、毎年5月上旬頃に、4月1日時点の所有者(または使用者)の住所へ郵送されます。納付期限は原則として毎年5月31日です。ただし、この日が土日祝日の場合は、翌営業日が期限となります。期限を過ぎてしまうと、延滞金が発生したり、車検が受けられなくなったりするなどの不利益が生じる可能性があるため、必ず期限内に納付しましょう。

納付書には、税額や支払い期限、そして様々な支払い方法に関する情報が記載されています。近年では、この納付書に「eL-QR(地方税統一QRコード)」「eL番号(納付番号・確認番号・納付区分)」が印字されているものが増えてきました。このeL-QRやeL番号が、スマホ決済やクレジットカード払いなど、自宅からのオンライン納付を可能にする鍵となります。

1-3. 支払い方法の多様化

かつて自動車税の支払いは、金融機関の窓口や郵便局、あるいはコンビニエンスストアで行うのが一般的でした。しかし、技術の進歩やキャッシュレス化の推進により、現在では以下のように多岐にわたる支払い方法が提供されています。

  • 金融機関・郵便局の窓口: 納付書を持参して現金で支払う伝統的な方法。
  • コンビニエンスストア: 納付書を持参してレジで現金払い。バーコードを読み取って支払います。
  • ペイジー(Pay-easy): ATMやインターネットバンキングを利用して支払う方法。納付書に記載された収納機関番号、納付番号、確認番号などが必要です。
  • クレジットカード払い: 自治体や指定の納付サイトを通じて、クレジットカードで支払う方法。手数料がかかる場合が多いです。
  • インターネットバンキング: 金融機関のウェブサイトやアプリを利用して支払う方法。
  • スマホ決済アプリ: PayPay、LINE Pay、d払い、au PAYなど、様々なスマホ決済アプリを利用して支払う方法。主に納付書に印字されたeL-QRコードやeL番号を利用します。
  • 口座振替: 事前に手続きをしていれば、登録口座から自動的に引き落とされる方法。

これらの多様な支払い方法の中から、ご自身の状況やライフスタイルに合った方法を選択できるようになっています。そして、その中でも利便性の高さから注目を集めているのが、スマホ決済アプリ、特にd払いによる支払いなのです。

2. d払いとは?税金支払いに使える理由

次に、d払いについて改めて確認し、なぜ自動車税の支払いに利用できるのかを見ていきましょう。

2-1. d払いの基本的な仕組み

d払いとは、NTTドコモが提供するスマートフォン向けの決済サービスです。街のお店やインターネットショッピング、さらには公共料金や税金まで、様々な場所で利用できます。

d払いの主な支払い方法は以下の4つです。

  • 電話料金合算払い: ドコモユーザーの場合、d払いでの利用金額を毎月の携帯電話料金と合算して支払う方法です。最も手軽な支払い方法の一つと言えます。
  • d払い残高: d払いアプリにチャージした残高から支払う方法です。銀行口座やコンビニ、ATM、あるいは他の決済サービス(ペイジー、メルペイスマート払いなど)からチャージできます。残高払いの場合、チャージした金額の範囲内で利用できるため、使いすぎを防ぐのに役立ちます。
  • クレジットカード: d払いアプリに登録したクレジットカードから支払う方法です。Visa、Mastercard、JCB、AMEXなど、主要な国際ブランドに対応しています。クレジットカード会社のポイントも別途貯まる場合があります。
  • dポイント: 貯まっているdポイントを1ポイント=1円として支払いに充当できます。全額をポイントで支払うことも、一部だけポイントで支払うことも可能です。

これらの支払い方法を状況に応じて使い分けることができます。

2-2. d払いが自動車税支払いに対応している背景

d払いが自動車税などの税金支払いに対応できるようになった背景には、地方税共同機構が運営する「地方税お支払いサイト」の存在があります。

地方税共同機構は、地方税の徴収・運営を効率化するために設立された組織で、インターネットを通じて地方税の支払いができるシステムを構築・運営しています。このシステムの中核となるのが、納付書に印字されるeL-QRコードeL番号です。

eL-QRコードやeL番号は、全国の地方税統一システムに対応しており、このコードや番号を利用することで、金融機関やコンビニだけでなく、クレジットカード、ペイジー、そして様々なスマホ決済サービスからも支払いが可能になりました。d払いも、この「地方税お支払いサイト」と連携することで、eL-QRやeL番号が印字された納付書の支払いに対応できるようになったのです。

これにより、d払いユーザーは、使い慣れたアプリを使って、自宅にいながら自動車税の支払いを完了させることが可能になりました。

2-3. dポイントの活用

d払いを利用する大きなメリットの一つが、dポイントの活用です。通常、d払いで支払いをすると、利用金額に応じてdポイントが貯まります。また、貯まったdポイントを支払いに充当することもできます。

税金の支払いにおいてポイント還元があるかどうかは、支払い方法(電話料金合算払い、残高払い、クレカ連携払い)や実施中のキャンペーンによって異なります。多くの場合、税金や公共料金の支払いでは基本のポイント還元率が適用されない、あるいは還元対象外となることが多いですが、特定のキャンペーン期間中はポイント還元が実施される可能性もあります。

しかし、たとえ支払いによるポイント還元がなくても、貯まっているdポイントを税金の支払いに充当できる点は非常に魅力的です。現金を使わずにポイントだけで税金を支払える可能性があるため、日頃からdポイントを貯めている方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

3. 自動車税をd払いで支払うための準備

実際にd払いで自動車税を支払う前に、いくつかの準備が必要です。スムーズに支払い手続きを進めるために、以下の点を事前に確認しておきましょう。

3-1. 必要なものリスト

自動車税をd払いで支払うために必要なものは、主に以下の3点です。

  1. スマートフォン: d払いアプリを利用するためのスマートフォンが必要です。
  2. d払いアプリ: スマートフォンにd払いアプリがインストールされており、利用可能な状態になっている必要があります。
  3. 自動車税納付書: eL-QRコードまたはeL番号が印字された、有効な自動車税納付書が必要です。コンビニ払い用のバーコードしか印字されていない納付書では、d払いで直接支払うことはできません。

3-2. d払いアプリのダウンロードと設定

まだd払いアプリを利用していない方は、まずアプリストア(App StoreまたはGoogle Play)から「d払い」アプリをダウンロードし、インストールしてください。

アプリを起動したら、初期設定を行います。

  1. dアカウントのログイン/作成: d払いを利用するには、dアカウントが必要です。ドコモユーザーでない方も無料で作成できます。すでにdアカウントをお持ちの方はログインしてください。
  2. 利用規約への同意: d払いの利用規約を確認し、同意します。
  3. 支払い方法の設定: d払い残高、電話料金合算払い、クレジットカードの中から、主な支払い方法を設定します。自動車税のような高額な支払いを検討している場合は、支払い上限額や残高チャージ方法も考慮して選択しましょう。
  4. セキュリティ設定: 念のため、アプリのパスコードロックや生体認証(指紋認証、顔認証など)を設定しておくことを推奨します。不正利用のリスクを低減できます。

これらの初期設定が完了すれば、d払いを利用する準備は整います。

3-3. 支払い方法の確認とチャージ(残高払いの場合)

d払い残高で支払う場合は、自動車税の税額に対して十分な残高があるか確認が必要です。残高が不足している場合は、事前にチャージしておきましょう。

d払い残高への主なチャージ方法は以下の通りです。

  • 銀行口座: 多くの主要銀行に対応しています。事前に銀行口座をd払いアプリに登録する必要があります。登録後は、アプリから簡単に入金できます。
  • コンビニエンスストア: ローソン、ファミリーマート、セブン-イレブンなどで現金チャージが可能です。アプリでバーコードを表示し、レジで読み取ってもらいます。
  • ATM(セブン銀行ATM): セブン銀行ATMから現金でチャージできます。アプリに表示されるコードをATMで読み取らせて手続きします。
  • ペイジー: インターネットバンキングやATMからペイジーを利用してチャージできます。
  • クレジットカード: クレジットカードからのチャージも可能ですが、チャージできるカードブランドや回数に制限がある場合があります。また、クレジットカードからのチャージはポイント還元の対象外となることが多いです。

自動車税の税額は数万円になることもありますので、必要な金額を一度にチャージできる方法を選びましょう。銀行口座からのチャージが最も手軽で、上限額も比較的高い場合が多いです。

クレジットカード払いを設定している場合でも、カード会社の利用限度額に注意が必要です。税額が利用限度額に近い場合は、事前にカード会社に確認しておくか、別の支払い方法も検討しましょう。

3-4. dポイントの確認

自動車税の支払いにdポイントを利用したい場合は、現在のdポイント保有数を確認しておきましょう。d払いアプリやNTTドコモのMy docomoサイトなどで確認できます。ポイントを支払いに充当する設定は、実際の支払い手続きの画面で行います。

4. 自動車税をd払いで支払う具体的な手順(地方税お支払いサイト経由)

多くの自治体では、自動車税のd払い支払いは「地方税お支払いサイト」を経由して行います。これは、納付書に印字されたeL-QRコードやeL番号を利用する共通の方法です。ここでは、この最も一般的な支払い手順を詳しく解説します。

【重要!】 自動車税納付書にコンビニ払い用のバーコードしか印字されていない場合は、d払いを含むスマホ決済で直接読み取って支払うことはできません。「eL-QRコード」または「eL番号」が印字されているか、必ず確認してください。

4-1. 手順概要

全体の手順は以下のようになります。

  1. 自動車税納付書を確認し、eL-QRコードまたはeL番号を確認する。
  2. スマートフォンのウェブブラウザから「地方税お支払いサイト」にアクセスする。
  3. サイト上で、QRコードを読み取るか、eL番号を入力して納付情報を読み込む。
  4. 表示された納付内容を確認する。
  5. 支払い方法として「スマホ決済」を選択する。
  6. 利用可能なスマホ決済サービスの中から「d払い」を選択する。
  7. d払いアプリが起動し、支払い内容が引き渡される。
  8. d払いアプリ上で支払い内容を確認し、支払いを実行する。
  9. d払いアプリでの支払い完了画面を確認する。
  10. 再度「地方税お支払いサイト」に戻り、支払い完了を確認する。

以下、各ステップをさらに詳しく見ていきましょう。

4-2. ステップ1:納付書の確認

お手元に届いた自動車税納付書を確認してください。以下のいずれかが印字されていることを確認します。

  • eL-QR(地方税統一QRコード): 通常、納付書の右下あたりに黒い四角いQRコードと「eL-QR」という文字が印字されています。
  • eL番号: 「納付番号」「確認番号」「納付区分」などの複数の番号が記載されています。

これらのどちらかがあれば、地方税お支払いサイトを利用してd払いでの支払いが可能です。

【注意】 コンビニエンスストア等での支払いに利用する「バーコード」は、スマホ決済アプリで直接読み取るためのものではありません。eL-QRやeL番号がない場合は、自治体独自の支払い方法が提供されているか、あるいは別の支払い方法(金融機関窓口など)を利用する必要があります。まずは納付書をよく確認しましょう。

4-3. ステップ2:地方税お支払いサイトへアクセス

スマートフォンのウェブブラウザ(Safari, Chromeなど)を開き、「地方税お支払いサイト」と検索してアクセスします。または、以下のURLから直接アクセスすることも可能です。
https://www.payment.eltax.jp/

【ヒント】 納付書にeL-QRが印字されている場合、スマートフォンでそのeL-QRを直接読み取ると、「地方税お支払いサイト」のその納付情報が登録されたページに直接アクセスできる場合があります。スマートフォンの標準カメラアプリやQRコードリーダーアプリで試してみてください。

4-4. ステップ3:納付情報の読み込み

地方税お支払いサイトにアクセスしたら、納付情報をサイトに読み込ませます。方法は以下の2通りです。

  • eL-QRコードで読み込む: サイト上の「eL-QR読取」や「QRコード読取」といったボタンをタップします。カメラが起動するので、納付書に印字されたeL-QRコードを読み込ませます。読み取りが成功すると、自動的に納付情報(税額、支払い期限、納付先自治体など)が表示されます。
    • 注意: 画面上のQRコードではなく、*必ず納付書の実物のQRコードを読み取ってください。
  • eL番号で入力する: サイト上の「eL番号入力」といったボタンをタップします。納付書に記載されている「納付番号」「確認番号」「納付区分」などのeL番号を、サイト上の入力欄に正確に入力します。入力後、情報を検索するボタンをタップすると、納付情報が表示されます。
    • 注意: 番号の入力間違いがないように、慎重に入力してください。

どちらの方法でも、正しく情報が読み込めれば、支払い対象となる税金の種類、税額、納付期限、納付先の自治体名などが画面に表示されます。

4-5. ステップ4:表示された納付内容の確認

画面に表示された納付内容が、お手元の納付書の内容(税額、支払い期限、ご自身の氏名など)と一致しているか、必ず確認してください。複数の納付書をまとめて支払うことも可能ですが、その場合も表示された合計金額などをよく確認しましょう。

内容に間違いがなければ、支払い手続きに進みます。

4-6. ステップ5:支払い方法として「スマホ決済」を選択

表示された納付内容を確認後、支払い方法を選択する画面に進みます。ここで、「クレジットカード」「インターネットバンキング」「ペイジー」「スマホ決済」など、利用可能な支払い方法が一覧で表示されます。

この中から「スマホ決済」を選択します。

4-7. ステップ6:利用可能なスマホ決済から「d払い」を選択

「スマホ決済」を選択すると、地方税お支払いサイトに対応している様々なスマホ決済サービスの一覧が表示されます。

この中から「d払い」を探して選択します。d払いのロゴや名称が表示されているはずです。

4-8. ステップ7:d払いアプリの起動・情報引き渡し

「d払い」を選択すると、地方税お支払いサイトからd払いアプリへ支払い情報が引き渡される処理が行われます。通常、自動的にスマートフォンのd払いアプリが起動し、支払い内容(支払い金額、支払い先など)が表示される画面に遷移します。

  • もし自動的にd払いアプリが起動しない場合は、スマートフォンの設定で、ウェブサイトからアプリへの遷移が許可されているか確認するか、手動でd払いアプリを起動してみてください。
  • アプリが起動しても支払い情報が表示されない場合は、一つ前の手順からやり直す必要があるかもしれません。

4-9. ステップ8:d払いアプリで支払い内容の最終確認と実行

d払いアプリが起動し、支払い内容が表示された画面で、もう一度以下の点を最終確認してください。

  • 支払い金額: 表示されている金額が納付書の税額と一致しているか。
  • 支払い先: 「地方税お支払いサイト」または具体的な自治体名などが表示されているか。
  • 支払い方法: 利用するd払いの支払い方法(d払い残高、電話料金合算払い、クレジットカード)が正しく選択されているか。
  • dポイント利用: もしdポイントを充当したい場合は、この画面で利用するポイント数を設定します。全額ポイントで支払うか、一部ポイントで支払うかなどを選択できます。

全ての内容に間違いがなければ、支払いを実行するためのボタン(例:「支払う」「決済する」など)をタップします。セキュリティのために、d払いアプリのパスコード入力や生体認証(指紋認証・顔認証)を求められる場合がありますので、指示に従ってください。

4-10. ステップ9:d払いアプリでの支払い完了画面確認

支払い実行後、処理が正常に完了すれば、d払いアプリに「支払い完了」や「決済完了」といった内容の画面が表示されます。支払い日時や金額などが表示されているはずです。この画面が表示されれば、d払いでの支払いは一旦完了です。

念のため、この画面をスクリーンショットなどで保存しておくと良いでしょう。

4-11. ステップ10:地方税お支払いサイトでの支払い完了確認

d払いアプリでの支払いが完了したら、必ず元の「地方税お支払いサイト」の画面に戻ってください。多くの場合、d払いアプリからサイトへ自動的に戻るか、手動でサイトのタブに戻ります。

地方税お支払いサイトの画面でも、「支払い完了」や「納付手続きが完了しました」といったメッセージが表示されていることを確認します。このサイトでの完了確認が、自治体側への納付情報の連携が正常に行われたことを意味します。

【重要!】 地方税お支払いサイトに戻って完了画面を確認する前にブラウザを閉じてしまったり、通信が途切れてしまったりすると、d払い側では決済が完了していても、自治体側への情報連携がうまくいかず、納付が正常に完了しない可能性があります。必ず地方税お支払いサイトの完了画面が表示されるまで待機してください。

以上で、自動車税のd払いでの支払い手続きは完了です。

4-12. 自治体独自の支払い方法について

ごく一部の自治体では、「地方税お支払いサイト」を利用せず、独自のウェブサイトやアプリを通じて自動車税のオンライン納付を受け付けている場合があります。その場合も、支払い方法としてd払いが選択肢に含まれている可能性があります。

もしお住まいの自治体が独自の支払い方法を提供している場合は、送付された納付書や自治体のウェブサイトの案内に従ってください。多くの場合、手順は「地方税お支払いサイト」経由の場合と似ており、独自のサイト上で納付書情報を入力し、支払い方法としてd払いを選択、その後d払いアプリに遷移して決済を完了させる流れとなります。

5. 自動車税をd払いで支払うメリット

自動車税をd払いで支払うことには、いくつかの大きなメリットがあります。

5-1. いつでもどこでも手軽に支払い可能

最大のメリットは、その手軽さです。金融機関やコンビニの営業時間内に窓口へ行く必要がありません。スマートフォンと納付書さえあれば、自宅や外出先から、24時間365日、都合の良い時間に支払い手続きができます。深夜や早朝、休日でも関係なく支払えるのは非常に便利です。

また、窓口での待ち時間もありませんし、ATMを探す手間も省けます。特に納付期限ギリギリになってしまった場合など、すぐに支払いを完了させたい時に役立ちます。

5-2. 非接触で安心

窓口での対面や、現金・カードのやり取りが不要なため、非接触で支払いを完了できます。衛生面が気になる方にとっては、安心できる支払い方法と言えるでしょう。

5-3. dポイントが貯まる・使える可能性がある

多くの税金・公共料金の支払いは、通常ポイント還元率の対象外となることが多いです。しかし、特定のキャンペーン期間中に限り、d払いでの税金支払いがポイント還元の対象となることがあります。キャンペーン情報を定期的にチェックしてみましょう。

また、たとえ支払いによるポイント還元がなくても、貯まっているdポイントを自動車税の支払いに充当できる点は大きなメリットです。dポイントを賢く活用することで、実質的な税負担額を減らすことができます。これは現金や多くのクレジットカード払いにはない利点です。

5-4. 支払い履歴をまとめて管理できる

d払いアプリには支払い履歴が残ります。いつ、いくら、どこ(地方税お支払いサイト/自治体名)に支払ったかを確認できるため、家計管理や納税記録の管理が容易になります。納付書を紛失してしまっても、アプリの履歴で確認できるのは安心です(ただし、公的な納税証明書とは異なります)。

5-5. 現金が不要

手元に現金がなくても支払いが可能です(d払い残高払いの場合、事前にチャージが必要ですが)。また、支払いのためだけにATMから現金を下ろす手間も省けます。完全にキャッシュレスで納税を完結させられるのはスマートです。

5-6. ペイジーやクレジットカード支払いより手軽な場合も

ペイジーはインターネットバンキングやATMの操作が必要で、少し複雑に感じる方もいるかもしれません。クレジットカード払いはサイトによって手数料がかかる場合が多いです。それに比べ、d払い(地方税お支払いサイト経由)は、QRコードを読み取るか番号を入力し、d払いアプリで承認するだけなので、比較的シンプルな操作で完了できます。

6. 自動車税をd払いで支払うデメリットと注意点

便利なd払いでの自動車税支払いですが、利用にあたってはいくつか注意すべき点やデメリットも存在します。これらを理解した上で利用することが重要です。

6-1. 領収書が発行されない

最も重要な注意点の一つです。d払いを含むスマホ決済やクレジットカード払い、ペイジーなど、インターネットを通じた支払い方法では、公的な領収書は発行されません。 支払い完了画面のスクリーンショットや、d払いアプリの支払い履歴が支払い証明の代わりとなります。

会社の経費精算などで公的な領収書が必要な場合は、金融機関やコンビニエンスストアの窓口で現金で支払う必要があります。ご自身の状況に合わせて支払い方法を選択してください。

6-2. 車検時の納税証明書について

以前は、車検を受ける際に自動車税の納税証明書(紙の書類)の提示が必要でした。しかし、近年では多くの都道府県で運輸支局と都道府県税事務所の間で納税情報が電子的に連携されており、納税確認がオンラインで行えるようになったため、原則として納税証明書の提示が不要になっています。

d払いを含むオンラインでの支払いでも、このオンラインでの納税確認システムに対応しています。ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 支払い完了からシステムへの反映までのタイムラグ: d払いでの支払いが完了しても、その情報が自治体や運輸支局のシステムに反映されるまでに数日から1週間程度かかる場合があります。
  • 車検をすぐに受ける場合: 支払い後すぐに車検を受ける予定がある場合は、オンラインでの納税確認が間に合わない可能性があります。この場合、紙の納税証明書が必要となる場合があります。自治体によっては、オンライン納付をした方向けに、後日郵送で納税証明書を発行するサービスを提供している場合や、窓口で発行してもらうことが可能な場合があります。事前に管轄の運輸支局や都道府県税事務所に確認しておくことを強く推奨します。
  • 引越しや名義変更をしたばかりの場合: 登録情報が更新されていない場合、オンラインでの確認ができないことがあります。
  • 軽自動車の場合: 軽自動車税の納税証明書は、市町村が発行します。軽自動車の場合は、多くの市町村で車検時に紙の納税証明書が必要です。ただし、自治体によってはオンライン確認に対応している場合もありますので、必ず確認してください。

ご自身の状況をよく確認し、特に車検が近い場合は、紙の納税証明書が必要かどうか、必要であればどうすれば入手できるかを自治体に問い合わせましょう。

6-3. 手数料について

地方税お支払いサイトを経由してd払いで支払う場合、原則として支払い手数料はかかりません。 これは、自治体が手数料を負担しているためです。クレジットカード払いの場合は利用金額に応じた手数料がかかることが一般的ですので、手数料がかからない点はd払いのメリットと言えます。

ただし、将来的に制度変更がある可能性もゼロではありませんので、支払い手続きの際に手数料に関する表示がないか念のため確認しましょう。

6-4. 支払い上限額に注意

d払いには、支払い方法(電話料金合算払い、残高払い、クレカ連携払い)や利用状況によって1回あたりや1ヶ月あたりの利用上限額が設定されています。また、地方税お支払いサイト側にも、1回あたりの支払い上限額(通常は30万円程度)が設定されています。

自動車税の税額によっては、これらの上限額を超える可能性があります。特に排気量の大きい車や、複数台まとめて支払う場合などは注意が必要です。税額が上限を超える場合は、支払い方法を複数回に分ける(ただし納付書が複数必要になる場合がある)、あるいは別の支払い方法(ペイジーや金融機関窓口など)を検討する必要があります。

支払い前に、ご自身のd払いの利用上限額と、地方税お支払いサイトの支払い上限額を確認しておきましょう。

6-5. 通信環境が必要

オンラインでの支払いとなるため、手続きを行う際には安定したインターネット通信環境が必要です。電波の悪い場所では手続きが中断されてしまう可能性があります。Wi-Fi環境など、通信が安定している場所で手続きを行いましょう。

6-6. セキュリティリスク

スマートフォンを紛失したり、パスワードを盗まれたりすると、不正にd払いを利用されてしまうリスクがあります。スマートフォンのロック設定、d払いアプリのパスコードロックや生体認証設定を必ず行い、セキュリティ対策をしっかりと行いましょう。不審なメールやSMSに記載されたリンクは安易にクリックしないように注意が必要です。

6-7. dポイント還元について(必ずしも貯まるわけではない)

前述の通り、税金や公共料金の支払いはdポイント還元の対象外となることが多いです。支払いによってポイントを貯めることを主な目的にd払いを選択すると、期待外れになる可能性があります。ポイント還元を期待する場合は、事前にNTTドコモやd払いの公式サイトでキャンペーン情報を確認するようにしましょう。ただし、貯まったdポイントを支払いに充当できる点は変わりません。

6-8. 納付書の取り扱いに注意

eL-QRコードやeL番号が印字された納付書は、非常に重要な情報を含んでいます。これらの情報が他人の手に渡ると、不正に利用されてしまうリスクがないとは言えません。納付書は大切に保管し、支払いが完了したら、個人情報が分からないように適切に処分しましょう。

また、eL-QRコードやeL番号は、コンビニ払い用のバーコードとは異なるため、コンビニのレジで「d払いで」と言ってeL-QRを見せても支払いはできません。必ず地方税お支払いサイトを経由する必要があります。

6-9. 支払い期限を過ぎた場合

納付期限(通常5月31日)を過ぎてしまうと、その納付書はオンラインでの支払いに利用できなくなる場合があります。また、延滞金が発生する可能性があります。期限を過ぎてしまった場合は、速やかに管轄の都道府県税事務所に問い合わせ、延滞金の計算方法や支払い方法(再発行された納付書が必要かなど)を確認してください。

7. 自動車税のd払い支払いに関するよくある質問(FAQ)

ここでは、自動車税のd払い支払いに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1. 自動車税の納付書にコンビニ払い用のバーコードしか印字されていません。d払いで支払えますか?
A1. いいえ、コンビニ払い用のバーコードをd払いアプリで直接読み取って税金を支払うことはできません。d払いで自動車税を支払うには、納付書にeL-QRコードまたはeL番号が印字されている必要があります。お手元の納付書をご確認ください。eL-QRやeL番号がなければ、別の支払い方法をご検討ください。

Q2. 支払い後、すぐに納税証明書はもらえますか?
A2. d払いを含むオンラインでの支払いでは、紙の納税証明書は即時発行されません。また、多くの都道府県ではシステム連携により車検時の納税証明書の提示が原則不要になっていますが、支払い情報がシステムに反映されるまでに数日から1週間程度かかる場合があります。支払い後すぐに車検を受ける場合は、事前に自治体や運輸支局に確認し、必要であれば別途納税証明書の発行手続きを行ってください。

Q3. d払いで支払う際に手数料はかかりますか?
A3. 地方税お支払いサイトを経由してd払いで支払う場合、原則として手数料はかかりません。

Q4. dポイントは貯まりますか?使えますか?
A4. 税金や公共料金の支払いは、多くの場合、dポイント還元の対象外です。支払いによるポイント付与は期待できない可能性が高いです。ただし、キャンペーン期間中はポイント付与の対象となることもありますので、事前にキャンペーン情報を確認してください。
一方、貯まっているdポイントを自動車税の支払いに充当することは可能です。支払い手続きの際に利用ポイント数を指定できます。

Q5. 支払い上限額はありますか?高額な税金でも支払えますか?
A5. はい、d払いには支払い方法によって利用上限額があり、また地方税お支払いサイトにも1回あたりの支払い上限額が設定されています(通常30万円程度)。税額がこれらの上限を超える場合は、d払いでは支払えないか、支払いを複数回に分ける必要がある場合があります。高額な税金の場合は、事前に上限額を確認するか、別の支払い方法をご検討ください。

Q6. 支払い手続き中にエラーが発生しました。どうすれば良いですか?
A6. エラーコードが表示された場合は、その内容を確認してください。
* d払いアプリ側のエラー: d払いアプリやアカウント、残高などに問題がある可能性があります。d払いのヘルプページを確認するか、d払いサポートセンターに問い合わせてください。
* 地方税お支払いサイト側のエラー: 納付情報の読み取りやサイトのシステムに問題がある可能性があります。地方税お支払いサイトのヘルプページを確認するか、地方税お支払いサイトのサポートセンターに問い合わせてください。
* 通信環境の問題: 電波が悪い場所など、通信が不安定な場合は、場所を移動して再度試みてください。

Q7. 支払い後、きちんと納付されたか確認するにはどうすれば良いですか?
A7. d払いアプリの支払い履歴で確認できます。また、地方税お支払いサイトでの支払い完了画面も確認しておきましょう。自治体によっては、オンラインでの納付確認システムを提供している場合や、電話で問い合わせて確認できる場合もあります。納付証明が必要な場合は、前述の通り自治体への確認が必要です。

Q8. d払い残高が不足しています。チャージ方法は?
A8. d払い残高へのチャージ方法はいくつかあります。主な方法としては、銀行口座からのチャージ、コンビニエンスストアでの現金チャージ、セブン銀行ATMからの現金チャージ、ペイジーなどがあります。ご自身の都合の良い方法でチャージしてください。銀行口座からのチャージが最も手軽でおすすめです。

Q9. 家族名義の自動車税を自分のd払いで支払えますか?
A9. 納付書に記載されたeL-QRコードやeL番号を利用すれば、基本的には名義人以外のd払いで支払うことも可能です。ただし、税金の納付は本来の納税義務者が行うべきものであり、支払いに関する責任は支払いを行った方(d払いアカウントの契約者)に帰属します。また、後々の確認などで混乱が生じないよう、ご家族間で十分に確認・連携をとってから支払いましょう。特に車検時の納税確認等に影響がないか、事前に自治体にご確認いただくことをお勧めします。

Q10. 自動車税の支払い期限を過ぎてしまいました。d払いで支払えますか?
A10. 支払い期限を過ぎた納付書は、オンラインでの支払いに利用できなくなる場合があります。まずは納付書に記載された期限を確認してください。期限を過ぎている場合は、速やかに管轄の都道府県税事務所に問い合わせ、延滞金の確認と支払い方法について指示を受けてください。多くの場合、新しい納付書が送付されるか、窓口での支払いが必要となります。

8. まとめ:自動車税のd払い支払いは便利だが注意点も理解しよう

自動車税のd払い支払い(主に地方税お支払いサイト経由)は、スマートフォン一つでいつでもどこでも手軽に納税できる非常に便利な方法です。金融機関やコンビニに出向く必要がなく、非接触で完了できる点も現代のニーズに合致しています。さらに、貯まったdポイントを支払いに充当できる可能性がある点は、d払いならではの大きなメリットと言えるでしょう。

しかし、利用にあたっては以下の重要な注意点をしっかりと理解しておく必要があります。

  • 公的な領収書は発行されないため、領収書が必要な場合は別の支払い方法を選択する必要があります。
  • 車検時の納税確認は原則オンラインで行われますが、支払いからシステム反映までに時間がかかる場合があるため、車検が近い場合は事前に自治体や運輸支局に確認が必要です。
  • 納付書にeL-QRコードまたはeL番号が印字されていることが必須です。コンビニ払い用バーコードではd払いでの直接支払いはできません。
  • d払いアプリや地方税お支払いサイトには支払い上限額があります。
  • 支払いによるdポイント還元は、常に保証されているわけではありません(キャンペーンによる)。

これらのメリットとデメリット、注意点を踏まえ、ご自身の状況(領収書の要否、車検の時期、税額、保有ポイントなど)に合わせて、d払いで支払うか、他の方法で支払うかを判断することが大切です。

もし、手軽さやdポイント活用を重視するなら、d払いは有力な選択肢となります。この記事でご紹介した手順や注意点を参考に、2024年の自動車税納付をスムーズに完了させてください。不明な点がある場合は、管轄の都道府県税事務所やd払いのサポートセンターに問い合わせるようにしましょう。

9. 免責事項

本記事は、2024年4月現在の情報に基づき作成されています。自動車税に関する制度や支払い方法、d払いのサービス内容やキャンペーンなどは、今後変更される可能性があります。また、自治体によって対応状況や細かい手続きが異なる場合もあります。

記事内の情報に基づいて行われたいかなる行為についても、筆者および提供元は一切の責任を負いません。自動車税の納付に関する最終的な情報や手続きの詳細については、必ず管轄の都道府県税事務所または地方税共同機構が運営する「地方税お支払いサイト」、およびNTTドコモのd払い公式サイトでご確認くださいますようお願いいたします。

この記事が、皆様の自動車税納付の一助となれば幸いです。

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