バッファロー NAS ナビゲーター2で簡単接続!ダウンロードから設定まで

はい、承知いたしました。バッファロー製NASへの簡単接続を実現するソフトウェア「NAS Navigator2」に焦点を当て、そのダウンロードから初期設定、さらにトラブルシューティングまでを詳細に解説する約5000語の記事を作成します。


簡単接続!バッファロー NAS ナビゲーター2 完全ガイド:ダウンロードから初期設定まで徹底解説

家庭やビジネスにおいて、データの共有、一元管理、バックアップといった用途で非常に便利なネットワーク接続ストレージ(NAS)。その中でも、日本のメーカーであるバッファローは、使いやすさと安定性で多くのユーザーから支持されています。

バッファロー製NASをネットワークに接続した際、まず必要となるのが、そのNASをパソコンなどの端末から認識し、設定画面にアクセスすることです。この最初のステップを驚くほど簡単にしてくれるのが、バッファローが提供する専用ソフトウェア「NAS Navigator2」です。

本記事では、バッファロー製NASの導入を検討している方、購入したものの設定に不安を感じている方、あるいは既に利用しているがNAS Navigator2の機能を深く理解したい方のために、この強力なツールであるNAS Navigator2について、その役割、ダウンロード方法、インストール、そしてNASを見つけて初期設定を開始するまでの全工程を、可能な限り詳細かつ分かりやすく解説します。約5000語にわたる解説を通じて、NAS Navigator2を使いこなし、バッファロー製NASの快適な利用を開始するための確かな知識を習得していただけるでしょう。

NAS Navigator2とは? なぜ必要なのか?

まず、NAS Navigator2がどのようなソフトウェアで、なぜNASのセットアップにおいて重要なのかを理解しましょう。

NAS Navigator2の役割

NAS Navigator2は、バッファロー製のNASデバイスを同一ネットワーク上に自動的に検出・表示するためのWindows/macOS用ユーティリティソフトウェアです。簡単に言えば、あなたのネットワークの中にいるバッファロー製NASを見つけ出してくれる「探知機」のような役割を果たします。

NASをネットワークに接続すると、通常はルーターのDHCP機能によって自動的にIPアドレスが割り当てられます。しかし、そのNASに割り当てられたIPアドレスが何番であるか、ユーザーは通常知りません。NAS Navigator2は、ネットワーク全体に対してバッファロー製NASを探す信号を送り、応答のあったNASの名前、IPアドレス、MACアドレス、モデル名、現在の状態などを一覧で表示してくれます。

この情報が表示されれば、ユーザーはその情報をもとにNASのWeb設定画面を開いたり、共有フォルダーにアクセスしたり、ネットワークドライブとして割り当てたりといった次のステップに進むことができます。

なぜNAS Navigator2が必要なのか?

NAS Navigator2を使わずにNASの設定画面にアクセスしようとすると、以下のようないくつかの課題に直面する可能性があります。

  1. IPアドレスが不明: NASがどのIPアドレスを持っているか分からないため、ブラウザのアドレスバーに直接入力することができません。ルーターの設定画面を確認すれば接続されているデバイスのIPアドレス一覧が見られる場合が多いですが、これもルーターへのログインが必要で手間がかかります。
  2. 設定画面へのアクセスポート: NASのWeb設定画面は通常HTTP/HTTPSでアクセスしますが、メーカーやモデルによってはデフォルトのポート番号が異なる場合があります(標準の80番や443番以外)。NAS Navigator2は適切なポートで接続を試みてくれます。
  3. 複数台のNAS: 複数のバッファロー製NASを運用している場合、それぞれのIPアドレスを管理するのは煩雑です。NAS Navigator2を使えば、ネットワーク上のバッファロー製NASが一目で確認できます。
  4. 状態の把握: NAS Navigator2は、NASのIPアドレスだけでなく、正常に稼働しているか、エラーが発生していないかといった簡易的な状態も表示してくれます。

このように、NAS Navigator2は「NASをネットワーク上で見つけ出し、設定やアクセスを容易にする」という、NAS導入の最初のハードルを大きく下げるための、非常に重要なツールなのです。特にNAS初心者にとっては、複雑なネットワーク設定を意識することなく、直感的にNASにたどり着ける強力な味方となります。

NAS Navigator2自体は、NAS本体の高度な設定を行うためのものではありません。NASのユーザー管理、共有フォルダー設定、RAID構成、詳細なネットワーク設定などは、NAS Navigator2で見つけ出したNASのWeb設定画面(ブラウザでアクセスする管理画面)で行います。NAS Navigator2の役割は、あくまでそのWeb設定画面への「入り口を見つけること」と「アクセスを補助すること」にあると理解しておきましょう。

NAS Navigator2のダウンロード準備

NAS Navigator2をダウンロードする前に、いくつかの準備と確認が必要です。

1. 対応OSの確認

NAS Navigator2はWindowsとmacOSに対応していますが、すべてのバージョンに対応しているわけではありません。使用しているパソコンのOSバージョンが、NAS Navigator2の動作要件を満たしているか確認する必要があります。

  • Windows: 通常、最新版のWindowsに対応しています(例: Windows 10, Windows 11)。ただし、特定の古いバージョン(例: Windows 7以前)では動作しない場合があります。
  • macOS: 通常、比較的新しいバージョンのmacOSに対応しています。具体的な対応バージョンは、ダウンロードページで確認が必要です。

ご自身のOSバージョンが対応しているか、バッファローの公式サイトで確認しましょう。

2. ネットワーク環境の確認

NAS Navigator2は、NASとパソコンが「同じネットワークセグメント」に接続されている必要があります。これは通常、家庭や小規模オフィスで使用されているルーターのLANポートに、NASとパソコンの両方が有線または無線(Wi-Fi)で接続されている状態を指します。

  • パソコンとNASが同じルーターに接続されているか確認してください。
  • 異なるネットワーク(例: VLANで分割されている、異なるルーターの配下にある)に接続されている場合、NAS Navigator2でNASを見つけることはできません。
  • ファイアウォールソフトウェア(Windows標準のファイアウォールや、別途インストールしたセキュリティソフトのファイアウォール機能)が、NAS Navigator2のネットワーク通信をブロックしない設定になっているか確認してください。通常、インストール時に自動的に許可設定が促されますが、手動で確認が必要な場合もあります。

NAS Navigator2は、特定のポートやプロトコル(例: UDP)を使用してネットワーク上のバッファロー製NASを探します。これらの通信がファイアウォールによって遮断されていると、NASが見つからない原因となります。

3. NAS本体の状態確認

NAS Navigator2を使用する前に、NAS本体が以下の状態であることを確認してください。

  • 電源が入っている: NASの電源ランプが点灯していることを確認します。
  • ネットワークに接続されている: LANケーブルが正しく接続されており、NASのLANポートのランプが点灯または点滅していることを確認します。Wi-Fi対応モデルの場合は、Wi-Fi接続が確立していることを確認します。
  • 起動プロセスが完了している: NASは起動に数分かかる場合があります。起動完了を示すランプの状態になっているか確認します。起動中にNAS Navigator2を実行しても見つからないことがあります。

これらの準備が整っていれば、NAS Navigator2のダウンロードとインストールに進むことができます。

NAS Navigator2のダウンロード方法

NAS Navigator2は、バッファローの公式サイトから無料でダウンロードできます。以下の手順で進めてください。

手順1: バッファロー公式サイトにアクセス

お使いのウェブブラウザを開き、バッファローの公式サイトにアクセスします。
https://www.buffalo.jp/

手順2: サポートページを探す

公式サイトのトップページから、「サポート」(Support)または「ダウンロード」(Download)といったリンクを探します。通常はサイトのヘッダーメニューやフッターにあります。今回は直接「ダウンロード」ページを目指します。

https://www.buffalo.jp/download/

手順3: ソフトウェアダウンロードページへ移動

ダウンロードページにアクセスしたら、製品カテゴリやキーワード検索で目的のソフトウェアを探します。NAS Navigator2はNAS関連のソフトウェアなので、「NAS (ネットワークHDD)」や「ソフトウェア」「ユーティリティ」といったカテゴリを探すと見つかりやすいでしょう。

検索窓がある場合は「NAS Navigator2」と入力して検索するのが最も手っ取り早いです。

あるいは、製品型番からソフトウェアを探すこともできますが、NAS Navigator2は特定のNASモデルに紐づいているわけではなく、多くのモデルで共通して使用できるユーティリティなので、ソフトウェア名で探すのが一般的です。

手順4: NAS Navigator2のダウンロードページを見つける

検索結果やカテゴリリストの中から「NAS Navigator2」を見つけ出し、そのリンクをクリックします。

NAS Navigator2のダウンロードページには、ソフトウェアの概要、対応OS、バージョン情報、そしてダウンロードリンクが表示されています。

手順5: 対応OS版を選択してダウンロード

NAS Navigator2のダウンロードページには、通常「Windows版」と「macOS版」が用意されています。ご自身のパソコンのOSに対応したバージョンを選択します。

複数のバージョンが表示されている場合は、通常は最新バージョンを選択すれば問題ありません。ただし、古いOSを使用している場合は、そのOSに対応した過去のバージョンを探す必要があるかもしれません。ダウンロードページには、各バージョンが対応しているOSが明記されていますので、よく確認してください。

ダウンロードしたいバージョンのリンク(通常はファイル名や「ダウンロード」ボタン)をクリックします。

手順6: ダウンロードファイルの保存

クリックすると、ファイルのダウンロードが開始されます。ブラウザの設定によりますが、「ファイルを保存しますか?」といったダイアログが表示される場合があります。任意の場所(例: デスクトップ、ダウンロードフォルダ)にファイルを保存してください。

ダウンロードされるファイルは、Windows版であれば.exe形式のインストーラー、macOS版であれば.dmg形式のディスクイメージファイルや.pkg形式のインストーラーファイルであることが多いです。ファイルサイズは比較的小さいため、ダウンロードは短時間で完了するでしょう。

ダウンロード時の注意点

  • 公式サイトからダウンロードする: 必ずバッファローの公式サイトからダウンロードしてください。非公式なサイトからのダウンロードは、マルウェアなどが含まれている危険性があります。
  • ファイルの確認: ダウンロードが完了したら、ファイルサイズが極端に小さすぎないか、ファイル名が正しいかなど、簡単な確認をしましょう。
  • 複数のバージョン: NAS Navigator2には稀にベータ版や特定の機種専用版などが存在する場合があります。通常利用の場合は、特に記載のない標準の最新版を選択してください。

これでNAS Navigator2のインストーラーファイルが手に入りました。続いて、このファイルをパソコンにインストールします。

NAS Navigator2のインストール方法 (Windows版を例に)

ダウンロードしたNAS Navigator2のインストーラーファイルを使って、パソコンにソフトウェアをインストールします。ここではWindows版の手順を例に解説しますが、macOS版も基本的な流れは同様です。

手順1: ダウンロードしたインストーラーを実行

ダウンロードしたファイルが保存されているフォルダを開きます。通常は「ダウンロード」フォルダです。

ダウンロードしたインストーラーファイル(例: navigtr2-x.x.x.exeのような名前)をダブルクリックして実行します。

手順2: ユーザーアカウント制御 (UAC) の許可

Windowsの場合、プログラムの実行許可を求める「ユーザーアカウント制御」ダイアログが表示されることがあります。NAS Navigator2はシステムに関わるネットワーク通信を行うため、管理者権限が必要となるためです。

発行元が「BUFFALO INC.」などバッファローであることを確認し、「はい」または「許可」をクリックして実行を許可します。

手順3: セットアップウィザードの開始

インストーラーが起動し、セットアップウィザードが表示されます。通常は「使用許諾契約」や「はじめに」といった画面が表示されます。

画面の指示に従って進めます。通常は「次へ」(Next)をクリックします。

手順4: 使用許諾契約への同意

ソフトウェアの利用規約である「使用許諾契約」が表示されます。内容をよく読み、同意できる場合は「同意します」または「I accept the terms of the license agreement」などのオプションを選択し、「次へ」をクリックします。

同意しないとインストールは続行できません。

手順5: インストール先の選択 (通常は不要)

通常はインストール先フォルダを選択する画面が表示されますが、NAS Navigator2のようなユーティリティソフトウェアの場合、デフォルトのインストール先(例: C:\Program Files\BUFFALO\NAS Navigator 2)で問題ないことがほとんどです。

特に変更の必要がなければ、そのまま「次へ」をクリックします。インストール先を変更したい場合は、「参照」(Browse)ボタンなどで任意の場所を指定できますが、特別な理由がない限りデフォルトを推奨します。

手順6: インストールの実行

インストール準備が完了すると、設定内容の確認画面が表示されることがあります。問題なければ「インストール」(Install)ボタンをクリックして、実際のファイルのコピーとシステムへの登録を開始します。

インストールには数秒から数十秒かかるのが一般的です。進行状況を示すプログレスバーが表示されます。

手順7: ファイアウォールの許可 (重要)

インストール中に、Windowsファイアウォールなどのセキュリティソフトウェアが、NAS Navigator2のネットワーク通信をブロックしようとすることがあります。NAS Navigator2がネットワーク上のNASを検出するためには、特定の通信(UDPポートなど)が必要だからです。

「WindowsファイアウォールにNAS Navigator2の通信を許可しますか?」といった確認メッセージが表示されたら、必ず「アクセスを許可する」または「プライベートネットワーク、パブリックネットワークでの通信を許可する」などのオプションを選択し、許可してください。

ここで許可しないと、NAS Navigator2がNASを見つけられない可能性が高くなります。迷った場合は、ホームネットワークであれば「プライベートネットワーク」での通信を許可しておけば良いでしょう。

手順8: インストールの完了

インストールが完了すると、「インストールが完了しました」といった画面が表示されます。

「完了」(Finish)ボタンをクリックして、セットアップウィザードを閉じます。多くの場合、「インストール完了後、すぐにNAS Navigator2を起動する」といったチェックボックスがありますので、そのまま起動する場合はチェックを入れたまま完了します。

インストール時の注意点

  • 管理者権限: インストールには管理者権限が必要です。管理者アカウントでログインするか、管理者パスワードを入力する必要があります。
  • 他のアプリケーション: インストール中に他のアプリケーションを終了する必要はほとんどありませんが、PCの動作が重い場合は閉じておくとスムーズです。
  • 再起動: インストール後にPCの再起動を求められることは稀ですが、指示された場合は従ってください。

macOS版のインストールも、ダウンロードした.dmgファイルを開き、中に含まれる.pkgインストーラーを実行する流れが一般的です。使用許諾契約への同意やインストール先の選択といったステップは同様です。macOSの場合も、アプリケーションの実行許可やネットワーク通信の許可を求められることがあります。

これでNAS Navigator2があなたのパソコンにインストールされました。次に、このソフトウェアを使ってネットワーク上のNASを見つけ出します。

NAS Navigator2を使ったNASの検索

インストールが完了したら、早速NAS Navigator2を起動してネットワーク上のバッファロー製NASを検索してみましょう。

手順1: NAS Navigator2の起動

インストール完了時に自動的に起動しなかった場合は、手動で起動します。

  • Windows: スタートメニューの「BUFFALO」フォルダ内、またはデスクトップに作成されたショートカットから「NAS Navigator2」をクリックします。
  • macOS: Applicationsフォルダ内から「NAS Navigator2」をダブルクリックして起動します。

起動すると、NAS Navigator2のメインウィンドウが表示されます。

手順2: 自動検索の開始と結果表示

NAS Navigator2を起動すると、自動的にネットワーク上のバッファロー製NASの検索が開始されます。検索には数秒から数十秒かかる場合があります。

検索が完了すると、見つかったNASデバイスがリスト形式でウィンドウに表示されます。表示される項目は以下の通りです。

  • 名前 (Name): NASに設定されているホスト名です(例: LSXXX-XXXXXX)。
  • IP アドレス (IP Address): NASに割り当てられているIPアドレスです(例: 192.168.1.XXX)。
  • MAC アドレス (MAC Address): NAS固有の物理アドレスです。
  • モデル (Model): NASの製品型番です(例: LS520D, LS720D)。
  • 状態 (Status): NASの現在の状態です。
    • 稼働中 (Working): 正常に動作しています。
    • 注意 (Caution): 何らかの問題が発生している可能性があります(例: ディスクエラーの前兆、温度異常)。詳細をWeb設定画面で確認する必要があります。
    • エラー (Error): 重大な問題が発生しています(例: ディスク故障、RAID崩壊)。早急な対応が必要です。
    • 設定待ち (Not Configured): 工場出荷状態、または初期設定が完了していません。Web設定画面でのセットアップが必要です。
    • ファームウェア更新中 (Firmware Updating): ファームウェアの更新中です。操作はできません。
    • ファームウェア復旧モード (EM Mode): ファームウェアに問題が発生し、リカバリーモードで起動しています。ファームウェアの再インストールが必要です。
    • 電源OFF (Power Off): 電源が切れています。
    • 見つかりません (Not Found): 一度検出されたNASが見つからなくなっています(電源OFF、ネットワーク切断など)。

リストに表示された情報を見て、目的のNASが正しく認識されているか確認します。特に「IPアドレス」は、この後Web設定画面にアクセスする際に重要になります。

手順3: 手動で検索を更新

NASを後からネットワークに接続した場合や、起動後にNAS Navigator2を開いた場合は、リストに表示されないことがあります。その場合は、ウィンドウ上部にある「更新」(またはそれに類するアイコン)ボタンをクリックして、手動で検索をやり直すことができます。

また、設定画面などでIPアドレスを変更した後にNAS Navigator2の表示を更新したい場合も、この更新ボタンを使用します。

NASが見つからない場合のトラブルシューティング(簡易版)

NAS Navigator2を起動してもNASが見つからない場合、以下の点を確認してください。詳細なトラブルシューティングは後述します。

  • NASの電源: NASの電源が入っているか、起動プロセスは完了しているか?
  • LANケーブル/Wi-Fi: NASとパソコンが同じネットワークに物理的または無線で接続されているか? LANケーブルは抜けていないか? ランプは点灯しているか?
  • ルーター: ルーターは正しく動作しているか? パソコンはインターネットに接続できているか?
  • ファイアウォール: パソコンのファイアウォール設定で、NAS Navigator2のネットワーク通信が許可されているか?
  • 異なるネットワーク: パソコンとNASが別のネットワークセグメントに接続されていないか? (例: ルーターのLANポートと、別途設置した別のルーターのLANポートなど)

多くの場合、これらの基本的な接続や設定の問題が原因です。一つずつ確認していきましょう。

NASが正常に見つかり、リストに表示されたら、次のステップである「簡単接続」に進む準備が整いました。

NAS Navigator2からの簡単接続とアクセス

NAS Navigator2で目的のNASが見つかったら、いよいよNASに接続して初期設定を開始したり、ファイルにアクセスしたりします。NAS Navigator2からは主に以下の方法でNASに接続・アクセスできます。

1. Web設定画面へのアクセス(初期設定・管理用)

NAS Navigator2の一番の目的は、NASのWeb設定画面に簡単にアクセスできるようにすることです。Web設定画面は、NASの詳細な設定(ユーザー管理、共有フォルダー作成、ネットワーク設定、RAID設定、メンテナンスなど)を行うための、ブラウザベースの管理インターフェースです。

  • 方法1: リスト上のNASをダブルクリック
    NAS Navigator2のリストに表示されている目的のNASのエントリをダブルクリックします。
  • 方法2: ボタンをクリック
    リストで目的のNASを選択した状態で、NAS Navigator2ウィンドウの下部または右クリックメニューにある「Web設定画面を開く」(またはそれに類するボタンやメニュー項目)をクリックします。

いずれかの操作を行うと、お使いの標準ウェブブラウザ(Chrome, Edge, Safariなど)が起動し、選択したNASのIPアドレスに対してWeb設定画面へのアクセスが試みられます。

Web設定画面へのログイン:

初めてアクセスする場合や、初期設定が済んでいない場合、ログイン画面が表示されます。

  • 初期状態: 多くの場合、初期ユーザー名とパスワードが設定されています。製品の取扱説明書や本体に貼付されているラベル、またはバッファローのサポートページで確認してください。一般的な初期ユーザー名は「admin」、初期パスワードはパスワードなし、または「password」、「admin」などの場合がありますが、機種によって異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。
  • 設定済みの場合: 既に設定済みの場合は、設定した管理者ユーザー名とパスワードを入力してログインします。

【重要】初期パスワードは必ず変更する!

初期パスワードはセキュリティ上非常に危険です。Web設定画面にログインしたら、何よりもまず管理者のパスワードを変更してください。 推測されにくい複雑なパスワードを設定することが、NASのセキュリティを守る上で最も重要です。

Web設定画面にログインできれば、NASの全ての機能にアクセスし、詳細な設定を行うことができます。NAS Navigator2の役割はここまでで完了し、以降の設定はWeb設定画面上で行います。

2. ネットワークドライブの割り当て(ファイルアクセス用)

NAS Navigator2を使うと、NAS上の共有フォルダーをパソコンのネットワークドライブとして簡単に割り当てることもできます。ネットワークドライブとして割り当てると、NASの共有フォルダーがパソコンのエクスプローラー(Windows)やFinder(macOS)上でローカルドライブ(例: Zドライブなど)のように表示され、ファイルのコピー、移動、削除などが容易になります。

  • 方法:
    1. NAS Navigator2のリストで、ネットワークドライブとして割り当てたいNASを選択します。
    2. NAS Navigator2ウィンドウの下部または右クリックメニューにある「ネットワークドライブの割り当て」(またはそれに類するボタンやメニュー項目)をクリックします。
    3. 割り当て可能な共有フォルダーのリストが表示されます。
    4. 割り当てたい共有フォルダーを選択します。
    5. 割り当てるドライブ文字(例: X:, Y:, Z: など、未使用の文字を選択)を選択します。
    6. 必要に応じて、「ログオン時に再接続する」(PC起動時に自動的にドライブを割り当てる)にチェックを入れます。
    7. 「完了」(またはOK)をクリックします。

認証情報の入力:

共有フォルダーにアクセスするためには、NASに登録されているユーザー名とパスワードが必要な場合があります。共有フォルダーにアクセス権限が設定されている場合は、その共有フォルダーへのアクセス権を持つNASユーザーのユーザー名とパスワードの入力を求められます。

  • 「資格情報を記憶する」(パスワードを保存する)にチェックを入れると、次回以降のアクセス時にパスワード入力を省略できます。セキュリティリスクを考慮して、このオプションの使用は慎重に判断してください。

正常に割り当てられると、エクスプローラーやFinderに新しいドライブ(指定したドライブ文字)が表示され、NAS上の共有フォルダーにアクセスできるようになります。

3. 共有フォルダーを開く(直接アクセス)

NAS Navigator2の右クリックメニューには、「共有フォルダーを開く」といったオプションがある場合もあります。これを選択すると、特定の共有フォルダーがエクスプローラーやFinderで直接開かれます。

この方法はネットワークドライブの割り当てとは異なり、一時的なアクセスに便利です。アクセスにはやはりNASのユーザー名とパスワードが必要になる場合があります。

NAS Navigator2を使った初期設定の開始(Web設定画面にて)

NAS Navigator2を使ってNASのWeb設定画面にアクセスできたら、いよいよNASの初期設定を開始します。前述の通り、初期設定や詳細設定はNAS Navigator2から開いたWeb設定画面(ブラウザ)上で行います。NAS Navigator2自体で行う設定はほとんどありません。

Web設定画面での具体的な設定項目や手順はNASのモデルやファームウェアのバージョンによって異なりますが、一般的に以下の初期設定ウィザードや設定項目が含まれます。

1. 管理者パスワードの変更 (最重要!)

Web設定画面にログインしたら、すぐに管理者パスワードを変更してください。 これはNASのセキュリティを確保するための最も重要なステップです。

  • メニュー内で「管理設定」「システム設定」「管理者パスワード」といった項目を探します。
  • 現在のパスワード(初期パスワード)と、新しいパスワードを2回入力して変更を保存します。
  • 新しいパスワードは、大文字、小文字、数字、記号を組み合わせた、推測されにくい強固なものに設定しましょう。パスワードは忘れないように安全な場所に記録しておいてください。

2. 時刻設定 (NTP設定)

NASの内部時計を正確に設定します。正確な時刻設定は、ファイル更新日時の正確性、ログの信頼性、時刻同期を利用するサービス(例: Active Directory連携)のために重要です。

  • メニュー内で「時刻設定」「日付と時刻」といった項目を探します。
  • 通常は「NTPサーバーと同期する」といった設定があり、インターネット上のタイムサーバーと自動的に同期させるのが最も正確で推奨される方法です。
  • タイムゾーン(例: 東京)を正しく設定します。

3. ネットワーク設定の確認

NASがネットワークに正しく接続されているか、IPアドレス設定などを確認します。

  • メニュー内で「ネットワーク」「LAN設定」といった項目を探します。
  • IPアドレス設定: 通常はDHCPクライアントとして設定されており、ルーターから自動的にIPアドレスを取得します。特別な理由がない限り、この設定のままで問題ありません。ただし、NASに固定IPアドレスを割り当てたい場合は、ここで手動設定に変更します。固定IPアドレスを設定する場合、同じネットワーク内で他のデバイスと競合しないアドレスを指定する必要があります。
  • ホスト名: NAS Navigator2で表示されていた名前です。必要に応じて分かりやすい名前に変更できます。
  • DNS設定: 通常はルーターやDHCPサーバーから自動取得されます。

4. 共有フォルダーの作成

NASにファイルを保存したり、他のユーザーと共有したりするための「共有フォルダー」を作成します。

  • メニュー内で「共有フォルダー」「フォルダー」といった項目を探します。
  • 「新規作成」などのボタンをクリックして、新しい共有フォルダーの名前(例: documents, photos, share)を指定します。
  • 必要に応じて、フォルダー容量制限やゲストアクセス(パスワードなしでのアクセス)の設定を行います。

5. ユーザーの作成とアクセス権設定

NASにアクセスするユーザーアカウントを作成し、作成した共有フォルダーへのアクセス権限を設定します。

  • メニュー内で「ユーザー/グループ」「ユーザー」といった項目を探します。
  • 「新規作成」などのボタンをクリックして、ユーザー名とパスワードを指定して新しいユーザーアカウントを作成します。家族や職場のメンバーごとにアカウントを作成することで、誰がどのファイルにアクセスできるかを細かく管理できます。
  • 作成したユーザーアカウントに対して、作成済みの共有フォルダーへのアクセス権限(読み取り専用、読み書き可能、アクセス拒否など)を設定します。

これらの初期設定が完了すれば、NASの基本的な利用を開始できます。Web設定画面には他にも様々な設定項目がありますので、必要に応じてNASの取扱説明書を参照しながら設定を進めてください。

NAS Navigator2のその他の便利機能

NAS Navigator2は、NASの発見と接続だけでなく、いくつかの便利な機能を提供しています。

  • NASの状態確認: NAS Navigator2のリストで表示される「状態」は簡易的なものですが、NASが正常に稼働しているか、エラーが発生していないかなどを一目で確認できます。
  • ファームウェア更新の通知/リンク: NASに新しいファームウェアが公開されている場合、NAS Navigator2が通知したり、ファームウェア更新ページへのリンクを提供したりすることがあります。ファームウェアの更新は、機能改善やセキュリティ強化のために重要です。
  • 再起動・シャットダウン: NAS Navigator2から、選択したNASを安全に再起動またはシャットダウンできる機能を持つバージョンもあります。これは、NASの設置場所まで行かずに遠隔で操作したい場合に便利です。ただし、不意のシャットダウンはデータ破損のリスクがあるため、注意して使用してください。
  • 詳細情報: NAS Navigator2のウィンドウや右クリックメニューから、NASのより詳細な情報(シリアル番号、ファームウェアバージョンなど)を確認できる場合があります。

これらの機能は、NASの日常的な運用やメンテナンスにおいて役立ちます。

トラブルシューティング: NAS Navigator2でNASが見つからない!

NAS Navigator2を使っても目的のバッファロー製NASが見つからない、リストに表示されないというトラブルは、特に初めて設定する際によく発生します。原因は様々ですが、以下のチェックリストと詳細な手順で対処することができます。

1. 基本的な物理接続と電源の確認

最も単純ですが、見落としがちなポイントです。

  • NASの電源は入っていますか? NAS本体の電源ランプが点灯しているか確認してください。電源ボタンを押し忘れている、電源ケーブルが抜けているといったことが考えられます。
  • NASの起動は完了していますか? NASは起動に時間がかかります。起動中のランプ状態やアクセスランプの点滅が落ち着くまで待ち、起動が完了したと思われる状態(例: ステータスランプが青色点灯など)になってからNAS Navigator2を実行してください。
  • LANケーブルは正しく接続されていますか? NASのLANポートと、ルーターのLANポートがLANケーブルでしっかりと接続されているか確認してください。ケーブルが緩んでいたり、ポートから抜けかかっていたりしないか確認します。
  • LANポートのランプは点灯・点滅していますか? NAS側とルーター側のLANポートには、通常リンク状態を示すランプ(緑色など)と通信状態を示すランプ(オレンジ色など)があります。どちらか一方でも点灯・点滅していれば物理的な接続は確立しています。全くランプが点灯しない場合は、ケーブルの断線、ポートの故障、NAS本体の故障などが考えられます。
  • Wi-Fiモデルの場合: NASがWi-Fi接続モデルであれば、NAS本体のWi-Fiランプが正しく点灯しており、アクセスポイント(ルーター)に接続されている状態であることを確認してください。

2. ネットワーク環境の確認

NASとパソコンが正しく同一ネットワーク上に接続されているか確認します。

  • パソコンはネットワークに接続できていますか? NAS Navigator2を実行しているパソコンが、インターネットに接続できているか(ブラウザでウェブサイトが見られるかなど)確認してください。パソコンがネットワークに接続できていなければ、NAS Navigator2はNASを探せません。
  • パソコンとNASは同じルーターに接続されていますか? 自宅やオフィスに複数のルーターがある場合、NASとパソコンが異なるルーターに接続されている(異なるネットワークセグメントにいる)と、NAS Navigator2では通常見つけられません。必ず同じルーターのLANポートに接続するか、同じルーターのWi-Fiに接続してください。
  • ルーターは正しく動作していますか? ルーターの電源が入っているか、インターネット接続ランプなどが正常か確認してください。ルーターに問題があると、ネットワーク内の通信がうまくいきません。
  • IPアドレスは競合していませんか? 稀ですが、手動でIPアドレスを設定したNASや他のデバイスが、ルーターのDHCP範囲内のアドレスや別のデバイスと同じIPアドレスを持ってしまい、ネットワークがおかしくなることがあります。可能性は低いですが、疑わしい場合はルーターのDHCPクライアントリストを確認したり、NASのIPアドレス設定を再確認したりしてください。NASを初期化するとIPアドレスは自動取得に戻ります。

3. ソフトウェア・設定の確認

パソコン側の設定やソフトウェアがNAS Navigator2の動作を妨げていないか確認します。

  • ファイアウォールは許可されていますか? 最も多い原因の一つです。 Windowsファイアウォールや、インストールしているセキュリティソフトのファイアウォール機能が、NAS Navigator2(またはその通信)をブロックしている可能性があります。
    • Windowsファイアウォールの設定を開き、「Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可する」から「NAS Navigator2」がプライベートネットワークとパブリックネットワーク(必要に応じて)で許可されているか確認してください。許可されていない場合はチェックを入れます。
    • セキュリティソフトを使用している場合は、そのソフトのマニュアルを参照し、NAS Navigator2やNASとの通信(特にUDPポートXXX番など、NAS Navigator2の仕様に記載されている場合がある)を許可する設定を行ってください。一時的にセキュリティソフトのファイアウォール機能を無効にしてNASが見つかるか試すのも原因特定の助けになりますが、セキュリティリスクがあるため、原因特定後は必ず元に戻すか、適切な許可設定を行ってください。
  • NAS Navigator2のバージョンは対応OSですか? 使用しているパソコンのOSバージョンに対応していない古い、または新しいNAS Navigator2をインストールしている場合、正しく動作しないことがあります。対応バージョンか確認し、必要であれば再ダウンロード・再インストールしてください。
  • NAS Navigator2を再起動してみる: 一時的なソフトウェアの不具合かもしれません。NAS Navigator2を一度完全に終了し、再度起動してみてください。
  • パソコンを再起動してみる: パソコンの一時的なネットワーク関連の問題かもしれません。パソコンを再起動することで解決することがあります。

4. NAS本体の状態確認(より詳細に)

NAS本体に問題が発生している可能性を考えます。

  • NASのランプ状態: NAS本体のランプ(ステータスランプ、エラーランプなど)の色や点滅パターンを確認します。取扱説明書でそのランプ状態が何を示しているか確認し、エラーが発生していないか確認してください。エラー状態(例: 赤色点灯)の場合、NAS Navigator2で見つからないか、「エラー」と表示されることがあります。
  • EMモード(復旧モード)ではないか? ファームウェアに問題が発生した場合、NASがEMモード(Emergency Mode)と呼ばれる復旧モードで起動することがあります。このモードでは、Web設定画面にアクセスできないか、アクセスできても機能が制限されます。NAS Navigator2では「ファームウェア復旧モード」と表示されるか、全く検出されないことがあります。EMモードからの復旧には、専用のツールを使ったファームウェアの再インストールが必要です。取扱説明書やバッファローのサポートページで「EMモード 復旧」といったキーワードで検索してください。
  • NASの初期化: 最終手段の一つとして、NASを工場出荷状態に初期化する方法があります。これにより設定がすべてクリアされ、ネットワーク設定もDHCP自動取得に戻るため、ネットワーク上の検出性が回復する可能性があります。ただし、初期化するとNASに保存されているデータはすべて消去されます。 データが消えても問題ない場合、または既にバックアップがある場合にのみ試してください。初期化方法は機種によって異なりますので、取扱説明書を確認してください。

5. 代替手段でのNAS検索

NAS Navigator2が使えない場合に、NASのIPアドレスを特定する他の方法も試してみましょう。

  • ルーターの管理画面を確認する: ほとんどのルーターには、現在接続されているデバイスとそのIPアドレスの一覧を確認できる機能があります。ルーターの取扱説明書を見て、管理画面へのログイン方法と接続デバイス一覧の表示方法を確認してください。MACアドレスからバッファロー製NASを特定できる場合があります(NAS Navigator2で表示されるMACアドレスを控えておくと便利です)。
  • コマンドプロンプト/ターミナルでネットワークスキャン: 上級者向けの方法ですが、コマンドプロンプト(Windows)やターミナル(macOS)からpingコマンドやarpコマンド、あるいはネットワークスキャンツール(例: Nmapなど)を使って、ネットワーク上のアクティブなIPアドレスやデバイスのMACアドレスを調べることができます。特定できたIPアドレスに対してブラウザでアクセスしてみる(http://[IPアドレス] や https://[IPアドレス])ことで、NASのWeb設定画面にたどり着ける可能性があります。

これらのトラブルシューティング手順を一つずつ試すことで、NAS Navigator2がNASを見つけられない原因を特定し、問題を解決できる可能性が高まります。

より高度な設定へのステップ

NAS Navigator2を使って無事にNASを見つけ、Web設定画面にアクセスし、初期設定(管理者パスワード変更、共有フォルダー作成、ユーザー作成など)が完了したら、バッファロー製NASの活用の幅を広げるための様々な高度な設定に進むことができます。NAS Navigator2の役割はここまででほぼ終了し、以降はWeb設定画面での作業となります。

以下に、NASのWeb設定画面で設定できる代表的な機能をいくつかご紹介します。これらの機能を活用することで、NASの利便性やセキュリティ、信頼性をさらに高めることができます。

  • 詳細なアクセス権設定: ユーザーごと、グループごとに、共有フォルダー内の特定のファイルやサブフォルダーに対するアクセス権限をより細かく設定できます。
  • RAID構成: 複数の内蔵HDDをRAIDとして構成し、データの冗長性(RAID 1, RAID 5, RAID 6など)を高めたり、パフォーマンスを向上させたりできます。これにより、万が一HDDが1台故障してもデータを失うリスクを軽減できます。
  • リモートアクセス(WebAccess等): インターネット経由で外出先からNASにアクセスできるように設定します。バッファローが提供する「WebAccess」機能などを使うと、スマートフォンやタブレットからも簡単にアクセスできます。
  • バックアップ設定: NAS内のデータを別のNASや外付けHDD、クラウドストレージなどに定期的にバックアップする設定を行います。また、パソコンのデータをNASにバックアップするための機能(例: NovaBACKUP – 特定モデルに付属)も利用できます。
  • メディアサーバー機能 (DLNA): NASに保存した動画、音楽、写真を、DLNA対応のテレビやゲーム機、スマートフォンなどでストリーミング再生できるように設定します。
  • ダウンロード機能: NAS単体でBitTorrentなどのファイルダウンロードを行わせることができます。
  • 監視カメラ連携: NASをネットワークカメラの録画先として利用する設定が可能です。
  • UPS連携: 無停電電源装置(UPS)と連携し、停電時に安全にNASをシャットダウンする設定ができます。
  • Active Directory連携: Windows ServerのActive Directoryドメインに参加させ、ユーザー管理を連携させることができます(ビジネス向けモデルなど)。

これらの機能の設定方法については、NASのWeb設定画面のヘルプや、バッファローの公式サイトにある製品マニュアル、Q&Aなどを参照してください。

まとめと次のステップ

本記事では、バッファロー製NASをネットワーク上で簡単に見つけ出し、設定を開始するための必須ツールである「NAS Navigator2」について、ダウンロードからインストール、NASの検索、Web設定画面へのアクセス、ネットワークドライブの割り当て、そして基本的な初期設定の開始方法までを詳細に解説しました。さらに、NASが見つからない場合のトラブルシューティングについても網羅的に触れました。

NAS Navigator2は、特にNASのセットアップにおける最初のハードルを下げ、初心者でも比較的容易にNASの管理画面にたどり着けるように設計されています。このツールを使いこなすことが、バッファロー製NASを快適に利用するための第一歩となります。

NAS Navigator2でWeb設定画面にアクセスできたら、次はNAS本体の多彩な機能を活用する段階です。NASの真価は、データの集中管理、共有、バックアップ、そしてメディアハブとしての機能など、Web設定画面で設定できる様々な機能にあります。

次のステップ:

  1. Web設定画面の探索: Web設定画面のメニュー項目をくまなく見て、どのような設定ができるのかを把握しましょう。
  2. 取扱説明書の活用: NASの製品型番に応じた詳細な取扱説明書(バッファロー公式サイトからダウンロード可能)を参照し、目的の設定方法を確認してください。
  3. バッファローのサポートリソース: 疑問点や問題が発生した場合は、バッファローのQ&Aデータベースやサポート窓口を活用してください。
  4. 必要な設定の実施: ご自身の用途(家庭用、ビジネス用、バックアップ専用など)に合わせて、必要な共有フォルダー作成、ユーザー追加、アクセス権設定、バックアップ設定などを進めてください。特にセキュリティに関わる設定(パスワード強度、リモートアクセス設定など)は慎重に行いましょう。

バッファロー NAS Navigator2は、あなたのNASライフをスムーズにスタートさせるための優れたツールです。本記事が、あなたがバッファロー製NASを最大限に活用するための一助となれば幸いです。NASを有効活用して、デジタルデータをより安全に、便利に管理しましょう。


免責事項:本記事は一般的なバッファロー製NASおよびNAS Navigator2に関する情報に基づいていますが、NASのモデル、ファームウェアのバージョン、お使いのOSのバージョンなどによって、画面表示や手順の細部が異なる場合があります。具体的な操作については、必ずお使いの製品の取扱説明書やバッファローの公式サイトで提供されている最新情報を参照してください。ネットワーク設定やファイアウォール設定の変更は、他のネットワーク機器やサービスに影響を与える可能性がありますので、慎重に行ってください。設定ミスによる不具合やデータ損失等に関して、筆者は一切の責任を負いません。自己責任において本記事の情報をご活用ください。

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