はい、承知いたしました。Discordの始め方・使い方の超基本について、初心者向けに約5000語の詳細な記事を作成します。
これだけでわかる!Discordの始め方・使い方の超基本【初心者向け】
インターネットで他の人と交流したいけど、どこかいい場所はないかな? ゲーム仲間と話したり、共通の趣味を持つ友達と集まったりしたいけど、LINEやTwitterだと少し違う… そう思っているあなたにぴったりの場所があります。それが「Discord(ディスコード)」です!
Discordは、もともとゲーマー向けに開発された無料のコミュニケーションツールですが、今ではゲームに限らず、様々なコミュニティで使われています。勉強グループ、趣味のサークル、友人との雑談、オンラインイベントなど、あらゆる目的で多くの人が利用しています。
テキストチャットはもちろん、ボイスチャットやビデオ通話も非常に高音質で、画面共有機能も充実しています。しかも、これらの機能のほとんどが無料で使えるのが大きな魅力です。
しかし、「なんだか難しそう」「どこから始めればいいの?」と感じる方もいるかもしれません。大丈夫です!このガイドを読めば、Discordの基本の「キ」から、実際に使い始めるまでがすべてわかります。この記事は、あなたがDiscordの世界にスムーズに飛び込めるように、一つ一つ丁寧に解説していきます。
約5000語というボリュームで、初心者さんがつまずきやすいポイントを徹底的にカバーします。この記事を読み終える頃には、きっとDiscordの基本操作に自信がついているはずです。
さあ、新しいコミュニケーションの世界へ踏み出しましょう!
第1章:Discordってどんなもの? なぜ選ばれるの?
1-1. Discordを一言でいうと「コミュニティ向けの高機能チャットアプリ」
Discordは、簡単に言うと「複数の人が集まってコミュニケーションを取るための高機能なチャットアプリ」です。LINEやSlackのように、個人間でのやり取りやグループチャットもできますが、Discordの最大の特徴は「サーバー」という仕組みにあります。
サーバーとは?
サーバーは、例えるなら「特定の目的を持った人たちが集まる家や秘密基地」のようなものです。一つのサーバーの中に、さらに細かい話題ごとに「チャンネル」という部屋が複数作られています。
- テキストチャンネル: 文字でチャットする部屋です。特定の話題(例: 自己紹介、〇〇ゲームの攻略、今日の出来事)ごとにチャンネルが分かれていることが多いです。
- ボイスチャンネル: 音声やビデオで会話する部屋です。ここに入室すると、同じチャンネルにいる人たちとすぐに話したり、画面を共有したりできます。
この「サーバー」と「チャンネル」の構造があることで、何百人、何千人という大人数が参加するコミュニティでも、話題がごちゃ混ぜにならず、整理された状態でコミュニケーションを取ることができます。
1-2. Discordが人気の理由
Discordがこれほど多くの人に使われているのには、いくつかの理由があります。
- 無料なのに高機能: 基本的な機能(テキストチャット、ボイスチャット、ビデオ通話、画面共有)はすべて無料で使えます。有料プランの「Nitro」もありますが、これは主に大容量ファイルのアップロードやカスタム絵文字の利用枠増加など、より快適に使うための追加機能であり、必須ではありません。
- 高品質なボイスチャット: 特にゲーム中にリアルタイムで仲間と連携を取るのに適しており、遅延が少なくクリアな音質が評価されています。
- 柔軟なコミュニティ管理: サーバーごとに詳細な設定(参加権限、役職の付与、モデレーション機能など)が可能で、大規模なコミュニティでも管理しやすくなっています。
- 豊富な連携機能: Spotifyで聞いている音楽をステータスに表示したり、TwitchやYouTubeのアカウントと連携させたりと、様々な外部サービスとの連携が可能です。
- マルチプラットフォーム対応: Windows、macOS、LinuxのPC版アプリ、iOS、Androidのスマホアプリ、そしてWebブラウザ版があり、どのデバイスからでもアクセスできます。
1-3. どんな目的で使われているの?
Discordは本当に多岐にわたる目的で使われています。
- ゲーム: 一緒にプレイする仲間との連携、情報交換、交流。Discordが最も得意とする分野の一つです。
- 趣味: 同じ趣味を持つ人同士の情報交換、作品共有、雑談。イラスト、音楽、写真、アニメ、漫画、料理など、あらゆる趣味のサーバーがあります。
- 学習・仕事: 勉強仲間との質問や情報共有、オンライン自習室。小規模なチームでの連絡ツールとしても使われることがあります。
- 友人との交流: LINEグループのような感覚で、親しい友人同士でのカジュアルなやり取りや、集まってボイスチャットで話す場として。
- イベント: オンラインイベントの会場として、発表や交流、質疑応答などに利用されます。
つまり、「誰かと集まって話したい」「共通の話題で盛り上がりたい」というニーズがあるなら、Discordは非常に有力な選択肢になるということです。
第2章:Discordを始める準備をしよう! アカウント作成&アプリ導入
さあ、いよいよDiscordを始める準備を始めましょう。まずはアカウントを作成し、Discordを使うためのアプリを手に入れます。
2-1. アカウント作成はどこから?(Webブラウザまたはアプリから)
Discordのアカウントは、PCやスマートフォンのWebブラウザからでも、直接アプリからでも作成できます。どちらから始めても大丈夫ですが、最終的にはアプリを使うのが便利でおすすめです。
今回は、まず手軽なWebブラウザからの作成方法と、アプリをインストールしてから作成する方法、両方ご紹介します。
方法①:Webブラウザからアカウントを作成する
- お使いのPCやスマートフォンのWebブラウザ(Chrome, Safari, Edgeなど)を開きます。
- Discordの公式サイトにアクセスします。URLは
https://discord.com/
です。 -
サイトを開くと、多くの場合「登録」や「開く」といったボタンが表示されます。今回は新しいアカウントを作るので、「登録」ボタンを探してクリックします。
- (PC版の場合)画面右上にあることが多いです。
- (スマホ版の場合)メニューボタン(三本線のアイコンなど)をタップしてから表示されることが多いです。
- 登録画面が表示されます。ここで以下の情報を入力します。
- メールアドレス: 必ず普段使っていて、確認できるアドレスを入力してください。アカウントの本人確認や、パスワードを忘れたときのリセットに使います。
- ユーザー名: Discord上で表示されるあなたの名前です。これは後から変更可能です。他の人と被っていてもOKです。ただし、後述する「Discordタグ」と合わせてあなたを特定できるようになります。
- パスワード: ログインに必要なパスワードです。推測されにくい、安全なものを設定しましょう。
- 生年月日: Discordの利用規約により、アカウント作成には年齢制限(原則として13歳以上)があります。正確な生年月日を入力してください。
- すべての情報を入力したら、「はい、利用規約とプライバシーポリシーに同意します」にチェックを入れます。(必ず内容を確認しましょう)
- 「続ける」ボタンをクリックします。
- 「私は人間です」というチェックボックスや、簡単な画像認証が表示される場合があります。ロボットでないことを証明するために指示に従ってください。
- アカウントが作成されました!多くの場合、そのままブラウザ版のDiscordが表示されます。
方法②:アプリをダウンロード&インストールしてからアカウントを作成する
まだDiscordのアプリを持っていない場合は、先にアプリをダウンロードしてインストールし、そこからアカウントを作成することもできます。
- アプリをダウンロードします。
- PC (Windows/macOS): Discord公式サイト
https://discord.com/download
にアクセスし、お使いのOSに合ったバージョンをダウンロードします。 - スマートフォン (iOS/Android): 各アプリストア(App StoreまたはGoogle Playストア)を開き、「Discord」と検索して公式アプリを見つけ、「入手」または「インストール」をタップします。
- PC (Windows/macOS): Discord公式サイト
- ダウンロードしたファイルを起動し、インストールします。
- PC: ダウンロードしたインストーラーファイル(例:
DiscordSetup.exe
)をダブルクリックして実行します。基本的には画面の指示に従って進めればOKです。自動的にインストールされ、完了するとDiscordアプリが起動します。 - スマートフォン: アプリストアからのインストールは自動で行われます。ホーム画面などにDiscordのアイコンが表示されるようになります。
- PC: ダウンロードしたインストーラーファイル(例:
- アプリを起動します。
- PC版の場合、インストール完了後に自動で起動しない場合は、デスクトップアイコンなどをクリックして起動してください。
- スマホ版の場合、ホーム画面などのDiscordアイコンをタップして起動します。
- 起動画面に「ログイン」と「登録」の選択肢が表示されます。「登録」をタップまたはクリックします。
- 以降の登録手順は、Webブラウザからの場合と同じです。(メールアドレス、ユーザー名、パスワード、生年月日の入力)
- 情報を入力し、「続ける」をクリック(またはタップ)します。
- 画像認証などをクリアすれば、アカウント作成完了です!アプリがそのまま使える状態になります。
2-2. メールアドレスの認証を忘れずに!
アカウントを作成したら、非常に重要なのがメールアドレスの認証です。これを済ませないと、一部の機能が制限されたり、後々問題が起きたりする可能性があります。
- アカウント作成時に入力したメールアドレスの受信ボックスを確認します。
- Discordから「Discord メールアドレスを認証してください」といった件名のメールが届いているはずです。(もし見つからない場合は、迷惑メールフォルダも確認してみてください)
- そのメールを開き、「メールアドレスを認証する」というボタンまたはリンクをクリックします。
- ブラウザまたはDiscordアプリが開き、「メールアドレスの認証が完了しました!」といった画面が表示されれば成功です。
【重要】認証をしないと…
認証をしないと、友達追加ができなかったり、特定のサーバーに参加できなかったり、サーバー内で発言できなかったり、といった制限がかかることがあります。必ず最初のうちに認証を済ませましょう。
2-3. アプリのインストール(推奨)とログイン
アカウント作成が終わったら、PC版またはスマートフォン版のアプリをインストールして使うのがおすすめです。Webブラウザ版でも基本的な機能は使えますが、アプリ版の方が動作が安定しており、通知機能なども使いやすいためです。
もしWebブラウザでアカウントを作成した場合は、以下の手順でアプリをインストールしてログインしましょう。
- アプリをダウンロード&インストールします。 (手順は「方法②」と同じです)
- インストールしたDiscordアプリを起動します。
- 起動画面に「ログイン」と「登録」の選択肢が表示されます。「ログイン」をタップまたはクリックします。
- ログイン画面が表示されます。
- メールアドレスまたは電話番号: アカウント作成時に使ったメールアドレスを入力します。(電話番号でも登録・ログインできますが、今回はメールアドレスで作成した場合を想定しています)
- パスワード: 設定したパスワードを入力します。
- 「ログイン」をタップまたはクリックします。
- 二段階認証を設定している場合は、認証コードの入力が求められます。(初めてのログインの場合は通常ありません)
- ログインに成功すると、Discordのメイン画面が表示されます。
これで、Discordを始めるための第一歩は完了です!お疲れ様でした。
第3章:Discordの画面構成を理解しよう! インターフェース解説
Discordアプリを起動してログインすると、様々な情報が表示されている画面が出てきます。最初はどこに何があるのか戸惑うかもしれませんが、大丈夫です。Discordの画面は大きく分けていくつかのエリアに分かれており、それぞれの役割が決まっています。
ここでは、PC版アプリを例に、画面の主要な構成要素を上から順に詳しく見ていきましょう。スマホ版でも基本的な要素は同じですが、表示方法が異なります(画面をスワイプして切り替えたりします)。
(PC版 Discordの画面構成)
画面を起動すると、左から右へ向かっていくつかの列に分かれているのがわかります。
- 一番左の細長い列:サーバーリスト
- 左から二番目の列:チャンネルリスト
- 中央の大きなエリア:メッセージ表示エリア
- 一番右の列(表示されないこともあり):メンバーリスト
- 左下:自分のユーザー情報エリア
それぞれのエリアについて、詳しく解説します。
3-1. 一番左:サーバーリスト
これは、あなたが参加しているすべてのサーバーのアイコンが縦一列に並んでいるエリアです。
- アイコン: 各サーバーを表すアイコンが表示されます。クリックすると、そのサーバーのチャンネルリストが中央のエリアに表示されます。
- ホーム: 一番上にあるDiscordのロゴ(またはアイコン)をクリックすると表示される場所です。ここから「フレンド」や「ダイレクトメッセージ(DM)」、グループDMのリストにアクセスできます。特定のサーバーではなく、個人間のやり取りをしたいときに使います。
- サーバーの追加 (+アイコン): リストの一番下にあることが多い、緑色の丸にプラスマーク(+)のアイコンです。ここをクリックすると、新しいサーバーを作成したり、既存のサーバーに招待リンクを使って参加したりできます。(参加方法は後述)
- 通知バッジ: 未読メッセージがあるサーバーのアイコンには、赤い丸や数字(未読数)、または白い点が表示されます。
ここをクリックすることで、参加しているサーバー間を簡単に切り替えることができます。
3-2. 左から二番目:チャンネルリスト
サーバーリストで特定のサーバーのアイコンをクリックすると、そのサーバー内に存在するチャンネルがここに一覧表示されます。
- サーバー名: 一番上に、現在選択しているサーバーの名前が表示されます。クリックするとサーバー設定のメニューなどが表示されます(初心者さんは最初はあまり触らなくてOKです)。
- チャンネルカテゴリー: チャンネルは通常、カテゴリー分けされています(例: 「情報」「雑談」「ゲーム」「ボイスチャンネル」など)。カテゴリー名をクリックすると、その下のチャンネルリストを閉じたり開いたりできます。
- テキストチャンネル: チャンネル名の横に「#」のアイコンがついているのがテキストチャンネルです。クリックすると、中央のメッセージ表示エリアにそのチャンネルのチャット履歴が表示されます。
- ボイスチャンネル: チャンネル名の横にスピーカーのアイコンがついているのがボイスチャンネルです。クリックすると、そのボイスチャンネルに「入室」し、同じチャンネルにいる人と音声やビデオで会話できるようになります。
- 未読通知: 新しいメッセージがあるチャンネル名には、未読通知を示す表示がつきます。テキストチャンネルは太字になったり、白丸がついたりします。ボイスチャンネルは、誰かが話しているとアイコンが光ったりします。
このチャンネルリストで、サーバー内のどの「部屋」で会話するかを選択します。
3-3. 中央:メッセージ表示エリア
Discord画面の大部分を占めるエリアです。
- 選択中のチャンネル名: 一番上に、現在表示しているチャンネルの名前が表示されます。
- メッセージ履歴: 選択中のテキストチャンネルのチャット履歴が時系列で表示されます。他のユーザーのメッセージや自分のメッセージを見ることができます。
- メッセージ入力欄: 画面の一番下にあります。ここにチャットの文章を入力します。「メッセージを送信」や、絵文字、ファイル添付、GIFなどを挿入するアイコンが並んでいます。
- 参加中のボイスチャンネル情報: ボイスチャンネルに参加している場合は、画面の下の方(メッセージ入力欄の上あたり)に、どのボイスチャンネルに参加しているか、自分のマイクやヘッドホンの状態(ミュートなど)が表示されます。
あなたが他のユーザーとコミュニケーションを取る、まさに活動の中心となるエリアです。
3-4. 一番右:メンバーリスト
これは、現在選択しているサーバーに参加しているメンバーの一覧が表示されるエリアです。サーバーによっては、設定により表示されない場合もあります。
- オンライン/オフライン: メンバーが現在Discordに接続しているか(オンライン)、または接続していないか(オフライン)が表示されます。
- 役職: サーバーによっては、メンバーに特定の「役職」が付与されている場合があります(例: 管理者、モデレーター、特定のグループメンバーなど)。役職ごとにメンバーリストの色や表示位置が分けられていることがあります。
- ステータス: 各メンバーの名前の横に、その人の現在のステータス(オンライン、退席中、応答不可、オフライン、カスタムステータス)が表示されます。ゲームをプレイしている場合は、そのゲーム名が表示されることもあります(連携設定している場合)。
メンバーリストで、サーバー内に誰がいるか、どんな人がいるかを確認できます。メンバーの名前を右クリック(または長押し)すると、その人に対する操作(DMを送る、プロフィールを見るなど)ができます。
3-5. 左下:自分のユーザー情報エリア
画面の一番左下のエリアには、あなた自身の情報が表示されています。
- 自分のアバター(アイコン画像): あなたが設定したアイコン画像です。
- 自分のユーザー名とDiscordタグ: あなたのユーザー名と、それに続く「#」と4桁の数字(例:
UserName#1234
)が表示されます。この「ユーザー名#数字」が、Discordにおけるあなたの固有のIDです。友達追加の際に相手に伝える情報になります。(※最近、ユーザー名のみの新しいシステムも導入されていますが、まだ多くのユーザーがこの形式を使っています) - 自分のステータス: オンライン、退席中、応答不可、オフラインのいずれかのステータスアイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、ステータスを変更できます。
- マイク/ヘッドホンアイコン: 自分のマイクをミュート(消音)したり、自分の聞こえる音声をミュート(自分だけ聞こえなくする)したりするためのボタンです。ボイスチャンネルに参加していないときでも表示されます。
- 歯車アイコン (ユーザー設定): 一番右にある歯車のアイコンは「ユーザー設定」ボタンです。ここから、自分のアカウント情報、プロフィール、プライバシー設定、通知設定、ボイスチャットやビデオ設定など、様々な個人設定を変更できます。この設定メニューは非常に重要です!(後述)
このエリアで、自分の状態を確認したり、個人設定にアクセスしたりします。
【スマホ版での画面構成】
スマホ版では画面が小さいため、これらの要素はスワイプやボタンで切り替えて表示されます。
- アプリを開くと、通常はサーバーリスト(左端)が表示されています。
- サーバーアイコンをタップすると、そのサーバーのチャンネルリスト(左から二番目)が表示されます。
- チャンネル名をタップすると、中央のメッセージ表示エリアに切り替わります。
- メンバーリスト(一番右)は、メッセージ表示エリアの画面を左にスワイプするか、画面上部のアイコンをタップすると表示されます。
- 自分のユーザー情報エリア(左下)は、サーバーリストやチャンネルリストが表示されている画面で、画面の下部にあることが多いです。歯車アイコン(設定)もそこにあります。
最初は少し迷うかもしれませんが、PC版の構成を頭に入れておくと、スマホ版でもどこに何があるか見つけやすくなります。
第4章:サーバーに参加してみよう!
Discordの核となるのは「サーバー」です。サーバーに参加しないと、他の人とコミュニケーションを取る場所がありません。ここでは、サーバーに参加する最も一般的な方法を解説します。
サーバーに参加する方法は主に2つあります。
- 招待リンクを使う: 友達やコミュニティの管理者から送られてくるURL(招待リンク)をクリックして参加する方法。最も一般的です。
- サーバーを探す: Discordの「公開サーバーを探す」機能を使って、興味のあるサーバーを見つけて参加する方法。(主にゲーム関連が多いです)
初心者さんは、まずは友達から招待リンクをもらって参加するのがおすすめです。
4-1. 招待リンクを使ってサーバーに参加する
招待リンクは、Discordのサーバーへ参加するための専用URLです。https://discord.gg/xxxxxx
のような形をしています。
【招待リンクを受け取ったら】
- 受け取った招待リンク(URL)をクリックします。
- Discordアプリが起動している場合、アプリが立ち上がり、招待されたサーバーの情報(サーバー名、アイコン、参加人数、誰からの招待かなど)が表示されます。
- 「〇〇に参加する」のようなボタンが表示されるので、それをクリック(またはタップ)します。
- 簡単な認証(「私は人間です」チェックなど)を求められる場合があります。
- 認証が完了すると、そのサーバーに参加できます! 自動的にそのサーバーのデフォルトのチャンネル(多くの場合は「#general」や「#ルール」チャンネル)が表示されます。
【注意点】
* 招待リンクには有効期限が設定されている場合があります。期限切れの場合は参加できません。
* 特定のサーバーに参加するには、アカウント作成後のメール認証が済んでいる必要があります。
* サーバーによっては、参加する前にサーバーの「ルール」を読んだり、簡単な質問に答えたりする必要がある場合があります。画面の指示をよく読んで従ってください。
4-2. Discordで公開サーバーを探して参加する
招待リンクがなくても、Discordには「公開サーバーを探す」という機能があり、様々なテーマのコミュニティサーバーを見つけることができます。主に、大きなゲームの公式サーバーやファンコミュニティなどが登録されています。
- Discordアプリを開きます。(PC版またはスマホ版)
- サーバーリストの一番下にある「サーバーを追加」のアイコン(+マーク)をクリック(またはタップ)します。
- 表示されたメニューの中から「サーバーを探す」を選択します。(スマホ版の場合は「公開サーバーを探す」といった名称かもしれません)
- 「サーバーを探す」の画面が表示されます。
- 人気のあるカテゴリーや、おすすめのサーバーが表示されています。
- 画面上部にある検索バーに、興味のあるサーバー名やテーマ(例: 「フォートナイト」「イラスト」「プログラミング」など)を入力して検索できます。
- 興味のあるサーバーを見つけたら、クリック(またはタップ)して詳細を確認します。サーバーの説明や、いくつかのチャンネルのプレビューが見られる場合があります。
- 「参加する」ボタンをクリック(またはタップ)します。
- 認証などをクリアすれば、サーバーに参加できます。
【注意点】
* この機能で見つけられるのは、サーバー側が「公開サーバー」として登録しているサーバーのみです。友達同士のプライベートなサーバーなどは検索できません。
* 公開サーバーは非常に多くの人が参加している場合があり、独自のルールや文化があることが多いです。参加したらまず「ルール」や「自己紹介」といったチャンネルを確認することをおすすめします。
これで、あなたはDiscordのサーバーに参加し、他の人と同じ空間を共有する準備ができました! 次はいよいよ、実際にコミュニケーションを取ってみましょう。
第5章:基本操作をマスターしよう! テキストチャットとボイスチャット
Discordのサーバーに参加したら、いよいよ他の人との交流です。コミュニケーションの中心となるのは、テキストチャットとボイスチャットです。それぞれの基本的な使い方を学びましょう。
5-1. テキストチャットの使い方
テキストチャットは、文字でメッセージをやり取りする機能です。選択したテキストチャンネルで行います。
① メッセージを送る
- 参加しているサーバーのチャンネルリストから、メッセージを送りたいテキストチャンネルをクリック(またはタップ)して選択します。中央のメッセージ表示エリアがそのチャンネルの内容に切り替わります。
- 画面下部にあるメッセージ入力欄をクリック(またはタップ)します。「#チャンネル名 にメッセージを送信」のような表示があるはずです。
- キーボードを使ってメッセージを入力します。
- 入力が終わったら、キーボードの
Enter
キーを押すか、入力欄の右側にある紙飛行機のアイコン(送信ボタン)をクリック(またはタップ)すると、メッセージが送信されます。
② テキストを装飾する
Discordのメッセージは、Markdown記法というものを使って簡単に装飾できます。
- 太字: メッセージを
**テキスト**
のように、二重のアスタリスクで囲むと 太字 になります。 - 斜体: メッセージを
*テキスト*
または_テキスト_
のように、アスタリスクかアンダーバー一つで囲むと 斜体 になります。 - 下線: メッセージを
__テキスト__
のように、二重のアンダーバーで囲むと 下線 がつきます。 - 打ち消し線: メッセージを
~~テキスト~~
のように、二重のチルダで囲むと 打ち消し線 がつきます。 - コードブロック: プログラムのコードなどを整形して表示したい場合に便利です。
- 一行の場合:
単語
のように、バッククォート(`)一つで囲みます。 - 複数行の場合:
ここに複数行のテキスト
やコードを書く
のように、三連のバッククォート()で囲みます。最初の三連バッククォートの直後に言語名(例: ````python
など)を入れると、シンタックスハイライトが適用されることもあります。
- 一行の場合:
これらの記法は組み合わせて使うことも可能です(例: ***太字斜体***
)。
③ 他のユーザーや役職にメンションする
特定の相手に気づいてほしいときや、特定のグループに一斉に知らせたいときに使います。
- 特定のユーザーにメンション: メッセージ入力時に
@
を入力し、続けてメンションしたいユーザーの名前を入力し始めます。入力候補が表示されるので、対象のユーザーを選択します。選択すると、メッセージ入力欄に@ユーザー名
と表示されます。このメッセージを送信すると、メンションされたユーザーに通知が届きます。 - 役職にメンション:
@
の後にサーバーにある役職名を入力し始めると、役職名が表示されることがあります。@役職名
のメッセージを送ると、その役職が付与されているすべてのユーザーに通知が届きます。ただし、大規模なサーバーでは特定の役職へのメンションが制限されている場合や、頻繁なメンションが禁止されている場合があるので注意しましょう。 @here
と@everyone
:@here
: 現在オンライン状態のサーバーメンバー全員に通知を送ります。@everyone
: オンライン/オフライン問わず、そのサーバーのすべてのメンバーに通知を送ります。
これらのメンションは、非常に多くの人に通知が届くため、使う際はサーバーのルールを確認し、本当に必要な場合のみに留めましょう。不用意な@everyone
は多くのユーザーに迷惑をかけてしまう可能性があります。
④ 絵文字を使う
メッセージに感情を加えたり、リアクションしたりできます。
- 標準絵文字: スマートフォンやPCにもともと入っている絵文字と同じものが使えます。メッセージ入力欄の右側にある絵文字アイコンをクリック(またはタップ)すると、絵文字ピッカーが表示されるので、そこから選択できます。
- サーバー絵文字: 参加しているサーバー独自で登録しているカスタム絵文字です。そのサーバー内でのみ使えます。絵文字ピッカーの上部に表示されることが多いです。有料プランのNitroに加入していると、他のサーバーのカスタム絵文字もどこでも使えるようになります。
- 絵文字リアクション: 送られてきたメッセージに、絵文字で簡単に反応できます。メッセージにカーソルを合わせる(PC)か、長押しする(スマホ)と、リアクション用の絵文字アイコンが表示されるので、そこから絵文字を選択します。すでに他の人がリアクションしている場合は、その絵文字の下に数字(リアクション数)が表示され、クリック(タップ)で自分も同じ絵文字でリアクションできます。
⑤ 画像・動画・ファイルを送信する
ファイル共有も簡単です。
- メッセージ入力欄の左側にあるプラスアイコン(+)をクリック(またはタップ)します。
- 「ファイルをアップロード」または「添付ファイルを追加」などのメニューが表示されるので、それを選択します。
- PCやスマートフォンのファイル選択画面が開くので、送りたいファイルを選びます。
- 選択したファイルがメッセージ入力欄の上に表示されます。必要であれば、ファイルに添えるコメントを入力します。
- 送信ボタン(紙飛行機アイコン)をクリック(またはタップ)して送信します。
PC版であれば、ファイルや画像をDiscordのメッセージ入力欄に直接ドラッグ&ドロップすることでも送信できます。
⑥ メッセージに返信する(スレッド機能)
特定のメッセージに対して返信したい場合に便利です。会話の流れを整理できます。
- 返信したいメッセージにカーソルを合わせる(PC)か、長押しする(スマホ)します。
- 表示されるアイコンの中に、左向きの矢印と吹き出しのアイコン(「返信」)がありますので、それをクリック(またはタップ)します。
- メッセージ入力欄が「〇〇に返信」という表示に変わり、返信したいメッセージの一部が表示されます。
- そのまま返信メッセージを入力して送信します。
- 送信されたメッセージには、誰への返信か、元のメッセージの一部が表示されます。これをクリックすると、元のメッセージにジャンプできます。
最近では「スレッド」機能もよく使われます。特定のメッセージから派生した会話を、元のチャンネルから分離して別の「スレッド」という場所で行う機能です。メッセージにカーソルを合わせる(PC)か長押し(スマホ)して表示されるメニューに「スレッドを作成」という項目があれば利用できます。これは少し応用的な使い方ですが、多くの人が参加するチャンネルで特定の話題について深く話したい場合に便利です。
⑦ メッセージを編集・削除する
送ってしまったメッセージも、後から編集したり削除したりできます。
- 編集: 自分の送ったメッセージにカーソルを合わせる(PC)か長押しする(スマホ)します。表示されるペンのアイコン(「編集」)をクリック(またはタップ)します。メッセージ入力欄にそのメッセージの内容が表示されるので、修正してEnterキーで送信します。
- 削除: 自分の送ったメッセージにカーソルを合わせる(PC)か長押しする(スマホ)します。表示されるゴミ箱のアイコン(「削除」)をクリック(またはタップ)します。確認メッセージが表示されるので、「削除」を選択します。
他のユーザーのメッセージを編集・削除することは、サーバー管理者やモデレーターなどの特別な権限がない限りできません。
5-2. ボイスチャットの使い方
ボイスチャットは、音声でリアルタイムに会話する機能です。画面共有やビデオ通話もここで行います。
① ボイスチャンネルに参加する
- 参加しているサーバーのチャンネルリストから、参加したいボイスチャンネルをクリック(またはタップ)します。チャンネル名の横にスピーカーのアイコンがついているものです。
- クリック(タップ)すると、すぐにそのボイスチャンネルに「接続」されます。
- 画面の左下(自分のユーザー情報が表示されているあたり)に、参加中のボイスチャンネル名と、マイクやヘッドホンのアイコンが表示されます。他のユーザーが参加していれば、そのユーザー名も表示されます。
② 会話する(マイクのオン/オフ)
ボイスチャンネルに接続すると、設定によってはすぐに声が聞こえたり、相手に声が届いたりします。
- マイクのミュート(消音): 自分の声が相手に聞こえないようにします。左下の自分のユーザー情報エリアにあるマイクのアイコンをクリック(またはタップ)すると、マイクがミュートされます。アイコンに赤い斜線がつきます。もう一度クリックするとミュートが解除されます。ボイスチャンネルに参加中に、会話の途中で席を立つときや、周りが騒がしいときなどに便利です。
- ヘッドホンのデフ(音声をミュート): 相手の声やDiscordの音声が自分に聞こえないようにします。左下の自分のユーザー情報エリアにあるヘッドホンのアイコンをクリック(またはタップ)すると、音が聞こえなくなります。アイコンに赤い斜線がつきます。もう一度クリックすると解除されます。一時的にDiscordの音声を聞きたくない場合に便利です。
- 声が相手に届く仕組み: Discordでは、設定によって声がマイクから入力されたときに自動的に相手に届く「音声検出」と、特定のキーを押している間だけ声が届く「プッシュトゥトーク (PTT)」の2種類があります。
- 音声検出: マイクが拾った音量が一定の閾値を超えると、自動的に声が送信されます。設定で感度を調整できます。利点は手を離して話せることですが、周りの物音なども拾ってしまう可能性があります。
- プッシュトゥトーク (PTT): 設定した特定のキー(デフォルトでは
\
キーなど)を押している間だけ、マイクからの声が送信されます。利点は、キーを押さない限り絶対に声が漏れないことですが、話すときに毎回キーを押す必要があります。
どちらを使うかは、利用環境や好みに応じます。周りが静かな環境なら音声検出でも良いですが、生活音などが入りやすい場合はPTTの方が安心です。設定は「ユーザー設定」の「音声・ビデオ」で行います。(設定方法は後述)
③ 他の人の音量調整
ボイスチャンネルで、特定の人の声だけ大きくしたり小さくしたりしたい場合があります。
- ボイスチャンネルの参加者リストで、音量調整したいユーザーの名前を右クリック(PC)または長押し(スマホ)します。
- 表示されるメニューの中に「ユーザー音量」という項目があるので、そこでスライダーを左右に動かして音量を調整できます。この設定はそのサーバー内だけでなく、他のサーバーでもそのユーザーに対して記憶されます。
④ 画面共有(Go Live)とビデオ通話
ボイスチャンネルでは、自分のPC画面や特定のアプリケーションの画面を他の参加者に見せる「画面共有(Go Live)」や、自分のカメラ映像を映す「ビデオ通話」も可能です。
- 画面共有: ボイスチャンネルに接続中に、画面下部に表示されるボイスチャット操作パネルの中にある「画面」アイコン(モニターのような形)をクリック(またはタップ)します。
- 共有したい画面全体、または特定のウィンドウを選択します。
- 共有設定(解像度やフレームレートなど)を選択し、「Go Live」または「画面共有を開始」をクリックします。
- 共有が開始されます。他の参加者は、あなたの画面を見ることができるようになります。共有を終了するには、同じ場所にある停止ボタンをクリックします。
- ビデオ通話: ボイスチャンネルに接続中に、画面下部のボイスチャット操作パネルの中にあるビデオカメラのアイコンをクリック(またはタップ)します。カメラがオンになり、あなたの映像が他の参加者に映し出されます。もう一度クリックするとオフになります。
これらの機能は、ゲーム画面を共有したり、一緒に作業したり、顔を見て話したりするのに役立ちます。
⑤ ボイスチャンネルから退出する
ボイスチャットを終えたいときは、ボイスチャンネルから退出します。
- 画面左下(自分のユーザー情報が表示されているあたり)にある、ボイスチャンネル操作パネルの一番右にある「切断」アイコン(電話を切るようなマーク)をクリック(またはタップ)します。
- ボイスチャンネルから切断され、音声のやり取りができなくなります。
5-3. ダイレクトメッセージ(DM)とフレンド機能
Discordでは、サーバーを介さず特定の個人と直接メッセージをやり取りすることもできます。これには「フレンド」機能を使います。
① フレンドになる
DiscordでDMや個別通話を頻繁にする相手とは、フレンドになるのが便利です。
- 相手のユーザー名とDiscordタグを知る: 相手のユーザー名(例:
UserName
)とDiscordタグ(例:#1234
)を教えてもらいます。これは、相手のユーザー情報エリア(左下)またはメンバーリストで相手の名前をクリックすると表示されるプロフィールで確認できます。 - フレンド申請を送る:
- Discord画面の左上にあるDiscordロゴ(またはアイコン)をクリック(またはタップ)して「ホーム」画面を開きます。
- 「フレンド」タブを選択します。
- 「フレンドを追加」ボタンをクリック(またはタップ)します。
- 画面に表示される入力欄に、相手の「ユーザー名」と「Discordタグ(#も含めて4桁の数字)」を正確に入力します。(例:
UserName#1234
) - 「フレンド申請を送信」ボタンをクリック(またはタップ)します。
- (※新しいユーザー名システムの場合、タグは不要でユーザー名のみで検索・申請できますが、ここでは従来のシステムでの説明を主としています)
- フレンド申請を受ける: 誰かからフレンド申請が届くと、「フレンド」タブの横に通知バッジが表示されます。「保留中」タブに申請リストが表示されるので、「承認」または「拒否」を選択できます。
② ダイレクトメッセージ (DM) を送る
フレンドになった相手とは、いつでもDMを送ることができます。
- ホーム画面から: 「ホーム」の「フレンド」リストから、DMを送りたいフレンドの名前をクリック(またはタップ)します。そのユーザーとのDM画面が表示されます。
- サーバー内から: 同じサーバーにいる相手であれば、メンバーリストや、相手のメッセージをクリック(またはタップ)して表示されるプロフィールから、右クリック(PC)または長押し(スマホ)して表示されるメニューで「メッセージ」を選択します。
DM画面は、基本的にはテキストチャンネルと同じようにメッセージ入力欄があり、テキスト、絵文字、ファイルなどを送受信できます。特定の相手とのプライベートな会話に使います。
③ グループダイレクトメッセージ (グループDM)
少人数の友達と一時的に会話したい場合など、サーバーを作るほどではないけれど複数人で話したいときに便利です。
- 「ホーム」画面の「フレンド」タブを開きます。
- 「ダイレクトメッセージ」のリストの上にある「+」アイコン(新しいDMを開始)をクリック(またはタップ)します。
- DMに追加したいフレンドの名前をリストから選択するか、検索して追加していきます。
- メンバーを選択し終えたら、「グループDMを作成」ボタンをクリック(またはタップ)します。
- グループDMの画面が表示され、参加者全員と会話できるようになります。グループDMは最大10人まで参加できます。
グループDMでも、テキストチャットやボイスチャット(画面上部の受話器アイコンやビデオアイコンから開始)が可能です。
第6章:もっと快適に使うための基本設定(ユーザー設定)
Discordをより自分に合った形で使うためには、「ユーザー設定」が非常に重要です。画面左下にある歯車アイコン⚙️をクリック(またはタップ)して開きます。設定項目はたくさんありますが、初心者さんがまず確認しておきたい基本的な項目を解説します。
6-1. マイアカウント
あなたのDiscordアカウントに関する基本的な情報が確認・変更できます。
- メールアドレス: アカウント作成時に登録したメールアドレス。変更することも可能です。
- 電話番号: 電話番号を登録することもできます。SMSを使った認証などに利用できます。
- パスワード: パスワードを変更できます。定期的に変更することをおすすめします。
- 二段階認証を有効にする: アカウントのセキュリティを強化できます。ログイン時にパスワードだけでなく、スマートフォンアプリなどで発行されるコードの入力も必要になります。不正ログインを防ぐために設定を強く推奨します。Google AuthenticatorやAuthyといった認証アプリを利用します。
6-2. プロフィール
他のユーザーからあなた自身がどう見えるかを設定します。
- アバター: あなたのアイコン画像です。クリックして好きな画像に変更できます。
- プロフィールバナー: 有料プランのNitro限定の機能ですが、アバターの上に表示される画像を設定できます。
- 自己紹介: あなた自身について簡単に紹介する文章を設定できます。
- 表示名: ユーザー名とは別に、サーバーごとに表示される名前を設定できます。サーバーによってはニックネームの設定が許可されていない場合もあります。
6-3. プライバシー・安全
他のユーザーとの関係性や、DMなどに関する設定です。
- ダイレクトメッセージのスキャン: 不適切なメディアを含むDMをDiscordが自動的にスキャンし、あなたに表示する前に警告を出したり、ブロックしたりする機能です。「親しい友達からのみスキャン」「友達以外をスキャン」「スキャンしない」の3段階から選べます。特に不特定多数の人と交流する可能性がある場合は、「友達以外をスキャン」以上にしておくことをおすすめします。
- フレンド申請を許可する: 誰があなたにフレンド申請を送れるかを設定します。「全員」「フレンドのフレンド」「サーバーのメンバー」から選べます。望まない申請が多い場合は設定を変更しましょう。
- データ利用の設定: Discordがあなたのデータをどのように利用するかに関する設定です。通常はデフォルトのままで問題ありませんが、気になる場合は内容を確認できます。
6-4. 承認済みアプリ
Discordアカウントと連携を許可した外部サービス(ゲームやツール、botなど)の一覧を確認できます。知らないサービスに権限を与えていないか、定期的に確認すると良いでしょう。不要な連携は解除できます。
6-5. 連携
SpotifyやTwitch、YouTube、Steamなどの外部サービスアカウントをDiscordに連携させることができます。連携すると、プロフィールに表示されたり、現在プレイ/視聴しているコンテンツがステータスに表示されたりする機能が利用できます。
6-6. 音声・ビデオ
ボイスチャットやビデオ通話に関する最も重要な設定項目です。
- 入力デバイス/出力デバイス: 使用するマイク(入力)とスピーカー/ヘッドホン(出力)を選択します。複数のデバイスを接続している場合は、ここで正しく設定しないと声が届かなかったり、相手の声が聞こえなかったりします。
- 入力モード: 前述の「音声検出」か「プッシュトゥトーク」かを選択します。プッシュトゥトークを選ぶ場合は、どのキーを押すかを「キー割り当て」で設定する必要があります。
- 音声検出の感度: 音声検出を選んだ場合、どのくらいの音量でマイクがオンになるかを調整します。テスト機能を使って、自分の声だけを拾い、周りの音は拾わないように調整するのがコツです。
- マイクのテスト: マイクが正しく機能しているかを確認できます。
- ビデオ設定: カメラデバイスを選択したり、カメラが正しく映るかテストしたりできます。
- ノイズ抑制・エコー除去・ノイズ低減: Discordが高品質な音声通話を提供するための機能です。基本的には有効にしておくのがおすすめです。特にKrispというノイズ抑制機能は非常に高性能です(回線状況によってはパフォーマンスに影響する場合もあります)。
ボイスチャットでトラブルがある場合は、まずここの設定を確認しましょう。
6-7. 通知
Discordからの通知に関する設定です。
- デスクトップ通知を有効にする: Discordアプリが起動していないときでも、新しいメッセージがあったらPCの通知として表示するかを設定します。
- 未読メッセージバッジを有効にする: Discordアイコンに未読件数を表示するかを設定します。
- メッセージの通知方法: 新着メッセージがあったときの音や、テキスト読み上げに関する設定です。
- サーバー固有の通知設定: 各サーバーごとに通知設定を個別にカスタマイズできます。(サーバーリストでサーバーアイコンを右クリック/長押しして「通知設定」から行うことも多いです)「すべてのメッセージ」「メンションのみ」「何も通知しない」などを設定できます。参加しているサーバーが多い場合、不要な通知をオフにすることで快適になります。
6-8. 外観
Discordアプリの見た目をカスタマイズできます。
- テーマ: ダークモードとライトモードを切り替えられます。
- メッセージ表示: メッセージの表示形式を、「コンパクト」(情報量が多い)か「快適」(アバターなどが大きく見やすい)から選べます。
- 文字サイズ・表示倍率: アプリ全体の文字の大きさや表示サイズを調整できます。
これらの他にも様々な設定項目がありますが、まずは上記を理解し、必要に応じて他の項目も見ていくと良いでしょう。設定を色々試してみて、自分にとって最も使いやすい環境を構築しましょう。
第7章:サーバーでの過ごし方と基本的なマナー
サーバーに参加し、基本的な操作ができるようになったら、実際に他のユーザーと交流してみましょう。サーバーはそれぞれ独自の雰囲気やルールを持っていることが多いので、それに合わせて行動することが大切です。
7-1. まずはサーバーのルールを確認しよう
多くのサーバーには、参加者が快適に過ごすためのルールが設けられています。サーバーに参加したら、まず「#ルール」や「#はじめに」といった名前のチャンネルを探して、そこに書かれている内容を確認しましょう。
ルールには、禁止事項(暴言、スパム、出会い目的の利用など)、チャンネルごとの使い方、特定のチャンネルへのアクセス方法などが書かれていることが多いです。ルールを守ることは、サーバーメンバーとして非常に重要です。
また、サーバーによっては、ルールを読んだ後で特定の絵文字をクリックしたり、簡単なコマンドを入力したりすることで、正式にメンバーとして扱われるようになる(他のチャンネルが見えるようになる)場合があります。画面やルールの指示に注意深く従いましょう。
7-2. 自己紹介をしてみよう(任意)
「#自己紹介」といったチャンネルがあるサーバーでは、簡単な自己紹介をすることが推奨されている場合があります。これは必須ではありませんが、自己紹介をすることで他のメンバーに自分のことを知ってもらい、交流のきっかけになることがあります。
どんなことを書けばいいかわからない場合は、他の人の自己紹介を参考にしてみましょう。簡単な挨拶、このサーバーに参加したきっかけ、興味のあることなどを書くのが一般的です。個人情報(本名、住所など)を無理に書く必要は全くありません。
7-3. 話題に合わせてチャンネルを使おう
サーバーには様々なチャンネルがあります。例えば、ゲームの攻略の話は「#ゲーム攻略」チャンネルで、今日の出来事や雑談は「#雑談」チャンネルで、のように、話題ごとにチャンネルが分かれていることが多いです。
メッセージを送るときは、その内容に最も合ったチャンネルを選ぶようにしましょう。関係ないチャンネルで全く違う話題を話し始めると、他のユーザーが見づらく感じたり、チャンネルの目的から外れてしまったりすることがあります。
もしどのチャンネルで話せばいいか分からなければ、「#質問」チャンネルや「#雑談」チャンネルで聞いてみるのも良いでしょう。
7-4. リアクションや返信でコミュニケーションを取ろう
最初から自分から積極的に発言するのが難しいと感じる場合は、他の人のメッセージにリアクションをつけたり、関連するメッセージに返信をしたりすることから始めてみましょう。
- リアクション: 共感したメッセージや面白いと思ったメッセージに絵文字でリアクションをつけるのは、気軽に気持ちを伝えられる良い方法です。
- 返信: 特定のメッセージに対する自分の意見や感想がある場合は、返信機能を使ってコメントすることで、会話の流れが分かりやすくなります。
7-5. サーバーの雰囲気に慣れるまで観察するのもあり
すぐに会話に参加する必要はありません。まずはしばらくの間、サーバー内のチャンネルを眺めて、他の人たちがどのようにコミュニケーションを取っているか、どんな話題で盛り上がっているか、どんな雰囲気なのかを観察してみるのも良い方法です。「ROMる(Read Only Member – 読むだけ参加する人)」と呼ばれる状態です。
サーバーの雰囲気に慣れてきたら、自分が話せそうな話題を見つけて、少しずつ会話に参加してみましょう。
7-6. トラブルや困ったことがあったら
- サーバー内で困ったことや不快な言動を見かけたら: サーバーの管理者やモデレーターに相談しましょう。多くのサーバーでは、管理者への連絡方法がルールなどに記載されています。個人的なDMで直接相談するか、通報用のチャンネルが用意されていることもあります。
- 特定のユーザーから迷惑行為を受けた場合: そのユーザーをブロックすることができます。ブロックすると、そのユーザーからのDMやフレンド申請は届かなくなり、サーバー内でのそのユーザーの発言が見えなくなります(設定による)。ユーザーのプロフィールから「ブロック」を選択できます。深刻な場合は、Discord運営に報告することも検討できます。
- ログインできない、音声がおかしいなどの技術的な問題: Discordの公式ヘルプセンターを参照したり、Googleなどで検索したりして解決策を探しましょう。どうしても解決しない場合は、Discordのサポートに問い合わせることも可能です。
快適にDiscordを利用するためには、自分自身がルールやマナーを守ることはもちろん、困ったときに誰かに相談したり、適切な対処法を知っておくことも大切です。
第8章:さらにDiscordを使いこなすために(少しだけ応用)
基本操作に慣れてきたら、Discordには他にも便利な機能がたくさんあることに気づくでしょう。ここでは、さらにDiscordを活用するための応用的な要素を少しだけ紹介します。
8-1. Bot(ボット)を活用する
Botは、Discordサーバーに様々な機能を追加できるプログラムです。多くのサーバーで導入されています。
- どんなことができる? 音楽再生、ゲーム(ミニゲームや人狼ゲームなど)、情報検索(天気、Wikipedia)、翻訳、サーバー管理(入退室通知、自動返信、迷惑行為の検知)、アンケート作成など、様々なBotがあります。
- どうやって使うの? Botは通常、特定のチャンネルで「コマンド」と呼ばれる特殊な指示を入力することで操作します。コマンドはBotによって異なります(例:
!play [曲名]
、-weather Tokyo
など)。使えるコマンドは、そのサーバーに導入されているBotの説明や、「#botコマンド」といったチャンネルで確認できることが多いです。
Botを自分でサーバーに導入するには、管理者権限が必要になります。一般ユーザーとしては、サーバーに導入されているBotの使い方を知っておくと、より便利にサーバーを活用できます。
8-2. Discord Nitro(有料プラン)とは?
Discordは無料で十分に高機能ですが、Discord Nitroという有料プランに加入すると、いくつかの特典が得られます。
- 特典例:
- カスタム絵文字をどのサーバーでも使えるようになる
- 大容量のファイルをアップロードできるようになる
- 高品質な画面共有(高画質・高フレームレート)
- プロフィールをより詳細にカスタマイズ(アニメーションアバター、プロフィールバナーなど)
- サーバーブースト(特定のサーバーに特典を付与できる。高音質ボイス、絵文字枠増加など)
- Nitroバッジの表示
- 必要? Discordを普通に利用する分にはNitroは必須ではありません。より快適に、または目立つようにDiscordを使いたい場合に検討すると良いでしょう。
8-3. コミュニティサーバー機能
サーバーの参加者が多い場合や、公式・非公式問わず大規模なコミュニティとして運営したい場合に便利な機能です。
- 特典例: サーバーディスカバリー(公開サーバー検索)に掲載できる可能性、サーバーインサイト(サーバーの利用状況分析)、ルール同意画面の設定、アナウンスチャンネル(重要な告知専用チャンネル)など。
- 参加者として: コミュニティサーバー機能が有効になっているサーバーでは、参加時にルール同意が必須だったり、アナウンスチャンネルをフォローして自分のサーバーに通知を受け取ったりといった体験をすることがあります。
あなたが将来的に自分で大きなサーバーを運営したいと思ったときに役立つ機能ですが、参加者としては「こういう機能があるんだな」程度に知っておけば十分です。
第9章:よくある疑問とトラブルシューティング
Discordの初心者さんがよく疑問に思うことや、遭遇しやすいトラブルについて、簡単な解決策を紹介します。
Q1: 声が相手に聞こえない / 相手の声が聞こえない
A: ボイスチャットで最も多いトラブルです。以下の点を確認しましょう。
- マイク/ヘッドホンが正しく接続されているか? PC本体のポートにしっかり挿さっているか確認します。Bluetooth接続の場合は、PCやスマホ側で正しく認識されているか確認します。
- Discordのユーザー設定「音声・ビデオ」で、正しいデバイスが選択されているか? 複数のマイクやスピーカーがある場合、意図しないデバイスが選択されていることがあります。
- マイクがミュートになっていないか? 画面左下のマイクアイコンに赤い斜線がついていないか確認します。ボイスチャンネルの参加者リストで自分のマイクアイコンも確認できます。
- 相手の音量がミュート/小さすぎないか? ボイスチャンネルの参加者リストで、相手の名前を右クリック/長押しして「ユーザー音量」を確認します。
- Discordアプリを再起動する: 一時的な不具合の場合、アプリを再起動するだけで治ることがあります。
- PC/スマホを再起動する: デバイス自体のオーディオ設定の問題の場合、再起動が有効なことがあります。
- Windows/macOS/スマホOSのサウンド設定: Discord側の設定だけでなく、OS自体のサウンド入力/出力設定も確認が必要です。Discordアプリにマイクへのアクセス権限が付与されているかなども確認しましょう。
- プッシュトゥトーク (PTT) を使っている場合: 設定したPTTキーを正しく押しながら話しているか確認します。「音声・ビデオ」設定で、PTTキーが正しく設定されているか確認します。
Q2: 特定のサーバーの通知が多すぎる / 少なすぎる
A: サーバーごとの通知設定で調整できます。
- 通知設定を変更したいサーバーのアイコンを右クリック(PC)または長押し(スマホ)します。
- メニューから「通知設定」を選択します。
- 「すべてのメッセージ」「メンションのみ」「何も通知しない」など、通知を受け取りたい範囲を選択します。特定のチャンネルだけ通知設定を変えることも可能です。
- ミュート設定: サーバー全体を一時的または恒久的にミュートすることもできます。
Q3: 友達から送ってもらった招待リンクが無効と表示される
A: 招待リンクには有効期限があるか、または使用回数に制限がある場合があります。招待リンクを作成した人に、新しいリンクを発行してもらいましょう。
Q4: アカウント作成時の認証メールが届かない
A: 以下の点を確認しましょう。
- 入力したメールアドレスは正しいか? もう一度確認します。
- 迷惑メールフォルダに入っていないか? 受信トレイだけでなく、迷惑メールやプロモーションなどのフォルダも確認します。
- Discordからのメールが受信拒否されていないか? メールソフトやプロバイダの設定を確認します。
- 少し待ってみる: メールが届くまでに時間がかかる場合があります。
- 認証メールを再送信する: Discordの設定画面(「マイアカウント」あたり)に認証メールを再送信するオプションがある場合があります。
Q5: ユーザー名やタグが分からないと言われた
A: あなたのユーザー名とDiscordタグは、Discord画面左下(自分のユーザー情報エリア)に表示されています。ユーザー名(例: YourName
)と、それに続く#
と4桁の数字(例: #1234
)をセットで伝えましょう。新しいユーザー名システムの場合は、タグは不要です。
第10章:さあ、Discordの世界へ飛び込もう!
ここまで、Discordの基本的な使い方から、アカウント設定、サーバーでの過ごし方、そして簡単なトラブルシューティングまでを詳しく解説してきました。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、一つ一つの機能は決して複雑ではありません。
重要なのは、まずは触ってみることです!
- この記事を参考に、まずはアカウントを作成してみましょう。
- 友達から招待リンクをもらったり、興味のある公開サーバーを探したりして、どこか一つのサーバーに参加してみましょう。
- サーバーに参加したら、最初は読むだけでも大丈夫。どんなチャンネルがあるか、どんな会話がされているか眺めてみましょう。
- 勇気を出して、自己紹介をしてみたり、簡単なメッセージを送ってみたりしましょう。絵文字やリアクションから始めてもOKです。
- ボイスチャンネルに人がいたら、思い切って入ってみましょう。最初は聞いているだけでも良いですし、マイクミュートを解除して挨拶してみるのも良い経験です。
- 困ったことがあれば、この記事を読み返したり、サーバーのメンバーに質問したりしてみましょう。
Discordは、共通の興味を持つ人々と簡単につながり、深いコミュニケーションを取ることができる素晴らしいツールです。ゲーム、趣味、勉強、友人との交流… あなたの世界を広げるための大きな手助けになってくれるはずです。
この記事が、あなたのDiscordライフの第一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。
さあ、新しい人との出会いや、楽しい発見が待っているDiscordの世界へ、自信を持って飛び込んでください! 応援しています!