古いmacOSバージョンをダウンロードする方法（非公式な場合も）

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古いmacOSバージョンをダウンロードする方法：公式から非公式まで徹底解説

Appleは定期的にmacOSの新しいバージョンをリリースし、ユーザーには最新の状態にアップデートすることを推奨しています。最新のmacOSは最高のセキュリティ機能、最新の機能、そして最適なパフォーマンスを提供するため、ほとんどの場合、最新バージョンを使用するのが最善です。しかし、特定の状況下では、最新ではなく、あえて古いmacOSバージョンが必要となることがあります。

本記事では、なぜ古いmacOSが必要になることがあるのか、そしてそれをどのようにして入手するのかについて、公式な方法から非公式な方法まで詳細に解説します。非公式な方法には固有のリスクが伴いますので、その危険性についても繰り返し強調し、安全に作業するための注意点についても詳しく説明します。

なぜ古いmacOSが必要になるのか？

古いmacOSバージョンが必要となる理由はいくつか考えられます。

  1. アプリケーションの互換性: 特定の専門的なアプリケーションや古いソフトウェアは、最新のmacOSバージョンでは動作しない場合があります。古いmacOS上でしか動かないビジネスアプリケーション、デザインソフトウェア、あるいはゲームなどがこれに該当します。これらのアプリケーションを使い続けるためには、互換性のある古いmacOS環境が必要です。
  2. 古いハードウェアの活用: 古いMacコンピュータは、最新のmacOSをインストールできない場合があります。ハードウェアが最新のシステム要件を満たさないためです。しかし、これらの古いMacも、そのハードウェアがサポートする最新のmacOSバージョン（それは最新ではないかもしれません）をインストールすれば、十分に活用できる可能性があります。
  3. テスト環境の構築: 開発者やシステム管理者は、様々なmacOS環境でアプリケーションやシステムがどのように動作するかをテストする必要があります。これには、古いmacOSバージョン上でのテストが含まれる場合があります。仮想マシンなどを使用して、複数のmacOSバージョンを共存させる環境を構築する際に、古いインストーラーが必要になります。
  4. 特定の機能やインターフェイス: 最新のmacOSで変更された機能やインターフェイスが、ユーザーのワークフローに合わない、あるいは以前のバージョンの方が使い慣れているという理由で、古いバージョンを好むユーザーもいます。
  5. ダウングレード: 最新のmacOSにアップデートした後に問題が発生した場合、一時的に以前の安定したバージョンに戻したい（ダウングレードしたい）と考えることがあります。

これらの理由から、古いmacOSバージョンへのアクセス方法を知っておくことは、特定のユーザーにとっては非常に重要です。

古いmacOSを使用する上での重要な注意点とリスク

古いmacOSバージョンを使用することには、いくつかの重大なリスクと欠点があります。これらを十分に理解した上で作業を進めることが不可欠です。

  1. セキュリティリスク: これが最も重要なリスクです。古いmacOSバージョンは、最新のセキュリティアップデートやパッチが提供されません。これは、発見された脆弱性が修正されないまま放置されることを意味します。その結果、マルウェアやその他のサイバー攻撃に対して無防備になり、個人情報やシステム全体のセキュリティが危険にさらされます。特に、インターネットに接続して使用する場合、このリスクは非常に高くなります。
  2. ソフトウェアの互換性: 古いmacOS上では、最新のアプリケーション（ウェブブラウザ、オフィススイートなど）が動作しない、あるいは機能が制限される場合があります。また、古いアプリケーション自体も、開発元からのサポートが終了している場合が多く、問題が発生しても解決が困難になります。
  3. ハードウェアのサポート: 古いmacOSは、最新のMacハードウェアを完全にサポートしていない可能性があります。最新の機能が使えなかったり、特定の周辺機器が正常に動作しなかったりする可能性があります。
  4. サポートの終了: Appleは古いmacOSバージョンに対するサポート（技術サポートや修理など）を終了します。問題が発生した場合にAppleからの公式な支援を受けることができなくなります。
  5. App Storeやサービスの制限: 古いmacOSバージョンからは、最新のApp Storeにアクセスできない、あるいは特定のAppleサービス（iCloudの最新機能など）が利用できない場合があります。

これらのリスクを最小限に抑えるためには、可能な限り最新のmacOSを使用することが推奨されます。やむを得ず古いバージョンを使用する場合は、インターネットから隔離する、必要最小限の作業のみ行う、重要なデータは扱わないなど、慎重な運用を心がける必要があります。

非公式な方法でインストーラーを入手する場合には、さらに以下のリスクが加わります。

  1. マルウェア感染の危険性: 非公式なウェブサイトやファイル共有ネットワークからダウンロードしたインストーラーには、マルウェアやウイルスが仕込まれている可能性があります。これにより、コンピュータが感染し、データが盗まれたり、システムが破壊されたりする危険性があります。
  2. 改変されたインストーラー: ダウンロードしたインストーラーが正規のものではなく、悪意を持って改変されている可能性があります。これにより、インストールプロセス中に不正なソフトウェアが仕込まれたり、システムの挙動がおかしくなったりする可能性があります。
  3. 著作権侵害: 非公式な方法で提供されているインストーラーは、著作権を侵害している可能性があります。

非公式な方法を利用する場合は、これらのリスクを十分に理解し、すべて自己責任で行う必要があります。可能な限り、公式な方法を利用することを強く推奨します。

古いmacOSをダウンロードする方法：公式なアプローチ

Appleは、比較的最近のmacOSバージョンについては、現在も公式な方法でダウンロード手段を提供しています。これらの方法は安全かつ合法であり、最も推奨される選択肢です。

1. App Storeからのダウンロード（macOS Mojave 10.14以降）

Appleは、macOS Mojave (10.14) 以降のバージョンについて、現在もMac App Store経由でインストーラーを提供しています。以前はApp Storeアプリ内で検索できたものもありますが、現在は特定のサポートページから直接リンクをたどってApp Storeを開く形になっています。

以下のバージョンは、原則としてApp Storeからダウンロード可能です（Macの互換性による）。

  • macOS Ventura 13
  • macOS Monterey 12
  • macOS Big Sur 11
  • macOS Catalina 10.15
  • macOS Mojave 10.14

ダウンロード手順:

  1. Appleのサポートページにアクセスする: 以下のApple公式サポートページにアクセスします。
  2. 目的のmacOSバージョンを探す: ページをスクロールし、ダウンロードしたいmacOSバージョンの項目を見つけます。
  3. App Storeリンクをクリックする: 各バージョンの説明の下にある「App Store で macOS [バージョン名] を入手する」といったリンクをクリックします。
  4. App Storeでダウンロード: App Storeアプリケーションが開きます。目的のmacOSインストーラーのページが表示されるので、「入手」または「ダウンロード」ボタンをクリックします。
  5. ダウンロードの完了を待つ: macOSインストーラー（通常は数GBのファイル）のダウンロードが開始されます。ダウンロードが完了すると、アプリケーションフォルダに「macOS [バージョン名] インストール」という名前のアプリケーションとして保存されます。インストーラーはダウンロードが完了すると自動的に起動することがありますが、インストールをすぐに始めない場合は、そのウィンドウを閉じてください。

注意点:

  • App Storeからダウンロードできるのは、お使いのMacがそのmacOSバージョンに対応している場合のみです。非対応のMacではダウンロードボタンが表示されないか、互換性がないというメッセージが表示されます。
  • ダウンロードしたインストーラーは、アプリケーションフォルダに保存されます。このファイルを別のMacにコピーして使用することも可能ですが、互換性には注意が必要です。
  • ダウンロードしたインストーラーは、起動可能なUSBインストーラーを作成する際に使用できます（後述）。

2. Appleサポートページからの直接ダウンロード（macOS High Sierra 10.13以前）

macOS High Sierra (10.13) およびそれ以前のバージョン（Sierra, El Capitan, Yosemiteなど）については、App Store経由ではなく、Appleのサポートページから直接ディスクイメージファイル（.dmgファイル）としてダウンロードが提供されています。

以下のバージョンなどが、通常直接ダウンロードリンクで提供されています。

  • macOS High Sierra 10.13
  • macOS Sierra 10.12
  • OS X El Capitan 10.11
  • OS X Yosemite 10.10
  • OS X Mavericks 10.9
  • OS X Mountain Lion 10.8
  • OS X Lion 10.7
  • Mac OS X Snow Leopard 10.6 (通常は販売終了した物理メディア)

ダウンロード手順:

  1. Appleのサポートページにアクセスする: 上記のApp Storeからのダウンロードと同じく、以下のApple公式サポートページにアクセスします。
  2. 目的のmacOSバージョンを探す: ページをスクロールし、ダウンロードしたいmacOSバージョンの項目を見つけます。High Sierra以前のバージョンが表示されています。
  3. 直接ダウンロードリンクをクリックする: 各バージョンの説明の下にあるリンクをクリックします。リンクは通常、InstallOS.dmg や InstallMacOSX.dmg のような名前のファイルを指しています。
  4. ダウンロードの完了を待つ: ブラウザを通じて.dmgファイルがダウンロードされます。ダウンロードが完了すると、指定したダウンロードフォルダにファイルが保存されます。
  5. インストーラーの準備: ダウンロードした.dmgファイルをダブルクリックして開き、中に含まれているインストーラーパッケージ（.pkgファイル）を実行します。これにより、「macOS [バージョン名] インストール」または「OS X [バージョン名] インストール」という名前のアプリケーションがアプリケーションフォルダにインストールされます。このアプリケーションが、実際のOSインストーラーです。

注意点:

  • App Storeからダウンロードできるバージョンと同様、お使いのMacがそのmacOSバージョンに対応している必要があります。非対応のMacでは、インストーラーの実行時にエラーが表示される場合があります。
  • ダウンロードされるファイルはディスクイメージ（.dmg）です。これをマウントして、中のパッケージ（.pkg）を実行してアプリケーションフォルダにインストーラー本体をインストールするという二段階のプロセスが必要です。
  • これらの.dmgファイルやインストーラーアプリケーションも、起動可能なUSBインストーラーを作成する際に使用できます。

3. リカバリモードからの再インストール

お使いのMacが元々搭載していたmacOSバージョン、またはそのバージョンからアップグレードしたことのある最新バージョンは、インターネットリカバリ機能を使用して再インストールできる場合があります。これは、ストレージを消去してMacを工場出荷時の状態に戻したい場合などに便利な方法です。

Macの起動時に特定のキーコンビネーションを押すことで、リカバリモードに入ることができます。押すキーによって、起動するリカバリモードの種類と、インストールできるmacOSバージョンが異なります。

  • Command (⌘) + R:
    • 起動ディスクにインストールされているmacOSの最新バージョンをインストールします。
    • 通常は、お使いのMacに現在インストールされているmacOSのバージョンがインストールされます。
  • Option (⌥) + Command (⌘) + R:
    • Macと互換性のある最新のmacOSバージョンにアップグレードします。
    • Macがサポートする最も新しいmacOSバージョンがインストールされます。
  • Shift (⇧) + Option (⌥) + Command (⌘) + R:
    • Macに元々付属していたmacOSバージョン、またはそれに最も近い利用可能なバージョンをインストールします。
    • これが、特定の古いmacOSバージョンに戻すために最も役立つリカバリモードです。

リカバリモードからの再インストール手順:

  1. Macを再起動または起動する: Macの電源を入れ、すぐに目的のキーコンビネーション（例: 元々付属していたOSをインストールしたい場合は Shift + Option + Command + R）を押し続けます。
  2. リカバリモードが起動するまで待つ: Appleロゴが表示された後もキーを押し続け、macOSユーティリティウィンドウが表示されるまで待ちます。
  3. macOSを再インストールを選択: macOSユーティリティウィンドウが表示されたら、「macOSを再インストール」（または「OS Xを再インストール」）を選択し、「続ける」をクリックします。
  4. インストール先ディスクを選択: インストール先のディスク（通常はMacintosh HDなど）を選択します。必要であれば、事前にディスクユーティリティでディスクを消去することもできます（ディスクを完全にクリーンにしたい場合）。
  5. インストールの開始: 画面の指示に従ってインストールを開始します。インターネットからのダウンロードが必要になるため、安定したWi-Fi環境が必要です。

注意点:

  • この方法は、インターネットに接続してAppleのサーバーからインストーラーをダウンロードするため、「インターネットリカバリ」と呼ばれます。
  • インストールされるバージョンは、Macのモデルと、押したキーコンビネーションによって決まります。目的のバージョンが必ずしもインストールされるとは限りません。特に、Shift + Option + Command + R で元々付属していたバージョンが必ずしも利用可能であるとは限りません。
  • ディスクを消去して再インストールする場合、すべてのデータが失われます。事前に重要なデータのバックアップを取ることを強く推奨します。

4. 古いMacに付属していたインストールメディア（DVD、USB）

非常に古いMac（概ね2011年以前のモデル）には、購入時にmacOS（当時はMac OS XやOS Xという名称）のインストールDVDやUSBメモリが付属していました。これらの物理メディアを持っている場合、それらを使用してOSをインストールすることができます。

インストール手順:

  1. メディアを挿入: MacにインストールDVDを挿入するか、USBメモリを接続します。
  2. メディアから起動: Macを再起動または起動し、すぐに Option (⌥) キーを押し続けます。
  3. 起動ディスクを選択: 起動可能なドライブの一覧が表示されたら、挿入したインストールメディア（DVDやUSB）を選択し、Enterキーを押します。
  4. インストーラーが起動: インストーラーが起動します。画面の指示に従ってインストールを進めます。必要であれば、事前にディスクユーティリティでインストール先ディスクをフォーマットします。

注意点:

  • これらのメディアは、それに付属していた特定のMacモデル専用である場合が多いです。他のMacモデルでは使用できないことがあります。
  • メディア自体が経年劣化している可能性があり、読み取りエラーが発生する場合があります。
  • これらのメディアに含まれているOSバージョンは非常に古いため、セキュリティリスクが非常に高いです。インストール後に可能な限り互換性のある最新バージョンにアップデートすることを検討してください。
  • Snow Leopard (10.6) 以前のバージョンは、通常プロダクトキーが必要です。メディアのケースなどに記載されているキーを確認してください。

古いmacOSをダウンロードする方法：非公式なアプローチ

公式な方法で目的のmacOSバージョンを入手できない場合、非公式なソースからダウンロードすることを検討する人もいます。しかし、前述の通り、非公式なソースからのダウンロードには重大なリスクが伴います。これらの方法を利用する場合は、その危険性を十分に理解し、すべて自己責任で行ってください。

ここでは、非公式なソースとしてどのようなものがあるか、そしてそれぞれの注意点について説明します。これらのソースからのダウンロードを推奨するものではありません。情報提供として記述するものです。

非公式な方法の最大のリスク：セキュリティと信頼性

繰り返しになりますが、非公式なソースからダウンロードする最大の危険性は、ダウンロードしたファイルが改変されている可能性や、マルウェアが含まれている可能性です。見た目は正規のインストーラーと同じでも、バックドアが仕掛けられていたり、個人情報を抜き取るプログラムが同梱されていたりするかもしれません。提供元が不明であったり、信頼性が確認できなかったりするソースからのダウンロードは、コンピュータを深刻な危険にさらす行為です。

1. Archive.org (Internet Archive)

Internet Archive (Archive.org) は、ウェブサイトやデジタルコンテンツの巨大なアーカイブです。ソフトウェアライブラリには、過去のOSインストーラーや関連ファイルがアップロードされていることがあります。

入手方法:

  • Archive.org のサイトにアクセスし、Softwareセクションなどを検索します。「macOS [バージョン名]」や「OS X [バージョン名] installer」といったキーワードで検索すると、関連ファイルが見つかることがあります。
  • ユーザーがアップロードしたディスクイメージファイル（.dmg）やインストーラーパッケージ（.pkg）などがリストアップされている可能性があります。

注意点:

  • Archive.org は誰でもファイルをアップロードできる性質上、アップロードされたファイルが正規のものであるか、安全であるかの保証はありません。マルウェアが仕込まれている可能性が十分にあります。
  • ダウンロードしたファイルが完全なインストーラーであるとは限りません。一部のファイルが欠落していたり、インストールに必要な追加のステップが必要だったりすることがあります。
  • ダウンロード速度が遅い場合があります。

安全に利用するためのヒント（非公式ソース全般に共通）:

  • 提供元の情報を確認する: アップロード者が信頼できる人物か、ファイルがどこからアップロードされたかなど、可能な限りの情報を確認します。ただし、ほとんどの場合、信頼性を確認することは困難です。
  • 他のユーザーのレビューやコメントを探す: そのファイルをダウンロードした他のユーザーのレビューやコメントがもしあれば、参考にします。問題なくインストールできたという報告があるか、あるいは問題があったという報告があるかなどを確認します。ただし、これも偽の情報である可能性があります。

2. コミュニティフォーラムやブログ

Mac関連のオンラインコミュニティフォーラム（例: MacRumors Forums）や、古いソフトウェアやハードウェアに関する技術系ブログなどで、過去のmacOSインストーラーへのリンクや、ファイルが共有されている場合があります。

入手方法:

  • 目的のmacOSバージョンに関するフォーラムスレッドや記事を探します。「download macOS [バージョン名]」や「OS X [バージョン名] installer link」といったキーワードで検索します。
  • 他のユーザーがファイル共有サービス（Google Drive, Dropbox, Megaなど）へのリンクを投稿していたり、あるいはTorrentファイルのリンクを共有していたりすることがあります。

注意点:

  • これらのソースも非公式であり、提供されるファイルの信頼性は保証されません。マルウェア感染や改変されたインストーラーのリスクは非常に高いです。
  • リンクが期限切れになっていたり、ファイルが削除されていたりする場合があります。
  • フォーラムやブログの情報は、古いものであったり、不正確であったりする可能性があります。
  • 特に、ファイル共有サービスへのリンクは、提供者の悪意が介在しやすい形態です。

3. Torrentサイト

TorrentなどのP2Pファイル共有ネットワークでも、macOSインストーラーファイルが見つかることがあります。

入手方法:

  • Torrentクライアントソフトウェアを使用し、目的のmacOSバージョン名で検索します。
  • 多くのソース（シーダー）から同時にダウンロードするため、ダウンロード速度が速い場合があります。

注意点:

  • Torrentサイトからのダウンロードは、非公式な方法の中でも最も危険性が高いと考えられます。
    • 著作権侵害のリスク: 提供されているファイルは、Appleの著作権を侵害している可能性が非常に高いです。違法ダウンロードとみなされる可能性があります。
    • マルウェアのリスク: Torrentファイルは匿名性が高く、悪意のあるユーザーがマルウェアを仕込んだファイルを配布するのに悪用されやすいです。ダウンロードしたファイルにウイルスやスパイウェアが含まれている可能性が極めて高いです。
    • 改変されたインストーラーのリスク: 正規のインストーラーに見せかけて、システムに損害を与えたり、不正アクセスを許したりするように改変されたファイルである可能性が高いです。
  • これらのリスクを考えると、Torrentサイトからのダウンロードは絶対に行わないことを強く推奨します。

4. 中古のインストールメディア

非常に古いmacOSバージョン（特にSnow Leopard以前）については、eBayやAmazonマーケットプレイスなどのオンライン中古市場で、インストールDVDやUSBメモリが出品されていることがあります。

入手方法:

  • オンライン中古市場で「Mac OS X [バージョン名] install DVD」や「OS X [バージョン名] USB」といったキーワードで検索します。

注意点:

  • 出品されているメディアが正規のものであるか、正常に読み込める状態であるかの保証はありません。
  • プロダクトキーが必要なバージョンの場合、キーが付属しているか、そのキーが有効であるかを確認する必要があります。
  • 海賊版や複製されたメディアが出品されている可能性もあります。
  • 価格が高騰している場合があります。

非公式なファイルを入手した場合の検証と安全対策

やむを得ず非公式なソースからファイルをダウンロードした場合でも、そのまま安易に使用するのではなく、可能な限り安全性を検証し、リスクを低減するための対策を講じるべきです。

  1. ダウンロード元の情報を記録する: どこからダウンロードしたか、どのようなファイル名だったかなど、詳細な情報を記録しておきます。問題が発生した場合の追跡に役立つ可能性があります。
  2. ファイルのハッシュ値を照合する（可能であれば）: 信頼できるソース（もしあれば）から提供されている正規のインストーラーファイルのハッシュ値（MD5, SHA1, SHA256など）と比較します。ダウンロードしたファイルのハッシュ値を計算し、一致するか確認します。一致しない場合は、ファイルが改変されている可能性が極めて高いです。ただし、正規のハッシュ値を入手すること自体が困難な場合が多いです。
    • ハッシュ値の計算は、ターミナルで md5 /path/to/file や shasum -a 256 /path/to/file のようなコマンドで行えます。
  3. マルウェアスキャンを行う: ダウンロードしたファイルに対して、信頼できるマルウェア対策ソフトウェアで thorough（徹底的）なスキャンを実行します。これにより、既知のマルウェアが含まれていないか確認できます。ただし、未知のマルウェアや、インストーラー自体に仕込まれた悪意のある改変は検出できない場合があります。
  4. 仮想環境でテストインストールを行う: これが最も推奨される検証方法です。 VirtualBox, VMware Fusion, Parallels Desktop などの仮想化ソフトウェアを使用して、隔離された仮想マシン上にダウンロードしたインストーラーでmacOSをインストールしてみます。
    • 仮想環境はホストマシンから隔離されているため、仮想環境内で問題が発生してもホストマシンに影響が及ぶリスクを最小限に抑えられます。
    • 仮想マシン上でインストールが正常に完了するか、起動できるか、システムが安定しているかなどを確認します。
    • インストールされたmacOS上で再度マルウェアスキャンを実行することも有効です。
    • 仮想環境でもリスクはゼロではないため、仮想マシン上で個人情報や重要なデータを扱わないように注意してください。
  5. 物理マシンにインストールする場合は、テスト用のMacを使用する: 重要なデータが入っていない、古いMacやテスト用に用意したMacがある場合は、そちらにインストールして動作を確認します。メインで使用しているMacにいきなりインストールするのは避けてください。
  6. 可能な限りオフラインで使用する: 非公式なインストーラーでインストールした古いmacOSは、可能な限りインターネットに接続せず、オフライン環境で使用します。これにより、外部からの攻撃やマルウェア感染のリスクを大幅に低減できます。
  7. 重要なデータは扱わない: 非公式なOS環境では、パスワード、クレジットカード情報、個人情報などの重要なデータは絶対に扱わないでください。

ダウンロードしたインストーラーファイルの形式と準備

公式または非公式な方法でmacOSインストーラーを入手した場合、いくつかの形式があります。それぞれの形式に応じた準備が必要です。

  1. .app ファイル:
    • macOS Mojave (10.14) 以降をApp Storeからダウンロードした場合、通常「macOS [バージョン名] インストール」という名前のアプリケーションファイル（例: 「macOS Ventura インストール.app」）としてダウンロードされます。これはアプリケーションフォルダに保存されます。
    • この.appファイル自体がインストーラー本体であり、これを実行することでインストールプロセスを開始できます。
    • 起動可能なUSBインストーラーを作成する際に主に使用する形式です。
  2. .dmg ファイル:
    • macOS High Sierra (10.13) 以前をAppleサポートページから直接ダウンロードした場合、.dmg（ディスクイメージ）ファイルとしてダウンロードされます。
    • この.dmgファイルをダブルクリックしてマウントし、中に含まれている.pkg（パッケージ）ファイルを実行することで、アプリケーションフォルダに前述の.app形式のインストーラーがインストールされます。
    • 非公式なソースからダウンロードした場合も、.dmg形式が多いです。この場合、.dmgファイル自体が起動可能なディスクイメージであったり、中に.appインストーラーや他のファイルが含まれていたり、あるいは単にインストールに必要なファイルが詰め込まれているだけで、手動で起動メディアを作成する必要がある場合など、様々なパターンがあり得ます。
  3. .pkg ファイル:
    • .dmgファイルの中に含まれている場合や、非公式なソースから単体で提供される場合があります。
    • これを実行すると、アプリケーションフォルダにインストーラー本体がインストールされることが多いですが、直接インストールプロセスが開始される場合もあります。

起動可能なUSBインストーラーの作成

ダウンロードしたmacOSインストーラー（通常は.appファイルまたは.dmgファイルから展開された.appファイル）を使用して、起動可能なUSBインストーラーを作成するのが一般的です。これにより、MacをUSBから起動して、ストレージを消去した状態からクリーンインストールしたり、複数のMacに同じバージョンをインストールしたりすることが容易になります。

公式な.appインストーラーファイルがある場合、Appleが提供する createinstallmedia というコマンドラインツールを使用するのが最も標準的で信頼性の高い方法です。

必要なもの:

  • ダウンロード済みのmacOSインストーラーアプリケーション (.appファイル)
  • 16GB以上のUSBフラッシュドライブ（または外付けHDD/SSD）。ドライブはフォーマットされ、中のデータはすべて消去されます。

手順（createinstallmedia コマンドを使用 – High Sierra以降の.appインストーラー）:

  1. USBドライブを準備: USBドライブをMacに接続します。ディスクユーティリティアプリケーションで、ドライブを「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」形式でフォーマットします。ボリューム名（ドライブ名）を覚えておきます（例: MyVolume）。
  2. ターミナルを開く: アプリケーションフォルダの「ユーティリティ」フォルダにある「ターミナル」アプリケーションを開きます。

  3. コマンドを実行: 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。[バージョン名] の部分はダウンロードしたインストーラーのバージョンに、MyVolume の部分はUSBドライブのボリューム名に置き換えてください。インストーラーアプリケーションのパスは、アプリケーションフォルダにある標準的なパスです。

    • Ventura:
      bash
      sudo /Applications/Install\ macOS\ Ventura.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --nointeraction
    • Monterey:
      bash
      sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --nointeraction
    • Big Sur:
      bash
      sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --nointeraction
    • Catalina:
      bash
      sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --nointeraction
    • Mojave:
      bash
      sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --nointeraction
    • High Sierra:
      bash
      sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --nointeraction
    • Sierra / El Capitan: (これらのバージョンはインストーラー名が少し異なります)
      bash
      sudo /Applications/Install\ OS\ X\ [バージョン名].app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ [バージョン名].app --nointeraction
      （例: Sierraの場合は Install\ macOS\ Sierra.app, El Capitanの場合は Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app）

  4. パスワードを入力: ターミナルは管理者パスワードを要求します。Macにログインする際のパスワードを入力し、Enterキーを押します（入力しても画面には表示されません）。

  5. USB作成の開始: コマンドが実行され、USBドライブが消去され、インストーラーファイルがコピーされ、起動可能になります。これには時間がかかります。進行状況がターミナルに表示されます。
  6. 完了: 「Install media now available at “/Volumes/Install macOS [バージョン名]”」のようなメッセージが表示されたら完了です。

古いバージョン（Yosemite以前）または非公式な.dmgファイルの場合:

Yosemite (10.10) 以前のOS Xインストーラーや、Apple公式以外のソースから入手した.dmgファイルの場合、createinstallmedia コマンドが使えない、あるいは.app形式になっていないことがあります。この場合、手動で起動メディアを作成する必要があります。

  • DiskMaker X などのサードパーティツール: 古いOS Xバージョンに対応した起動可能なUSB作成ツールとして DiskMaker X などが存在します。これらのツールはGUIで操作できるため、コマンドラインに不慣れな場合に便利です。ただし、ツール自体の信頼性や、対応OSバージョンに注意が必要です。
  • 手動で.dmgを書き込む: 非公式なソースから入手した.dmgファイルが、それ自体が起動可能なディスクイメージである場合があります。この場合、ディスクユーティリティやターミナルの dd コマンドなどを使用して、直接USBドライブにその.dmgファイルを書き込むことで、起動可能なメディアを作成できる可能性があります。
    • 注意: dd コマンドは非常に強力で、誤った使い方をするとMacの起動ディスクを含む重要なデータを完全に消去してしまう可能性があります。使用には十分な注意が必要です。また、非公式な.dmgファイルが正しく起動可能である保証はありません。

インストール方法

起動可能なUSBインストーラーが作成できたら、それを使用してMacにmacOSをインストールできます。

  1. インストール先のMacにUSBを接続: インストールしたいMacに、作成した起動可能なUSBインストーラーを接続します。
  2. USBから起動: Macを再起動または起動し、すぐに Option (⌥) キーを押し続けます。
  3. 起動ディスクを選択: 起動可能なドライブの一覧が表示されたら、作成したUSBインストーラー（通常は「Install macOS [バージョン名]」や「Install OS X [バージョン名]」といった名前で表示されます）を選択し、Enterキーを押します。
  4. macOSユーティリティを起動: USBから起動すると、macOSユーティリティ（またはOS Xユーティリティ）ウィンドウが表示されます。
  5. ディスクの準備（必要な場合）: クリーンインストールしたい場合や、既存のシステムを置き換えたい場合は、「ディスクユーティリティ」を選択し、インストール先のディスクを「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」形式で消去（フォーマット）します。この操作を行うと、ディスク上のすべてのデータが失われますので注意してください。 消去が完了したらディスクユーティリティを終了します。
  6. macOSをインストール: macOSユーティリティウィンドウに戻り、「macOSをインストール」（または「OS Xをインストール」）を選択し、「続ける」をクリックします。
  7. インストール先の選択と開始: 画面の指示に従い、macOSをインストールするディスク（先ほどフォーマットしたディスクなど）を選択します。必要な同意を行い、インストールを開始します。
  8. インストールの完了と初期設定: インストールには時間がかかります。完了するとMacが再起動し、初期設定アシスタントが表示されます。画面の指示に従って、ユーザーアカウントの設定などを行います。

仮想マシンへのインストール

古いmacOSバージョンを試したり、特定の古いアプリケーションを実行したりするためだけであれば、実際のMacにインストールするよりも、VirtualBox, VMware Fusion, Parallels Desktop などの仮想化ソフトウェア上にインストールする方が安全で手軽な方法です。

必要なもの:

  • 対応する仮想化ソフトウェア（VirtualBoxは無料、VMware FusionやParallels Desktopは有料）
  • macOSインストーラーファイル（.appファイル、.dmgファイル、または仮想化ソフトウェアが対応する形式）

手順（一般的な流れ）:

  1. 仮想マシンの作成: 仮想化ソフトウェアを開き、「新規仮想マシンを作成」のようなオプションを選択します。
  2. OSまたはインストーラーメディアの指定: インストールしたいOSの種類としてmacOSまたはOS Xを選択し、ダウンロードしたmacOSインストーラーファイル（.appや.dmg、またはソフトウェアによってはISOイメージに変換したもの）を指定します。
  3. 設定: 仮想マシンに割り当てるメモリ容量、ストレージ容量、CPUコア数などの設定を行います。古いmacOSでも、ある程度のリソース（特にメモリ）を割り当てると快適に動作します。
  4. 仮想マシンの起動とインストール: 仮想マシンを起動します。指定したインストーラーから起動し、実際のMacへのインストールと同じように、ディスクユーティリティで仮想ディスクをフォーマットし、macOSのインストールを進めます。
  5. ゲストOSのインストール: インストールが完了し、macOSが起動したら、仮想化ソフトウェアが提供する「ゲストOSツール」（VirtualBox Guest Additions, VMware Tools, Parallels Toolsなど）をインストールします。これにより、仮想マシンとホストマシン間の連携（コピー＆ペースト、ファイル共有など）が強化され、パフォーマンスが向上します。

注意点:

  • 仮想化ソフトウェアは、特定のmacOSバージョンをゲストOSとして正式にサポートしているか確認が必要です。例えば、VirtualBoxは公式にはmacOSをゲストOSとしてサポートしていませんが、非公式な方法でインストールできることがあります（ただし不安定な場合があります）。VMware FusionやParallels DesktopはmacOSのゲストOSをサポートしていますが、最新バージョンでしか最新のmacOSをゲストOSとしてサポートしないなどの制限がある場合があります。古い仮想化ソフトウェアや古いmacOSの組み合わせが必要になることもあります。
  • 仮想環境は物理マシンから隔離されていますが、完全に安全というわけではありません。仮想マシンからホストマシンに影響を与えるような高度なマルウェアが存在する可能性もゼロではありません。やはり、非公式なソースからのインストーラーを扱う際は、仮想環境であっても慎重に行うべきです。
  • 古いmacOSバージョンの中には、仮想環境へのインストールが特に難しいもの（例: Mac OS X Leopard以前など）があります。

トラブルシューティングとその他の考慮事項

古いmacOSバージョンのダウンロードとインストールには、様々な問題が発生する可能性があります。

  • 互換性エラー: ダウンロードしたインストーラーが、インストールしようとしているMacのモデルに対応していないというエラーが表示されることがあります。MacのモデルごとにサポートされるmacOSバージョンの上限が決まっています。Macのモデル名を調べて、どのmacOSバージョンまで対応しているか確認してください。
  • 署名検証エラー: App Storeや公式サポートページからダウンロードしたインストーラーであっても、時間が経過するとAppleの証明書が期限切れになり、インストーラーの実行時に「アプリケーション”Install macOS”は壊れているため、開けません」のような署名検証エラーが表示されることがあります。この場合、一時的にシステムの日付を過去に戻すことでインストールできるようになることがあります（インストーラーがリリースされた時期の日付に設定するなど）。日付の変更は、リカバリモードのターミナルや、インストーラーが起動したユーティリティ画面から行うことができます。
  • ダウンロードの中断: ファイルサイズが大きい場合、ダウンロード中にネットワーク接続が切れたり、Appleのサーバー側の問題でダウンロードが中断されたりすることがあります。公式なソースの場合は、ダウンロードを再開したり、後で試したりすることで解決することが多いです。非公式なソースの場合は、リンク切れなどで再ダウンロードが困難な場合があります。
  • インストール中のエラー: インストール中に予期しないエラーで停止する場合があります。これは、インストール先ディスクの問題（ディスクユーティリティで検証・修復するか、フォーマットし直す）、インストーラーファイル自体の破損、あるいはMacのハードウェアの問題などが原因として考えられます。
  • インストール後の問題: インストールが完了しても、起動しない、動作が不安定、特定のハードウェアが認識されないなどの問題が発生することがあります。これは、ハードウェアとOSの互換性問題や、インストールしたOS自体に問題がある場合に起こり得ます。特に非公式なソースからのインストーラーを使った場合に発生しやすいです。

セキュリティに関する最終的な注意点:

古いmacOSバージョンを使用する最大のデメリットは、セキュリティアップデートが提供されないことです。これは、既知の脆弱性が修正されず、インターネットに接続して使用する際に非常に危険であることを意味します。

  • やむを得ず古いmacOSを使用する場合でも、インターネットに接続して使用することは極力避けてください。
  • インターネットに接続する必要がある場合は、ウェブブラウザやその他のソフトウェアも、その古いmacOSバージョンで利用可能な最新かつ最も安全なバージョンを使用し、必要であればそのソフトウェア自体のセキュリティ設定を強化してください。ただし、古いOSでは最新の安全なブラウザが利用できないことがほとんどです。
  • 重要な情報（個人情報、パスワード、金融情報など）を古いmacOS環境で扱わないでください。
  • 可能であれば、ファイヤーウォールやネットワークレベルでのセキュリティ対策を強化してください。

まとめ：安全性を最優先に

古いmacOSバージョンが必要となる状況は確かに存在しますが、その入手と使用にはリスクが伴うことを十分に理解しておく必要があります。

最も推奨される方法は、常にAppleが提供する公式な手段を利用することです。 App Storeからのダウンロード、Appleサポートページからの直接ダウンロード、またはリカバリモードからの再インストールなど、公式な方法で目的のバージョンが入手可能であれば、それを利用すべきです。これらの方法は、インストーラーの信頼性が保証されており、セキュリティリスクが最小限に抑えられます。

公式な方法で入手できない、非常に古いバージョンが必要な場合など、やむを得ず非公式なソースを検討する場合があります。しかし、非公式なソースからのダウンロードは、マルウェア感染、ファイルの改変、著作権侵害といった重大な危険性を伴います。 もし非公式なファイルを入手した場合は、決して安易に使用せず、仮想環境でのテストインストールやマルウェアスキャンなど、可能な限りの検証と安全対策を講じてください。そして、非公式なOS環境では、インターネット接続を避け、重要な情報を扱わないように徹底してください。

最終的には、古いmacOSが必要な理由と、それに伴うリスクを天秤にかけ、安全性を最優先に判断することが重要です。古いMacを動かしたいだけであれば、そのMacが公式にサポートする最新バージョンをインストールするのが最も安全な選択肢です。特定の古いアプリケーションが必要な場合は、そのアプリケーションが動作する最も新しい（そして比較的安全な）macOSバージョンを選ぶか、仮想環境での運用を検討するのが現実的です。

この記事が、古いmacOSバージョンの入手方法について理解を深め、安全に作業を進めるための一助となれば幸いです。ただし、非公式な方法の利用は常に自己責任であり、潜在的なリスクを十分に認識した上で行ってください。

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