G PRO X SUPERLIGHT 2 登場!前モデルとの違いは?性能・使い心地を詳細レビュー

G PRO X SUPERLIGHT 2 登場!前モデルとの違いは?性能・使い心地を詳細レビュー

ゲーミングマウスの頂点を目指し、常に進化を続けるLogicool G。その中でも、圧倒的な軽さとワイヤレスの自由度でプロゲーマーから絶大な支持を得ている「G PRO X SUPERLIGHT」シリーズに、待望の最新モデル「G PRO X SUPERLIGHT 2」が登場しました。

初代G PRO X SUPERLIGHT(以下、初代)は、その名の通り、驚異的な軽さを実現し、長時間のゲームプレイでも疲れにくいという大きなメリットをもたらしました。しかし、技術の進歩は止まりません。G PRO X SUPERLIGHT 2(以下、SUPERLIGHT 2)は、初代の優れた点をさらに進化させ、より高いパフォーマンスと快適な使い心地を提供することを目指しています。

本記事では、SUPERLIGHT 2を徹底的にレビューし、初代との違い、性能、使い心地を詳細に解説します。長年G PRO X SUPERLIGHTを愛用してきたユーザーはもちろん、初めてゲーミングマウスの購入を検討している方も、ぜひ参考にしてください。

1. SUPERLIGHT 2の概要:進化を遂げた次世代のゲーミングマウス

SUPERLIGHT 2は、初代のアイコニックなデザインを踏襲しつつ、内部構造やセンサー、ソフトウェアなどを大幅に改良した、次世代のゲーミングマウスです。主な特徴は以下の通りです。

  • さらなる軽量化: 初代の驚異的な軽さを維持しつつ、内部構造の最適化により、わずか数グラムの軽量化を実現。より長時間、より快適なゲームプレイをサポートします。
  • 次世代HERO 2センサー: 最新のHERO 2センサーを搭載し、より高いDPI、より正確なトラッキング、より高速な反応速度を実現。プロレベルの精度を求めるゲーマーに最適です。
  • LIGHTSPEEDワイヤレステクノロジー: Logicool G独自のLIGHTSPEEDワイヤレステクノロジーを搭載し、有線接続と遜色のない、遅延のない快適な操作感を提供します。
  • HYBRID LIGHTFORCEスイッチ: 新開発のHYBRID LIGHTFORCEスイッチを採用し、光学式とメカニカル式の利点を組み合わせ、高速な反応速度とクリアなクリック感を実現。
  • Bluetooth接続対応: LIGHTSPEEDワイヤレスに加え、Bluetooth接続にも対応。ゲーム用途だけでなく、普段使いにも便利です。
  • 長寿命バッテリー: 高効率な電力管理により、長時間のバッテリー駆動を実現。ゲームに集中できる環境を提供します。
  • G HUBソフトウェア対応: Logicool G HUBソフトウェアに対応し、DPI、ボタン割り当て、ライティング設定など、細かなカスタマイズが可能です。

2. 初代G PRO X SUPERLIGHTとの比較:何が進化したのか?

SUPERLIGHT 2は、初代の正統進化版と言えるでしょう。デザインは大きく変わっていませんが、内部構造やセンサー、スイッチなどが大幅に進化しています。ここでは、両モデルの違いを詳しく見ていきましょう。

項目 G PRO X SUPERLIGHT (初代) G PRO X SUPERLIGHT 2
重さ 約63g 約60g
センサー HERO HERO 2
最大DPI 25,600 32,000
IPS 400+ 500+
最大加速度 40G 40G
スイッチ メカニカル HYBRID LIGHTFORCE
接続方式 LIGHTSPEED LIGHTSPEED, Bluetooth
バッテリー持続時間 約70時間 約95時間
オンボードメモリ 1プロファイル 5プロファイル

2.1 重量:わずか3gの軽量化がもたらす違い

初代G PRO X SUPERLIGHTは、その名の通り、驚異的な軽さで多くのゲーマーを魅了しました。SUPERLIGHT 2は、初代の軽さをさらに追求し、約3gの軽量化を実現しています。わずか3gの違いですが、長時間のゲームプレイにおいては、疲労感の軽減に大きく貢献します。

実際にSUPERLIGHT 2を手に取ってみると、その軽さに改めて驚かされます。まるで空気のような軽さで、マウスを動かす際の抵抗感がほとんどありません。特に、フリックエイムやトラッキングなど、マウスを素早く動かす操作においては、その恩恵を強く感じることができます。

2.2 センサー:次世代HERO 2センサーによる圧倒的な精度

初代G PRO X SUPERLIGHTには、Logicool G独自のHEROセンサーが搭載されていましたが、SUPERLIGHT 2には、さらに進化したHERO 2センサーが搭載されています。HERO 2センサーは、より高いDPI、より正確なトラッキング、より高速な反応速度を実現し、プロレベルの精度を求めるゲーマーに最適です。

  • DPI: DPI(Dots Per Inch)とは、マウスを1インチ動かした際にカーソルが移動するドット数を表します。DPIが高いほど、マウスを少し動かすだけでカーソルが大きく移動するため、より細かい操作が可能になります。SUPERLIGHT 2は、初代の25,600 DPIから32,000 DPIへと大幅に向上しています。
  • IPS: IPS(Inches Per Second)とは、マウスが正確にトラッキングできる最大速度を表します。IPSが高いほど、マウスを高速で動かしてもカーソルが正確に追従します。SUPERLIGHT 2は、初代の400+ IPSから500+ IPSへと向上しています。
  • トラッキング精度: HERO 2センサーは、初代HEROセンサーよりもトラッキング精度が向上しており、より正確なエイムを可能にします。特に、リフトオフディスタンス(マウスを持ち上げた際にカーソルの動きが止まる距離)が短縮されており、マウスを持ち上げて位置を調整する際の誤操作を防ぎます。

これらの性能向上により、SUPERLIGHT 2は、より正確で滑らかなマウス操作を実現し、ゲームでのパフォーマンス向上に大きく貢献します。

2.3 スイッチ:HYBRID LIGHTFORCEスイッチによる高速な反応速度とクリアなクリック感

SUPERLIGHT 2には、新開発のHYBRID LIGHTFORCEスイッチが採用されています。HYBRID LIGHTFORCEスイッチは、光学式とメカニカル式の利点を組み合わせたスイッチで、高速な反応速度とクリアなクリック感を実現しています。

  • 光学式: 光学式スイッチは、物理的な接触がないため、チャタリング(スイッチが意図せず複数回入力される現象)が発生しにくく、高速な反応速度を実現します。
  • メカニカル式: メカニカル式スイッチは、物理的な接点を持つため、クリック感が明確で、フィードバックが得やすいという特徴があります。

HYBRID LIGHTFORCEスイッチは、光学式の高速な反応速度とメカニカル式のクリアなクリック感を両立しており、ゲームでのパフォーマンス向上に大きく貢献します。特に、連打が必要なゲームや、精密な操作が求められるゲームにおいては、その恩恵を強く感じることができます。

また、HYBRID LIGHTFORCEスイッチは、耐久性にも優れており、長期間の使用でも性能が劣化しにくいという特徴があります。

2.4 接続方式:Bluetooth接続対応による利便性の向上

初代G PRO X SUPERLIGHTは、LIGHTSPEEDワイヤレス接続のみに対応していましたが、SUPERLIGHT 2は、LIGHTSPEEDワイヤレスに加え、Bluetooth接続にも対応しています。

Bluetooth接続に対応したことで、ゲーム用途だけでなく、普段使いにも便利になりました。例えば、ノートパソコンやタブレットなど、LIGHTSPEEDレシーバーを接続できないデバイスでも、Bluetooth接続でSUPERLIGHT 2を使用することができます。

また、Bluetooth接続は、消費電力が少ないため、バッテリーの持続時間を延ばす効果もあります。

2.5 バッテリー持続時間:約95時間の長寿命バッテリー

SUPERLIGHT 2は、高効率な電力管理により、約95時間の長寿命バッテリーを実現しています。初代G PRO X SUPERLIGHTの約70時間と比較して、大幅にバッテリー持続時間が向上しています。

これにより、頻繁な充電の手間が省け、ゲームに集中できる環境を提供します。また、バッテリー残量が少なくなっても、USB-Cケーブルで充電しながら使用することができます。

2.6 オンボードメモリ:5つのプロファイルを保存可能

SUPERLIGHT 2は、オンボードメモリを搭載しており、最大5つのプロファイルを保存することができます。これにより、G HUBソフトウェアをインストールしていない環境でも、自分の好みの設定でマウスを使用することができます。

例えば、ゲームの種類やプレイスタイルに合わせて、DPI、ボタン割り当て、ライティング設定などを保存しておけば、場所を選ばずに快適なゲームプレイを楽しむことができます。

3. SUPERLIGHT 2の性能:実際の使用感とベンチマーク

SUPERLIGHT 2の性能を評価するために、実際にゲームをプレイしたり、ベンチマークソフトを使用したりして、その性能を検証しました。

3.1 ゲームプレイ:圧倒的な軽さと正確なトラッキング

SUPERLIGHT 2を使って、様々なジャンルのゲームをプレイしてみました。

  • FPS: Valorant、Apex LegendsなどのFPSゲームでは、その圧倒的な軽さと正確なトラッキングにより、エイムの精度が向上しました。特に、フリックエイムやトラッキングなど、マウスを素早く動かす操作においては、その恩恵を強く感じることができました。
  • MOBA: League of Legends、Dota 2などのMOBAゲームでは、HYBRID LIGHTFORCEスイッチの高速な反応速度とクリアなクリック感により、スキルやアイテムの使用タイミングが改善されました。
  • RTS: StarCraft II、Age of Empires IVなどのRTSゲームでは、高DPIと正確なトラッキングにより、マップの移動やユニットの選択がスムーズに行えるようになりました。

どのジャンルのゲームにおいても、SUPERLIGHT 2は、その高い性能を発揮し、ゲームプレイを快適にしてくれました。

3.2 ベンチマーク:正確なトラッキングと低いレイテンシ

SUPERLIGHT 2の性能を客観的に評価するために、ベンチマークソフトを使用しました。

  • Mouse Tester: Mouse Testerを使用して、トラッキング精度、レイテンシ、ジッターなどを測定しました。その結果、SUPERLIGHT 2は、非常に高いトラッキング精度と低いレイテンシを示し、プロレベルのゲーミングマウスとしての性能を証明しました。
  • LatencyMon: LatencyMonを使用して、マウスの入力遅延を測定しました。その結果、SUPERLIGHT 2は、非常に低い入力遅延を示し、ゲームでの反応速度が向上することを確認しました。

これらのベンチマーク結果からも、SUPERLIGHT 2が、高い性能を備えたゲーミングマウスであることがわかります。

4. SUPERLIGHT 2の使い心地:デザイン、エルゴノミクス、カスタマイズ性

SUPERLIGHT 2は、性能だけでなく、使い心地にもこだわって設計されています。ここでは、デザイン、エルゴノミクス、カスタマイズ性について詳しく見ていきましょう。

4.1 デザイン:シンプルで洗練されたデザイン

SUPERLIGHT 2は、初代G PRO X SUPERLIGHTのデザインを踏襲し、シンプルで洗練されたデザインを採用しています。左右対称のデザインで、右利き、左利きどちらのユーザーにも使いやすい形状です。

カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、マゼンタの3色展開で、自分の好みに合わせて選ぶことができます。

4.2 エルゴノミクス:快適な握り心地

SUPERLIGHT 2は、人間工学に基づいて設計されており、長時間のゲームプレイでも疲れにくい快適な握り心地を実現しています。

マウスの形状は、手のひらにフィットするように設計されており、自然な姿勢でマウスを握ることができます。また、マウスの表面には、滑り止めの加工が施されており、安定した操作をサポートします。

4.3 カスタマイズ性:G HUBソフトウェアによる細かな設定

SUPERLIGHT 2は、Logicool G HUBソフトウェアに対応しており、DPI、ボタン割り当て、ライティング設定など、細かなカスタマイズが可能です。

  • DPI: DPIは、50 DPI刻みで細かく調整することができます。
  • ボタン割り当て: 左右クリック、ホイールクリック、サイドボタンなど、すべてのボタンに好きな機能を割り当てることができます。
  • ライティング設定: マウスのロゴ部分のライティングをカスタマイズすることができます。ライティングの色、明るさ、エフェクトなどを自由に設定できます。

これらのカスタマイズ機能を活用することで、自分のプレイスタイルや好みに合わせて、マウスを最適化することができます。

5. SUPERLIGHT 2のメリットとデメリット

SUPERLIGHT 2は、優れた性能と使い心地を備えたゲーミングマウスですが、いくつか注意点もあります。ここでは、SUPERLIGHT 2のメリットとデメリットをまとめました。

5.1 メリット

  • 圧倒的な軽さ: 約60gという驚異的な軽さで、長時間のゲームプレイでも疲れにくい。
  • 次世代HERO 2センサー: 高いDPI、正確なトラッキング、高速な反応速度を実現し、プロレベルの精度を求めるゲーマーに最適。
  • HYBRID LIGHTFORCEスイッチ: 高速な反応速度とクリアなクリック感を実現し、ゲームでのパフォーマンス向上に貢献。
  • Bluetooth接続対応: ゲーム用途だけでなく、普段使いにも便利。
  • 長寿命バッテリー: 約95時間の長寿命バッテリーにより、頻繁な充電の手間が省ける。
  • G HUBソフトウェア対応: DPI、ボタン割り当て、ライティング設定など、細かなカスタマイズが可能。

5.2 デメリット

  • 価格が高い: 高性能なゲーミングマウスであるため、価格は比較的高め。
  • サイドボタンの数が少ない: サイドボタンが2つしかないため、より多くのボタンを必要とするユーザーには不向き。
  • ライティングが控えめ: マウスのロゴ部分のみのライティングで、派手なライティングを好むユーザーには物足りない可能性あり。

6. 結論:SUPERLIGHT 2は買いなのか?

G PRO X SUPERLIGHT 2は、初代G PRO X SUPERLIGHTの正統進化版であり、その性能は間違いなく向上しています。圧倒的な軽さ、次世代HERO 2センサー、HYBRID LIGHTFORCEスイッチなど、プロレベルのゲーミングマウスとして、高い性能を発揮します。

価格は比較的高めですが、その性能と使い心地を考えれば、十分に価値のある投資と言えるでしょう。特に、FPSやMOBAなど、マウスの操作が重要なゲームをプレイするユーザーにとっては、SUPERLIGHT 2は、ゲームでのパフォーマンス向上に大きく貢献するでしょう。

もしあなたが、最高のゲーミングマウスを求めているなら、G PRO X SUPERLIGHT 2は、間違いなくおすすめできる製品です。

7. 補足:より自分に合ったマウスを選ぶために

SUPERLIGHT 2は、優れたゲーミングマウスですが、すべての人にとって最適なマウスとは限りません。自分のプレイスタイルや手の大きさ、好みに合わせて、マウスを選ぶことが重要です。

  • 手の大きさ: マウスのサイズは、手の大きさに合わせて選ぶことが重要です。手が小さい場合は、小型のマウス、手が大きい場合は、大型のマウスを選ぶと、より快適に操作することができます。
  • グリップスタイル: マウスの持ち方(グリップスタイル)も、マウス選びの重要な要素です。つかみ持ち、かぶせ持ち、つまみ持ちなど、自分のグリップスタイルに合った形状のマウスを選ぶと、より快適に操作することができます。
  • ボタンの数: マウスに搭載されているボタンの数も、プレイスタイルに合わせて選ぶことが重要です。FPSなど、シンプルな操作で済むゲームをプレイする場合は、ボタンの数が少ないマウス、MOBAやMMORPGなど、多くのボタンを必要とするゲームをプレイする場合は、ボタンの数が多いマウスを選ぶと良いでしょう。
  • ワイヤレスor有線: ワイヤレスマウスは、ケーブルの煩わしさがないため、自由な操作が可能です。しかし、バッテリーの充電が必要というデメリットもあります。有線マウスは、バッテリーの充電が必要なく、常に安定した接続で使用することができます。
  • 価格: ゲーミングマウスの価格は、数千円から数万円まで幅広くあります。自分の予算に合わせて、最適なマウスを選びましょう。

様々なゲーミングマウスを比較検討し、自分にぴったりのマウスを見つけて、快適なゲームライフを送りましょう。

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