Windowsでスクリーンショットを撮る方法:完全ガイド
Windowsは、スクリーンショットを撮るための様々な方法を提供しており、それぞれに異なる利点と用途があります。このガイドでは、Windowsでスクリーンショットを撮るためのすべての方法を網羅的に解説し、状況に応じて最適な方法を選択できるようにします。
目次
- 基本的なスクリーンショットの撮り方
- Print Screen (PrtScn) キー
- Alt + Print Screen (PrtScn) キー
- Windowsロゴキー + Print Screen (PrtScn) キー
- Snipping Tool (切り取り & スケッチ)
- Snipping Tool の起動方法
- Snipping Tool の主な機能
- 自由形式の領域切り取り
- 四角形の領域切り取り
- ウィンドウの切り取り
- 全画面表示の切り取り
- Snipping Tool のオプションと設定
- Snipping Tool のショートカットキー
- Xbox Game Bar
- Xbox Game Bar の起動方法
- Xbox Game Bar を使ったスクリーンショットの撮り方
- Xbox Game Bar の設定
- ショートカットキーの組み合わせ
- Windowsロゴキー + Shift + S キー (切り取り & スケッチ)
- サードパーティ製ツール
- Lightshot
- Greenshot
- ShareX
- 特定のアプリケーション内でのスクリーンショット
- ゲーム内のスクリーンショット
- ブラウザの拡張機能
- スクリーンショットの保存場所
- Print Screen キーで撮ったスクリーンショット
- Snipping Tool で撮ったスクリーンショット
- Xbox Game Bar で撮ったスクリーンショット
- 切り取り & スケッチで撮ったスクリーンショット
- スクリーンショットの編集
- ペイント
- 切り取り & スケッチ
- サードパーティ製画像編集ソフト
- スクリーンショットの共有
- メール
- クラウドストレージ
- SNS
- トラブルシューティング
- Print Screen キーが動作しない
- Snipping Tool が起動しない
- スクリーンショットが保存されない
- まとめ:最適なスクリーンショット方法の選択
- 応用編:より高度なスクリーンショットテクニック
- スクロールキャプチャ(ウェブページ全体の保存)
- 遅延キャプチャ(タイマー付きスクリーンショット)
- 動画キャプチャ(画面録画)
- セキュリティに関する注意点
- 個人情報や機密情報の保護
- スクリーンショットの共有範囲の確認
1. 基本的なスクリーンショットの撮り方
Windowsには、キーボードのキーを使って簡単にスクリーンショットを撮る方法がいくつかあります。
-
Print Screen (PrtScn) キー:
最も基本的な方法は、キーボードの
Print Screen
(またはPrtScn
,PrtSc
,Print Scrn
など) キーを押すことです。このキーを押すと、画面全体のイメージがクリップボードにコピーされます。その後、ペイントなどの画像編集ソフトに貼り付けて保存する必要があります。-
手順:
Print Screen
キーを押します。- ペイントなどの画像編集ソフトを開きます。
Ctrl + V
キーを押して貼り付けます。- 必要に応じて編集し、保存します。
-
メリット:
- 簡単で迅速
- 特別なソフトウェアが不要
-
デメリット:
- 画面全体がキャプチャされる
- 自動的にファイルとして保存されない
- 編集が必要
-
-
Alt + Print Screen (PrtScn) キー:
Alt
キーとPrint Screen
キーを同時に押すと、アクティブなウィンドウのみがクリップボードにコピーされます。特定のウィンドウだけをキャプチャしたい場合に便利です。-
手順:
- アクティブにしたいウィンドウをクリックして選択します。
Alt + Print Screen
キーを押します。- ペイントなどの画像編集ソフトを開きます。
Ctrl + V
キーを押して貼り付けます。- 必要に応じて編集し、保存します。
-
メリット:
- アクティブなウィンドウのみをキャプチャ
- 簡単で迅速
- 特別なソフトウェアが不要
-
デメリット:
- 自動的にファイルとして保存されない
- 編集が必要
-
-
Windowsロゴキー + Print Screen (PrtScn) キー:
Windowsロゴキー
とPrint Screen
キーを同時に押すと、画面全体のスクリーンショットが自動的に画像ファイルとして保存されます。ピクチャ
フォルダ内のスクリーンショット
フォルダに保存されます。-
手順:
Windowsロゴキー + Print Screen
キーを押します。画面が短時間暗転します。ピクチャ
フォルダを開き、スクリーンショット
フォルダを確認します。- 保存された画像ファイルを開いて確認します。
-
メリット:
- 自動的にファイルとして保存される
- 日付と時間で整理される
- 簡単で迅速
-
デメリット:
- 画面全体がキャプチャされる
- 必要に応じて編集が必要
-
2. Snipping Tool (切り取り & スケッチ)
Snipping Tool (Windows 10 以降は「切り取り & スケッチ」) は、Windowsに標準搭載されているスクリーンショットツールです。画面の特定の部分を自由に選択してキャプチャしたり、簡単な編集を加えたりすることができます。
-
Snipping Tool / 切り取り & スケッチの起動方法:
- スタートメニュー: スタートメニューから「Snipping Tool」または「切り取り & スケッチ」を検索して起動します。
- 検索バー: タスクバーの検索バーに「Snipping Tool」または「切り取り & スケッチ」と入力して検索し、起動します。
- ファイル名を指定して実行:
Windowsロゴキー + R
キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「snippingtool」と入力してEnter
キーを押します。
-
Snipping Tool / 切り取り & スケッチ の主な機能:
Snipping Tool / 切り取り & スケッチには、以下の4つの切り取りモードがあります。
- 自由形式の領域切り取り: マウスで自由に領域を囲んで切り取ります。不規則な形を切り取りたい場合に便利です。
- 四角形の領域切り取り: マウスでドラッグして四角形の領域を指定して切り取ります。
- ウィンドウの切り取り: 特定のウィンドウを選択して切り取ります。
- 全画面表示の切り取り: 画面全体を切り取ります。
-
Snipping Tool / 切り取り & スケッチ のオプションと設定:
Snipping Tool / 切り取り & スケッチには、いくつかのオプションと設定があります。
- 遅延: スクリーンショットを撮るまでの遅延時間 (0秒、3秒、5秒、10秒) を設定できます。メニューなどをキャプチャしたい場合に便利です。
- オプション (Snipping Tool のみ): ペンの色、線の太さ、切り取り時に枠線を表示するかどうかなどを設定できます。
- 設定 (切り取り & スケッチ): アプリのテーマ、通知設定、自動コピーなどを設定できます。
-
Snipping Tool / 切り取り & スケッチ のショートカットキー:
切り取り & スケッチには、以下のショートカットキーが用意されています。
Windowsロゴキー + Shift + S
:切り取り & スケッチを起動し、切り取りモードにします。
3. Xbox Game Bar
Xbox Game Barは、ゲームプレイ中にスクリーンショットや画面録画を行うためのツールですが、ゲーム以外のアプリケーションでも使用できます。
-
Xbox Game Bar の起動方法:
Windowsロゴキー + G
キーを押して起動します。 -
Xbox Game Bar を使ったスクリーンショットの撮り方:
Xbox Game Bar が起動したら、以下のいずれかの方法でスクリーンショットを撮ることができます。
- スクリーンショットアイコン: Xbox Game Bar のメニューにあるカメラのアイコンをクリックします。
- ショートカットキー:
Windowsロゴキー + Alt + Print Screen
キーを押します。
-
Xbox Game Bar の設定:
Xbox Game Bar の設定は、Windows の設定アプリから変更できます。
設定
>ゲーム
>Xbox Game Bar
で、ショートカットキー、テーマ、ウィジェットなどをカスタマイズできます。
4. ショートカットキーの組み合わせ (Windowsロゴキー + Shift + S キー)
Windowsロゴキー + Shift + S
キーは、切り取り & スケッチを直接起動し、切り取りモードにするショートカットキーです。Snipping Tool / 切り取り & スケッチ を頻繁に使用する場合は、このショートカットキーを覚えておくと便利です。
5. サードパーティ製ツール
Windowsには標準のスクリーンショットツールが用意されていますが、より高度な機能やカスタマイズを求める場合は、サードパーティ製のツールを使用することもできます。以下にいくつかの人気のあるツールを紹介します。
-
Lightshot:
シンプルで使いやすいスクリーンショットツールです。キャプチャ後に簡単な編集(線や矢印の描画、テキストの追加など)ができます。また、オンライン共有機能も備えています。
-
Greenshot:
高機能なスクリーンショットツールです。スクロールキャプチャ、遅延キャプチャ、ウィンドウの自動検出など、さまざまな機能があります。
-
ShareX:
非常に多機能なスクリーンショットツールです。様々なキャプチャモード、編集機能、共有オプションを備えています。また、画面録画やGIFアニメーションの作成も可能です。
6. 特定のアプリケーション内でのスクリーンショット
特定のアプリケーションでは、独自のスクリーンショット機能が提供されている場合があります。
-
ゲーム内のスクリーンショット:
多くのゲームでは、
Print Screen
キーやF12
キーなどでスクリーンショットを撮ることができます。保存場所はゲームによって異なります。Steamなどのプラットフォームでは、スクリーンショット管理機能が提供されています。 -
ブラウザの拡張機能:
ブラウザ(Chrome、Firefoxなど)には、スクリーンショットを撮るための拡張機能が多数あります。ウェブページ全体をキャプチャしたり、特定の要素だけをキャプチャしたりすることができます。
7. スクリーンショットの保存場所
スクリーンショットの保存場所は、使用した方法によって異なります。
-
Print Screen キーで撮ったスクリーンショット:
クリップボードにコピーされるため、ペイントなどの画像編集ソフトに貼り付けて保存する必要があります。保存場所はユーザーが指定します。
-
Snipping Tool / 切り取り & スケッチ で撮ったスクリーンショット:
Snipping Tool / 切り取り & スケッチ で保存する場合、保存場所はユーザーが指定します。デフォルトでは、ピクチャフォルダに保存されます。
-
Windowsロゴキー + Print Screen キーで撮ったスクリーンショット:
ピクチャ
フォルダ内のスクリーンショット
フォルダに自動的に保存されます。ファイル名は「スクリーンショット (日付) (連番).png」のようになります。 -
Xbox Game Bar で撮ったスクリーンショット:
ビデオ
フォルダ内のキャプチャ
フォルダに自動的に保存されます。
8. スクリーンショットの編集
スクリーンショットを撮った後、必要に応じて編集することができます。
-
ペイント:
Windowsに標準搭載されている画像編集ソフトです。簡単なトリミング、リサイズ、注釈の追加などを行うことができます。
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切り取り & スケッチ:
Snipping Tool / 切り取り & スケッチ には、簡単な編集機能が備わっています。ペン、蛍光ペン、消しゴム、定規などを使って、スクリーンショットに注釈を加えたり、一部を隠したりすることができます。
-
サードパーティ製画像編集ソフト:
より高度な編集を行いたい場合は、GIMPやPhotoshopなどのサードパーティ製画像編集ソフトを使用することができます。
9. スクリーンショットの共有
スクリーンショットを撮った後、メール、クラウドストレージ、SNSなどで共有することができます。
-
メール:
スクリーンショットを添付ファイルとしてメールで送信します。
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クラウドストレージ:
OneDrive、Google Drive、Dropboxなどのクラウドストレージサービスにアップロードして、共有リンクを作成します。
-
SNS:
Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSに投稿します。
10. トラブルシューティング
スクリーンショットの撮影中に問題が発生した場合、以下の点を確認してください。
-
Print Screen キーが動作しない:
- キーボードのドライバが最新であることを確認します。
- NumLockキーが有効になっているか確認します。
- 他のアプリケーションがPrint Screenキーを占有していないか確認します。
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Snipping Tool / 切り取り & スケッチ が起動しない:
- Windows Updateを実行して、最新の状態に保ちます。
- システムファイルチェッカーを実行して、破損したシステムファイルを修復します。
- Snipping Tool / 切り取り & スケッチ をアンインストールして、再インストールします。
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スクリーンショットが保存されない:
- 保存場所のアクセス権があることを確認します。
- ディスク容量が不足していないか確認します。
- セキュリティソフトがスクリーンショットの保存をブロックしていないか確認します。
11. まとめ:最適なスクリーンショット方法の選択
Windowsでスクリーンショットを撮る方法は複数あります。状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。
- 簡単なスクリーンショット:
Print Screen
キー、Alt + Print Screen
キー、Windowsロゴキー + Print Screen
キー - 特定の部分を切り取りたい: Snipping Tool / 切り取り & スケッチ
- ゲーム中のスクリーンショット: Xbox Game Bar、ゲーム内機能
- 高度な機能が必要な場合: サードパーティ製ツール
12. 応用編:より高度なスクリーンショットテクニック
基本的なスクリーンショットの撮影方法に加えて、より高度なテクニックも存在します。
-
スクロールキャプチャ(ウェブページ全体の保存):
ウェブページ全体を一つの画像として保存したい場合があります。これは標準機能では難しいため、サードパーティ製のツールやブラウザの拡張機能を使用します。
- 例: Awesome Screenshot (Chrome拡張機能)、GoFullPage (Chrome拡張機能)
- これらのツールを使用すると、ブラウザに表示されている範囲だけでなく、スクロールが必要な部分も含めてウェブページ全体をキャプチャできます。
-
遅延キャプチャ(タイマー付きスクリーンショット):
特定の操作を行った直後の画面をキャプチャしたい場合に便利です。Snipping Tool / 切り取り & スケッチ の遅延オプションを使用するか、サードパーティ製ツールでタイマーを設定します。
- 例: マウスオーバーで表示されるメニューをキャプチャしたい場合など。
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動画キャプチャ(画面録画):
静止画だけでなく、画面の動きを動画として記録したい場合があります。Xbox Game Bar やサードパーティ製の画面録画ソフトを使用します。
- 例: OBS Studio (無料のオープンソースソフトウェア)、Bandicam (有料)
- Xbox Game Bar は
Windowsロゴキー + Alt + R
で録画を開始/停止できます。
13. セキュリティに関する注意点
スクリーンショットは便利なツールですが、セキュリティに関する注意も必要です。
-
個人情報や機密情報の保護:
スクリーンショットには、意図せず個人情報や機密情報が含まれてしまうことがあります。スクリーンショットを共有する前に、不要な情報が含まれていないか確認しましょう。
- 例: クレジットカード番号、住所、パスワード、社内情報など。
- もし含まれている場合は、画像編集ソフトで塗りつぶすなどの加工を施してから共有するようにしましょう。
-
スクリーンショットの共有範囲の確認:
スクリーンショットを共有する際には、共有範囲を適切に設定することが重要です。不特定多数に公開してしまうと、悪用される可能性があります。
- 例: 社内情報が含まれるスクリーンショットをSNSに投稿してしまうなど。
- 共有範囲を限定する(特定のメールアドレス、特定のグループのみなど)か、そもそも共有しないという選択肢も検討しましょう。
まとめ
このガイドでは、Windowsでスクリーンショットを撮るための様々な方法について詳しく解説しました。基本的な方法から、より高度なテクニック、セキュリティに関する注意点まで、網羅的に説明しましたので、状況に応じて最適な方法を選択し、安全にスクリーンショットを活用してください。
以上です。