【最新】マルウェアの種類と手口!個人・企業向け対策ガイド

【最新】マルウェアの種類と手口!個人・企業向け対策ガイド

近年、マルウェアの進化は目覚ましく、その種類や手口も高度化・巧妙化しています。個人情報の漏洩、金銭的な被害、業務停止など、マルウェアによる被害は甚大であり、個人だけでなく企業にとっても深刻な脅威となっています。

本記事では、最新のマルウェアの種類と手口を網羅的に解説し、個人・企業それぞれが講じるべき対策を具体的にご紹介します。セキュリティ意識を高め、適切な対策を講じることで、マルウェアの脅威から自身を守りましょう。

目次

  1. マルウェアとは?
    • 1.1 マルウェアの定義
    • 1.2 マルウェア感染による被害
  2. 主要なマルウェアの種類と手口
    • 2.1 ウイルス
    • 2.2 ワーム
    • 2.3 トロイの木馬
    • 2.4 ランサムウェア
    • 2.5 スパイウェア
    • 2.6 アドウェア
    • 2.7 ルートキット
    • 2.8 ボット
    • 2.9 ファイルレスマルウェア
    • 2.10 暗号資産マイニングマルウェア (クリプトジャッキング)
    • 2.11 スケアウェア
    • 2.12 スパイアプリ
  3. マルウェアの感染経路
    • 3.1 電子メール
    • 3.2 Webサイト
    • 3.3 ソフトウェアの脆弱性
    • 3.4 不正なソフトウェア
    • 3.5 外部記憶媒体
    • 3.6 ソーシャルエンジニアリング
  4. 個人のためのマルウェア対策
    • 4.1 オペレーティングシステムとソフトウェアのアップデート
    • 4.2 セキュリティソフトの導入と運用
    • 4.3 怪しいメールや添付ファイルの開封禁止
    • 4.4 不審なWebサイトへのアクセス禁止
    • 4.5 強固なパスワードの設定と管理
    • 4.6 2段階認証の利用
    • 4.7 バックアップの実施
    • 4.8 ソフトウェアのダウンロード元の確認
    • 4.9 無料Wi-Fiの利用に注意
    • 4.10 スマートフォン/タブレットのセキュリティ対策
    • 4.11 ソーシャルメディアでの情報発信に注意
    • 4.12 定期的なセキュリティチェック
    • 4.13 被害に遭った場合の対処法
  5. 企業のためのマルウェア対策
    • 5.1 セキュリティポリシーの策定と周知
    • 5.2 ファイアウォールの導入と設定
    • 5.3 侵入検知・防御システム(IDS/IPS)の導入
    • 5.4 エンドポイントセキュリティ(EDR)の導入
    • 5.5 セキュリティ情報イベント管理(SIEM)の導入
    • 5.6 脆弱性管理の実施
    • 5.7 アクセス制御の徹底
    • 5.8 従業員へのセキュリティ教育
    • 5.9 インシデントレスポンス計画の策定
    • 5.10 定期的なセキュリティ監査
    • 5.11 サードパーティリスク管理
    • 5.12 サプライチェーン攻撃への対策
    • 5.13 クラウドセキュリティ対策
  6. 今後のマルウェアの動向と対策
    • 6.1 AIを活用したマルウェア
    • 6.2 IoTデバイスへの攻撃
    • 6.3 ゼロデイ攻撃
    • 6.4 より高度な標的型攻撃
    • 6.5 進化するランサムウェア
  7. まとめ

1. マルウェアとは?

1.1 マルウェアの定義

マルウェア(Malware)とは、Malicious Software(悪意のあるソフトウェア)の略称で、コンピュータやネットワークに侵入し、不正な活動を行うために設計されたソフトウェアの総称です。ウイルス、ワーム、トロイの木馬、ランサムウェア、スパイウェアなど、様々な種類が存在します。

マルウェアは、ユーザーの許可なくコンピュータにインストールされ、データの破壊、改ざん、窃取、システムの乗っ取り、他のコンピュータへの感染拡大など、様々な悪影響を及ぼします。

1.2 マルウェア感染による被害

マルウェアに感染すると、以下のような被害が発生する可能性があります。

  • 個人:
    • 個人情報の漏洩(氏名、住所、クレジットカード情報、パスワードなど)
    • 金銭的な被害(不正なオンライン決済、身代金要求など)
    • コンピュータの動作不良、データの破壊
    • プライバシーの侵害(Webカメラへの不正アクセス、位置情報の追跡など)
    • SNSアカウントの乗っ取り、なりすまし
  • 企業:
    • 機密情報の漏洩(顧客情報、技術情報、財務情報など)
    • 業務システムの停止
    • Webサイトの改ざん、サービスの停止
    • 顧客からの信頼失墜、ブランドイメージの毀損
    • 法的責任の発生(個人情報保護法違反など)
    • 金銭的な損害(損害賠償、復旧費用など)

2. 主要なマルウェアの種類と手口

マルウェアは、その機能や感染方法によって様々な種類に分類されます。以下に、主要なマルウェアの種類と手口を解説します。

2.1 ウイルス

ウイルスは、他のファイルに寄生し、そのファイルが実行される際に感染を広げるマルウェアです。自己複製能力を持ち、感染したファイルを介して他のコンピュータに拡散します。

  • 手口:
    • 電子メールの添付ファイルとして拡散
    • 感染したWebサイトからのダウンロード
    • USBメモリなどの外部記憶媒体を介して感染
  • 特徴:
    • 他のファイルに寄生する必要がある
    • 感染を広げるためにユーザーの操作が必要となる場合が多い
    • ファイルに感染するため、ファイルサイズが大きくなることがある
  • 例:
    • CIH(チェルノブイリウイルス)
    • Nimda

2.2 ワーム

ワームは、自己複製能力を持ち、ネットワークを通じて自律的に感染を広げるマルウェアです。ウイルスと異なり、他のファイルに寄生する必要がなく、単独で活動できます。

  • 手口:
    • ネットワークの脆弱性を利用して感染を拡大
    • 電子メールを大量に送信して感染を広げる
    • ファイル共有ソフトを介して拡散
  • 特徴:
    • 他のファイルに寄生する必要がない
    • ネットワークを通じて自律的に感染を拡大
    • コンピュータのリソースを大量に消費する
  • 例:
    • WannaCry
    • Conficker

2.3 トロイの木馬

トロイの木馬は、一見無害なソフトウェアに見せかけてユーザーを騙し、コンピュータに侵入するマルウェアです。実行されると、バックドアを開いたり、個人情報を窃取したり、他のマルウェアをダウンロードしたりします。

  • 手口:
    • 正規のソフトウェアに偽装してダウンロードさせる
    • 電子メールの添付ファイルとして送信
    • ソーシャルエンジニアリングの手法でインストールさせる
  • 特徴:
    • 自己複製能力はない
    • ユーザーを騙して実行させる必要がある
    • 様々な悪意のある活動を行う
  • 例:
    • Zeus
    • Emotet

2.4 ランサムウェア

ランサムウェアは、コンピュータやファイルを暗号化し、使用不能にした上で、復号化のための身代金(Ransom)を要求するマルウェアです。近年、企業や組織を標的としたランサムウェア攻撃が多発しており、深刻な被害をもたらしています。

  • 手口:
    • 電子メールの添付ファイルとして感染
    • 脆弱性を利用してネットワークに侵入
    • RDP(リモートデスクトッププロトコル)を悪用
  • 特徴:
    • ファイルを暗号化して使用不能にする
    • 身代金を要求する
    • 支払いに応じても復号化されるとは限らない
  • 例:
    • WannaCry
    • Ryuk
    • LockBit

2.5 スパイウェア

スパイウェアは、ユーザーに気づかれずにコンピュータに侵入し、個人情報やWebサイトの閲覧履歴、キーボード入力などを密かに収集するマルウェアです。収集された情報は、広告業者や犯罪者に送信され、悪用される可能性があります。

  • 手口:
    • 無料のソフトウェアに同梱されてインストールされる
    • Webサイトの広告に偽装してインストールされる
    • 電子メールの添付ファイルとして送信
  • 特徴:
    • ユーザーに気づかれにくい
    • 個人情報を収集する
    • コンピュータの動作を遅くする可能性がある
  • 例:
    • CoolWebSearch
    • Gator

2.6 アドウェア

アドウェアは、ユーザーに広告を表示するソフトウェアです。多くの場合は、無料のソフトウェアに同梱されており、インストール時に同意を求められます。しかし、中にはユーザーの同意を得ずにインストールされるものもあり、悪質なアドウェアは、Webサイトの閲覧履歴を収集したり、他のマルウェアをダウンロードしたりする可能性があります。

  • 手口:
    • 無料のソフトウェアに同梱されてインストールされる
    • Webサイトの広告に偽装してインストールされる
  • 特徴:
    • 広告を表示する
    • ユーザーの同意を得ずにインストールされることがある
    • Webサイトの閲覧履歴を収集したり、他のマルウェアをダウンロードしたりする可能性がある
  • 例:
    • SearchProtect
    • RelevantKnowledge

2.7 ルートキット

ルートキットは、オペレーティングシステムに深く侵入し、他のマルウェアや不正なプロセスを隠蔽するマルウェアです。ルートキットがインストールされると、セキュリティソフトによる検出が困難になり、長期間にわたってシステムに潜伏する可能性があります。

  • 手口:
    • ソフトウェアの脆弱性を利用してインストールされる
    • トロイの木馬として侵入
  • 特徴:
    • オペレーティングシステムに深く侵入する
    • 他のマルウェアを隠蔽する
    • 検出が困難
  • 例:
    • TDSS
    • ZeroAccess

2.8 ボット

ボットは、サイバー攻撃者が遠隔操作するために、多数のコンピュータに感染させて形成するネットワーク(ボットネット)の一部となるマルウェアです。ボットネットは、DDoS攻撃、スパムメールの送信、不正アクセスなどに利用されます。

  • 手口:
    • ソフトウェアの脆弱性を利用して感染
    • トロイの木馬として侵入
  • 特徴:
    • 遠隔操作される
    • DDoS攻撃、スパムメールの送信、不正アクセスなどに利用される
    • ボットネットを形成する
  • 例:
    • Mirai
    • Zeus

2.9 ファイルレスマルウェア

ファイルレスマルウェアは、従来のマルウェアのようにファイルとしてディスクに保存されず、コンピュータのメモリ上で動作するマルウェアです。従来のセキュリティソフトによる検出が難しく、近年増加傾向にあります。

  • 手口:
    • PowerShellやWMIなどのWindows標準機能を悪用
    • レジストリにコードを書き込んで実行
  • 特徴:
    • ファイルとしてディスクに保存されない
    • セキュリティソフトによる検出が難しい
    • メモリ上で動作する
  • 例:
    • Poweliks
    • Kovter

2.10 暗号資産マイニングマルウェア (クリプトジャッキング)

クリプトジャッキングは、ユーザーに気づかれずにコンピュータのリソースを不正に利用し、暗号資産(仮想通貨)をマイニング(採掘)するマルウェアです。感染すると、コンピュータの動作が遅くなったり、電気代が高騰したりする可能性があります。

  • 手口:
    • Webサイトに埋め込まれたJavaScriptコードを実行
    • ソフトウェアの脆弱性を利用して感染
  • 特徴:
    • ユーザーに気づかれにくい
    • コンピュータのリソースを消費する
    • 電気代が高騰する可能性がある
  • 例:
    • Coinhive
    • Lemon Duck

2.11 スケアウェア

スケアウェアは、偽の警告を表示してユーザーを不安にさせ、不要なソフトウェアやサービスを購入させようとするマルウェアです。

  • 手口:
    • 偽のセキュリティ警告を表示
    • Webサイトに偽のウイルススキャン結果を表示
  • 特徴:
    • ユーザーを不安にさせる
    • 不要なソフトウェアやサービスを購入させようとする
  • 例:
    • WinRAR Activation
    • Security Shield

2.12 スパイアプリ

スパイアプリは、スマートフォンの通話履歴、メッセージ、位置情報などを密かに収集し、第三者に送信するアプリケーションです。

  • 手口:
    • 正規のアプリケーションに偽装してインストールさせる
    • ソーシャルエンジニアリングの手法でインストールさせる
  • 特徴:
    • スマートフォンの情報を収集する
    • 第三者に情報を送信する
    • プライバシーを侵害する
  • 例:
    • FlexiSPY
    • mSpy

3. マルウェアの感染経路

マルウェアは、様々な経路でコンピュータやネットワークに感染します。代表的な感染経路を以下に示します。

3.1 電子メール

電子メールは、マルウェアの主要な感染経路の一つです。添付ファイルを開いたり、メール本文に記載されたURLをクリックしたりすることで、マルウェアに感染する可能性があります。

  • 対策:
    • 差出人不明なメールや怪しいメールは開封しない
    • 添付ファイルは安易に開かない
    • URLをクリックする前に、安全性を確認する
    • 電子メールセキュリティソフトを導入する

3.2 Webサイト

Webサイトにアクセスすることで、マルウェアに感染する可能性があります。改ざんされたWebサイトや、不正な広告が掲載されたWebサイトにアクセスすると、マルウェアが自動的にダウンロードされたり、脆弱性を悪用されて感染したりする可能性があります。

  • 対策:
    • 不審なWebサイトにはアクセスしない
    • Webブラウザのセキュリティ設定を強化する
    • 広告ブロックツールを導入する
    • 信頼できるWebサイトのみを閲覧する

3.3 ソフトウェアの脆弱性

ソフトウェアには、設計上のミスやプログラミングの誤りなどにより、脆弱性が存在する場合があります。マルウェアは、これらの脆弱性を悪用してコンピュータに侵入し、感染を広げます。

  • 対策:
    • オペレーティングシステムやソフトウェアを常に最新の状態に保つ
    • 脆弱性対策ソフトを導入する
    • 不要なソフトウェアはアンインストールする

3.4 不正なソフトウェア

不正なソフトウェアとは、海賊版ソフトウェアや、信頼できないWebサイトからダウンロードしたソフトウェアのことです。これらのソフトウェアには、マルウェアが仕込まれている可能性があり、インストールすることで感染するリスクがあります。

  • 対策:
    • 正規のソフトウェアのみを使用する
    • 信頼できるWebサイトからのみソフトウェアをダウンロードする
    • ダウンロードしたソフトウェアは、実行前にウイルススキャンを行う

3.5 外部記憶媒体

USBメモリなどの外部記憶媒体を介して、マルウェアに感染する可能性があります。感染した外部記憶媒体をコンピュータに接続すると、マルウェアが自動的に実行され、感染を広げます。

  • 対策:
    • 出所不明な外部記憶媒体は使用しない
    • 外部記憶媒体を使用する前に、ウイルススキャンを行う
    • 自動実行機能を無効にする

3.6 ソーシャルエンジニアリング

ソーシャルエンジニアリングとは、人間の心理的な隙を突いて、機密情報を聞き出したり、不正な操作を行わせたりする手口のことです。マルウェアは、ソーシャルエンジニアリングの手法を用いて、ユーザーを騙し、感染を広げます。

  • 対策:
    • 不審な電話やメールには注意する
    • 個人情報を安易に教えない
    • URLをクリックする前に、安全性を確認する
    • セキュリティに関する知識を身につける

4. 個人のためのマルウェア対策

個人がマルウェアから身を守るためには、以下の対策を講じることが重要です。

4.1 オペレーティングシステムとソフトウェアのアップデート

オペレーティングシステムやソフトウェアのアップデートは、脆弱性を修正し、セキュリティを強化するために非常に重要です。アップデートを怠ると、マルウェアに感染するリスクが高まります。

  • 対策:
    • オペレーティングシステムとソフトウェアの自動アップデート機能を有効にする
    • 定期的にアップデートを確認し、最新の状態に保つ

4.2 セキュリティソフトの導入と運用

セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)は、マルウェアの検出、駆除、防御を行うための必須ツールです。信頼できるセキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保ち、定期的にスキャンを実行することが重要です。

  • 対策:
    • 信頼できるセキュリティソフトを導入する
    • セキュリティソフトを常に最新の状態に保つ
    • 定期的にスキャンを実行する
    • セキュリティソフトの設定を確認し、適切な防御レベルに設定する

4.3 怪しいメールや添付ファイルの開封禁止

差出人不明なメールや、怪しい件名のメールは開封しないようにしましょう。添付ファイルは、ウイルス感染のリスクがあるため、安易に開かないようにしましょう。

  • 対策:
    • 差出人不明なメールや怪しいメールは開封しない
    • 添付ファイルは安易に開かない
    • URLをクリックする前に、安全性を確認する

4.4 不審なWebサイトへのアクセス禁止

不審なWebサイトには、マルウェアが仕込まれている可能性があります。アクセスすると、マルウェアに感染するリスクが高まるため、アクセスしないようにしましょう。

  • 対策:
    • 不審なWebサイトにはアクセスしない
    • Webブラウザのセキュリティ設定を強化する
    • 広告ブロックツールを導入する

4.5 強固なパスワードの設定と管理

パスワードは、アカウントを保護するための重要な要素です。推測されやすいパスワードを使用すると、不正アクセスを許してしまう可能性があります。強固なパスワードを設定し、適切に管理することが重要です。

  • 対策:
    • 8文字以上の、英数字、記号を組み合わせたパスワードを設定する
    • パスワードを使い回さない
    • 定期的にパスワードを変更する
    • パスワード管理ツールを利用する

4.6 2段階認証の利用

2段階認証は、パスワードに加えて、スマートフォンに送信される認証コードや、認証アプリで生成されるコードを入力することで、アカウントのセキュリティを強化する仕組みです。パスワードが漏洩した場合でも、不正アクセスを防ぐことができます。

  • 対策:
    • 2段階認証が利用可能なサービスでは、積極的に利用する

4.7 バックアップの実施

マルウェアに感染し、データが暗号化されたり、削除されたりした場合に備えて、定期的にバックアップを実施することが重要です。バックアップデータがあれば、被害を最小限に抑えることができます。

  • 対策:
    • 重要なデータは、定期的にバックアップする
    • バックアップデータを、コンピュータとは別の場所に保管する(クラウドストレージなど)

4.8 ソフトウェアのダウンロード元の確認

ソフトウェアをダウンロードする際には、信頼できるWebサイトからダウンロードするようにしましょう。不正なWebサイトからダウンロードしたソフトウェアには、マルウェアが仕込まれている可能性があります。

  • 対策:
    • 公式サイトからソフトウェアをダウンロードする
    • 信頼できるダウンロードサイトを利用する
    • ダウンロードしたファイルは、実行前にウイルススキャンを行う

4.9 無料Wi-Fiの利用に注意

無料Wi-Fiは、暗号化されていない場合があり、通信内容が盗聴される可能性があります。また、悪意のあるアクセスポイントが設置されている可能性もあるため、利用には注意が必要です。

  • 対策:
    • 信頼できるWi-Fiネットワークのみを利用する
    • VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用する
    • 個人情報や機密情報を送受信する際は、特に注意する

4.10 スマートフォン/タブレットのセキュリティ対策

スマートフォンやタブレットも、コンピュータと同様に、マルウェアに感染する可能性があります。セキュリティソフトを導入したり、OSを最新の状態に保ったりするなど、適切なセキュリティ対策を講じることが重要です。

  • 対策:
    • セキュリティソフトを導入する
    • OSを最新の状態に保つ
    • 不審なアプリはインストールしない
    • アプリの権限設定を確認する
    • 紛失・盗難対策を講じる

4.11 ソーシャルメディアでの情報発信に注意

ソーシャルメディアで個人情報を公開しすぎると、ソーシャルエンジニアリングの手口で悪用される可能性があります。

  • 対策:
    • プライバシー設定を適切に行う
    • 個人情報の公開は必要最小限にする
    • 位置情報の発信に注意する

4.12 定期的なセキュリティチェック

定期的にセキュリティチェックを行い、マルウェアに感染していないか確認しましょう。セキュリティソフトのスキャン機能を利用したり、オンラインのセキュリティ診断ツールを利用したりする

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