これでバッチリ!WPS Officeのダウンロード・インストール方法【無料】

はい、承知いたしました。
WPS Office無料版のダウンロードからインストール、そして基本的な使い方までを網羅し、約5000語の詳細な記事を作成します。


これでバッチリ!WPS Officeのダウンロード・インストール方法【無料】

はじめに:無料なのに高機能!WPS Officeを始めよう

「Officeソフトを使いたいけど、Microsoft Officeは高くて手が出せない…」「レポート作成や資料作り、簡単な表計算ができれば十分なんだけど…」

そんな風にお悩みではありませんか?

Microsoft Officeは非常に高機能で信頼性も高い素晴らしいソフトウェアですが、個人で利用するには少しコストがかかります。特に、普段それほど頻繁にOfficeソフトを使わない方にとっては、購入をためらってしまうこともあるでしょう。

そこで注目されているのが、Microsoft Officeとの高い互換性を持ちながら、無料で使える高機能Officeスイート「WPS Office」です!

WPS Officeは、中国のソフトウェア開発会社Kingsoft Office Softwareによって開発されたOfficeスイートです。Word、Excel、PowerPointに相当する「Writer」「Spreadsheets」「Presentation」といった主要なアプリケーションがセットになっており、これらの基本的な機能の多くを無料版でも利用できます。

「無料なのに、本当に使えるの?」「Microsoft Officeで作ったファイルを開けるの?」といった疑問を持つ方もいるかもしれません。ご安心ください。WPS Officeは世界中で多くのユーザーに利用されており、特にMicrosoft Officeとの互換性の高さには定評があります。

この記事では、「これからWPS Officeを使い始めてみたい!」と考えているあなたが、迷うことなくスムーズに無料版をダウンロードし、PCにインストールして使えるようになるまでの全手順を、徹底的に、そしてどこよりも分かりやすく解説します。さらに、インストール後に知っておきたい基本的な使い方や、無料版ゆえの注意点、そして困ったときの解決策まで、「これでバッチリ!」と言える内容を詰め込みました。

この記事を最後まで読めば、あなたも今日から無料でOfficeソフト環境を手に入れ、文書作成や表計算、プレゼン資料作成を始めることができるでしょう。

さあ、一緒にWPS Officeの世界へ足を踏み入れましょう!

この記事でわかること:

  • WPS Office無料版で何ができるのか、有料版との違い
  • ダウンロードからインストールまでの具体的なステップ(Windows版)
  • インストール後に最初にやるべきこと、基本的な操作
  • 無料版を利用する上での注意点(広告など)
  • よくある疑問やトラブルへの対処法

注意点:

この記事はWPS Officeの無料版(個人向け)に焦点を当てて解説します。有料版や法人向けの機能については一部異なる場合がありますのでご了承ください。また、主にWindows版の手順を説明しますが、他のOSについても補足します。

第1章:WPS Office 無料版の魅力と注意点

WPS Officeのダウンロードとインストールを始める前に、まずはWPS Officeの無料版がどのようなもので、どんな魅力や注意点があるのかをしっかりと理解しておきましょう。これを知っておくことで、WPS Officeがあなたの用途に合っているかどうかが判断でき、より安心して導入を進めることができます。

1-1. WPS Officeとは?Microsoft Officeとの違い

WPS Officeは、文書作成、表計算、プレゼンテーション資料作成など、Office作業に必要な機能を備えた統合型オフィスソフトです。その最大の特徴は、Microsoft Officeと非常によく似た操作感と高いファイル互換性を持っていることです。

開発元は中国のKingsoft Office Softwareです。世界中にユーザーを持ち、特にアジア圏では広く利用されています。

Microsoft Officeとの違いを簡単にまとめると以下のようになります。

  • 価格: Microsoft Officeは有料(買い切りまたはサブスクリプション)ですが、WPS Officeには無料で利用できる個人向けプランがあります。
  • 機能: 主要な機能(文書作成、表計算、プレゼン)は共通していますが、高度な機能やビジネス向けの機能(Access、Publisher、Outlookなど)はMicrosoft Officeの方が充実しています。WPS Officeの無料版には一部機能制限があります。
  • 操作感: リボンインターフェースなど、Microsoft Officeに非常に似ており、WordやExcelなどの経験者ならスムーズに移行できます。
  • 互換性: Microsoft Office形式(.docx, .xlsx, .pptx)ファイルの閲覧・編集・保存が可能で、互換性はかなり高いですが、複雑なレイアウトやマクロ、特殊な機能を使ったファイルでは完全に再現できない場合があります。
  • 広告: WPS Office無料版には広告が表示されます。Microsoft Officeには基本的に広告はありません(無料のWeb版などを除く)。

1-2. 無料版で何ができる?使える機能一覧

WPS Office無料版でも、日々のOffice作業に必要な基本的な機能は十分に揃っています。具体的には、以下の3つの主要なアプリケーションが含まれています。

  • Writer (ライター): Microsoft Wordに相当する文書作成ソフトです。

    • 文字入力、編集、装飾(フォント、サイズ、色、太字、斜体など)
    • 段落設定(インデント、行間、配置)
    • 表や画像の挿入、編集
    • ヘッダー・フッター、ページ番号の設定
    • スペルチェック
    • PDF形式での保存
    • Microsoft Word形式(.docx, .doc)ファイルの閲覧・編集・保存
  • Spreadsheets (スプレッドシート): Microsoft Excelに相当する表計算ソフトです。

    • データの入力、編集、書式設定
    • 四則演算、合計、平均などの基本的な関数
    • グラフ作成(棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなど)
    • データの並べ替え、フィルター
    • 条件付き書式
    • PDF形式での保存
    • Microsoft Excel形式(.xlsx, .xls)ファイルの閲覧・編集・保存
  • Presentation (プレゼンテーション): Microsoft PowerPointに相当するプレゼンテーション作成ソフトです。

    • スライドの作成、編集
    • テキスト、画像、図形、グラフの挿入
    • デザインテンプレートの適用
    • アニメーション、画面切り替え効果
    • スライドショーの実行
    • PDF形式での保存
    • Microsoft PowerPoint形式(.pptx, .ppt)ファイルの閲覧・編集・保存

さらに、無料版でも限定的ではありますが、PDFファイルの閲覧や簡単な編集機能も利用できます。

これだけ基本的な機能が揃っていれば、学校のレポート作成、趣味の文書作成、家計簿の管理、簡単なビジネス文書やプレゼン資料作成など、多くの日常的な用途では十分に役立つでしょう。

1-3. 無料版と有料版の決定的な違い(広告、機能制限など)

WPS Officeには無料版の他に、より多くの機能が使える有料版(WPS Office 2 など)があります。無料版と有料版の主な違いは以下の通りです。

  • 広告の有無: 無料版では、アプリケーションの起動時や終了時、または画面の一部に広告が表示されます。有料版では広告は表示されません。これが無料版を使う上で最も気になる点かもしれません。
  • 機能制限: 無料版では、一部の高度な機能やテンプレートなどが制限されている場合があります。例えば、PDF編集機能の一部(ページ編集、テキスト編集など)や、特定の高度な書式設定、マクロ機能などです。有料版ではこれらの制限が解除されます。
  • クラウドストレージ容量: WPS Office独自のクラウドストレージ「WPS Cloud」が利用できますが、無料版では容量が少なく制限されています。有料版ではより大きな容量が提供されます。
  • テンプレートの数: 無料版でも多くのテンプレートが使えますが、有料版の方が利用できるテンプレートの種類や数が豊富です。
  • サポート: 無料版のサポートは限定的です。有料版ではより充実したサポートが受けられます。
  • 商用利用: 無料版は個人利用に限定されている場合が多いです(ライセンス規約をよく確認してください)。有料版は商用利用が可能です。

あなたがもし、広告が表示されても構わない、高度な機能は特に必要ない、というのであれば、無料版でも十分な機能を利用できるでしょう。

1-4. Microsoft Officeとの互換性はどの程度?

WPS Officeの大きな強みの一つが、Microsoft Officeとの高いファイル互換性です。Microsoft Word (.docx)、Excel (.xlsx)、PowerPoint (.pptx) 形式のファイルを、そのまま開いて編集し、同じ形式で保存できます。

これにより、Microsoft Officeを使っている人との間でファイルをやり取りしても、ファイル形式を変換する必要がなく、スムーズに共同作業(というよりファイルの受け渡し)ができます。

互換性のレベルは非常に高く、ほとんどのテキスト、表、画像、グラフ、図形などは問題なく表示・編集できます。しかし、以下のような場合には、レイアウトが多少崩れたり、期待通りに表示されなかったりする可能性もゼロではありません。

  • Microsoft Officeの非常に新しいバージョンで追加された特殊な機能を使っているファイル
  • 複雑なマクロやVBAが組まれたファイル
  • 非常に凝ったスマートアートや特定のグラフ、図形効果などを使っているファイル
  • フォント環境が異なる場合(特に日本語フォント)

これらのケースは、Microsoft Office同士でもバージョンの違いなどで互換性の問題が発生することがあるのと同様です。

結論として、一般的なビジネス文書、学校のレポート、簡単な表計算シート、シンプルなプレゼン資料などであれば、ほぼ問題なく互換性を保てると考えて良いでしょう。もし互換性が気になる場合は、重要なファイルを編集する前に、一度WPS Officeで開いてみて、レイアウトに大きな崩れがないか確認することをおすすめします。

1-5. WPS Office無料版を選ぶメリット・デメリット

ここまで説明した内容を踏まえ、WPS Office無料版を選ぶメリットとデメリットを整理しておきましょう。

メリット:

  • 完全無料: コストをかけずにWord、Excel、PowerPointに相当する機能が手に入る。
  • 高いMicrosoft Office互換性: Officeファイル形式をそのまま扱えるため、ファイル交換がスムーズ。
  • 軽快な動作: 比較的動作が軽く、古いPCやスペックがあまり高くないPCでも動きやすい。
  • Microsoft Officeライクな操作感: Officeを使ったことがある人ならすぐに慣れる。
  • PDF機能: 無料版でもPDFの閲覧や簡単な変換・編集が可能。

デメリット:

  • 広告が表示される: アプリケーション内に広告が表示されるため、気になる人もいるかもしれない。
  • 一部機能制限: 高度な機能やテンプレートの一部が利用できない。
  • 完全互換ではない: 非常に複雑なOfficeファイルでは、レイアウトが崩れる可能性もゼロではない。
  • サポート体制: 無料版のサポートは有料版に比べて限定的。
  • 商用利用不可: 基本的に個人利用に限定される。

これらのメリットとデメリットを比較検討し、あなたのPC利用環境や目的と照らし合わせてみてください。「とにかく無料でOfficeを使いたい」「Microsoft Officeとのファイルやり取りが多いけど、凝った機能は使わない」「広告が表示されても気にしない」という方には、WPS Office無料版は非常に有力な選択肢となるはずです。

第2章:ダウンロード前の準備と確認事項

WPS Office無料版のダウンロードとインストールをスムーズに進めるために、いくつかの事前準備と確認をしておきましょう。これらを怠ると、ダウンロードできなかったり、インストールが失敗したりする原因となることがあります。

2-1. あなたのPCはWPS Officeに対応している?動作環境の確認

WPS OfficeをインストールするPCが、WPS Officeの動作要件を満たしているか確認しましょう。動作環境はWPS Officeのバージョンによって多少異なる場合がありますが、一般的に以下の条件が推奨されています(特にWindows版の場合)。

  • 対応OS: Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 / 11(32ビット版または64ビット版)
    • ※ 最新版のWPS Officeでは、Windows 10/11が推奨される場合が多いです。古いOSをお使いの場合は、公式サイトで対応バージョンを確認してください。
  • CPU: 1 GHz 以上のプロセッサ
  • メモリ(RAM): 1 GB 以上(快適に使うには2 GB以上推奨)
  • ハードディスク空き容量: インストールに約 2~3 GB 程度、さらにデータ保存用に十分な空き容量
  • ディスプレイ: 解像度 1024 x 768 以上

最近のほとんどのPCであれば、上記の要件は満たしているはずですが、念のためご自身のPCのOSバージョンやスペックを確認しておくと安心です。特にハードディスクの空き容量は、インストールだけでなく、今後作成するファイルのために余裕を持たせておきましょう。

PCスペックの確認方法(Windows 10/11の場合):

  1. スタートボタンを右クリックし、「システム」を選択します。
  2. 開いたウィンドウで、OSの種類(Windows 10/11)、システムの種類(32ビット/64ビット)、プロセッサ(CPU)、実装RAM(メモリ)などの情報が表示されます。

2-2. インターネット環境は大丈夫?

WPS Officeのインストーラーファイルをダウンロードするためには、インターネット接続が必須です。また、インストール中やインストール後にアップデートを行う際にもインターネット接続が必要になります。

  • 安定した接続: ダウンロード中に接続が切れると、最初からやり直しになる可能性があります。安定したWi-Fi環境や有線LANでの接続をおすすめします。
  • 通信速度: ファイルサイズはそれほど大きくありませんが、光回線やADSLなど、ある程度の速度が出るインターネット環境の方がスムーズにダウンロードできます。
  • 通信量: ご契約のインターネット回線によっては、ダウンロードによってデータ通信量がかかる場合があります。スマホのテザリングなど、通信容量に制限がある回線を利用する場合は注意が必要です。

2-3. 今使っているOfficeソフトとの関係(共存orアンインストール)

現在、Microsoft Officeなど他のOfficeソフトがインストールされているPCにWPS Officeをインストールすることは可能です。基本的に、WPS Officeは既存のOfficeソフトと共存できます。

しかし、以下の点に注意が必要です。

  • ファイル形式の関連付け: Microsoft Office形式(.docxなど)のファイルをダブルクリックしたときに、どちらのソフトで開くかを設定する必要があります。デフォルトでは後からインストールしたソフトで開かれるように設定されることが多いですが、インストール時に選択できたり、後から手動で変更したりできます。(詳細は後述します)
  • プログラムの競合: ごく稀に、特定の環境下で複数のOfficeソフトがインストールされていることで予期せぬ不具合が発生する可能性もゼロではありません。もし特に理由がなく、既存のOfficeソフトを使わないのであれば、アンインストールしてからWPS Officeをインストールする方がシステムはシンプルになります。

あなたが今後、主にWPS Officeを使うつもりなら、既存のMicrosoft Officeはアンインストールしても良いかもしれません。ただし、もしMicrosoft Officeも今後使う予定があるなら、そのまま共存させておいて問題ありません。

2-4. どこからダウンロードするのが安全?公式サイトの重要性

WPS Officeのインストーラーファイルをダウンロードできるウェブサイトはいくつか存在しますが、最も安全で推奨されるのはWPS Officeの公式サイト(日本語版)です。

公式サイト以外で配布されているファイルは、以下のようなリスクを伴う可能性があります。

  • マルウェアやウイルスの混入: 悪意のある第三者が、正規のインストーラーにウイルスやマルウェアを仕込んで配布している場合があります。
  • 古いバージョン: 機能が古かったり、セキュリティ上の脆弱性が修正されていないバージョンだったりする可能性があります。
  • 非公式な改変: 正規のソフトウェアではない、改変されたバージョンである可能性があります。

必ず「WPS Office 日本語公式サイト」であることを確認し、そこからダウンロードするようにしましょう。検索エンジンで「WPS Office 無料 ダウンロード」などと検索して、上位に表示される公式サイトのリンクをクリックするのが一般的です。

2-5. 偽サイトや悪意のあるファイルに注意!

インターネット上には、有名ソフトウェアのダウンロードサイトを装った偽サイトが多数存在します。これらのサイトからダウンロードすると、WPS Officeだと偽って別のソフトウェアがインストールされたり、ウイルスに感染したりする危険性があります。

公式サイトかどうかを見分けるポイント:

  • URLを確認する: 公式サイトのURLは通常、企業の正式名称やサービス名が含まれており、不自然な文字列や余計な単語が入っていません。日本語版であれば、「wps.com/jp/」のようなドメインであることが多いです。
  • サイトのデザインを確認する: 公式サイトは通常、プロフェッショナルで信頼感のあるデザインになっています。不自然な日本語や誤字脱字が多いサイト、やけに広告が多いサイトには注意が必要です。
  • 運営会社情報を確認する: サイトのフッターなどに記載されている運営会社の情報が、公式サイトと一致しているか確認します。

万が一、怪しいサイトからダウンロードしてしまった場合は、すぐにそのファイルを削除し、ウイルス対策ソフトでPC全体をスキャンすることをおすすめします。

これらの事前準備と確認をしっかりと行っておけば、WPS Officeのダウンロードとインストールを安全かつスムーズに進めることができるはずです。

第3章:【画像で解説】WPS Office 無料版のダウンロード手順(Windows版)

それではいよいよ、WPS Office無料版のインストーラーファイルをダウンロードする手順を見ていきましょう。ここでは最も一般的なWindows版の手順を、画面の遷移をイメージしながら詳しく解説します。

※ 注:公式サイトのデザインやレイアウトは予告なく変更されることがあります。以下の手順は一般的な流れとして参考にしてください。

3-1. 公式サイトにアクセスしよう

まずは、お使いのWebブラウザ(Edge, Chrome, Firefoxなど)を開き、WPS Officeの日本語公式サイトにアクセスします。

一番確実な方法は、検索エンジン(Google, Yahoo!など)で「WPS Office 無料 ダウンロード 公式」といったキーワードで検索し、検索結果に表示される公式サイトのリンクをクリックする方法です。

検索結果には広告や他のダウンロードサイトも表示されることがありますので、必ず「wps.com/jp/」といったドメインを含む、WPS Officeの公式サイトであることを確認してアクセスしてください。

例:Google検索で「WPS Office 無料 ダウンロード 公式」と検索
-> 検索結果の中から、WPS Office公式サイト(例: 日本語公式サイト WPS Office ダウンロード – wps.com/jp/…)を探してクリックする。

3-2. 無料ダウンロードページを探す

公式サイトにアクセスすると、通常はWPS Officeの製品情報や機能紹介、有料版の案内などが表示されます。無料版のダウンロードページやボタンは、サイト内の目立つ場所(トップページの上部や中央、フッターなど)に配置されていることが多いです。

  • 「無料ダウンロード」「無料でお試し」「製品ダウンロード」といったボタンやリンクを探してください。
  • 個人向け無料版と有料版のダウンロードが分かれている場合もあります。「無料版」「個人向け」といった表記を確認しましょう。

迷った場合は、サイト内のナビゲーションメニューに「ダウンロード」「製品情報」などがないか探してみるのも良いでしょう。

3-3. ダウンロードボタンをクリック!

無料版のダウンロードページにたどり着いたら、目的のOS(今回はWindows)用の「ダウンロード」ボタンをクリックします。

ボタンには「無料ダウンロード」「Windows版ダウンロード」などと書かれていることが多いです。クリックする前に、対象のOS(Windows)と「無料版」であることを再度確認しましょう。

クリックすると、ダウンロードが開始されるか、またはダウンロード前に簡単なアンケートが表示されたり、メールアドレス登録を求められたりする場合があります(必須ではないことが多いです)。

3-4. インストーラーファイルを保存する場所を選ぶ

ダウンロードボタンをクリックすると、ブラウザによっては「ファイルを保存しますか?」といった確認メッセージが表示される場合があります。また、保存場所を指定するダイアログボックスが表示されることもあります。

  • 通常は「ダウンロード」フォルダーがデフォルトの保存先として設定されていますが、デスクトップなど、ダウンロード後にすぐに見つけやすい場所を指定することをおすすめします。
  • ファイル名は「wps_office_setup_[バージョン番号].exe」のような実行ファイル名になっているはずです。ファイル名を変更せずにそのまま保存しましょう。

保存場所を指定し、「保存」ボタンをクリックすると、インストーラーファイルのダウンロードが開始されます。

3-5. ダウンロード完了を確認する

ダウンロードが開始されると、ブラウザの下部やダウンロードマネージャーに、ダウンロードの進行状況が表示されます。

  • ダウンロードが完了すると、「ダウンロードが完了しました」といったメッセージが表示されたり、ダウンロードリストからファイルが開けるようになったりします。
  • 指定した保存場所に、ダウンロードしたファイル([ファイル名].exe)が存在するか確認しましょう。ファイルサイズが極端に小さい場合は、正しくダウンロードできていない可能性があります。

ダウンロードにかかる時間は、お使いのインターネット回線速度やPC環境によって異なりますが、通常は数分程度で完了するはずです。

3-6. ダウンロードがうまくいかない時の対処法

もしダウンロード中にエラーが発生したり、ダウンロードが完了しなかったりした場合は、以下の点を確認してみてください。

  • インターネット接続: インターネットに正しく接続されているか、接続が不安定になっていないか確認します。ルーターやモデムの再起動が有効な場合もあります。
  • ブラウザの設定: ブラウザのセキュリティ設定が高すぎたり、特定の拡張機能がダウンロードを妨げている可能性があります。一時的にセキュリティレベルを下げてみたり、他のブラウザで試したりしてみてください。
  • セキュリティソフト: インストーラーファイルがセキュリティソフトによってブロックされている可能性があります。セキュリティソフトの設定を確認し、一時的にダウンロード時のスキャンを無効にしてみる、またはダウンロードしたファイルを除外設定にしてみる(ただし自己責任で)といった方法があります。
  • ハードディスクの空き容量: 保存先に十分な空き容量があるか再度確認します。
  • 公式サイトからのダウンロードか: 怪しいサイトからダウンロードしようとしていないか、URLを再度確認します。
  • 時間帯を変える: サイト側が混み合っている可能性もあります。時間を置いてから再度試してみてください。
  • PCの再起動: PC全体の状態が不安定な場合、再起動することで問題が解決することがあります。

上記を確認しても解決しない場合は、WPS Office公式サイトのヘルプページやサポート情報を参照するか、PCやインターネット環境に詳しい人に相談することをおすすめします。

ダウンロードが無事に完了すれば、次のステップであるインストールに進む準備が整いました。

第4章:【画像で解説】WPS Office 無料版のインストール手順(Windows版)

ダウンロードしたインストーラーファイルを実行して、WPS Office無料版をPCにインストールする手順を解説します。一つ一つのステップを丁寧に進めていきましょう。

※ 注:インストールウィザードのデザインや表示内容は、WPS Officeのバージョンによって多少異なる場合があります。

4-1. ダウンロードしたインストーラーを実行!

前章でダウンロードした「wps_office_setup_[バージョン番号].exe」のようなインストーラーファイルをダブルクリックして実行します。

ファイルは通常、ダウンロード先のフォルダー(例: 「ダウンロード」フォルダーやデスクトップ)にあります。

4-2. 「ユーザーアカウント制御」の確認

インストーラーを実行すると、Windowsの「ユーザーアカウント制御」(UAC)ダイアログが表示される場合があります。

このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という内容のメッセージが表示されます。

発行元が「Kingsoft Internet Software Co.,Ltd.」やそれに準ずる正式なものであることを確認し、「はい」をクリックして許可してください。ここで「いいえ」をクリックすると、インストールは開始されません。

4-3. インストールウィザードの開始

UACを許可すると、WPS Officeのインストールウィザードが開始されます。

最初に、利用規約の同意を求める画面や、インストール先の選択、インストールの種類を選択する画面などが表示されるのが一般的です。

多くの場合、「ようこそ」といったメッセージとともに、次に進むためのボタン(例: 「同意してインストール」や「次へ」)が表示されます。

4-4. 利用規約を必ず確認し、同意する

インストールを開始する前に、WPS Officeの利用規約(ライセンス契約)が表示されます。

利用規約は、そのソフトウェアをどのように使用できるか、無料版の制限事項、プライバシーに関する事項などが記載された非常に重要なものです。 必ず内容を確認し、同意できる場合のみインストールを進めてください。

  • 通常は、利用規約が表示された画面の下部に「□ 利用規約を読み、同意します」のようなチェックボックスがあります。
  • チェックボックスをオンにしないと、次のステップに進めないようになっています。
  • 内容を確認したら、チェックボックスをオンにし、次に進むためのボタン(例: 「同意してインストール」「次へ」)をクリックします。

4-5. インストール先フォルダーを選択する(迷ったらデフォルトでOK)

次に、WPS OfficeをPCのどこにインストールするか(インストール先フォルダー)を選択する画面が表示される場合があります。

  • 通常は「C:\Program Files\Kingsoft\WPS Office」のような、Windowsのプログラムフォルダー内がデフォルトとして設定されています。
  • 特別な理由がない限り、デフォルトのインストール先を変更する必要はありません。 デフォルトの場所にインストールすることで、OSや他のプログラムとの連携がスムーズに行われることが多いです。
  • もしインストール先を変更したい場合は、「変更」ボタンなどをクリックして、インストールしたいフォルダーを指定します。ただし、システムが管理するフォルダーや、十分な空き容量がないドライブなどは避けた方が無難です。

インストール先を確認または指定したら、次に進むボタンをクリックします。

4-6. インストールの種類を選択(標準インストールで十分)

インストールウィザードによっては、「標準インストール」や「カスタムインストール」を選択できる場合があります。

  • 標準インストール: WPS Officeの一般的な機能をすべてインストールする、最も推奨される方法です。迷ったらこれを選びましょう。
  • カスタムインストール: インストールするコンポーネント(Writerだけ、Spreadsheetsは不要など)や、詳細な設定を自分で行う方法です。特別な理由がない限り、カスタムインストールを選ぶ必要はありません。

今回は無料版の導入が目的ですので、「標準インストール」を選択するのが最も簡単で確実です。標準インストールを選択したら、次に進むボタンをクリックします。

4-7. いよいよインストール開始!完了まで待とう

ここまでの設定が完了すると、いよいよWPS Officeのインストールが開始されます。

  • インストールの進行状況を示すプログレスバーが表示されます。
  • インストール中は、PCの操作が一時的に重くなったり、他のアプリケーションの動作が不安定になったりすることがあります。インストールが完了するまでは、他の重い作業は控え、PCの電源を切らないようにしましょう。
  • インストールにかかる時間は、PCのスペックや環境によって異なりますが、通常は数分から十数分程度で完了します。

じっと待っていれば大丈夫です。コーヒーブレイクでもしながら、インストールが完了するのを待ちましょう。

4-8. インストール完了の確認と初回起動

インストールが完了すると、「インストールが完了しました」「WPS Officeへようこそ」といったメッセージが表示されます。

  • インストールウィザードの最後の画面には、「WPS Officeを起動する」や「スタートアップアイコンを作成する」といったチェックボックスがある場合があります。
  • すぐにWPS Officeを起動してみたい場合は、「WPS Officeを起動する」にチェックが入っていることを確認し、「完了」「終了」といったボタンをクリックします。

完了ボタンをクリックすると、WPS Officeが自動的に起動するか、またはデスクトップやスタートメニューに作成されたアイコンから手動で起動できるようになります。

4-9. 初回起動時の設定(テーマ選択、アカウントなど)

WPS Officeを初めて起動すると、いくつかの初期設定を求められる場合があります。

  • テーマ選択: アプリケーションの見た目(カラフル、ホワイト、クラシックなど)を選択できます。お好みのものを選んでください。
  • WPSアカウント: WPS Cloudなどのオンラインサービスを利用するために、WPSアカウントへのログインまたは新規作成を求められる場合があります。必須ではありませんが、クラウドストレージを利用したい場合は作成しておくと便利です。スキップすることも可能です。
  • ファイル形式の関連付け: Microsoft Office形式のファイルをデフォルトでWPS Officeで開くか、といった設定を求められることがあります。「はい」または「後で設定する」などを選択できます。後からWindowsの設定で変更することも可能です。

これらの初期設定を終えると、WPS Officeのアプリケーションが使える状態になります。

4-10. デスクトップアイコンやスタートメニューから起動してみよう

インストールが完了すると、通常は以下の場所にWPS Officeのアイコンが作成されます。

  • デスクトップ: インストール時にチェックを入れた場合などに、WPS Officeのランチャーアイコンや各アプリケーション(Writer, Spreadsheets, Presentation)のアイコンが作成されます。
  • スタートメニュー: Windowsのスタートボタンをクリックして表示されるプログラム一覧の中に、「WPS Office」というフォルダーや、各アプリケーションのアイコンが追加されています。

これらのアイコンをクリックすることで、WPS Officeの各アプリケーションを起動できます。

4-11. インストール中にエラーが発生した場合の対処法

インストール中にエラーメッセージが表示されたり、途中でフリーズしてしまったりした場合は、以下の対処法を試してみてください。

  • PCの再起動: 一時的なシステムの問題である可能性があります。PCを再起動してから、もう一度インストーラーを実行してみてください。
  • インストーラーの再ダウンロード: ダウンロードしたインストーラーファイルが破損している可能性があります。前章の手順に従って、公式サイトからもう一度ファイルをダウンロードし直してから、インストールを試してみてください。ダウンロード時にはセキュリティソフトを一時的に無効にするのも一つの方法です(完了したら忘れずに戻してください)。
  • 管理者として実行: インストーラーファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行してみてください。権限不足でインストールが中断されるのを防げます。
  • セキュリティソフトの確認: セキュリティソフトがインストールをブロックしている可能性があります。セキュリティソフトの設定を確認し、WPS Officeのインストールを許可するか、一時的に無効にしてみる(インストール完了後に戻す)といった対処法があります。
  • 他のプログラムを閉じる: インストール中に他のアプリケーションが起動していると、競合してエラーの原因となることがあります。可能な限り他のアプリケーションをすべて閉じてから、インストールを試してみてください。
  • ハードディスクの空き容量確認: インストールに必要な空き容量が不足している可能性があります。不要なファイルを削除するなどして、十分な空き容量を確保してから再度試してください。

これらの対処法を試しても解決しない場合は、WPS Officeの公式サイトでFAQやサポート情報を確認するか、詳細なエラーメッセージを控えて専門家や詳しい人に相談することをおすすめします。

無事にインストールが完了すれば、あなたは無料でOfficeソフトを使う環境を手に入れることができました!

第5章:インストール後にやること・知っておくこと

WPS Office無料版のインストールが完了したら、実際にアプリケーションを起動して、いくつかの基本的な操作や設定を確認してみましょう。ここでは、特に無料版を使う上で知っておきたいポイントを中心に解説します。

5-1. 各アプリケーション(Writer, Presentation, Spreadsheets)を起動してみる

インストールが成功していれば、スタートメニューやデスクトップから各アプリケーションを起動できます。

  • Writer (文書作成): 主に「筆アイコン」や「W」の文字で表示されることが多いです。クリックするとWriterが起動し、新しい文書を作成したり、既存の文書を開いたりできます。Microsoft Wordを使ったことがある方なら、その操作画面やメニュー構成にすぐに慣れるはずです。
  • Spreadsheets (表計算): 主に「表計算アイコン」や「S」の文字で表示されることが多いです。クリックするとSpreadsheetsが起動し、新しいシートを作成したり、既存のシートを開いたりできます。Microsoft Excelに非常によく似ています。
  • Presentation (プレゼンテーション): 主に「プレゼンアイコン」や「P」の文字で表示されることが多いです。クリックするとPresentationが起動し、新しいスライドを作成したり、既存のスライドを開いたりできます。Microsoft PowerPointの経験者なら迷わないでしょう。

まずはそれぞれのアプリケーションを起動してみて、どんな画面なのか、どんなメニューがあるのかを確認してみると良いでしょう。

5-2. Microsoft Officeファイルを開いて互換性をチェック

WPS Officeの大きな利点はMicrosoft Officeファイルとの互換性です。手元にMicrosoft Office形式のファイル(.docx, .xlsx, .pptx)があれば、WPS Officeで開いてみましょう。

開き方:

  1. WPS Officeのいずれかのアプリケーションを起動します。
  2. メニューバーの「ファイル」をクリックし、「開く」を選択します。
  3. 開きたいMicrosoft Office形式のファイルが保存されている場所を指定し、ファイルを選択して「開く」をクリックします。

または、Windowsのエクスプローラー上でMicrosoft Office形式のファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「WPS Office [アプリケーション名]」を選択して開くこともできます。インストール時にWPS Officeをデフォルトのプログラムとして設定した場合は、ファイルをダブルクリックするだけでWPS Officeで開きます。

開いたファイルを確認し、レイアウトや書式が元のファイルと大きく異なっていないか、画像や表などが正しく表示されているかをチェックしてみてください。ほとんどの場合は問題なく表示されるはずですが、前述の通り、複雑なファイルでは若干の崩れが発生する可能性もあります。

5-3. ファイルの保存方法(WPS形式とOffice形式)

WPS Officeで作成・編集したファイルは、WPS独自の形式(.wps, .et, .dps)またはMicrosoft Office形式(.docx, .xlsx, .pptx)で保存できます。

保存手順:

  1. ファイルを編集した後、メニューバーの「ファイル」をクリックします。
  2. 「名前を付けて保存」を選択します。
  3. 保存先フォルダーを指定します。
  4. 「ファイルの種類」のドロップダウンリストから、保存したい形式を選択します。
    • WPS独自の形式: ファイル名の拡張子が .wps, .et, .dps となります。WPS Officeで開く場合に適しています。
    • Microsoft Office形式: Word (.docx), Excel (.xlsx), PowerPoint (.pptx) 形式を選択できます。Microsoft Officeユーザーとファイルをやり取りする場合や、将来的にMicrosoft Officeで開く可能性がある場合に選択します。
  5. ファイル名を入力します。
  6. 「保存」ボタンをクリックします。

ポイント:

  • 他の人とファイルを共有する場合は、Microsoft Office形式(.docx, .xlsx, .pptx)で保存するのが最も互換性が高く確実です。
  • 自分だけでWPS Officeを使ってファイルを管理する場合は、WPS独自の形式で保存しても問題ありません。

5-4. 無料版の広告について(どこに表示される?消せる?)

WPS Office無料版を使用する上で最も重要な注意点が「広告」です。無料であることと引き換えに、広告が表示される仕様になっています。

広告の表示場所と頻度:

  • アプリケーションの起動時/終了時: アプリケーションを起動したり終了したりする際に、広告が表示されるポップアップウィンドウや画面が表示されることがあります。
  • アプリケーション画面内: アプリケーションウィンドウの右上や下部、またはタスクウィンドウの一部などに、小さめのバナー広告が表示されることがあります。
  • ファイル保存時など: 特定の操作を行った際に、広告が表示されることもあります。

広告を消すことはできる?

基本的に、WPS Office無料版に表示される広告を完全に非表示にすることはできません。 これは無料版の制約であり、開発元が無料サービスを提供するための収益源となっています。

広告の表示頻度や位置は、バージョンアップによって変更される可能性があります。もし広告がどうしても煩わしいと感じる場合は、有料版へのアップグレードを検討する必要があります。

無料版を使う場合は、「広告が表示されるのは当然」と割り切って利用するのが精神衛生上良いでしょう。

5-5. ファイル形式の関連付け設定

Microsoft Office形式のファイル(.docx, .xlsx, .pptx)をダブルクリックしたときに、常にWPS Officeで開くように設定するかどうかは、インストール時または後から設定できます。

Windowsの設定でファイル形式の関連付けを変更する手順(Windows 10/11の場合):

  1. スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. 「アプリ」→「既定のアプリ」を選択します。
  3. 下の方にスクロールし、「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」をクリックします。
  4. ファイル形式(例: .docx)ごとに、関連付けられているアプリの一覧が表示されます。
  5. 目的のファイル形式を探し(例: .docx)、右側に表示されている現在のアプリ名をクリックします。
  6. 「アプリを選ぶ」というウィンドウが表示されるので、リストから「WPS Office Writer」(.docxの場合)を選択します。もしリストに表示されない場合は、「その他のオプション」や「PCで別のアプリを探す」からWPS Officeの実行ファイル(インストール先のフォルダーにある wps.exe など)を指定することもできます。
  7. 他のファイル形式(.xlsx, .pptxなど)についても同様に設定を変更します。

この設定を行えば、今後そのファイル形式のファイルをダブルクリックするだけで、WPS Officeで素早く開くことができるようになります。

5-6. 基本的な設定変更(言語、自動保存など)

WPS Officeには、使いやすさを向上させるためのさまざまな設定項目があります。特に確認しておきたい設定は以下の通りです。

  • 言語設定: 通常はPCのOS言語に合わせて自動設定されますが、もし表示言語がおかしい場合は、WPS Officeのメニューから「ツール」→「オプション」→「言語」といった項目で変更できる場合があります。
  • 自動保存: 作業中のファイルが予期せぬトラブル(PCのフリーズや停電など)で失われるのを防ぐために、一定間隔でファイルを自動保存する設定を確認しておきましょう。「ツール」→「オプション」→「保存」といった項目で、自動保存の間隔(例: 10分ごと)を設定できます。
  • デフォルトのファイル形式: 新しいファイルを保存する際に、デフォルトでWPS形式にするか、Microsoft Office形式にするかなどを設定できる場合があります。

これらの設定は、各アプリケーションの「ツール」メニューや「ファイル」メニュー内の「オプション」や「設定」といった項目からアクセスできます。自分にとって使いやすいようにカスタマイズしてみましょう。

これらの基本的な操作と設定をマスターすれば、WPS Office無料版でファイルの作成、編集、保存、共有といった一連の作業をスムーズに行えるようになるでしょう。

第6章:WPS Office 無料版をさらに使いこなすヒント

WPS Office無料版をインストールして基本的な操作に慣れてきたら、さらに便利に使いこなすためのヒントをいくつかご紹介します。無料版でも活用できる機能や、作業効率を上げるための情報です。

6-1. WPS Cloudの利用(無料版の制限を知る)

WPS Officeには、ファイルをオンライン上に保存・共有できる独自のクラウドストレージサービス「WPS Cloud」があります。無料版のWPSアカウントでも利用可能です。

  • WPS Cloudの利点:
    • インターネットに繋がっていれば、どのPCやデバイスからでもファイルにアクセスできる。
    • ファイルのバックアップとして利用できる。
    • ファイルを他のWPS Officeユーザーと共有できる(無料版では機能が限定される場合があります)。
  • 無料版のWPS Cloud容量: 無料版アカウントで利用できるWPS Cloudの容量は限定されています(通常は1GBなど)。大きなファイルや多数のファイルを保存するには容量不足になる可能性があります。

WPS Cloudを利用するには、WPS Officeのアプリケーション内からログインするか、WPS Office公式サイトでWPSアカウントを作成する必要があります。容量制限を理解した上で、ファイルのバックアップや簡単な共有に活用すると便利です。

6-2. 豊富なテンプレートを活用しよう

WPS Officeには、文書、表計算、プレゼンテーションなど、さまざまな用途に合わせたデザインテンプレートが多数用意されています。これらのテンプレートを利用することで、ゼロから作成するよりも効率的に、見栄えの良い資料を作成できます。

  • テンプレートの探し方:
    • WPS Officeのアプリケーションを起動した際、「新しい文書/シート/スライド」を作成する画面に、テンプレートのギャラリーが表示されることが多いです。
    • アプリケーション内のメニュー(例: 「ファイル」→「新規作成」)からテンプレートを選択できる場合もあります。
  • テンプレートの種類: 履歴書、請求書、カレンダー、企画書、プレゼンテーションのデザインなど、ビジネスやプライベートで使える多様なテンプレートがあります。

無料版でも多くのテンプレートが利用可能ですが、一部の高品質なテンプレートは有料版限定の場合があります。まずは無料版で利用できるテンプレートを色々試してみて、自分の目的に合ったものがないか探してみましょう。

6-3. 無料版で使えるPDF編集機能

WPS Office無料版でも、PDFファイルに関する基本的な機能を利用できます。

  • PDFの閲覧: PDFファイルをWPS Officeで開いて内容を確認できます。
  • PDFへの変換: Writer、Spreadsheets、Presentationで作成したファイルを、PDF形式で保存できます(「ファイル」→「名前を付けて保存」でファイル形式をPDFに選択)。
  • 簡単な編集: 無料版では限定的ですが、PDFファイルに注釈を追加したり、テキストの一部をハイライトしたり、簡単なページの並べ替えや削除などができる場合があります。

より高度なPDF編集(テキストの直接編集、画像の追加・削除、PDFフォームの作成など)を行いたい場合は、有料版のWPS Officeや専用のPDF編集ソフトが必要になります。無料版のPDF機能は、あくまで補助的なものと捉えましょう。

6-4. 作業効率UP!便利なショートカットキー

Microsoft Officeと同様に、WPS Officeでも多くのショートカットキーが利用できます。よく使うショートカットキーを覚えれば、マウス操作なしで素早くコマンドを実行でき、作業効率が格段に向上します。

例:

  • Ctrl + C: コピー
  • Ctrl + V: 貼り付け
  • Ctrl + X: 切り取り
  • Ctrl + Z: 元に戻す
  • Ctrl + S: 上書き保存
  • Ctrl + N: 新規作成
  • Ctrl + O: 開く
  • Ctrl + P: 印刷
  • Ctrl + B: 太字
  • Ctrl + I: 斜体
  • Ctrl + U: 下線

これらの基本的なショートカットキーは、ほとんどのOfficeソフトで共通して使えます。積極的に活用してみてください。WPS Office独自のショートカットキーや、各アプリケーション固有のショートカットキーもありますので、必要に応じてヘルプ機能などで調べてみると良いでしょう。

6-5. ヘルプ機能とサポート情報の探し方

WPS Officeの使い方で困ったときや、特定の機能について知りたいときは、ヘルプ機能を活用しましょう。

  • アプリケーション内のヘルプ: 各アプリケーションのメニューバーに「ヘルプ」や「?」アイコンがあることが多いです。ここから、WPS Officeのヘルプドキュメントを開いたり、オンラインヘルプにアクセスしたりできます。
  • 公式サイトのFAQやサポート情報: WPS Officeの公式サイトには、よくある質問(FAQ)や、トラブルシューティングに関する情報が掲載されています。困ったときは、公式サイトのサポートページを確認してみましょう。

無料版の場合、個別のメールや電話によるサポートは期待できないことが多いですが、ヘルプドキュメントや公式サイトの情報で多くの問題は解決できるはずです。

6-6. WPS Officeを常に最新の状態に保つ(アップデート)

WPS Officeは定期的にアップデートが行われ、機能改善やバグ修正、セキュリティ対策などが含まれます。常に最新バージョンを利用することで、より快適かつ安全にWPS Officeを利用できます。

  • アップデートの確認: WPS Officeのアプリケーションを起動した際に、新しいバージョンが利用可能であることを通知されることがあります。また、アプリケーション内のメニュー(例: 「ツール」→「アップデートを確認」や「ヘルプ」→「バージョン情報」)から手動でアップデートを確認できる場合があります。
  • アップデートの実行: アップデート通知が表示されたら、指示に従ってダウンロード・インストールを実行しましょう。インターネット接続が必要です。

アップデートは、セキュリティ上のリスクを低減するためにも非常に重要です。通知が表示されたら、できるだけ速やかにアップデートを行うことをおすすめします。

これらのヒントを活用することで、WPS Office無料版をより快適に、そして効率的に使いこなすことができるようになるはずです。無料とは思えないほどの多機能性を、ぜひ体験してみてください。

第7章:困ったときに役立つ!トラブルシューティングQ&A

WPS Officeのダウンロード、インストール、使用中に予期せぬ問題が発生することがあります。ここでは、よくあるトラブルとその解決策をQ&A形式でまとめました。困ったときは、まずここを確認してみてください。

7-1. インストールが途中で止まってしまう

Q: インストールウィザードの途中でプログレスバーが進まなくなったり、フリーズしたりします。どうすれば良いですか?

A: いくつかの原因が考えられます。以下の対処法を試してみてください。

  1. PCの再起動: 一時的なシステム不安定性の可能性があります。PC全体を再起動してから、再度インストーラーを実行してみてください。
  2. インストーラーの再ダウンロード: ダウンロードしたファイルが破損しているかもしれません。公式サイトからインストーラーファイルをもう一度ダウンロードし直し、新しいファイルでインストールを試してください。ダウンロード時にはセキュリティソフトを一時的に無効にしてみるのも有効です。
  3. 管理者として実行: インストーラーファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行してみてください。適切な権限がないとインストールが完了しない場合があります。
  4. セキュリティソフトの一時停止: セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)が、インストールのプロセスやファイルを誤って脅威と判断し、ブロックしている可能性があります。インストール中だけセキュリティソフトを一時的に無効にしてみて、完了したらすぐに有効に戻してください。(この操作は自己責任で行ってください)
  5. ハードディスクの空き容量確認: インストールに必要なディスク容量が不足している可能性があります。PCのドライブの空き容量を確認し、十分な空き容量(目安として3~5GB以上)があるか確認してください。
  6. 他のプログラムをすべて閉じる: インストール中に他のアプリケーションが起動していると、システムリソースを消費したり、ファイルにアクセスして競合を起こしたりすることがあります。インストールを開始する前に、開いているアプリケーションをすべて閉じてください。

7-2. 起動しない・動作が重い

Q: インストールはできたようですが、WPS Officeが起動しません。または、起動しても動作が非常に重いです。

A: 以下の点を確認してみてください。

  1. PCの再起動: 一時的な問題であれば、PCを再起動することで解決することが多いです。
  2. 動作環境の確認: 第2章で解説した動作環境を再度確認してください。特にメモリ(RAM)が不足している場合、動作が重くなることがあります。無料版は比較的軽いですが、PCのスペックが最低要件ギリギリの場合、快適な動作は難しいかもしれません。
  3. PCのリソース使用状況: WPS Office起動中(または起動しようとしている最中)に、タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Escで起動)を開いて、CPUやメモリの使用率を確認してみてください。もしWPS Office以外のプロセスが大量にリソースを消費している場合、それが原因かもしれません。
  4. WPS Officeの修復または再インストール: インストールが不完全に終わった可能性があります。Windowsの「設定」→「アプリ」からWPS Officeを選択し、「変更」または「修復」といったオプションがあれば試してみてください。それでも改善しない場合は、一度WPS Officeをアンインストールしてから、再度クリーンな状態でインストールし直すことをおすすめします。
  5. アップデートの確認: 最新バージョンにアップデートすることで、パフォーマンスが改善されることがあります。インターネットに接続し、アップデートを確認してみてください。
  6. セキュリティソフトとの干渉: まれにセキュリティソフトがWPS Officeの動作を妨げていることがあります。セキュリティソフトの設定を確認してみてください。

7-3. Officeファイルを開いたらレイアウトが崩れた

Q: Microsoft Officeで作成したファイル(.docxなど)をWPS Officeで開いたら、文字の位置がずれたり、表や画像が崩れたりしてしまいます。

A: これは、WPS OfficeとMicrosoft Office間の完全な互換性が保証されているわけではないことに起因します。特に以下のようなファイルで発生しやすいです。

  1. 複雑な書式設定やレイアウト: 段組、複雑な表組み、特定の図形やスマートアート、特殊効果などが使用されているファイル。
  2. 使用しているフォント: WPS OfficeがインストールされているPCに、元のファイルで使用されているフォントがない場合、代替フォントで表示されるためレイアウトが崩れることがあります。
  3. マクロやVBA: マクロやVBAが組み込まれたファイルは、WPS Officeでは正しく動作しないか、レイアウトが崩れることがあります。
  4. Microsoft Officeの最新機能: Microsoft Officeの非常に新しいバージョンで追加された機能やファイル形式(古いWPS Officeの場合)は、対応していない可能性があります。

対処法:

  • レイアウト崩れを許容する: 多少の崩れであれば、WPS Office側で手動で修正して使用します。
  • シンプルな形式でファイルを保存し直してもらう: ファイルをやり取りする相手に、よりシンプルな書式で保存し直してもらうか、PDF形式で出力してもらうことを検討します。
  • 互換性を重視するならMicrosoft Officeを使う: 重要なビジネス文書などで、レイアウトの崩れが許されない場合は、残念ながらMicrosoft Officeを使用するしかありません。WPS Officeは「互換性は高いが完全ではない」と理解しておく必要があります。
  • フォントのインストール: レイアウト崩れの原因がフォント不足である可能性もあります。元のファイルで使用されているフォントをWPS OfficeをインストールしたPCにインストールすることで改善される場合があります。

7-4. 広告がどうしても気になる…

Q: 無料版の広告が作業中に邪魔で集中できません。どうにかなりませんか?

A: 残念ながら、WPS Office無料版の広告を完全に非表示にする公式な方法は存在しません。 広告が表示されることと引き換えに無料で利用できるサービスだからです。

  • 広告が表示されるタイミングや位置に慣れる: 多くの場合、広告はアプリケーションの端に表示されたり、操作の合間に一時的に表示されたりします。しばらく使っているうちに、あまり気にならなくなることもあります。
  • 有料版へのアップグレードを検討する: 広告を一切表示させたくない場合は、WPS Officeの有料版を購入するしかありません。有料版では広告がなくなり、さらに多くの機能が利用できるようになります。もしWPS Officeを頻繁に使い、広告によるストレスが大きいと感じるなら、有料版のコストを考慮してみる価値はあります。
  • 非公式な広告ブロックツール: インターネット上には、特定のアプリケーションの広告をブロックすると謳う非公式なツールが存在することがありますが、これらはマルウェアが含まれていたり、WPS Officeの正常な動作を妨げたりするリスクがあります。公式サイトや信頼できる情報源以外からのソフトウェア利用は推奨しません。

7-5. 無料版から有料版にアップグレードしたい

Q: WPS Office無料版を使ってみて気に入りました。有料版にアップグレードするにはどうすれば良いですか?

A: WPS Office無料版から有料版(例: WPS Office 2 など)へのアップグレードは、通常、アプリケーション内または公式サイトから行うことができます。

  1. アプリケーション内から: WPS Officeのアプリケーションを開くと、広告が表示されている箇所や、メニュー内に「アップグレード」「有料版について」といったボタンやリンクがあることが多いです。これをクリックすると、有料版の案内ページや購入手続きの画面に進めます。
  2. 公式サイトから: WPS Officeの公式サイトにアクセスし、「製品情報」「購入」「有料版」といったメニューを探します。そこから有料版の製品を選択し、購入手続きを行います。

アップグレードの手順は、お使いのWPS Officeのバージョンや公式サイトの仕様によって異なります。画面の指示に従って手続きを進めてください。購入が完了すると、ライセンスキーなどが提供され、無料版から有料版の機能が使えるようになります。

7-6. WPS Officeをアンインストールしたい

Q: WPS Officeを使わなくなったので、PCから削除したいです。どうすれば良いですか?

A: Windows標準の機能でアンインストールできます。

  1. Windowsの設定を開く: スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. アプリの項目を開く: 設定ウィンドウで「アプリ」→「アプリと機能」を選択します。
  3. WPS Officeを探す: インストールされているアプリケーションの一覧が表示されます。リストの中から「WPS Office」を探してクリックします。
  4. アンインストールを実行: 「WPS Office」を選択すると、「アンインストール」ボタンが表示されます。このボタンをクリックします。
  5. 確認と実行: 「このアプリとその関連情報がアンインストールされます。」といった確認メッセージが表示されるので、「アンインストール」をクリックします。アンインストールウィザードが開始される場合がありますので、画面の指示に従って進めます。

アンインストールが完了すると、PCからWPS Officeが削除されます。アンインストール中にエラーが発生したり、完了しない場合は、PCを再起動してから再度アンインストールを試みるか、WPS Office公式サイトで提供されている専用のアンインストールツールがないか確認してみてください。

これらのトラブルシューティング情報は、WPS Officeを利用する上で発生しうる一般的な問題への対処法です。もし上記で解決しない問題や、より複雑な問題に遭遇した場合は、WPS Officeの公式サイトのサポート情報を参照するか、専門家への相談を検討してください。

まとめ:これで安心!あなたのWPS Office導入は「バッチリ」です

この記事では、無料Officeスイート「WPS Office」のダウンロードからインストール、そして基本的な使い方やトラブルシューティングまで、あなたがスムーズにWPS Officeを使い始められるように、あらゆる情報を詰め込んで解説しました。

WPS Office無料版は、Microsoft Officeとの高い互換性を持ちながら、文書作成(Writer)、表計算(Spreadsheets)、プレゼンテーション(Presentation)といった主要な機能を無料で利用できる、非常にコストパフォーマンスに優れたソフトウェアです。レポート作成、家計簿管理、簡単な資料作りなど、多くの日常的なOffice作業であれば、無料版でも十分にその能力を発揮してくれるでしょう。

もちろん、無料版には広告が表示される、一部機能に制限があるといったデメリットもあります。しかし、これらの点を理解した上で利用すれば、有料のOfficeソフトを購入することなく、PCでの Office作業環境を手に入れることができるのです。

この記事で紹介した手順に従って、WPS Officeの公式サイトから安全にダウンロードし、インストールを進めれば、きっと「これでバッチリ!」と実感できるはずです。

もし途中で分からないことや問題が発生しても、第7章で解説したトラブルシューティング情報を参考に、落ち着いて対処してみてください。ほとんどの場合は解決できるはずです。

まずは気軽にWPS Office無料版をダウンロードして、その使いやすさと機能性を体験してみてください。あなたのPCライフが、WPS Officeの導入でさらに便利で豊かなものになることを願っています。

さあ、今日からWPS Officeで、あなたの創造力や作業効率を解放しましょう!


免責事項:
この記事は、WPS Office無料版の一般的なダウンロード・インストール方法について解説するものです。WPS Officeの仕様や公式サイトのデザイン、動作環境、利用規約などは、将来的に変更される可能性があります。最新の情報は、必ずWPS Officeの公式サイトでご確認ください。また、記事の内容は執筆時点の情報に基づいており、その正確性、完全性、有用性を保証するものではありません。WPS Officeの利用によって生じたいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いません。ソフトウェアの利用および設定変更は、ご自身の判断と責任において行ってください。


上記で約5000語の詳細な記事となりました。目次構成に沿って、各項目を深く掘り下げ、具体的な手順や注意点、メリット・デメリット、トラブルシューティングなどを網羅したつもりです。読者がWPS Office無料版の導入に成功し、「バッチリ」と思えるような内容を目指しました。

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