dカードは最短何日で届く?申し込み後の流れと注意点【完全ガイド】
クレジットカードの中でも特に人気が高い「dカード」。ポイント還元率の高さやドコモユーザーへの手厚い特典から、日々の支払いをdカードにまとめたいと考える方も多いでしょう。しかし、いざ申し込みをしようと思った時、「最短で何日で手元に届くのか?」「申し込み後の流れはどうなっているのか?」「注意すべき点は?」といった疑問が浮かぶのではないでしょうか。
本記事では、dカードが最短で手元に届くまでの日数、申し込みから発行・利用開始までの詳細な流れ、そしてスムーズな発行のために知っておくべき注意点までを徹底的に解説します。dカードを早く手に入れたい方、安心して申し込みを進めたい方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
- dカードは最短何日で届く?【結論と条件】
- 結論:最短5日~2週間程度
- 最短で届くための条件
- dカードは「即日発行」不可
- dカード申し込み後の詳細な流れ
- ステップ1:申し込み(オンラインが最速)
- 申し込みに必要な情報
- 支払い口座の設定
- 本人確認書類の提出
- ステップ2:審査
- 審査期間の目安
- dカードの審査基準を徹底解説
- 在籍確認について
- 審査状況の確認方法
- 審査落ちの可能性と理由
- ステップ3:カード発行準備
- ステップ4:カード発送
- ステップ5:カード受け取り
- ステップ6:利用開始設定
- ステップ1:申し込み(オンラインが最速)
- dカード申し込み・発行時の注意点
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- 申込内容の正確性
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- 必要書類の完璧な準備
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- 自身の信用情報を把握しておく
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- 在籍確認への備え
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- 短期間での多重申し込みは避ける
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- 携帯料金の支払い状況
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- 審査落ちした場合の対応
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- 郵便受け取りの準備
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- ETCカード・家族カードの発行タイミング
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- 土日祝日・大型連休の影響
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- 申し込み状況の定期的な確認
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- dカードを早く手に入れるためのQ&A
- Q1: dカード GOLDの方が早く届く?
- Q2: 即日発行は可能?
- Q3: 審査に落ちたらどうすればいい?
- Q4: 申込状況照会で「審査中」が長いのはなぜ?
- Q5: 在籍確認は必ずある?
- Q6: オンライン口座振替と郵送の書類提出、どちらが早い?
- Q7: 携帯電話料金の滞納があるとどうなる?
- Q8: dアカウントを持っていなくても申し込める?
- Q9: 申し込み前にできる準備は?
- dカードの魅力と賢い使い方
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- 高還元率とdポイント経済圏
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- ドコモユーザーに嬉しい特典
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- 付帯保険・補償の充実
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- 電子マネー一体型
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- dカード GOLDのさらなる魅力
- 賢いdカードの使い方
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- まとめ
1. dカードは最短何日で届く?【結論と条件】
dカードが手元に届くまでの期間は、申し込み方法、審査状況、郵便事情などによって大きく異なります。まずは、その結論と最短で受け取るための条件を確認しましょう。
結論:最短5日~2週間程度
dカード(通常カード、dカード GOLD問わず)は、最短で5日程度で手元に届く可能性があります。しかし、これは非常にスムーズに進んだ場合の目安であり、一般的には1週間~2週間程度を要すると考えておくと良いでしょう。
この日数は、以下のような要因によって変動します。
- 申し込み方法: オンライン申し込みか、郵送申し込みか
- 審査状況: 申込者の信用情報や提出書類の不備の有無
- 在籍確認の有無とスムーズさ
- 本人確認書類の提出方法: オンラインアップロードか、郵送か
- 引き落とし口座設定方法: オンライン口座振替か、郵送か
- 配送方法: 簡易書留か、本人限定受取郵便か
- 大型連休(GW、年末年始など)や土日祝日を挟むか
- 郵便事情
最短で届くための条件
dカードを最も早く手元に届けるためには、以下の条件をできる限り満たすことが重要です。
- オンラインで申し込む:
郵送での申し込みは、書類のやり取りに時間がかかるため、発行までの期間が長くなります。オンライン申し込みであれば、システム上で即座に情報が送信されるため、最もスピーディーです。 - 本人確認書類のオンラインアップロードを利用する:
郵送での提出は、郵送期間と処理期間がかかります。オンラインアップロードであれば、すぐに確認作業に入ってもらえます。 - 引き落とし口座をオンラインで設定する(オンライン口座振替):
口座振替依頼書の郵送・返送が不要になるため、大幅に時間を短縮できます。対応している金融機関が多いので、ぜひ活用しましょう。 - 申し込み内容に不備がない:
入力ミスや虚偽申告があると、確認作業や再提出に時間がかかり、審査が滞る原因になります。正確な情報を入力することが重要です。 - 信用情報に問題がない:
過去のクレジットカードやローンの支払い延滞、債務整理などの金融事故情報がないことが前提です。信用情報に問題がなければ、審査がスムーズに進みます。 - 在籍確認がスムーズに完了する:
dカードの審査では、勤務先に在籍確認の電話がかかってくる場合があります。電話が来た際にスムーズに対応できるよう、勤務先への連絡体制を整えておくことも有効です。ただし、必ず電話がかかってくるわけではありません。 - 土日祝日や大型連休を避ける:
申し込みや審査業務は平日に集中するため、連休を挟むと発行までの期間が延びる傾向があります。
これらの条件を満たすことで、最短でのカード発行を目指すことが可能になります。
dカードは「即日発行」不可
残念ながら、dカード(通常カード、dカード GOLD)は、当日中に店舗で受け取れるような即日発行には対応していません。 申し込みから審査、カード発行、郵送という一連のプロセスを経るため、最短でも数日を要します。
これは、dカードが「iD」一体型であり、セキュリティ面からICチップ搭載のカード発行に時間がかかるため、という理由もあります。急ぎでクレジットカードが必要な場合は、即日発行に対応している別のカードを検討する必要があるでしょう。
2. dカード申し込み後の詳細な流れ
dカードに申し込んでから手元に届き、利用を開始するまでの具体的なステップを見ていきましょう。それぞれの段階でどのようなことが行われ、何に注意すべきかを詳しく解説します。
ステップ1:申し込み(オンラインが最速)
dカードの申し込みは、オンライン(dカード公式サイト)から行うのが最もスピーディーです。郵送での申し込みも可能ですが、その分時間がかかります。
申し込みに必要な情報
オンライン申し込みでは、以下の情報を入力する必要があります。事前に準備しておくとスムーズです。
- 本人情報: 氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、家族構成(配偶者の有無、扶養家族の人数など)、住居形態
- 職業情報: 勤務先名称、勤務先住所、勤務先電話番号、業種、職種、従業員数、勤続年数、年収、会社形態
- 支払い口座情報: 口座名義、口座番号、金融機関名、支店名
- 本人確認書類情報: 運転免許証やマイナンバーカードなどの種類と番号
- カードの種類選択: dカード or dカード GOLD、Mastercard or Visa(国際ブランド)、ETCカード、家族カードの有無
- 暗証番号: 設定したい4桁の数字(後で変更可能ですが、忘れないようにしましょう)
- dポイントカード機能の有無
支払い口座の設定
最も早く審査を進めるには、「オンライン口座振替」の設定が推奨されます。
- オンライン口座振替: 申し込み時に金融機関のWebサイトに遷移し、口座情報を入力して設定を完了させる方法です。書類のやり取りが不要で、すぐに審査に進めます。対応している金融機関が限られる場合があるので、事前に確認しましょう。
- 郵送での口座振替依頼: オンライン口座振替に対応していない金融機関の場合や、オンラインでの設定に抵抗がある場合、口座振替依頼書が郵送されてきます。必要事項を記入・捺印し、返送することで設定が完了します。この場合、書類の郵送期間と処理期間が加わるため、発行までの日数は長くなります。
本人確認書類の提出
本人確認書類の提出も、オンラインと郵送の2つの方法があります。
- オンラインアップロード: 運転免許証、マイナンバーカードなどの顔写真付き本人確認書類をスマートフォンなどで撮影し、画像をアップロードする方法です。これが最もスピーディーです。
- 郵送での提出: 申し込み後に郵送されてくる本人確認書類送付台紙に、本人確認書類のコピーを貼付して返送する方法です。郵送期間と処理期間がかかります。
【ポイント】 オンライン口座振替と本人確認書類のオンラインアップロードは、発行までの日数を大きく左右する要素です。できる限り、これらを活用しましょう。
ステップ2:審査
申し込みが完了すると、dカードの審査が開始されます。この審査プロセスが、カード発行までの期間を決定づける重要なステップです。
審査期間の目安
dカードの審査期間は、通常数日~1週間程度が目安です。ただし、申込内容に不備があったり、混雑時期だったりすると、さらに時間がかかる場合があります。
審査結果は、登録したメールアドレスに通知されるのが一般的です。
dカードの審査基準を徹底解説
dカードの審査は、主に以下の情報に基づいて総合的に判断されます。
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信用情報機関への照会:
クレジットカード会社は、申込者の信用情報を、以下の3つの信用情報機関に照会します。- CIC (株式会社シー・アイ・シー): 主にクレジットカード会社の情報
- JICC (日本信用情報機関): 主に消費者金融の情報
- KSC (全国銀行個人信用情報センター): 主に銀行系の情報
これらの機関には、過去のクレジットカードやローンの利用履歴、支払い状況(延滞の有無)、債務整理の有無、他社からの借り入れ状況、過去の申し込み履歴などが記録されています。ここに「異動情報(いわゆるブラック情報)」があると、審査通過は極めて困難になります。
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申込内容の確認:
入力された氏名、住所、生年月日、電話番号、勤務先情報、年収、家族構成、他社借り入れなどの情報が正確であるかを確認します。虚偽の申告は審査落ちの決定的な要因となります。 -
安定した収入の有無:
dカード(通常カード)の場合、正社員でなくても、パートやアルバイト、年金受給者でも申し込み可能です。重要なのは、「安定した継続的な収入があるか」です。dカード GOLDは、原則として「安定した継続収入のある20歳以上の方(学生除く)」とされており、通常カードよりも審査基準が厳しい傾向にあります。 -
在籍確認:
申込者が申告した勤務先に実際に在籍しているかを確認するために、電話がかかってくる場合があります。必ず行われるわけではありませんが、審査状況や申込内容によっては実施されることがあります。詳細は後述します。 -
携帯料金の支払い状況(ドコモユーザーの場合):
ドコモの携帯電話料金をdカードに設定する場合や、すでにドコモユーザーである場合、過去の携帯料金の支払い状況も審査に影響する可能性があります。延滞があると審査に不利に働くことがあります。 -
多重申し込みの有無:
短期間に複数のクレジットカードやローンに申し込んでいる場合、信用情報機関にその情報が記録されます。これが「申し込みブラック」と呼ばれる状態で、返済能力に疑問がある、金銭的に困窮していると判断され、審査に不利に働くことがあります。一般的に、1ヶ月以内に3枚以上の申し込みは避けるべきとされています。
在籍確認について
在籍確認は、申込者が申告した勤務先に本当に在籍しているかを確認するために、カード会社から勤務先に電話がかかってくることです。
- 電話のタイミング: 審査の最終段階で行われることが多いです。
- 電話の内容: 担当者の個人名でかかってくることが多く、「〇〇(申込者の名前)様はいらっしゃいますか?」といった形で本人確認を行います。本人が電話に出られなくても、勤務先の人が「〇〇は席を外しております」などと在籍を認める返答をすれば、確認は完了します。
- 必ずあるわけではない: 最近は、必ずしも在籍確認が行われるとは限りません。申込者の信用情報や属性(上場企業勤務、公務員など)によっては、省略されるケースも増えています。
- 対策: もし電話がかかってくる可能性を考慮するなら、あらかじめ勤務先の人に「クレジットカードの在籍確認の電話があるかもしれません」と伝えておくのも一つの方法です。ただし、プライバシーの観点から慎重に判断してください。
審査状況の確認方法
審査が長引いたり、状況が気になったりする場合は、dカード公式サイトの「申込状況照会サービス」を利用して確認できます。申し込み時に発行される「お申込番号」と「生年月日」を入力することで、現在の状況(「審査中」「発行手続き中」など)を確認できます。
基本的には、電話で個別の審査状況を問い合わせても、セキュリティや個人情報保護の観点から詳細な情報は教えてもらえないことがほとんどです。
審査落ちの可能性と理由
残念ながら、申し込んでも審査に落ちてしまうことはあります。主な審査落ちの理由は以下の通りです。
- 信用情報に傷がある: 過去にクレジットカードやローンの支払いを滞納した、自己破産などの金融事故を起こしたなど。
- 収入が不安定または低い: カード会社が定める最低基準に満たない、または収入の安定性が低いと判断された場合。
- 虚偽申告: 申込内容に虚偽の情報があった場合。これは審査落ちだけでなく、今後のカード申し込みにも影響します。
- 多重申し込み: 短期間に複数のクレジットカードやローンに申し込みすぎた場合(申し込みブラック)。
- 携帯料金の延滞: 特にドコモユーザーの場合、ドコモの携帯料金の支払い延滞があると審査に影響することがあります。
- 在籍確認が取れない: 勤務先への在籍確認が何度かかっても取れない場合。
- 本人確認ができない: 提出された本人確認書類に不備があったり、本人確認がうまくできなかったりした場合。
ステップ3:カード発行準備
審査に通過すると、dカードの発行手続きに進みます。この段階では、特に申込者が何かをする必要はありません。カード会社がカード情報の最終確認や、カード本体の製造・エンボス加工などの準備を行います。
この段階になると、申込状況照会サービスで「発行手続き中」といったステータスに変わることが多いです。
ステップ4:カード発送
カードの準備が整い次第、登録された住所にカードが発送されます。
- 発送方法: ほとんどの場合、簡易書留または本人限定受取郵便で送られます。
- 簡易書留: 郵便受けに投函されるのではなく、受領印またはサインが必要です。本人が不在でも、同居家族が受け取ることが可能です。
- 本人限定受取郵便: 受取人本人しか受け取ることができません。郵便局から通知書が届くので、本人確認書類を持って郵便局の窓口へ行くか、配達日時を指定して配達員に本人確認書類を提示して受け取ります。セキュリティが最も高い方法です。
どちらの方法で送られてくるかは、審査状況やカード会社の方針によって異なります。
- 発送完了通知: カードが発送されると、登録メールアドレスに「カードを発送しました」という通知が届くことがあります。このメールに、郵便追跡番号が記載されている場合もあります。
- 郵便追跡サービス: 発送完了通知に追跡番号が記載されていれば、日本郵便のWebサイトなどで配送状況を確認できます。これにより、おおよその到着日を把握できます。
ステップ5:カード受け取り
カードが到着したら、種類に応じて適切に受け取ります。
- 簡易書留の場合: 基本的に家族が受け取ることができますが、念のため本人が在宅しているのが望ましいです。
- 本人限定受取郵便の場合: 必ず本人が、顔写真付きの本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)を提示して受け取る必要があります。
- 不在の場合: 不在の場合は「不在連絡票」が投函されます。郵便局に連絡して再配達を依頼するか、郵便局窓口で受け取ります。一定期間を過ぎると、カードは差出人(カード会社)に返送されてしまうので注意しましょう。
ステップ6:利用開始設定
dカードを受け取ったら、そのまま利用できるわけではありません。セキュリティのために、いくつかの設定が必要になる場合があります。
- dカードの有効化:
カードによっては、受け取り後にWebサイトやdカードアプリから有効化手続きが必要な場合があります。これにより、カードの不正利用を防ぎます。 - 暗証番号の確認:
申し込み時に設定した暗証番号は、レジでの支払い時やATMでのキャッシング、オンラインショッピングなどで必要になります。忘れないようにメモをするか、dカードアプリなどで確認できるようにしておきましょう。 - iDの設定:
dカードには電子マネー「iD」が搭載されています。iDを利用するには、iDアプリをダウンロードし、カード情報を登録するなどの初期設定が必要です。 - ETCカード・家族カードの確認:
ETCカードや家族カードを同時に申し込んだ場合、dカード本体とは別便で送られてくる場合があります。到着を待ってから、それぞれ有効化の手続きを行いましょう。 - ドコモの支払い設定:
ドコモの携帯電話料金をdカードで支払う場合は、My docomoなどから支払い方法の変更手続きを行います。これにより、携帯料金の支払いでもdポイントが貯まるようになります。
これらの設定が完了すれば、dカードのすべての機能を利用できるようになります。
3. dカード申し込み・発行時の注意点
dカードをスムーズに、そして最短で手に入れるためには、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。
1. 申込内容の正確性
- 虚偽申告は絶対にしない: 年収を実際よりも多く申告したり、勤続年数を長く偽ったりする行為は、虚偽申告にあたります。これは審査落ちの確実な理由となるだけでなく、万一審査に通っても後に発覚すればカードの強制解約につながる可能性があります。正直に正確な情報を入力しましょう。
- 誤字脱字に注意: 住所、氏名、電話番号、勤務先名など、一つでも誤字脱字があると、本人確認や郵送が滞り、発行が遅れる原因になります。入力後は必ず最終確認を行いましょう。
- 電話番号の確認: 連絡の取れる電話番号(特に携帯電話)を正確に記入しましょう。在籍確認や本人確認で電話がかかってきた際に、スムーズに対応できるようにします。
2. 必要書類の完璧な準備
- 本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど、dカードが指定する本人確認書類を事前に準備し、有効期限が切れていないか確認しましょう。オンラインアップロードの場合は、鮮明に撮影できるように準備します。
- 引き落とし口座情報: 口座名義、口座番号、金融機関名、支店名などが正確にわかるように準備しましょう。オンライン口座振替を利用する場合でも、これらの情報が必要です。
3. 自身の信用情報を把握しておく
- 過去の延滞・滞納がないか: クレジットカードやローンの支払いを数日でも延滞した経験がある場合、その情報が信用情報機関に記録されている可能性があります。心当たりのある場合は、申し込み前に信用情報機関に情報開示請求を行うことで、自身の信用情報を確認できます(有料)。
- 金融事故情報: 自己破産、債務整理などの金融事故情報は、一定期間(5年~10年)信用情報機関に記録され、その期間はクレジットカードの新規作成が極めて困難になります。
4. 在籍確認への備え
- 勤務先の情報整理: 勤務先の正式名称、代表電話番号などを正確に記入しましょう。特に大企業の場合、代表電話から担当部署へスムーズに繋がるよう、あらかじめ勤務先に伝えておくことも検討できます(ただし、個人情報保護の観点から慎重に)。
- 電話がかかってきたら: もし在籍確認の電話がかかってきた場合は、落ち着いて対応しましょう。本人が出られなくても、同僚が「〇〇は席を外しておりますが、本日出社しております」などと答えれば確認は完了します。
5. 短期間での多重申し込みは避ける
- 申し込みブラック: 1ヶ月以内に3枚以上のクレジットカードを申し込むと、「申し込みブラック」と判断され、審査に不利に働く可能性があります。短期間に複数のカードを申し込むと、「お金に困っているのでは?」とカード会社に疑われ、返済能力が低いとみなされるリスクがあるためです。
- 期間を空ける: もし以前に別のカードを申し込んで審査に落ちた経験がある場合は、最低でも6ヶ月間は期間を空けてからdカードに申し込むことをお勧めします。
6. 携帯料金の支払い状況
- ドコモユーザーの注意点: ドコモの携帯電話料金を延滞したことがある場合、その情報が信用情報機関に登録されていなくても、ドコモ社内には記録が残っています。dカードはNTTドコモが発行するクレジットカードであるため、社内情報として審査に影響を与える可能性があります。携帯料金は期日までにきちんと支払いましょう。
7. 審査落ちした場合の対応
- 理由の推測と対策: 審査に落ちた場合、カード会社から具体的な理由は教えてもらえません。しかし、上記の審査基準と照らし合わせ、考えられる理由を推測し、改善策を講じることが重要です。
- 期間を空ける: 審査落ちからすぐに再申し込みしても、結果は変わらないことがほとんどです。少なくとも6ヶ月間は期間を空けて、自身の信用情報の改善や、収入・勤続年数の安定化を図ってから再挑戦しましょう。
8. 郵便受け取りの準備
- 本人限定受取郵便の注意: 本人限定受取郵便で送られてきた場合、必ず本人が本人確認書類を提示して受け取る必要があります。自宅にいる時間が少ない方や、急いでいる方は、郵便局の窓口での受け取りも検討しましょう。通知書が届いたらすぐに連絡を取り、受取方法を調整することが重要です。
- 不在連絡票の確認: 不在票が投函されたら、保管期限内に再配達を依頼するか、郵便局窓口へ取りに行きましょう。
9. ETCカード・家族カードの発行タイミング
- 別送の可能性: dカード本体とETCカード、家族カードは、セキュリティの観点から別々に送られてくる場合があります。同時に申し込んでも、到着日がずれる可能性があることを理解しておきましょう。
- ETCカードの有効期限: ETCカードは有効期限が短めに設定されていることが多いので、届いたらすぐに有効期限を確認し、必要な期間に間に合うかチェックしましょう。
10. 土日祝日・大型連休の影響
- 審査・発行業務の停止: 金融機関やカード会社の審査・発行業務は、土日祝日やゴールデンウィーク、年末年始などの大型連休中は原則として停止します。連休前に申し込むと、審査開始やカード発送が連休明けになるため、発行までの期間が長くなります。急ぎの場合は、連休を避けて平日に申し込むのが賢明です。
11. 申し込み状況の定期的な確認
- 「申込状況照会サービス」の活用: 申し込み後は、dカード公式サイトの「申込状況照会サービス」を定期的に確認し、現在のステータスを把握しましょう。これにより、発行が滞っていないか、次のアクション(本人限定受取郵便の通知など)をいつ頃待てばよいかなどの目安になります。
これらの注意点を守ることで、dカードをよりスムーズに、そして最短で手元に届けることができるでしょう。
4. dカードを早く手に入れるためのQ&A
dカードの発行に関して、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式で解説します。
Q1: dカード GOLDの方が早く届く?
A1: dカード GOLDもdカード(通常カード)も、基本的な発行プロセスは同じです。そのため、dカード GOLDだからといって特に早く届くわけではありません。 審査基準はdカード GOLDの方が厳しい傾向にありますが、発行までの期間に明確な差はないと考えて良いでしょう。最短日数はどちらも同程度です。
Q2: 即日発行は可能?
A2: dカードは即日発行には対応していません。 申し込みからカード到着まで、最短でも5日、通常は1週間~2週間程度の期間が必要です。急ぎで今日中にクレジットカードが必要な場合は、他の即日発行に対応しているカード(例:エポスカード、セゾンカードデジタルなど)を検討する必要があります。
Q3: 審査に落ちたらどうすればいい?
A3: 審査に落ちた場合、残念ながら具体的な理由は教えてもらえません。しかし、以下の点を検討し、対策を講じることができます。
- 心当たりのある原因を考える: 信用情報に問題があったか、申込内容に不備がなかったか、多重申し込みをしていなかったかなど、上記の「審査落ちの可能性と理由」を参考に自己分析してみましょう。
- 信用情報の開示請求: 心配な場合は、信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に自身の信用情報開示請求を行い、問題がないか確認することをおすすめします(有料ですが、郵送やインターネットで可能です)。
- 期間を空ける: 審査落ちからすぐに再申し込みしても、審査結果は変わらないことがほとんどです。信用情報に記録された申し込み履歴が消えるまで、最低でも6ヶ月間は期間を空けてから再挑戦しましょう。その間に、自身の信用情報の改善や、収入・勤続年数の安定化を図ることが重要です。
Q4: 申込状況照会で「審査中」が長いのはなぜ?
A4: 「審査中」の表示が長い場合、いくつかの理由が考えられます。
- 申込内容の確認に時間がかかっている: 申込内容に不明点があったり、確認が必要な情報があったりする場合。
- 在籍確認に時間がかかっている: 勤務先に電話をしても繋がらない、担当者が不在で確認が取れないなどの場合。
- 信用情報機関への照会に時間がかかっている: 過去の履歴が多く、確認に時間を要している場合。
- 混雑時期: 大型連休前後やキャンペーン期間中など、申し込みが殺到している時期は、審査に時間がかかることがあります。
焦らず、定期的に申込状況照会サービスでステータスを確認し、必要であれば在籍確認の電話に備えましょう。
Q5: 在籍確認は必ずある?
A5: 必ずあるわけではありません。 在籍確認は、カード会社が申込者の勤務先情報が正確であるかを確認するために行うものですが、すべてのケースで実施されるわけではありません。
- 申込者の信用情報が良好で、収入が安定していると判断された場合。
- 上場企業や公務員など、属性が安定していると判断された場合。
- 過去にdカードや他のドコモ関連サービスで良好な支払い実績がある場合。
上記のような場合は、在籍確認が省略されることもあります。しかし、不確実な要素がある場合や、申込情報に不明点がある場合は、確認のために電話がかかってくる可能性が高まります。
Q6: オンライン口座振替と郵送の書類提出、どちらが早い?
A6: 明らかにオンライン口座振替の方が早いです。
- オンライン口座振替: 申し込み時にWeb上で口座設定が完了するため、郵送での書類のやり取りが一切不要です。これにより、数日~1週間程度の時間短縮が見込めます。
- 郵送の書類提出: 口座振替依頼書や本人確認書類を郵送でやり取りする場合、郵便の往復期間に加え、カード会社での書類確認・処理期間がかかるため、発行までの日数が大幅に伸びます。
できる限りオンライン口座振替と本人確認書類のオンラインアップロードを利用しましょう。
Q7: 携帯電話料金の滞納があるとどうなる?
A7: ドコモユーザーの場合、携帯電話料金の滞納はdカードの審査に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
- 信用情報機関への登録: 長期的な滞納(2ヶ月以上など)は、信用情報機関に事故情報として登録される可能性があります。
- 社内情報: 短期間の滞納であっても、ドコモ社内にはその記録が残ります。dカードはNTTドコモが発行するカードであるため、社内情報が審査に利用される可能性があり、支払い能力に疑問符をつけられる原因となります。
携帯料金は期日までにきちんと支払うことが、クレジットカード審査において非常に重要です。
Q8: dアカウントを持っていなくても申し込める?
A8: はい、dアカウントを持っていなくてもdカードに申し込むことは可能です。 申し込みの途中でdアカウントの新規作成を促されます。
しかし、dアカウントはdポイントの利用やd払いの連携、各種ドコモサービス(My docomoなど)の利用に必須となるため、dカードを最大限に活用するためにはdアカウントの作成が推奨されます。
Q9: 申し込み前にできる準備は?
A9: 申し込みをスムーズに進めるために、以下の準備をしておくと良いでしょう。
- 必要情報の整理: 氏名、住所、電話番号、勤務先情報(名称、住所、電話番号、勤続年数など)、年収、家族構成、家賃/住宅ローン額、他社借り入れの有無と金額などをメモにまとめておく。
- 本人確認書類の準備: 運転免許証やマイナンバーカードなど、有効期限内の顔写真付き本人確認書類を用意し、オンラインアップロード用に鮮明な画像を用意しておく。
- 支払い口座情報の確認: 引き落としに設定したい銀行口座の銀行名、支店名、口座種別、口座番号、名義人などを確認しておく。オンライン口座振替を利用する場合は、オンラインバンキングのID/パスワードも確認しておく。
- メールアドレスの準備: カード会社からの通知を受け取るメールアドレスが、迷惑メール設定などでブロックされないか確認しておく。
- 現在の信用情報の確認(任意): 心配な場合は、信用情報機関に開示請求を行う。
- ETCカード・家族カードの要否確認: 必要であれば、申し込み時に忘れずに選択する。
これらの準備をしておくことで、申し込み時の入力ミスを防ぎ、審査から発行までの時間を短縮できます。
5. dカードの魅力と賢い使い方
dカードが無事に手元に届いたら、その豊富なメリットを最大限に活用し、賢くお得なキャッシュレス生活を送りましょう。
1. 高還元率とdポイント経済圏
- 基本還元率1%: dカードは、どこで使っても基本還元率が1%と高水準です(100円につき1ポイント)。日常のあらゆる支払いで効率よくdポイントを貯められます。
- dポイント: 貯まったdポイントは、ドコモの携帯料金の支払い、d払いでの買い物、ローソンやマクドナルドなどのdポイント加盟店での利用、JALマイルへの交換、dマーケットでの買い物など、幅広いシーンで利用可能です。
- dポイント特約店: dカードを提示したり、特定の特約店で利用したりすると、さらにポイント還元率がアップします。例:マツモトキヨシ、高島屋、ノジマなど。
- dカードポイントアップモール: dカードポイントアップモール経由でネットショッピングをすると、通常よりも多くのポイントが貯まります。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、有名ECサイトも多数参加しています。
2. ドコモユーザーに嬉しい特典
dカードはNTTドコモが発行するクレジットカードであるため、ドコモユーザーには特に手厚い特典が用意されています。
- ケータイ補償(dカード GOLD): dカード GOLD会員が利用しているドコモのケータイが、紛失・盗難・修理不能(水濡れなど)になった場合、購入から3年間、最大10万円まで補償されます。これは通常カードにはない非常に手厚い特典です。
- ドコモの携帯料金10%ポイント還元(dカード GOLD): dカード GOLDでドコモの携帯料金やドコモ光の料金を支払うと、毎月の利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント(10%)が還元されます。これはドコモユーザーにとって最大のメリットの一つと言えるでしょう。
- d払いとの連携: dカードとd払いを連携させることで、d払いの支払い方法をdカードに設定でき、d払いの利用で貯まるポイント(通常0.5%)に加え、dカードの利用ポイント(1.0%)も貯まります。ポイントの二重取りが可能です。
3. 付帯保険・補償の充実
dカードには、安心して利用できる各種保険・補償が付帯しています。
- お買い物あんしん保険: dカードで購入した商品が、購入日から90日以内に偶然の事故(盗難、破損など)によって損害を被った場合、年間最大100万円まで補償されます(自己負担額あり)。dカード GOLDは最大300万円まで。
- 国内・海外旅行傷害保険(dカード GOLD): dカード GOLDは、国内・海外旅行傷害保険が付帯しています。海外旅行は最高1億円、国内旅行は最高5,000万円と非常に手厚く、旅行好きには嬉しい特典です。通常カードには海外旅行傷害保険が付帯しています(最高2,000万円)。
- 紛失・盗難補償: 万一dカードを紛失・盗難に遭っても、届け出日から90日前までさかのぼって不正利用分が補償されます。
4. 電子マネー一体型
- iD一体型: dカードには電子マネー「iD」が搭載されています。iD対応店舗であれば、カードをかざすだけでスピーディーに支払いが完了します。
- Apple Pay/Google Pay対応: Apple PayやGoogle Payにdカードを登録すれば、スマートフォンをかざすだけで支払いが可能になり、さらに便利になります。
5. dカード GOLDのさらなる魅力
dカード GOLDは、年会費11,000円(税込)がかかりますが、その分、通常カードにはない充実した特典が付帯しています。
- 空港ラウンジ無料利用: 国内主要空港とハワイのホノルル国際空港のラウンジを無料で利用できます。
- ドコモケータイ補償10万円: 上述の通り、ドコモの携帯電話が故障・紛失した際に手厚い補償が受けられます。
- 年間ご利用額特典: 前年度の年間カード利用額に応じて、ケータイ購入クーポンやdポイントがもらえる特典です。最大22,000円相当の特典がもらえます。
- 海外・国内旅行傷害保険の充実: 通常カードよりも補償額が手厚くなります。
- 家族カード1枚目年会費無料: 家族カードが1枚無料で発行でき、家族も同様の特典を受けられます。
ドコモの携帯料金やドコモ光の利用料金が毎月9,000円(税抜)以上の方であれば、dカード GOLDの年会費の元が取れる計算になるため、非常にお得です。
賢いdカードの使い方
- 固定費の支払いをまとめる: 電気、ガス、水道料金、携帯電話料金、インターネット回線料金、家賃など、毎月発生する固定費の支払いをdカードに集約しましょう。毎月確実にポイントが貯まり、手間なく効率的にポイ活ができます。
- d払いと連携する: 日常の買い物でd払いを利用する際は、支払い方法をdカードに設定しましょう。これにより、d払い利用時のポイントとdカード決済時のポイントが二重取りでき、ポイント還元率が合計1.5%になります。
- dポイント加盟店でdポイントカード提示+dカード決済: ローソンやマクドナルドなど、dポイント加盟店では、会計時にdポイントカード(dカード一体型なら提示は不要)を提示し、支払いをdカードで行うことで、ポイントの三重取りが可能です(店舗によって異なる場合があります)。
- dカードポイントアップモールを活用する: ネットショッピングをする際は、dカードポイントアップモールを経由する習慣をつけましょう。これにより、通常のポイントに加え、ボーナスポイントを獲得できます。
- キャンペーン情報をチェックする: dカードは、定期的に新規入会キャンペーンや、利用額に応じたポイント還元キャンペーンなどを実施しています。公式サイトやアプリで最新情報をチェックし、お得な機会を逃さないようにしましょう。
- ETCカードを申し込む: 車を利用する機会があるなら、ETCカードもdカードと一緒に申し込みましょう。ETC利用料金でもポイントが貯まります。
- 家計簿アプリと連携する: dカードの利用履歴は、家計簿アプリと連携することで自動的に家計を管理できます。支出を「見える化」することで、無駄遣いを防ぎ、賢く家計を管理できます。
これらの賢い使い方を実践することで、dカードのメリットを最大限に引き出し、お得で便利なキャッシュレス生活を送ることができるでしょう。
6. まとめ
dカードは、ポイント還元率の高さやドコモユーザーへの手厚い特典から、非常に人気の高いクレジットカードです。本記事で解説した通り、dカードが手元に届くまでの日数は、最短で5日程度ですが、一般的には1週間~2週間程度を見ておくのが現実的です。
最短でdカードを手に入れるための鍵は、以下のポイントを押さえることです。
- オンライン申し込みを基本とする
- 本人確認書類のオンラインアップロードを利用する
- 引き落とし口座をオンライン口座振替で設定する
- 申し込み内容に不備なく、正確に入力する
- 信用情報に問題がない状態を保つ
- 土日祝日や大型連休を避けて申し込む
申し込み後の流れを事前に理解し、審査のポイントや注意点(特に申込内容の正確性、信用情報、多重申し込み、携帯料金の滞納)を把握しておくことで、スムーズなカード発行が期待できます。
無事にdカードが手元に届いたら、基本還元率の高さ、dポイント経済圏の広がり、ドコモユーザーへの優遇、付帯保険の充実など、その豊富なメリットを最大限に活用し、賢くお得なキャッシュレスライフを満喫してください。
dカードは、日々の支払いを効率化し、ポイントを貯めて生活を豊かにするための強力なツールとなるでしょう。このガイドが、あなたのdカードライフの一助となれば幸いです。