svn e170013 エラー発生時の確認ポイントと解決策

SVN E170013 エラー発生時の詳細な確認ポイントと解決策

はじめに

Subversion (SVN) は、ソフトウェア開発やドキュメント管理において広く利用されているバージョン管理システムです。しかし、日々の運用において、様々なエラーに遭遇することは避けられません。その中でも、「E170013」というエラーコードは比較的頻繁に発生し、その原因も多岐にわたるため、問題解決に時間がかかることがあります。

E170013エラーは、一般的にSubversionクライアントがリポジトリに対して何らかの操作(update, commit, checkout, info, log など)を実行しようとした際に、リポジトリへのアクセス自体に問題がある場合に発生します。これは、ネットワーク接続の問題、サーバー側の問題、認証・認可の問題、リポジトリの破損など、さまざまな要因が絡み合っている可能性があります。

この記事では、SVN E170013エラーが発生した際に確認すべき詳細なポイントと、それぞれの原因に応じた具体的な解決策を、包括的に解説します。この記事を読むことで、エラー発生時に冷静に状況を分析し、効率的に問題の根本原因を特定し、適切な対応を取るための知識を得ることができます。

重要な注意点: SVN E170013エラーの原因は、使用しているSVNクライアントの種類、サーバーOS、SVNサーバーソフトウェア(Apache + mod_dav_svn, svnserve)、認証方法、ネットワーク構成など、環境によって大きく異なります。本記事で提示する解決策は一般的なものであり、すべてのケースに適用できるとは限りません。また、サーバー側の設定変更やリポジトリの操作には、サーバー管理者権限が必要となる場合が多いです。問題解決にあたっては、ご自身の環境に合わせて適宜判断し、必要に応じてサーバー管理者の協力を得てください。リポジトリのバックアップは、重要な作業を行う前に必ず取得することを強く推奨します。

E170013 エラー発生時の基本的な確認ポイント(初動対応)

エラーが発生した場合、まずは以下の基本的な情報を確認することから始めましょう。これらの情報は、問題の範囲や性質を特定する上で非常に役立ちます。

  1. エラーメッセージの全文を確認する: E170013というエラーコードだけでなく、それに付随する具体的なメッセージ(例: “Connection refused”, “Connection timed out”, “Authorization failed”, “Could not open the requested SVN filesystem” など)が、原因特定のための重要なヒントになります。エラーダイアログやコマンドラインの出力全体を正確に記録してください。
  2. どのSVN操作でエラーが発生したか: update, commit, checkout, branch, merge, info, log など、どのコマンドや操作を実行したときにエラーが発生しましたか? 特定の操作でのみ発生する場合、その操作に関連する問題(例: commit ならファイルの内容やサイズ、checkout ならリポジトリのサイズなど)も考慮に入れる必要があります。
  3. エラーは特定のユーザー、特定のワークスペース、特定の環境でのみ発生するか:
    • 特定のユーザーのみか?: 他のユーザーは同じリポジトリ、同じ操作で成功しますか? 特定のユーザーのみであれば、そのユーザーのアカウント、認証情報、アクセス権限に問題がある可能性が高いです。
    • 特定のワークスペースのみか?: 同じユーザーが、別のワークスペースや新しくチェックアウトしたワークスペースで同じ操作を行うとどうなりますか? 特定のワークスペースのみで発生する場合、そのワークスペースのローカルデータや .svn ディレクトリに問題がある可能性があります。
    • 特定のネットワーク環境のみか?: 別のネットワーク(例: 社内LAN vs 自宅、有線 vs 無線、VPN接続の有無)からアクセスした場合、エラーは発生しますか? 特定のネットワーク環境でのみ発生する場合、ネットワーク接続、ファイアウォール、プロキシ設定に問題がある可能性が高いです。
  4. 他のSVNコマンドは成功するか: 例えば svn info <repository_url>svn list <repository_url> のような、リポジトリへの単純なアクセスを伴うコマンドは成功しますか? これらの単純なコマンドも失敗する場合、より根源的な接続や認証の問題が考えられます。成功する場合、特定のリビジョンや操作に関連する問題かもしれません。
  5. サーバー側の状況はどうか: 可能であれば、SVNサーバーの稼働状況を確認してください。他のユーザーから同様のエラー報告はありますか? サーバーがメンテナンス中ではありませんか?

これらの基本的な情報を整理することで、問題の切り分けが進み、次に確認すべき具体的なポイントが見えてきます。

E170013 エラーの主な原因と詳細な確認・解決策

ここからは、E170013エラーの主な原因をカテゴリ分けし、それぞれの詳細な確認方法と解決策を説明します。

原因1: ネットワーク接続の問題

これは E170013 エラーの最も一般的な原因の一つです。クライアントPCとSVNサーバー間の通信経路に問題がある場合に発生します。

詳細な説明:

SVNクライアントは、TCP/IPプロトコルを使用してSVNサーバーと通信します。この通信は、使用しているプロトコル (http, https, svn, svn+ssh) に応じて特定のポート番号を使用します。ネットワーク接続の問題とは、クライアントからサーバーの指定されたポートへの通信が、物理的または論理的にブロックされている状態を指します。これには、サーバーが応答しない(停止している、過負荷)、通信経路上の中間機器(ルーター、ファイアウォール)が通信を遮断している、DNSによる名前解決に失敗している、プロキシ設定が誤っているなどが含まれます。

確認ポイント:

  1. SVNサーバーが稼働しているか: まず、SVNサーバーを提供しているマシン自体が稼働しているかを確認します。サーバーが物理的にダウンしている、OSが起動していない、といった単純な原因も考えられます。
  2. SVNサービスが起動しているか: SVNサーバー上で、Apache (mod_dav_svn 使用時) または svnserve が正常に起動し、クライアントからの接続を待ち受けているか確認します。
    • Linuxの場合: systemctl status apache2 または systemctl status svnserveps aux | grep apache または ps aux | grep svnserve などで確認。
    • Windowsの場合: サービス一覧でApacheサービスやsvnserveサービスの状態を確認。
  3. Pingコマンドでの疎通確認: クライアントPCからSVNサーバーのホスト名またはIPアドレスに対して ping コマンドを実行し、応答があるか確認します。
    bash
    ping svn.example.com
    # または
    ping 192.168.1.100

    Pingが成功すれば、ネットワーク上の基本的な経路は存在しますが、必ずしもSVNポートへの接続が可能であることを保証するものではありません。Pingが失敗する場合、サーバーがダウンしているか、クライアントとサーバー間のネットワーク経路上のどこかに問題があります。
  4. Telnetコマンドでのポート接続確認: Pingが成功しても、特定のポートへの接続がブロックされている場合があります。telnet または nc (netcat) コマンドを使用して、SVNサービスが使用しているポートへの接続を試みます。
    • HTTP (通常80番ポート): telnet svn.example.com 80
    • HTTPS (通常443番ポート): telnet svn.example.com 443
    • SVN (通常3690番ポート): telnet svn.example.com 3690
      接続に成功すると、通常は画面がクリアされるか、サーバーからの応答メッセージが表示されます(HTTP/HTTPSの場合はGETリクエストなどを送信してみると良い)。接続に失敗する場合(”Connection refused”, “Connection timed out” など)、そのポートがサーバー側で開いていない、ファイアウォールでブロックされている、サービスが待ち受けていないなどの問題が考えられます。
  5. Traceroute/Tracertでの経路確認: traceroute (Linux/macOS) または tracert (Windows) コマンドを使用して、クライアントからサーバーまでのネットワーク経路を確認します。
    bash
    traceroute svn.example.com
    # または
    tracert svn.example.com

    特定のホップ(経由地点)で応答が途切れている場合、その地点に問題がある可能性があります。
  6. ファイアウォールの確認: クライアント側のOSファイアウォール、サーバー側のOSファイアウォール (iptables, firewalld, Windows Firewallなど)、およびクライアントとサーバー間のネットワーク機器(ルーター、専用ファイアウォールアプライアンス)の設定を確認します。SVNが使用するポート(HTTP 80/443, SVN 3690など)が許可されている必要があります。
  7. DNS解決の確認: ホスト名でアクセスしている場合、DNSによる名前解決が正しく行われているか確認します。nslookup または dig コマンドを使用します。
    bash
    nslookup svn.example.com
    # または
    dig svn.example.com

    正しいIPアドレスが返ってくるか確認します。DNSサーバーの設定ミスや、古いキャッシュを使用している場合も接続に失敗することがあります。
  8. プロキシ設定の確認: クライアントPCや、クライアントPCが接続しているネットワークでプロキシサーバーを使用している場合、SVNクライアントのプロキシ設定が正しく行われているか確認します。TortoiseSVNなどのGUIクライアントでは設定画面から、コマンドラインクライアントでは環境変数や設定ファイル (~/.subversion/servers[global] セクションにある http-proxy-host など) で設定します。
  9. VPN接続の確認: VPN経由でSVNサーバーにアクセスしている場合、VPN接続が正常に確立されているか、VPNクライアントの設定が正しいか確認します。

解決策:

  • SVNサーバーを提供しているマシンとSVNサービスを再起動してみる。
  • ファイアウォールの設定を見直し、SVNが使用するポートを開放する。
  • DNS設定を確認し、必要であればDNSキャッシュをクリアする。
  • クライアントのプロキシ設定を適切に構成するか、一時的に無効にして試す。
  • ネットワークケーブルやWi-Fi接続を確認し、必要に応じて再接続する。
  • VPN接続を再確立する。
  • 上記を確認しても問題が解決しない場合は、ネットワーク管理者と協力して、ネットワークインフラストラクチャ全体の問題を調査する。

原因2: SVNサーバー側の問題

サーバーマシン自体のリソース不足や、SVNサーバーソフトウェアの設定、状態に問題がある場合に発生します。

詳細な説明:

SVNサーバーは、リポジトリデータへのアクセスを提供するために、ディスクI/O、CPU、メモリなどのサーバーリソースを使用します。サーバーの負荷が高すぎる、ディスク容量が不足している、メモリが逼迫しているといった状況では、クライアントからのリクエストに応答できず、E170013エラーが発生することがあります。また、SVNサーバーソフトウェア(Apache/svnserve)の設定ファイルに誤りがある場合や、内部状態に異常がある場合も同様です。

確認ポイント:

  1. サーバーのリソース状況: SVNサーバーを提供しているマシンの現在のCPU使用率、メモリ使用量、ディスクI/O、および特にディスク空き容量を確認します。ディスク容量不足は、コミットやアップデートの際に一時ファイルを作成したり、リビジョンデータを書き込んだりする際に致命的な問題となり得ます。
  2. SVNサービスのログファイル: Apacheのerror_logやaccess_log、svnserveのログファイル(設定されている場合)、OSのシステムログ (syslog, Windowsイベントログなど) を確認します。E170013エラーが発生した時刻に、サーバー側で関連するエラーメッセージが出力されていないか確認します。認証失敗、リポジトリファイルへのアクセス拒否、メモリ不足、タイムアウトなどのエラーが記録されていることがあります。
  3. SVNサーバーソフトウェアの設定ファイル: 使用しているSVNサーバーソフトウェアの設定ファイルを確認します。
    • Apache (mod_dav_svn): httpd.conf, svn.conf またはバーチャルホスト設定ファイル。特に SVNPath, SVNParentPath, 認証・認可 (Auth*, Require), SSL設定などが正しいか確認します。
    • svnserve: svnserve.conf, authz ファイル。ポート設定、認証設定 (anon-access, auth-access, password-db, authz-db) などが正しいか確認します。
  4. SELinuxやAppArmorなどのセキュリティ機能: Linuxサーバーの場合、SELinuxやAppArmorといった強制アクセス制御機能が、Apacheやsvnserveがリポジトリディレクトリにアクセスすることをブロックしている可能性があります。これらのログを確認するか、一時的に無効化して問題が解決するか試します(ただし、セキュリティリスクを理解した上で行うこと)。
  5. 同時接続数の制限: Apacheやsvnserveの設定で、同時接続数が制限されており、その上限に達している可能性があります。

解決策:

  • サーバーのリソース不足が原因の場合、不要なファイルの削除、リソースの増強(CPU、メモリ、ディスク)、またはサーバーのチューニングを行います。特にディスク容量不足は早急に解消する必要があります。
  • SVNサービスを再起動します。一時的なサーバーの状態異常が原因であれば、再起動で解決することがあります。
  • ログファイルに記録されているエラーメッセージに基づいて、具体的な原因(設定ミス、権限問題など)を特定し、対処します。
  • SVNサーバーソフトウェアの設定ファイルに誤りがないか確認し、修正します。設定変更後はサービスの再起動が必要な場合があります。
  • SELinuxやAppArmorが原因の場合は、リポジトリディレクトリへのアクセスを許可するルールを追加します。
  • 同時接続数の制限に達している場合は、設定を変更して上限を増やすか、サーバーの処理能力自体を向上させます。
  • これらの作業にはサーバー管理者の権限が必要となる場合がほとんどです。ユーザーはサーバー管理者に状況を正確に伝え、協力を仰いでください。

原因3: 認証・認可 (アクセス権限) の問題

クライアントが正しく認証できない、または認証は成功したがリポジトリの特定のパスに対するアクセス権限がない場合に発生します。エラーメッセージに “Authorization failed” や “Authentication failed” といった文言が含まれていることが多いです。

詳細な説明:

SVNは、リポジトリへのアクセスを制御するために認証(誰であるかを確認)と認可(何ができるかを確認)の仕組みを持っています。認証には、ユーザー名/パスワード、クライアント証明書、SSH鍵など様々な方法があります。認可は、通常 authz ファイルによって、どのユーザー(またはグループ)がリポジトリのどのパスに対して読み取り(r)または書き込み(w)権限を持つかを定義します。これらの設定に誤りがある、ユーザー名やパスワードが間違っている、クライアント側の認証情報が古くなっている、といった場合にアクセスが拒否され、E170013エラーとして報告されることがあります。

確認ポイント:

  1. 入力したユーザー名とパスワード: SVN操作時にユーザー名とパスワードの入力を求められた場合、入力した情報が正しいか再確認します。全角/半角の間違い、Caps Lock、Num Lockの状態にも注意してください。
  2. クライアントに保存された認証情報: TortoiseSVNなどのGUIクライアントでは、認証情報がキャッシュとして保存されます。このキャッシュが古くなっている、または誤った情報が保存されている可能性があります。
  3. サーバー側の認証設定:
    • ユーザーアカウントが存在するか: htpasswd ファイル (http/https + mod_auth_basic など使用時) や passwd ファイル (svnserve 使用時) に、使用しているユーザー名が存在するか確認します。LDAPやActive Directoryと連携している場合は、そちらのアカウント情報を確認します。
    • パスワードが正しいか: サーバー側で設定されているパスワードと、入力しているパスワードが一致しているか確認します。パスワードをリセットする必要があるかもしれません。
  4. サーバー側の認可設定:
    • authz ファイルの設定: リポジトリの conf/authz ファイル(またはApache設定で指定されたファイル)を開き、認証に成功したユーザーが、アクセスしようとしているリポジトリのパスに対して適切な権限 (r または rw) を持っているか確認します。
    • グループ設定: authz ファイルでグループが使用されている場合、ユーザーがそのグループに含まれているか確認します。
    • 匿名アクセス設定: svnserve.conf や Apache 設定で匿名アクセス (anon-access, Require valid-user など) がどのように設定されているか確認します。匿名アクセスが許可されていないリポジトリに対して、認証せずにアクセスしようとしていないか確認します。

解決策:

  • 正しいユーザー名とパスワードで再度ログインを試みます。
  • SVNクライアントに保存されている認証情報をクリアします。
    • TortoiseSVNの場合: 設定 -> Saved Data -> “Authentication data” の “Clear” ボタン。
    • コマンドラインの場合: ~/.subversion/auth/ ディレクトリ内の認証情報ファイルを削除する(慎重に行う)。
  • サーバー管理者に連絡し、以下の点を確認・修正してもらいます。
    • ユーザーアカウントがサーバー側の認証ファイルに存在するか。
    • ユーザーのパスワードが正しいか、必要であればリセットしてもらう。
    • authz ファイルで、ユーザーがアクセスしようとしているリポジトリのパスに対して適切な権限が与えられているか。グループを使用している場合は、ユーザーがグループに含まれているか確認する。
    • 匿名アクセス設定が意図した通りになっているか。

原因4: リポジトリ自体の問題

SVNリポジトリのデータファイルが破損している、欠落している、またはファイルシステムレベルの問題が発生している場合に発生します。エラーメッセージに “Malformed representation header”, “Could not open the requested SVN filesystem”, “Expected repository format” といった文言が含まれることがあります。

詳細な説明:

SVNリポジトリは、リビジョンデータ、ファイル構造、ログメッセージなどの情報を特定のファイルシステム形式で保存しています。リポジトリのファイルシステム(通常は fsfs 形式か bdb 形式)内のファイルが、ディスク障害、不適切なサーバーシャットダウン、手作業によるファイルの変更、バグなどによって破損したり、整合性が失われたりすることがあります。クライアントが破損したデータにアクセスしようとすると、E170013エラーが発生します。

確認ポイント:

  1. リポジトリディレクトリの存在と構成: サーバー側で、対象のリポジトリディレクトリが指定された場所に存在するか、また conf, db, hooks, locks といった基本的なサブディレクトリが存在するか確認します。
  2. リポジトリの整合性チェック: svnadmin verify コマンドをサーバー上で実行し、リポジトリの整合性をチェックします。このコマンドはリポジトリの全リビジョンを読み込み、内部的な整合性を検証します。エラーが検出された場合、リポジトリが破損している可能性が非常に高いです。
    bash
    svnadmin verify /path/to/repository
  3. サーバーのディスク状態: リポジトリが保存されているサーバーのディスクに物理的な問題(不良セクタなど)がないか確認します。OSのファイルシステムチェックツール (fsck など) を実行することも検討しますが、実行時はリポジトリを停止し、慎重に行う必要があります。
  4. 特定のリビジョンやファイルでのみ発生するか: もし可能であれば、特定のリビジョンにアクセスしようとしたときや、特定のファイルを操作しようとしたときにのみエラーが発生するか確認します。これにより、破損箇所が特定のリビジョンデータやファイルに限定されているかどうかの手がかりが得られます。

解決策:

  • svnadmin verify でエラーが検出された場合、リポジトリが破損しています。
  • 最も推奨される解決策は、直近の正常なバックアップからリポジトリを復旧することです。 リポジトリの定期的なバックアップは非常に重要です。
  • バックアップがない、またはバックアップが古い場合は、破損したリポジトリからの復旧を試みる必要があります。これは非常に難易度が高く、データ損失のリスクを伴います。
    • 部分的な破損であれば、破損していないリビジョンまでをダンプし、新しいリポジトリにロード (svnadmin dumpsvnadmin load) することで復旧できる可能性があります。
    • 大規模な破損の場合は、専門家による復旧作業が必要になることもあります。
  • 注意: リポジトリディレクトリ内のファイルを直接編集したり、削除したりすることは絶対に避けてください。リポジトリの構造がさらに破壊される可能性があります。
  • サーバー管理者に連絡し、svnadmin verify の結果を伝え、バックアップからの復旧などの対応を依頼します。

原因5: SSL/TLS 証明書の問題 (https使用時)

SVNサーバーがHTTPS (https://) でアクセスを提供している場合、SSL/TLS証明書に関する問題がE170013エラーを引き起こすことがあります。エラーメッセージに “SSL handshake failed”, “Server certificate verification failed”, “Unknown certificate issuer” といった文言が含まれることがあります。

詳細な説明:

HTTPS接続では、クライアントはサーバーから提示されるSSL/TLS証明書を検証し、サーバーの正当性を確認します。この検証が失敗する原因として、以下の状況が考えられます。

  • 証明書が自己署名証明書である: 公的な認証局から発行されたものでないため、クライアントのOSやブラウザがデフォルトで信頼しない。
  • 証明書の有効期限が切れている: 証明書が失効しているため、信頼できないと判断される。
  • 証明書のCommon Name (CN) またはSubject Alternative Name (SAN) がアクセスに使用したホスト名と一致しない: アドレスバーのホスト名と証明書に記載されたホスト名が異なるため、中間者攻撃の可能性が疑われる。
  • 証明書の信頼チェーンが不完全: サーバー側で、中間証明書が正しく設定されておらず、クライアントがルート認証局まで信頼をたどれない。
  • ルート認証局がクライアントOSやキーストアに登録されていない: 特にプライベート認証局を使用している場合。

確認ポイント:

  1. ブラウザでのアクセス: SVNリポジトリのURLをWebブラウザで開いてみます(ただし、ApacheがWebDAVでリポジトリを公開している場合に限る)。ブラウザが証明書エラーを警告するか確認し、証明書の詳細(発行者、有効期限、CN/SANなど)を確認します。
  2. クライアントOSやキーストアへの証明書登録: 自己署名証明書やプライベート認証局の証明書を使用している場合、その証明書がクライアントPCのOSの信頼済みルート証明書ストアや、SVNクライアント(特にJavaベースのクライアントなど)のキーストアに登録されているか確認します。
  3. サーバー側のSSL設定: サーバー側でApacheなどの設定ファイルを確認し、証明書ファイル、秘密鍵ファイル、中間証明書ファイルが正しく指定されているか確認します。

解決策:

  • 自己署名証明書の場合:
    • 推奨: 公的な認証局または社内の認証局から正規の証明書を取得して設定する。
    • 応急処置(非推奨、セキュリティリスクあり): クライアント側でその証明書を永続的に受け入れる設定を行う。TortoiseSVNの場合、証明書エラーが表示された際に「Accept Permanently」を選択できます。コマンドラインクライアントの場合、~/.subversion/servers ファイルの [global] セクションに ssl-server-cert-failures = unknown-ca,cn-mismatch,expired,not-yet-valid,other のように設定を追加する方法もありますが、セキュリティリスクを十分に理解して慎重に使用してください。
  • 有効期限切れの証明書の場合: 新しい証明書を取得し、サーバーに設定します。
  • CN/SAN不一致の場合: アクセスに使用するホスト名を証明書に合わせて変更するか、証明書をアクセスに使用するホスト名に対応したものに再発行してもらう必要があります。
  • 信頼チェーンが不完全な場合: サーバー側で中間証明書を正しく設定します。
  • プライベート認証局の場合: クライアントPCのOSや必要なアプリケーションの信頼済み証明書ストアに、プライベート認証局のルート証明書をインポートします。
  • これらの作業にはサーバー管理者の協力が必要です。

原因6: クライアント側の問題

SVNクライアントソフトウェアの不具合、バージョンが古い、キャッシュの問題、ワークスペースの破損などが原因でE170013エラーが発生することがあります。

詳細な説明:

SVNクライアントは、ローカルのワークスペースと連携しながらリポジトリ操作を実行します。ワークスペースの管理情報(.svn ディレクトリ内のファイル)が何らかの原因で破損したり、クライアントソフトウェア自体のバグや設定ミスによって、サーバーとの通信やデータ処理に問題が発生することがあります。

確認ポイント:

  1. SVNクライアントのバージョン: 使用しているSVNクライアント(TortoiseSVN, RapidSVN, コマンドラインクライアントなど)のバージョンを確認します。サーバー側で使用しているSVNのバージョンと比べて極端に古い場合、互換性の問題が発生する可能性があります。特に、サーバーが比較的新しいバージョン(例: 1.8以降)で、クライアントが非常に古いバージョン(例: 1.6以前)の場合、一部の機能やプロトコル互換性で問題が出ることがあります。
  2. ワークスペースの .svn ディレクトリ: ワークスペース内の .svn ディレクトリ(隠しフォルダ)は、リポジトリとの状態を管理する重要な情報を含んでいます。このディレクトリ内のファイルが、ディスクエラーや不適切な操作(例: .svn ディレクトリをコピー&ペーストする)によって破損している可能性があります。
  3. クライアントのキャッシュ: 前述の認証情報のキャッシュ以外にも、様々なキャッシュがクライアント側に存在します。これらが古い情報を持っていることで問題が発生することがあります。
  4. 別のクライアントでの試行: 可能であれば、同じPC上で別の種類のSVNクライアント(例: TortoiseSVNで失敗するならコマンドラインクライアント svn で試す)や、別のPCで同じ操作を試してみます。これにより、問題が特定のクライアントソフトウェアや特定のPC環境に依存するかどうかを切り分けることができます。

解決策:

  • SVNクライアントを最新バージョンにアップデートする: 多くの問題は、クライアントソフトウェアのバグが修正された最新バージョンで解決することがあります。
  • クライアントの認証情報をクリアする: 原因3の解決策を参照してください。
  • 新しいワークスペースをチェックアウトして試す: 既存のワークスペースのローカル変更をどこかにバックアップしておき、一度そのワークスペースを削除してから、リポジトリから新しく checkout します。新しいワークスペースで問題が再現しない場合、元のワークスペースの .svn ディレクトリが破損していた可能性が高いです。
  • .svn ディレクトリの修復/再構築(非推奨): .svn ディレクトリの破損が原因である可能性が高い場合、svn cleanup コマンドを試すことで修復できることがあります。しかし、深刻な破損の場合は困難であり、通常はワークスペースの再チェックアウトが推奨されます。.svn ディレクトリを手動で削除したり編集したりすることは絶対に避けてください。
  • クライアントのキャッシュクリアや、設定のリセットを試みる(クライアントの種類による)。

原因7: サーバーの負荷またはキャパシティの問題

SVNサーバーが過度な負荷状態にある場合、クライアントからのリクエストに応答できず、タイムアウトや接続エラーとしてE170013が報告されることがあります。

詳細な説明:

多くのユーザーが同時にアクセスしている、大規模なコミットやアップデートが発生している、重いスクリプトがサーバー上で実行されているなど、様々な要因でSVNサーバーのCPU、メモリ、I/Oリソースが限界に達することがあります。この状態では、新しい接続を受け付けられなかったり、既存の接続に対する処理が遅延したりして、クライアント側では接続エラーやタイムアウトとして検知されます。

確認ポイント:

  1. サーバーの負荷状況: サーバー管理者に依頼して、エラー発生時間帯のサーバーのCPU使用率、メモリ使用量、ディスクI/O(read/write速度、キュー長)、ネットワーク帯域幅の使用率などを確認してもらいます。
  2. 同時接続数: Apacheやsvnserveのログ、OSのネットワーク接続状態を確認し、現在の同時接続数がどれくらいあるか確認します。設定されている上限に近い、または超えているかもしれません。
  3. 他のユーザーへの影響: 同僚など他のSVNユーザーも同時刻に同様の問題を経験しているか確認します。広範囲に影響が出ている場合、サーバー側の負荷が原因である可能性が高まります。
  4. 特定の大規模操作との関連: エラーが発生したのが、非常に大きなファイルをコミットしようとした後、または大規模なブランチのマージやアップデートなど、サーバーに負荷をかける特定の操作を行った後ではないか確認します。

解決策:

  • サーバーのリソース増強: 継続的にサーバーの負荷が高い場合は、ハードウェアリソース(CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク帯域幅)を増強することを検討します。
  • SVNサーバーソフトウェアのチューニング: Apacheやsvnserveの設定を最適化し、同時接続数の上限を引き上げたり、タイムアウト設定を調整したり、キャッシュ設定を見直したりします。
  • 大規模操作の時間調整: 大規模なコミットやアップデート、マージといった負荷のかかる操作は、利用者が少ない時間帯に実行するように調整することを検討します。
  • リポジトリの再編成: リポジトリが非常に大きくなっている場合、svnadmin dumpsvnadmin load を使用してリポジトリを再編成することで、パフォーマンスが改善されることがあります。ただし、これは時間とディスク容量を必要とする作業です。
  • サーバーの運用監視: サーバーの稼働状況やリソース使用率を継続的に監視し、問題が発生する前に兆候を捉えられるようにします。

原因8: 使用しているプロトコル固有の問題

使用しているプロトコル(http/https, svn, svn+ssh)によって、発生しやすい問題や確認すべき設定ファイルが異なります。

詳細な説明:

  • http/https (Apache + mod_dav_svn): WebサーバーであるApacheを経由してアクセスします。Apacheの設定(httpd.conf, svn.conf)、mod_dav_svnモジュールの設定、SSL設定(httpsの場合)、認証モジュール (mod_auth_basic, mod_authz_svn など)の設定が重要です。E170013エラーは、これらの設定ミスやApacheプロセスの問題によって発生しやすいです。大規模なリクエストに対してApacheのタイムアウト設定が短すぎる場合なども発生します。
  • svn (svnserve): svnserveデーモンに直接接続します。svnserve自体の設定ファイル(svnserve.conf)、認証ファイル(passwd)、認可ファイル(authz)、およびポート3690へのネットワーク接続が重要です。Apacheを使用しないため設定はシンプルですが、.svnserve.conf の設定ミスや、ファイアウォールでのポートブロックなどが問題になりやすいです。
  • svn+ssh (svnserve + SSH): SSHトンネルを通じてsvnserveに接続します。SSHサーバーの設定(sshd_config)、SSHユーザーのアカウント、SSH鍵認証やパスワード認証の設定、およびSSH接続自体が重要です。E170013エラーは、SSH接続の確立失敗、SSH認証の失敗、またはSSHトンネル経由でのsvnserveアクセスに関する問題で発生することがあります。.ssh/config の設定やSSHエージェントの問題も関連することがあります。

確認・解決策:

それぞれのプロトコルに応じて、前述の「ネットワーク接続」「SVNサーバー側」「認証・認可」の確認ポイントを、当該プロトコルに関連する設定ファイルやプロセスに絞って確認します。

  • http/https: Apacheの設定ファイル(httpd.conf など)を確認。Apacheのログを重点的に確認。SSL証明書の設定を確認。Apacheプロセスの状態を確認。
  • svn: svnserve.confpasswdauthz ファイルを確認。svnserve プロセスの状態を確認。ポート3690への接続を確認(Telnetなど)。
  • svn+ssh: SSHサーバーの設定(sshd_config)を確認。クライアント側のSSH設定(~/.ssh/config)、鍵ファイル、known_hostsファイルを確認。SSHユーザーがサーバー上で有効か確認。SSH接続自体が成功するか(ssh user@server)確認。

エラーメッセージの詳細な読み解き方

E170013エラーは、単に「リポジトリにアクセスできませんでした」という包括的なエラーコードです。その原因を特定するためには、E170013に付随して表示される具体的なエラーメッセージ(親エラー)が非常に重要になります。よく見られる付随メッセージと、そこから推測される原因、確認ポイントを以下に示します。

  • E170013: Unable to connect to a repository at URL '...'
    • 最も一般的なメッセージ。ネットワーク接続、サーバー停止、ファイアウォール、DNS問題など、接続自体に失敗している可能性が高いです。
    • 確認ポイント: 原因1(ネットワーク)、原因2(サーバー稼働状況)。
  • E170013: Connection refused
    • サーバー側が接続要求を拒否しています。
    • 確認ポイント: 原因1(Telnetでポートが閉じているか、SVNサービスが起動していない)、原因2(SVNサービスの状態、ファイアウォール)、原因8(プロトコルごとのサービス状態)。
  • E170013: Connection timed out
    • 接続要求に応答がありません。ネットワーク遅延、サーバーの応答遅延(高負荷)、ファイアウォールでの通信破棄などが考えられます。
    • 確認ポイント: 原因1(Ping、Traceroute、ファイアウォール)、原因7(サーバー負荷)。
  • E170013: Host not found または E170013: Could not resolve hostname '...'
    • 指定されたホスト名がIPアドレスに変換できませんでした(DNS解決失敗)。
    • 確認ポイント: 原因1(DNS設定、nslookup/dig コマンド)、原因1(プロキシ設定)。
  • E170013: Authorization failed または E170013: Authentication failed
    • 認証または認可に失敗しました。ユーザー名/パスワードの誤り、権限不足などが原因です。
    • 確認ポイント: 原因3(認証情報、サーバー側の認証・認可設定)。
  • E170013: Malformed representation header または E170013: Corrupt representation
    • リポジトリから読み込んだデータが破損しています。
    • 確認ポイント: 原因4(リポジトリ破損、svnadmin verify)。
  • E170013: Could not open the requested SVN filesystem または E170013: Expected repository format '...'
    • SVNサーバーが、指定されたパスにあるリポジトリを正常に読み込めませんでした。リポジトリのファイル構造が壊れている、または指定されたパスがリポジトリではない可能性があります。
    • 確認ポイント: 原因4(リポジトリディレクトリ、svnadmin verify)。
  • E170013: Repository UUID mismatches
    • ワークスペースが記憶しているリポジトリのUUIDと、接続先のサーバーのリポジトリのUUIDが一致しません。これは、ワークスペースが古いリポジトリを指しているか、サーバー側でリポジトリが移動または再作成された場合に発生します。
    • 確認ポイント: ワークスペースのURLを確認(svn info)、サーバー側でリポジトリのUUIDを確認(svn info <repository_url> または svnlook uuid /path/to/repository)。解決策は、ワークスペースのURLを修正するか、新しいリポジトリに対してワークスペースを再チェックアウトすることです。
  • E170013: SSL handshake failed または E170013: Server certificate verification failed
    • HTTPS接続時にSSL/TLSの確立または証明書の検証に失敗しました。
    • 確認ポイント: 原因5(SSL/TLS証明書)。

これらの付随メッセージを注意深く確認することが、E170013エラーの根本原因を特定するための最も重要なステップです。

予防策

SVN E170013エラーの発生を完全に防ぐことは難しいですが、以下の予防策を実施することで、発生頻度を減らし、発生した場合の復旧を容易にすることができます。

  1. SVNサーバーの定期的なメンテナンス:
    • サーバーのディスク空き容量を定期的に監視し、不足しないように管理する。
    • SVNサービスや関連するWebサーバー(Apacheなど)のログファイルを定期的に確認し、異常がないかチェックする。
    • サーバーOSやSVNソフトウェアのセキュリティアップデートやパッチを適用する。
    • リポジトリのロックファイル(db/locks など)を定期的にクリーンアップする(ただし、不適切な操作は避ける)。
  2. リポジトリの定期的な整合性チェック:
    • svnadmin verify コマンドを定期的に実行し、リポジトリのデータ整合性を確認する。スクリプトで自動化し、異常があれば通知するように設定すると良い。
  3. リポジトリの定期的なバックアップ:
    • これは最も重要です。 svnadmin dump またはファイルシステムレベルでのコピー(ただし、ライブバックアップには注意が必要)で、リポジトリのバックアップを定期的に取得します。バックアップデータが実際に復旧に使えるかどうかも定期的にテストします。
  4. サーバーとクライアントのバージョン互換性:
    • サーバーとクライアントのSVNバージョンは、できるだけ新しいバージョンを使用し、大きくかけ離れないようにします。特に、クライアントはサーバーのバージョンと同等かそれ以降のバージョンを使用することが推奨されます。
  5. 適切な認証・認可設定:
    • 不要な匿名アクセスを禁止し、各ユーザーが必要最小限の権限のみを持つように authz ファイルを適切に設定・管理します。
    • 安全な認証方法(例: HTTPS経由でのパスワード認証、SSH鍵認証)を使用します。
  6. サーバーのキャパシティプランニング:
    • 利用ユーザー数やリポジトリのサイズ増加予測に基づいて、サーバーのハードウェアリソース(CPU、メモリ、ディスク容量、ネットワーク帯域)が将来的に不足しないように計画します。
  7. ネットワーク環境の安定化:
    • サーバーとクライアント間のネットワーク経路が安定していることを確認します。必要に応じてネットワーク機器のメンテナンスや設定見直しを行います。
  8. クライアントソフトウェアのアップデート:
    • 使用しているSVNクライアントソフトウェアを定期的に最新バージョンにアップデートします。

これらの予防策を継続的に実施することで、E170013エラーを含む様々なSVN関連の問題の発生リスクを低減し、万が一発生した場合でも迅速な原因特定と復旧が可能となります。

まとめ

SVN E170013エラーは、ネットワーク、サーバー、認証・認可、リポジトリ破損など、様々な要因が絡み合って発生する可能性のあるエラーです。このエラーに遭遇した場合、慌てずに以下のステップで対応することが重要です。

  1. 初動対応: エラーメッセージの全文、発生した操作、発生状況(特定のユーザー/ワークスペース/環境か)、他のコマンドの成否などを詳細に確認し、問題の切り分けを行います。
  2. 原因の特定: 確認した情報をもとに、考えられる原因(ネットワーク問題、サーバー問題、認証・認可問題、リポジトリ問題など)の中から最も可能性の高いものを推測します。付随するエラーメッセージが重要なヒントとなります。
  3. 詳細な確認と切り分け: 推測した原因に基づいて、本記事で解説した確認ポイント(Ping/Telnetでの接続確認、サーバーリソース/ログ確認、設定ファイル確認、svnadmin verify 実行、認証情報/権限確認など)を一つずつ実行し、原因を絞り込んでいきます。必要に応じてサーバー管理者の協力を得てください。
  4. 解決策の実施: 特定された原因に対する具体的な解決策(ファイアウォール設定変更、サービス再起動、認証情報クリア、設定ファイル修正、バックアップからの復旧など)を実行します。重要な作業の前には必ずバックアップを取得してください。
  5. 予防策の検討と実施: エラーが解決した後、再発防止のために本記事で紹介した予防策(定期的なメンテナンス、バックアップ、整合性チェックなど)を検討し、実施します。

E170013エラーの解決には、クライアント側とサーバー側の両面からの確認と、必要に応じてサーバー管理者との連携が不可欠です。この記事が、皆様がE170013エラーに冷静かつ効果的に対処するための一助となれば幸いです。

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の環境や状況における全ての問題の解決を保証するものではありません。本記事の内容に基づいて実施された作業によって生じたいかなる損害についても、筆者および関係者は一切責任を負いません。重要な作業を行う際は、必ず事前に十分な調査とバックアップを取得し、自己責任において実施してください。特にサーバー側の設定変更やリポジトリの直接的な操作は、システムに重大な影響を与える可能性があるため、専門知識を持った管理者以外は行わないでください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール