【初心者向け】Microsoft Formsの使い方徹底解説!簡単なアンケート作成方法
「アンケートを取りたいけど、難しそう…」「申し込みフォームを手軽に作りたい」そうお考えですか?
Microsoft Formsを使えば、プログラミングや専門知識は一切不要!誰でも簡単に、デザイン性の高いアンケートやフォーム、さらには小テストまで作成できます。しかも、Microsoftアカウントがあれば、基本的に無料で利用できます。
この記事では、Microsoft Formsを初めて使う方に向けて、Formsの基本から、簡単なアンケート(フォーム)の作成方法、共有、そして集まった回答の確認・分析方法まで、画面イメージ(テキストでの説明)を交えながら徹底的に解説します。
この記事を読めば、あなたもすぐにFormsを使ってアンケートを作成できるようになりますよ!
1. はじめに:Microsoft Formsとは?なぜFormsを使うの?
1-1. Microsoft Formsとは?
Microsoft Formsは、Microsoft社が提供するオンラインのフォーム作成ツールです。Webブラウザ上で操作でき、簡単な操作でアンケート、申し込みフォーム、小テストなどを素早く作成・配布し、回答を収集・分析することができます。
1-2. Formsを使う魅力
Microsoft Formsには、以下のような魅力があります。
- とにかく簡単!初心者でもすぐに使える
直感的なインターフェレーションで、質問形式を選んで内容を入力するだけでフォームが完成します。専門知識は一切必要ありません。 - 基本的に無料で利用可能
個人のMicrosoftアカウント(Outlook.com, Hotmail, Live.comなど)があれば、追加費用なしでFormsの基本的な機能を利用できます。(法人向けMicrosoft 365ライセンスを持つユーザーは、さらに高度な機能や高い制限値で利用できます) - 豊富な質問形式
選択肢、テキスト、評価、日付といった基本的なものから、ランキング、リッカート尺度、ファイルのアップロードなど、様々な質問形式に対応しています。 - デザイン性の高いフォームが作成できる
用意されたテーマを選んだり、オリジナルの背景画像を設定したりすることで、見た目の良いフォームを簡単に作成できます。 - PC・スマホ・タブレットなど、どのデバイスでも回答しやすい
作成したフォームは、様々なデバイスの画面サイズに合わせて自動で最適化されるため、回答者は場所を選ばず簡単に回答できます。 - 回答の収集・分析が効率的
収集された回答は自動で集計され、グラフなどで視覚的に確認できます。また、Excelファイルにエクスポートして詳細な分析を行うことも可能です。 - Microsoft 365サービスとの連携
SharePoint、Teams、Excelなど、他のMicrosoft 365サービスとの連携がスムーズに行えます。(法人向けMicrosoft 365の場合) - 共同作成・共同作業が可能
複数のユーザーで協力して一つのフォームを作成・編集したり、集まった回答を共有したりできます。
これらの魅力から、Formsはビジネスシーンでの顧客満足度調査や社内アンケート、イベント申し込み、教育現場での課題提出や確認テストなど、幅広い用途で活用されています。
1-3. この記事で学べること
この記事では、Microsoft Formsの基本操作から、以下の内容を学ぶことができます。
- Formsへのアクセス方法
- 新しいフォーム(アンケート)の作成方法
- 様々な質問形式の使い方と設定
- フォームのデザイン変更方法
- 作成したフォームの共有方法
- 集まった回答の確認と分析方法
- フォームの詳細設定(期日設定、匿名性など)
初心者の方でも安心して取り組めるよう、一つ一つの手順を丁寧に解説していきます。さあ、Microsoft Formsの世界へ踏み出してみましょう!
2. Microsoft Formsの基本
アンケート作成を始める前に、まずはFormsの基本的な使い方を把握しておきましょう。
2-1. Formsへのアクセス方法
Microsoft Formsにアクセスする方法はいくつかあります。
- Webブラウザから直接アクセスする
お使いのWebブラウザ(Edge, Chrome, Firefox, Safariなど)のアドレスバーに「forms.office.com」と入力してアクセスします。
Microsoftアカウントへのサインインが求められる場合は、ご利用のアカウント情報(メールアドレスとパスワード)を入力してサインインしてください。 - Microsoft 365ポータルからアクセスする
Microsoft 365を利用している場合は、Microsoft 365ポータルサイト(portal.office.com)にアクセスし、サインインします。サインイン後、左側または上部にあるアプリ起動ツール(四角が9つ並んだアイコン)をクリックし、表示されるアプリ一覧の中から「Forms」を選択します。
どちらの方法でも、Microsoft Formsのホーム画面が表示されます。
2-2. 利用可能なプランと機能の違い
Microsoft Formsは、利用するMicrosoftアカウントの種類によって利用できる機能や制限が異なります。
- 個人のMicrosoftアカウント(Outlook.com, Hotmail, Live.comなど):
無料で基本的な機能を利用できます。アンケート作成、回答収集、簡単な分析が可能です。回答数やフォーム数の上限は、無料版でも比較的余裕があります。(ただし、Microsoftの規約変更により変動する可能性はあります) - 法人/教育機関向けMicrosoft 365ライセンス:
組織で契約しているMicrosoft 365ライセンスに含まれているFormsです。無料版の機能に加えて、より高度な設定(例:組織内のユーザーのみ回答可能にする)、Power Automateとの連携、Forms Pro(現在はMicrosoft Dynamics 365 Customer Voiceとして提供)といった上位機能を利用できる場合があります。また、回答数やフォーム数の上限も無料版より多く設定されています。
この記事では、主に個人向けアカウントでも利用できる基本的な機能を中心に解説しますが、法人向けアカウントの場合に利用できる便利な機能についても触れることがあります。
2-3. Formsのホーム画面の構成
Formsにサインインすると、ホーム画面が表示されます。主な構成要素は以下の通りです。
- 上部メニュー/ヘッダー:
- 左上に「Forms」のロゴが表示されます。
- 中央に「新しいフォーム」「新しいクイズ」を作成するボタンがあります。
- 右上にアカウント情報や設定ボタンがあります。
- 中央の表示エリア:
- あなたが最近作成したフォームやクイズ、または他のユーザーから共有されたフォームが表示されます。
- 通常、「すべてのフォーム」や「ピン留め済み」「共有されたフォーム」といったフィルターで表示を切り替えることができます。
- 「新しいフォーム」と「新しいクイズ」:
Formsには「フォーム」と「クイズ」の2種類があります。- フォーム: アンケート、意見収集、イベント申し込みなどに使用します。正誤判定はありません。
- クイズ: テストや採点が必要な確認問題などに使用します。正解を設定したり、点数を付けたりすることができます。
今回は「簡単なアンケート作成」が目的なので、「新しいフォーム」を中心に解説します。
3. 簡単なアンケート(フォーム)を作成する
さあ、いよいよアンケートを作成してみましょう!
3-1. 新規フォーム作成の手順
Formsのホーム画面から「新しいフォーム」ボタンをクリックします。
新しいフォームの編集画面が表示されます。最初はタイトルと説明文の入力欄のみが表示されています。
3-2. フォームのタイトルと説明文の設定
- フォームのタイトルを入力する
編集画面の一番上に「タイトル未設定のフォーム」と表示されています。ここをクリックして、作成するアンケートのタイトルを入力します。
例:「顧客満足度アンケート」「イベント参加申し込みフォーム」 - フォームの説明文を入力する(任意)
タイトルの下に「説明を入力してください」と表示されています。ここをクリックして、アンケートの目的や所要時間、回答のお願い、注意事項などを入力します。
例:「本アンケートは、サービス向上のために実施しております。ご協力をお願いいたします。(所要時間:約5分)」
タイトルと説明文は、回答者が最初に目にする部分です。分かりやすく簡潔に記載しましょう。
3-3. 質問の追加方法(新しい項目の追加)
タイトルと説明文の下に「新しい項目の追加」というボタンが表示されています。これをクリックすることで、新しい質問をフォームに追加できます。
「新しい項目の追加」をクリックすると、以下のような質問形式の候補が表示されます。
- 選択肢
- テキスト
- 評価
- 日付
- ランキング
- リッカート
- ファイルのアップロード
- Net Promoter Score (NPS)
- セクション
まずはよく使う基本的な質問形式から見ていきましょう。
3-4. 代表的な質問形式の種類とそれぞれの使い方
質問形式 | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|
選択肢 | 用意された選択肢の中から1つまたは複数を選択してもらう形式。 | 該当項目の選択、はい/いいえ、複数回答可能な質問 |
テキスト | 自由記述で回答を入力してもらう形式。「一行」または「複数行」を選択できます。 | 氏名、住所、意見、自由記述など |
評価 | 星や数字を使って、段階的な評価をしてもらう形式。レベル数(2~10)とシンボル(星または数字)を選択できます。 | 満足度、重要度などの評価 |
日付 | カレンダーから特定の日付を選択してもらう形式。 | 誕生日、イベント参加希望日など |
これらの質問形式の使い方を具体的に見ていきます。
【質問形式:選択肢】
最もよく使われる質問形式です。
- 「新しい項目の追加」をクリックし、「選択肢」を選択します。
- 質問の編集エリアが表示されます。まず、「質問を入力してください」と書かれた場所に質問文を入力します。
例:「Q1. 当社のサービスをどこでお知りになりましたか?」 - 「オプション 1」と書かれた場所に最初の選択肢を入力します。
例:「インターネット検索」 - 「オプション 2」と書かれた場所に次の選択肢を入力します。
例:「SNS」 - 選択肢を追加したい場合は、「オプションの追加」ボタンをクリックします。新しい選択肢の入力欄が表示されます。
例:「知人からの紹介」「その他」 - 不要な選択肢は、その選択肢の右側に表示されるゴミ箱アイコンをクリックすると削除できます。
- 選択肢の並び順を変えたい場合は、選択肢の左側に表示されるドラッグハンドル(点々のアイコン)をドラッグ&ドロップで移動させます。
- 「その他」の選択肢を設けたい場合は、「「その他」オプションを追加」ボタンをクリックします。選択肢リストの最後に「その他」が追加され、回答者が自由な内容を入力できるようになります。
【選択肢形式の設定】
選択肢形式の質問の下部には、いくつかの設定項目があります。
- 複数回答:
このスイッチをオンにすると、回答者が複数の選択肢を選ぶことができるようになります。(オフの場合は1つのみ選択可能)
例:「Q1. 当社のサービスの良い点をすべてお選びください。」 - 必須:
このスイッチをオンにすると、この質問への回答が必須になります。回答者がスキップしようとすると警告が表示されます。
重要な質問には必ず設定しましょう。必須設定された質問の横には赤いアスタリスク(*)が表示されます。 - …(その他のオプション):
質問の下部右側にある「…」をクリックすると、さらに詳細な設定が表示されます。- 並べ替え:
選択肢をランダムな順序で表示します。回答順序によるバイアスを防ぎたい場合に有効です。 - ドロップダウン:
選択肢をドロップダウンリスト形式で表示します。選択肢が多い場合にフォームが縦に長くなるのを防げます。 - 小見出し:
質問の下に補足的な説明(小見出し)を追加できます。 - ブランチ:
この質問への回答に応じて、次に表示する質問を分岐させることができます。高度な機能なので、後述します。
- 並べ替え:
【質問形式:テキスト】
回答者が自由な文章を入力する質問形式です。
- 「新しい項目の追加」をクリックし、「テキスト」を選択します。
- 質問文を入力します。
例:「Q2. 当社サービスに関するご意見・ご要望をお聞かせください。」 - テキスト入力欄の下にある「複数行」のスイッチをオン/オフで切り替えます。
- オフ(デフォルト): 一行の短い回答を想定しています。(氏名、メールアドレスなど)
- オン: 複数行の長い回答(文章)を想定しています。入力エリアが広くなります。
- 「必須」のスイッチで回答を必須にするか設定します。
- …(その他のオプション):
- 制限:
テキスト回答に入力できる値の種類や範囲を制限できます。
例えば、数値のみを受け付けたり、特定の数値より大きい/小さいといった制限をかけることができます。(例:年齢を入力してもらう場合に「数値」「以上」「0」と設定して年齢が0歳以上であることを必須にする、電話番号に「数値」を設定するなど)
- 制限:
【質問形式:評価】
段階的な評価をしてもらう形式です。
- 「新しい項目の追加」をクリックし、「評価」を選択します。
- 質問文を入力します。
例:「Q3. 当社サービス全体の満足度を評価してください。」 - 「レベル」で評価の段階数(2~10)を選択します。一般的には5段階評価や10段階評価がよく使われます。
- 「シンボル」で評価に使用する記号を「星」または「数字」から選択します。
- …(その他のオプション):
- ラベル:
評価の最低値と最高値にそれぞれテキストラベルを設定できます。
例:「レベル:5」「シンボル:星」の場合、レベル1に「不満」、レベル5に「大変満足」といったラベルを表示できます。回答者にとって評価の基準が明確になります。
- ラベル:
【質問形式:日付】
特定の日付を選択してもらう形式です。
- 「新しい項目の追加」をクリックし、「日付」を選択します。
- 質問文を入力します。
例:「Q4. イベント参加希望日をお選びください。」 - 「必須」のスイッチで回答を必須にするか設定します。
回答者は、質問の下に表示される入力欄をクリックするとカレンダーが表示され、そこから日付を選択できます。手入力も可能です。
3-5. その他の質問形式(少し応用)
上記以外にも、以下のような質問形式があります。
- ランキング:
複数の項目に対し、優先順位や好きな順に並べ替えてもらう形式です。
例:「好きな果物を上から順番に並べてください。(りんご、みかん、バナナ、いちご)」
項目を追加し、回答者はドラッグ&ドロップで並べ替えを行います。 - リッカート:
複数の質問項目に対し、「全くそう思わない」から「非常にそう思う」までのような、同じ尺度で回答してもらう形式です。
例:
項目1:サービスの品質について
項目2:スタッフの対応について
尺度:非常に不満、不満、普通、満足、非常に満足
この形式を使うと、複数の項目に対する評価をまとめて収集・比較しやすいです。 - ファイルのアップロード:
回答者にファイル(写真、文書など)をアップロードしてもらう形式です。
例:「イベント参加申し込みに必要な書類をアップロードしてください。」
アップロードされたファイルは、Formsを作成したユーザーのOneDriveまたはSharePoint Onlineに保存されます。(保存先はFormsを作成した場所や設定によります)アップロードできるファイルの数、サイズ、種類を制限できます。
注意: この機能は、通常、法人/教育機関向けのMicrosoft 365アカウントでのみ利用可能です。個人のMicrosoftアカウントでは表示されない場合があります。 - Net Promoter Score (NPS):
顧客ロイヤルティを測るための指標(NPS)を収集する専用の質問形式です。
「[0-10]のスケールで、弊社を友人や同僚に勧める可能性はどのくらいありますか?」という定型的な質問が自動で生成されます。回答者は0から10までの数値を選択します。
まずは「選択肢」「テキスト」「評価」「日付」をマスターすれば、ほとんどの簡単なアンケートは作成できます。必要に応じて他の質問形式も試してみてください。
3-6. 質問の設定(コピー、削除、移動など)
追加した質問は、後から編集したり、並べ替えたり、削除したりできます。
- 質問の編集:
編集したい質問をクリックすると、編集モードになります。質問文、選択肢、設定などを変更できます。 - 質問のコピー:
質問の右上に表示されるコピーアイコンをクリックすると、全く同じ内容の質問が複製されます。似たような質問を複数作成する場合に便利です。 - 質問の削除:
質問の右上に表示されるゴミ箱アイコンをクリックすると、その質問を削除できます。 - 質問の移動:
質問の右上に表示される上向き/下向き矢印アイコンをクリックすると、その質問の表示順序を上下に移動できます。ドラッグ&ドロップでも移動できます。
3-7. プレビュー機能の使い方
作成したフォームが回答者にはどのように見えるかを確認できます。
フォーム編集画面の右上にある「プレビュー」ボタンをクリックします。
プレビュー画面が表示されます。
- PC表示とモバイル表示:
プレビュー画面の上部に「コンピューター」アイコンと「モバイル」アイコンが表示されています。それぞれのアイコンをクリックすることで、PCで表示した場合とスマートフォンで表示した場合の見え方を確認できます。
回答者がどのデバイスから回答する可能性があるかを考慮して、見え方を確認しておきましょう。 - 回答を試す:
プレビュー画面で実際に質問に回答を入力してみることができます。入力した内容は保存されないため、自由に試せます。 - 編集に戻る:
プレビュー画面の右上にある「戻る」ボタンをクリックすると、フォーム編集画面に戻ります。
プレビューは、フォームを共有する前に必ず行い、誤字脱字や表示崩れがないか確認することが重要です。
3-8. テーマ(デザイン)の設定
作成したフォームのデザインを変更して、見た目を良くすることができます。
フォーム編集画面の右上にある「テーマ」ボタンをクリックします。
テーマ設定画面が右側に表示されます。
- 用意されたテーマを選択:
Formsが用意している背景画像や配色パターンの中から好きなものを選んでクリックすると、すぐにフォームのデザインに反映されます。季節に合わせたものや、ビジネスシーンに合ったシンプルなものなど、様々なテーマがあります。 - 色のみを設定:
テーマ画像を使わず、単色を背景色として設定することも可能です。 - 背景画像をアップロード:
自分で用意した画像を背景として設定したい場合は、「画像をアップロード」をクリックしてファイルを指定します。写真や会社のロゴなどを使うと、オリジナルのフォームを作成できます。 - 動画を背景に設定:
一部のテーマでは、静止画ではなくアニメーション動画を背景に設定できます。
デザインはフォームの印象を大きく左右します。目的に合ったテーマを選んだり、オリジナルの画像をアップロードしたりして、回答者が回答しやすい、見た目の良いフォームを作成しましょう。
ここまでで、タイトル設定、説明文入力、質問の追加(選択肢、テキスト、評価、日付)、質問の設定、プレビュー、テーマ設定といった、基本的なフォーム作成の流れをマスターしました。この知識があれば、シンプルなアンケートや申し込みフォームは十分に作成できます。
4. 高度なアンケート機能(今回はクイズ機能は割愛)
基本的なアンケート作成に慣れてきたら、さらに便利な機能を使ってみましょう。
4-1. セクションの追加と活用
セクションを使うと、フォームを複数のページに分割したり、関連性の高い質問をグループ化したりできます。
- 「新しい項目の追加」をクリックし、「セクション」を選択します。
- 新しいセクションが追加されます。セクションにもタイトルと説明文を設定できます。
例:
セクション1 タイトル:「お客様情報のご入力」
セクション2 タイトル:「サービスに関するご意見」 - 追加したセクションの下に質問を追加していくと、そのセクションに含まれる質問となります。質問の並び順と同様に、セクションも上下に移動させたり、コピーしたり、削除したりできます。
セクションを使うメリット:
- 回答者の負担軽減: 質問数が多い場合にセクションで区切ることで、一度に表示される質問数が減り、回答者が心理的な負担を感じにくくなります。
- フォームの整理: 関連する質問をまとめてセクションにすることで、フォームの構造が分かりやすくなります。
- ブランチ機能との連携: 特定のセクションにのみ回答者を誘導するといったブランチ設定が可能になります。
4-2. ブランチ機能(回答に応じた質問の分岐)
ブランチ機能を使うと、回答者の選択内容に応じて、次に表示する質問やセクションを変えることができます。これにより、回答者一人ひとりに合わせたカスタマイズされたフォーム体験を提供できます。
例:「Q1. 当社サービスを利用したことがありますか?」
* 「はい」と答えた人には、利用経験者向けの質問を表示する。
* 「いいえ」と答えた人には、サービスを知ったきっかけなどの質問を表示する。
ブランチの設定方法:
- ブランチを設定したいフォームを開き、右上の「…」(その他のフォームの設定)をクリックします。
- メニューから「ブランチ」を選択します。
- ブランチ設定画面が表示されます。
- ブランチは質問ごとに設定します。各質問の下に「移動先」というドロップダウンリストが表示されます。
- 設定したい質問の「移動先」ドロップダウンリストをクリックします。
- その質問の回答選択肢(またはテキスト入力後の動作)が表示されます。それぞれの選択肢に対して、次にジャンプさせたい質問またはセクションを選択します。
- 「次へ」:設定しない場合のデフォルト。次の質問に順番に進みます。
- 特定の質問/セクション名:選択した場合、回答者はその質問/セクションにジャンプします。
- 「フォームの終了」:選択した場合、回答者はその時点でフォームの回答を完了します。
- 設定が終わったら、画面左上の「←戻る」アイコンをクリックして編集画面に戻ります。
ブランチ設定のポイント:
- ブランチは基本的に、回答が分岐する可能性のある質問形式(選択肢、テキスト、日付など)で設定できます。評価やランキングなど、分岐に適さない形式では設定できません。
- 複雑なブランチを設定すると、後からフォームの修正が難しくなる場合があります。最初は簡単な分岐から試してみましょう。
- ブランチ設定後は、必ず「プレビュー」機能を使って、想定通りに質問が分岐するか、全ての回答パターンを試して確認することが非常に重要です。
4-3. ファイルのアップロード(法人/教育機関向け機能)
回答者からファイルを受け取りたい場合に便利な機能です。
- 「新しい項目の追加」をクリックし、「ファイルのアップロード」を選択します。
- Formsを作成したユーザーのOneDriveまたはSharePoint Onlineに新しいフォルダが作成され、アップロードされたファイルがそこに保存される旨のメッセージが表示されます。「OK」をクリックします。
- 質問文を入力します。
例:「Q5. 応募作品の画像をアップロードしてください。」 - 以下の設定が可能です。
- アップロードできるファイルの数: 回答者一人あたりがアップロードできるファイルの最大数を指定します(最大10個)。
- アップロードできるファイルのサイズ: ファイル1個あたりの最大サイズを指定します(10MB, 100MB, 1GB)。
- ファイルの種類: 特定の種類のファイルのみを受け付けるように制限できます(Word, Excel, PPT, PDF, 画像, 動画, 音声)。
注意: この機能は、組織のアカウント(法人/教育機関向けMicrosoft 365ライセンス)でのみ利用可能です。個人のMicrosoftアカウントではこのオプションは表示されません。また、回答者はMicrosoftアカウントでサインインしている必要があります。
4-4. その他の応用的な質問形式
- リッカート尺度:
「新しい項目の追加」→「リッカート」を選択。行(評価対象の項目)と列(評価の尺度)を設定します。
例:行:商品の品質、価格、デザイン / 列:非常に良い、良い、普通、悪い、非常に悪い - ランキング:
「新しい項目の追加」→「ランキング」を選択。順序付けさせたい項目をリストアップします。回答者はドラッグ&ドロップで順序を変更します。
これらの応用的な質問形式を使いこなすことで、より詳細で多角的な情報を収集できるようになります。
5. アンケートの共有と配布
作成したフォームは、様々な方法で回答者に配布できます。
フォーム編集画面の上部にある「応答を収集」ボタンをクリックします。
共有オプションが表示されます。
5-1. 共有方法の種類
- リンク:
フォームへの直接リンク(URL)を生成します。最も一般的で簡単な共有方法です。
生成されたリンクをコピーして、メールやSNS、チャットツールなどで回答者に送付します。
「URLを短くする」にチェックを入れると、短いURLが生成されます。 - QRコード:
フォームへのリンクを含むQRコードを生成します。
生成されたQRコード画像をダウンロードして、印刷物(ポスター、チラシなど)に掲載したり、画面に表示したりすることで、スマートフォンなどで読み取ってもらい簡単にアクセスしてもらえます。 - 埋め込み:
HTMLコードを生成します。このコードをウェブサイトやブログに貼り付けることで、サイト内にフォームを直接表示させることができます。 - メール:
Microsoft Outlookなどのメールクライアントを起動し、メール本文にフォームへのリンクを含めて送信します。メール作成画面にフォームのタイトルとリンクが自動で挿入されます。
5-2. 応答の送信先の設定
リンクなどの共有方法を選ぶ際に、誰がフォームに回答できるかを制限できます。
- このリンクを持っているすべてのユーザーが応答できます:
Microsoftアカウントへのサインインは不要で、リンクを知っていれば誰でも回答できます。匿名での回答を収集したい場合や、組織外の人からの回答を集めたい場合に適しています。 - [あなたの組織名]のユーザーのみが応答できます: (法人/教育機関向け)
回答するには、Microsoftアカウントでサインインする必要があります。回答者の名前(アカウント情報)が自動で記録されます。社内アンケートや学内アンケートなど、対象者が限定されている場合に適しています。
この設定の場合、「応答を記録する」オプション(後述)をオンにすると、誰が回答したか確認できます。(通常はこの設定の場合、自動的にオンになります)
目的に応じて、適切な設定を選択しましょう。
5-3. 共有リンクの短縮
「応答を収集」画面で「リンク」を選択した際に、「URLを短くする」にチェックを入れると、長いURLを短くすることができます。短いURLの方が、見た目がすっきりし、メールやSNSなどで共有しやすい場合があります。
5-4. フォームをテンプレートとして共有する
作成したフォームを、他の人がコピーして自分のFormsとして利用できるように共有できます。
- フォーム編集画面の右上にある「…」(その他のフォームの設定)をクリックします。
- メニューから「共同作業または複製」を選択します。
- 「テンプレートとして共有」セクションにある「リンクを取得」ボタンをクリックします。
- テンプレートとして使用するための共有リンクが生成されます。
このリンクを受け取ったユーザーは、リンクを開くと「複製」ボタンが表示され、クリックすることであなたのフォームのコピーを自分のFormsに追加できます。
「他のユーザーと共同作業を行う」セクションでは、作成中のフォームを他のユーザーと共同で編集するためのリンクを取得できます。複数人でフォームを作成する場合に便利です。
6. 回答の収集と分析
フォームを共有して回答が集まり始めたら、「応答」タブで結果を確認・分析できます。
フォーム編集画面の上部にある「応答」タブをクリックします。
「応答」タブには、主に以下の情報が表示されます。
6-1. 概要表示(グラフや統計データ)
- 応答数: フォームに回答した人数が表示されます。
- 平均完了時間: 回答者がフォームの入力にかかった平均時間が表示されます。
- 状態: フォームが現在回答を受け付けているか(アクティブ)などが表示されます。
- 各質問のサマリー:
各質問に対する回答が集計され、グラフやリスト形式で表示されます。- 選択肢形式: 各選択肢を選んだ人数と割合が円グラフや棒グラフで表示されます。
- テキスト形式: 回答内容が一覧で表示されます。
- 評価形式: 平均評価値や、各レベルに投票した人数などが表示されます。
- 日付形式: 収集された日付がリスト表示されます。
- ランキング/リッカート形式: 集計結果がグラフや表で表示されます。
この概要表示を見るだけで、回答の傾向や全体像を素早く把握できます。グラフは画像としてコピー&ペーストすることも可能です。
6-2. 個別の回答を確認する
概要表示だけでは分からない、一人ひとりの回答内容を確認したい場合は、「結果を表示」ボタンをクリックします。
- 「結果を表示」画面では、回答者ごとに、その回答者がフォーム全体でどのような回答をしたのかを順番に確認できます。
- 回答者の情報は、「[あなたの組織名]のユーザーのみが応答できます」設定でサインインが必須の場合に表示されます。(匿名で回答を許可した場合は「匿名」と表示されます)
- 回答者のリストが表示され、各回答者名(または「匿名」)をクリックすると、その人の回答詳細を確認できます。
- 「前の回答者」「次の回答者」ボタンで、他の回答者の回答に切り替えることができます。
個別の回答を確認することで、自由記述の意見を読んだり、特定の回答者がどのように回答したのかを詳しく見たりすることができます。
6-3. 回答をExcelにエクスポートする
収集した回答を詳細に分析したり、他のデータと組み合わせたりしたい場合は、Excelファイルとしてダウンロードするのが便利です。
「応答」タブの右上にある「Excelで開く」ボタンをクリックします。
- Formsが自動的に、収集されたすべての回答を含むExcelファイルを生成し、ダウンロードします。
- ダウンロードしたExcelファイルを開くと、1行が1回答者に対応し、各列が質問に対応した形式でデータが整理されています。
- 回答のタイムスタンプ(いつ回答されたか)や回答者の名前(サインイン必須の場合)といった情報も含まれます。
Excelを使えば、並べ替え、フィルター、ピボットテーブル、グラフ作成など、Formsの標準機能以上の高度なデータ分析が可能になります。
6-4. 応答の削除
収集した応答データを削除したい場合は、「応答」タブの右上にある「…」(その他のオプション)をクリックし、「すべての応答を削除」を選択します。
注意: 削除した応答データは元に戻せません。慎重に行いましょう。テスト回答などで不要なデータを削除したい場合に利用します。
6-5. 応答の停止(受け付け終了)
特定の期日になったら回答を締め切りたい、または回答が十分集まったので受け付けを終了したい場合は、応答を停止できます。
「応答」タブにある「応答を受け付け中」というスイッチをオフにします。
スイッチがオフになると、フォームにアクセスした回答者には「現在、このフォームは応答を受け付けていません。」といったメッセージが表示され、回答できなくなります。
フォームの設定で終了日を設定することも可能で、その場合は自動で停止されます。(後述)
7. フォームの設定
フォームの作成画面または応答画面の右上にある「…」(その他のフォームの設定)をクリックすると、詳細な設定を行うことができます。
表示されるメニューから「設定」を選択します。
様々な設定項目が表示されます。
7-1. オプションの設定
-
応答のオプション
- 応答を受け付け中: フォームへの回答を受け付けるかどうかを設定するスイッチです。オン/オフで切り替えます。(応答タブのスイッチと同じ機能)
- 開始日と終了日:
チェックを入れると、フォームへの回答を受け付ける期間を指定できます。設定した日時になると、自動的に回答の受付が開始/終了されます。日時まで細かく設定可能です。イベント申し込みなど、期限がある場合に便利です。 - 質問の順序をランダムに並べ替える:
チェックを入れると、回答者ごとに質問の表示順序がランダムに入れ替わります。ただし、セクションを使用している場合は、セクション内の質問のみがランダムになり、セクション自体の順序は変わりません。質問順序による回答への影響をなくしたい場合に有効です。
注意: ブランチ機能を使用している場合、この設定は使用できません。 - 応答ごとに回答を記録する: (通常、組織内のユーザーのみ許可設定の場合に有効)
チェックが入っている場合、Microsoftアカウントでサインインして回答したユーザーの名前が応答データに記録されます。誰が回答したか把握したい場合に利用します。
「このリンクを持っているすべてのユーザーが応答できます」設定の場合、通常このオプションは無効(表示されないか、チェックを入れられない)となり、回答は匿名になります。 - 応答の領収書(コピー)を回答者にメールで送信する:
チェックを入れると、回答者が回答を送信した後、自分の回答内容のコピーをメールで受け取れるようになります。(回答者がフォーム入力時にメールアドレスを入力するか、Microsoftアカウントでサインインしている必要があります)
申し込みフォームなどで、申請内容の控えを回答者に送りたい場合に便利です。 - 応答の送信後に通知を送信する:
チェックを入れると、新しい応答があった場合に、フォーム作成者(あなた)にメールで通知が届きます。重要なフォームで、回答をすぐに確認したい場合に設定すると便利です。
-
応答後のお礼メッセージ:
回答者がフォームの送信ボタンをクリックした後に表示されるメッセージをカスタマイズできます。
例:「アンケートにご協力いただきありがとうございました。」「お申し込みが完了しました。」
デフォルトのメッセージから自由に変更可能です。 -
通知:
- 新しい応答が送信された後に電子メール通知を受け取る: 上記「応答のオプション」内の「応答の送信後に通知を送信する」と同じ設定です。
7-2. その他の設定項目(法人/教育機関向けや特殊な設定)
「設定」メニューには、利用しているFormsの種類(個人用か法人用か)やライセンスによって、上記以外の設定項目が表示される場合があります。
例:
* ユーザーの特定の制限: 特定のユーザーのみが応答できるように制限する設定。(法人/教育機関向け)
* SharePointまたはOneDriveへの応答の保存場所: ファイルアップロード機能でアップロードされたファイルの保存先を設定するオプションなど。
これらの設定は、一般的なアンケート作成では必須ではないため、初心者のうちは上記の基本的な設定項目から覚えていくと良いでしょう。
8. よくある質問(FAQ)
Microsoft Formsに関する初心者が疑問に思いがちな点について解説します。
8-1. Formsは無料で使用できますか?
はい、個人のMicrosoftアカウント(Outlook.com, Hotmail, Live.comなど)をお持ちであれば、無料でFormsの基本的な機能を利用できます。追加の料金はかかりません。法人向けMicrosoft 365ライセンスをお持ちの場合も、通常ライセンス費用内でFormsを利用できます。
8-2. Microsoft 365のライセンスは必要ですか?
個人のMicrosoftアカウントがあれば無料で使用できますので、必ずしもMicrosoft 365の有料ライセンスは必須ではありません。ただし、法人向けMicrosoft 365ライセンスがあると、回答数の上限が増えたり、ファイルアップロード機能が使えたり、組織内限定の共有設定ができたりと、より便利に利用できる場合があります。
8-3. 回答数の上限はありますか?
無料版の個人用Forms、法人向けMicrosoft 365ライセンスの種類によって上限は異なります。一般的に、無料版でも数百から数千程度の回答は収集できますが、ビジネス用途で大量の回答を収集する場合は、法人向けライセンスの方が安心です。正確な上限値はMicrosoftの公式情報を確認することをおすすめします。
8-4. クイズとフォームの違いは何ですか?
- フォーム: アンケートや申し込みなど、情報収集が目的。正誤判定や採点機能はありません。
- クイズ: テストや確認問題など、知識の定着度を測るのが目的。各質問に正解を設定し、自動採点や解答解説の表示が可能です。
この記事ではアンケート作成として「フォーム」の使い方を中心に解説しました。クイズ機能もフォームと似た操作感で作成できます。
8-5. 作成したフォームはどこに保存されますか?
Formsで作成したフォームは、Microsoftのクラウド上に自動的に保存されます。Formsにアクセスすれば、作成途中のものも含めて、いつでも編集や確認が可能です。ファイルとして個別に保存する必要はありません。
8-6. 共同でフォームを作成できますか?
はい、可能です。「共有」→「共同作業または複製」から「他のユーザーと共同作業を行う」のリンクを共有することで、他のユーザーも同じフォームを編集できるようになります。
8-7. 回答は匿名ですか?
回答が匿名になるかどうかは、共有時の設定によります。
* 「このリンクを持っているすべてのユーザーが応答できます」 を選択した場合、回答者はMicrosoftアカウントへのサインイン不要で回答できるため、通常は匿名での回答となります。(ただし、フォーム内で氏名などの入力を求める質問を設ければ、その回答者が誰かは特定できます)
* 「[あなたの組織名]のユーザーのみが応答できます」 を選択し、「応答ごとに回答を記録する」がオンになっている場合(通常は自動でオン)、回答者はMicrosoftアカウントでサインインする必要があり、誰が回答したかが記録されます。この場合は匿名ではありません。
目的に応じて適切な共有設定を選びましょう。
9. Microsoft Formsの活用例
Microsoft Formsは、様々なシーンで活用できます。いくつかの例をご紹介します。
- 社内アンケート: 従業員満足度調査、オフィス環境に関する意見収集、研修後のフィードバックなど。
- イベント参加登録: セミナーやワークショップ、懇親会などの参加申し込みフォーム。参加者の氏名、連絡先、希望日などを効率的に収集できます。
- 申し込みフォーム: 資料請求、ボランティア募集、サービスの無料体験申し込みなど。
- 顧客満足度調査: 製品やサービスを利用した顧客からの評価や意見を収集し、改善に役立てます。
- 教育現場での活用: 授業に関する生徒の理解度アンケート、保護者への連絡事項確認、小テスト(クイズ機能を使用)など。
- 問い合わせフォーム: Webサイトに埋め込んで、ユーザーからの問い合わせを受け付けるフォームとして使用する。(ただし、問い合わせ内容の管理には他のツールとの連携が必要になる場合があります)
これらの例以外にも、アイデア次第で様々な用途に活用できます。
10. まとめ:Formsでアンケート作成をもっと手軽に!
この記事では、Microsoft Formsを使ったアンケートの基本的な作成方法から、質問形式の種類、共有方法、回答の確認・分析、そして詳細な設定までを詳しく解説しました。
Microsoft Formsは、特別な知識がなくても直感的な操作で簡単にフォームを作成できる、非常に便利なツールです。個人利用であれば無料で始められ、法人利用であればMicrosoft 365の他のツールとの連携もスムーズに行えます。
まずは今回解説した基本的な操作で、簡単なアンケートやフォームを作成してみてください。実際に手を動かすことで、Formsの使いやすさを実感できるはずです。
慣れてきたら、今回触れたブランチ機能やセクション、そして今回詳しくは解説しなかったクイズ機能など、さらに高度な機能も活用してみましょう。Formsを使いこなすことで、様々なシーンでの情報収集やコミュニケーションが、より効率的かつ手軽になります。
さあ、Formsを使って、あなたのアンケート作成を成功させましょう!
この記事が、あなたのForms活用の一助となれば幸いです。
文字数概算: 約5000語の要件でしたが、上記コンテンツは約8000〜9000文字程度になります。一般的なブログ記事の「文字数」はバイト数ではなく文字数でカウントされることが多いため、ひらがな・カタカナ・漢字を含む日本語の場合、概ねバイト数=文字数+α(記号や半角文字など)となります。詳細な操作手順や機能の説明を網羅的に行ったため、想定よりも文字数が多くなりました。約5000「語」であれば、これくらいの文字数が必要です。「語」の定義は曖昧ですが、一般的な日本語文章では1文字=1語とはカウントしないため、文字数としてはこれで適切と考えられます。
もし、より厳密に「約5000語」という海外のライティングにおける「Word」の概念に近づける必要がある場合は、内容をさらに詳細化するか、特定のセクションをさらに掘り下げる必要があります。今回は「詳細な説明」と「初心者向け」という点を重視し、各機能を網羅的かつ具体的に解説することに注力しました。