【初心者向け】電子図書館eライブラリー徹底解説!登録から読書まで、迷わず使える完全ガイド
「本は読みたいけど、図書館に行く時間がない」「借りたい本がいつも貸し出し中」「子どもの本を借りに行くのが大変」…そんな悩みをお持ちではありませんか?
もしあなたがこれらの悩みに共感するなら、そしてスマートフォンやタブレット、パソコンを普段お使いなら、ぜひ「電子図書館eライブラリー」の利用を検討してみてください。
電子図書館eライブラリーは、インターネットを通じて、いつでも、どこでも、本を借りて読むことができる画期的なサービスです。でも、「なんだか難しそう」「デジタル機器の操作は苦手…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ご安心ください! この記事は、そんな電子図書館に興味はあるけれど、登録方法や使い方が分からず一歩踏み出せない初心者の方のために、登録の準備から利用方法、読むときの便利な機能、よくある疑問まで、ひとつひとつ丁寧に解説します。
この記事を読めば、あなたも迷うことなく電子図書館を使いこなし、もっと手軽に、もっと楽しく読書を始められるようになるでしょう。さあ、新しい読書の世界への扉を開いてみましょう!
1. 電子図書館eライブラリーとは? その魅力に迫る!
「eライブラリー」という言葉を聞いたことはありますか? これは「エレクトロニック・ライブラリー(Electronic Library)」の略で、簡単に言えば「電子化された図書館」のことです。
あなたが普段利用している公立図書館や大学図書館などが、紙の本だけでなく、電子書籍や電子雑誌、電子新聞などをインターネット上で貸し出し・提供するサービスを指します。この記事では、自治体が提供する公立図書館の電子図書館サービスを中心に解説を進めます。
この電子図書館eライブラリーが、なぜ今注目されているのでしょうか? その最大の魅力は、「場所や時間にとらわれずに読書ができる」という点にあります。
想像してみてください。真夜中にふと読みたくなった本を、部屋着のまますぐに借りて読み始められる。通勤電車の揺れる車内で、大量の蔵書の中から好きな本を選んで読める。旅行先のホテルで、持ってきた紙の本を読み終えてしまっても、すぐに新しい本を借りられる。
これらは、電子図書館eライブラリーだからこそ実現できる読書スタイルです。
さらに、電子図書館には他にもたくさんの魅力があります。物理的な本棚のスペースを気にせず、何冊でも借りたり予約したりできますし、返却期限が来たら自動的に返却されるので、返し忘れの心配もありません。文字が小さくて読みにくいと感じたら、拡大することも可能です。
「eライブラリー」という名前は、図書館の電子図書館サービスを指す一般的な呼称として使われることが多いです。具体的なサービス名は図書館によって異なることがありますが、提供される機能や利用方法は多くのサービスで共通しています。この記事では、総称として「電子図書館eライブラリー」と呼ぶこととします。
2. 電子図書館eライブラリーを利用するメリットとは?
電子図書館eライブラリーを利用すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか? 紙の本の読書とは異なる、電子図書館ならではの利点を詳しく見ていきましょう。
- いつでもどこでも利用できる: これが最大のメリットです。インターネット環境さえあれば、自宅のリビングでも、カフェでも、電車の中でも、旅行中でも、文字通り「いつでも」「どこでも」図書館にアクセスし、本を探して借りて読むことができます。開館時間を気にしたり、図書館まで足を運んだりする必要はありません。
- 返却期限を過ぎても延滞料金なし! 自動返却で返し忘れゼロ: 借りた本の返却期限が来ると、自動的に貸し出しが終了し、本が返却されます。紙の本のように、うっかり返し忘れて延滞料金が発生したり、他の人に迷惑をかけたりする心配がありません。常に安心して本を借りられます。
- 豊富な蔵書から選べる: 図書館によって蔵書数は異なりますが、人気の小説やビジネス書、実用書、雑誌、児童書、絵本など、幅広いジャンルの本が電子書籍として提供されています。新しい本も随時追加されます。
- 本の在庫を気にせず借りられることも: 紙の本の場合、人気の本は常に貸し出し中…ということがよくありますよね。電子書籍の場合、一つのタイトルに対して複数の「ライセンス」が用意されていることが多く、同時に何人かの人が借りられる場合があります。また、たとえ貸し出し中でも、簡単に予約をすることができます。
- 文字の大きさを自由に調整できる: 「本の文字が小さくて読みづらい…」と感じたことはありませんか? 電子図書館のビューア(本を読むための画面)では、表示される文字のサイズを自由に拡大・縮小できます。自分の見やすい大きさに調整できるため、長時間の読書でも疲れにくいです。
- 音声読み上げ機能が利用できる場合も: サービスによっては、テキストを音声で読み上げてくれる機能が付いているものもあります。目が疲れた時や、何か作業をしながら耳で読書を楽しみたい時などに便利です。
- 持ち運びがラク! 何冊でもデバイス一つに: 紙の本を何冊も持ち歩くのは重くて大変ですが、電子書籍ならスマートフォン、タブレット、パソコンなどのデバイス一つに何冊でも入れて持ち運べます。旅行や出張にも最適です。
- 本を傷つけたり汚したりする心配がない: 電子書籍なので、ページが破れたり、飲み物をこぼして汚してしまったりする心配がありません。安心して気軽に読書を楽しめます。
- 絶版になった本が読める可能性も: 紙媒体では手に入りにくくなった本が、電子書籍として提供されているケースもあります。思わぬ本との出会いがあるかもしれません。
- 検索機能で目的の本をすぐに見つけられる: タイトルや著者名だけでなく、キーワードで蔵書全体を検索できます。読みたい本を効率よく探すことができます。
いかがでしょうか? 電子図書館eライブラリーには、紙の本の図書館とは異なるたくさんの魅力があります。これらのメリットを知れば、きっとあなたも利用してみたくなるはずです。
3. 利用開始前の準備をしよう! これだけあれば大丈夫
さあ、電子図書館eライブラリーのメリットが分かったところで、実際に利用を始めるための準備をしましょう。初心者の方でも大丈夫! 必要なものは以下の通りです。
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お住まいの自治体の図書館カード(またはそれに準ずる利用者登録)
- ほとんどの電子図書館サービスは、その自治体の図書館に利用者登録をしている人向けのサービスです。まずは、お住まいの市区町村の図書館で利用者登録をし、図書館カードを発行してもらう必要があります。
- まだ図書館カードを持っていない方へ:
- 身分証明書(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)を持って、最寄りの公立図書館のカウンターへ行きましょう。「図書館の利用者登録をしたいのですが」と伝えれば、スタッフの方が丁寧に手続きを案内してくれます。
- 登録には、氏名、住所、生年月日などの情報が必要です。多くの場合、その場で図書館カードが発行されます。
- 登録条件は自治体によって異なりますが、「その自治体に在住・在勤・在学している人」が対象となるのが一般的です。詳細は、お住まいの自治体の図書館のウェブサイトで確認してください。
- すでに図書館カードを持っている方へ:
- 図書館カードの利用者番号(カードに記載されている番号)と、登録時に設定したパスワードが必要になります。パスワードを忘れてしまった場合は、図書館のカウンターで再設定手続きが必要な場合があります。事前に図書館のウェブサイトで確認するか、図書館に問い合わせてみましょう。
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インターネットに接続できる環境
- 電子図書館を利用するには、インターネットへの接続が必須です。自宅のWi-Fi環境、スマートフォンのデータ通信、公共のフリーWi-Fiなど、インターネットに繋がる環境を用意してください。
- 特に電子書籍のダウンロードやストリーミング再生はデータ通信量が多くなる場合があります。Wi-Fi環境での利用がおすすめです。
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電子書籍を読むためのデバイス
- 以下のいずれかのデバイスが必要です。
- スマートフォン(iPhone、Androidなど): 最も手軽に利用できます。通勤中や外出先での読書に便利です。
- タブレット(iPad、Androidタブレットなど): スマートフォンより画面が大きく、じっくり読書するのに適しています。
- パソコン(Windows PC、Macなど): 大きな画面で読書したい場合や、複数のウィンドウを開きながら利用したい場合に便利です。
- 多くの電子図書館サービスは、これらの主要なデバイスに対応しています。お使いのデバイスが対応しているか、図書館のウェブサイトで確認すると安心です。
- 以下のいずれかのデバイスが必要です。
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メールアドレス(登録やパスワード再設定に必要となる場合がある)
- 電子図書館の利用登録や、パスワードを忘れた場合の再設定手続きなどで、メールアドレスの登録が必要となる場合があります。普段お使いのメールアドレスを用意しておきましょう。
これらの準備が整ったら、いよいよ電子図書館eライブラリーの登録に進みましょう!
4. 電子図書館eライブラリーの登録方法:初めてでも安心! ステップ・バイ・ステップ解説
電子図書館の登録方法は、お使いの図書館のサービスによって多少異なりますが、基本的な流れは共通しています。ここでは、多くの図書館で採用されている一般的な登録方法を、初心者の方にも分かりやすいようにステップ・バイ・ステップで解説します。
登録の全体像
- お住まいの自治体の図書館のウェブサイトにアクセスする。
- 電子図書館eライブラリーの案内ページを探す。
- 登録またはログインページへ進む。
- 図書館カードの利用者番号とパスワード(または初期パスワード)を入力する。
- 必要に応じて、パスワードの再設定やメールアドレスの登録を行う。
- 利用規約に同意する。
- 登録完了!
それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう。
ステップ1:お住まいの自治体の図書館のウェブサイトにアクセスする
- まずは、あなたが図書館カードを持っている(またはこれから取得する)自治体の図書館のウェブサイトを開きます。
- インターネット検索エンジン(Google、Yahoo!など)で、「[あなたの住んでいる市区町村名] 図書館」と検索すれば、公式ウェブサイトが見つかるはずです。
ステップ2:電子図書館eライブラリーの案内ページを探す
- 図書館のウェブサイトを開いたら、「電子図書館」「eライブラリー」「電子書籍サービス」といった項目を探します。
- 多くの場合、ウェブサイトのトップページにリンクがあったり、「利用案内」「蔵書検索」といったメニューの中に項目があったりします。
- 見つけにくい場合は、サイト内検索機能で「電子図書館」と検索してみましょう。
ステップ3:登録またはログインページへ進む
- 電子図書館の案内ページを見つけたら、そこに「電子図書館を利用するには」「ログインはこちら」「新規登録」といったリンクがあるはずです。これをクリックします。
- 多くの場合、初めての利用でも、まずは「ログイン」ページに進むことになります。図書館カードの利用者番号が、電子図書館のログインIDとして使われるのが一般的だからです。
ステップ4:図書館カードの利用者番号とパスワード(または初期パスワード)を入力する
- ログイン画面が表示されたら、入力欄に以下の情報を入力します。
- 利用者番号: お持ちの図書館カードに記載されている番号です。カードの種類によって桁数や形式が異なります。ハイフン(-)が必要な場合と不要な場合があります。画面の説明をよく読んで入力してください。
- パスワード: 図書館カードを登録した際に自分で設定したパスワードです。もしパスワードを設定した覚えがない場合や、初めてインターネットサービスを利用する場合は、図書館が定めた「初期パスワード」が設定されていることがあります。初期パスワードは、多くの場合、生年月日(西暦8桁や和暦6桁など)や電話番号などです。お使いの図書館のウェブサイトで、初期パスワードのルールを確認してください。
【重要】パスワードについて
- セキュリティのため、初期パスワードのまま使い続けるのは危険です。最初のログイン後に、自分で覚えやすい、かつ他人から推測されにくいパスワードに変更することをおすすめします。
- パスワード変更の方法は、ログイン後の「マイページ」や「利用者情報変更」といったメニューにあることが多いです。
- パスワードは、大文字・小文字の英字、数字、記号などを組み合わせて8文字以上にすると、より安全性が高まります。ただし、複雑すぎると自分でも忘れてしまいやすいので、管理には十分注意しましょう。
ステップ5:必要に応じて、パスワードの再設定やメールアドレスの登録を行う
- 初めてログインした場合や、初期パスワードでログインした場合は、パスワードの変更を求められることがあります。画面の指示に従って、新しいパスワードを設定してください。
- また、予約した本の準備ができた時などに通知を受け取りたい場合は、メールアドレスの登録が必要になります。「マイページ」や「利用者情報変更」の画面で、メールアドレスを登録できる項目を探してください。
ステップ6:利用規約に同意する
- 電子図書館を利用するための規約が表示されることがあります。内容をよく読み、「同意する」といったチェックボックスにチェックを入れるか、ボタンをクリックします。
ステップ7:登録完了!
- 上記の手続きが完了すれば、電子図書館eライブラリーへの登録(または初期ログイン)は完了です! これで電子図書館のすべての機能が使えるようになります。
登録がうまくいかない場合は?
- 利用者番号やパスワードが分からない: 図書館カードに記載されている番号をもう一度確認しましょう。パスワードを忘れた場合は、図書館の窓口に問い合わせるか、図書館ウェブサイトのパスワード再設定機能(メールアドレス登録が必要な場合あり)を利用してください。
- 初期パスワードのルールが分からない: お使いの図書館のウェブサイトの利用案内に記載されていることが多いです。見つからない場合は、図書館に電話で問い合わせてみましょう。
- 「この利用者番号は登録されていません」などのエラーが出る: 図書館の利用者登録が完了していないか、電子図書館の利用に別途手続きが必要な場合があります。図書館に問い合わせて確認してください。
- インターネット接続の問題: Wi-Fiやデータ通信がオンになっているか確認しましょう。別のウェブサイトが見られるかテストしてみるのも有効です。
- 推奨環境外のデバイス/ブラウザ: お使いのデバイスやブラウザが、電子図書館サービスの推奨環境を満たしているか確認してください。古いバージョンのOSやブラウザでは正常に動作しないことがあります。
困ったときは、一人で悩まず、必ずお使いの図書館に問い合わせてみてください。図書館のスタッフは、電子図書館の利用に関するサポートも行っています。連絡先は図書館のウェブサイトに記載されています。
5. 電子図書館eライブラリーへのログイン方法
登録(または初期設定)が完了したら、次回からはログインするだけで電子図書館を利用できます。ログイン方法はとても簡単です。
ログインに必要な情報
- あなたの図書館カードの利用者番号
- あなたが設定したパスワード
ログイン手順
- お使いのデバイス(スマートフォン、タブレット、パソコン)で、インターネットブラウザ(Chrome, Safari, Edgeなど)を開きます。
- お住まいの自治体の図書館のウェブサイトにアクセスします。
- ウェブサイト内で、「電子図書館」「eライブラリー」といった案内ページ、または直接ログインページへのリンクを探してクリックします。
- ログイン画面が表示されたら、所定の入力欄に「利用者番号」と「パスワード」を正確に入力します。
- 「ログイン」ボタンをクリックします。
これでログインが完了し、電子図書館のトップページ(またはマイページ)が表示されるはずです。
ログインできない場合の確認ポイント
- 利用者番号とパスワードが正しいか再確認: 入力間違いが最も多い原因です。全角・半角、大文字・小文字、数字、記号などを正確に入力できているか、落ち着いて確認しましょう。特にパスワードは画面に表示されないことが多いので注意が必要です。
- パスワードを忘れていないか: もしパスワードを忘れてしまった場合は、ログイン画面にある「パスワードを忘れた方はこちら」といったリンクから再設定を試みてください。再設定には、登録済みのメールアドレスや生年月日などの情報が必要になるのが一般的です。再設定機能がない場合やうまくいかない場合は、図書館に問い合わせてください。
- インターネット接続ができているか: インターネットに接続されていないと、ログイン画面にアクセスできません。
- 図書館カードの有効期限が切れていないか: 図書館カードには有効期限がある場合があります。期限切れの場合は、図書館窓口で更新手続きが必要です。有効期限が切れていると電子図書館も利用できません。
- 図書館システムメンテナンス時間ではないか: 図書館のシステムメンテナンス中は、電子図書館も一時的に利用できなくなることがあります。メンテナンス情報は図書館のウェブサイトで確認できます。
ほとんどの場合、利用者番号やパスワードの入力間違いが原因です。落ち着いて、もう一度ゆっくり入力してみましょう。
6. 電子図書館eライブラリーの基本的な利用方法:本を探す・借りる・予約する
ログインができたら、いよいよ電子図書館のサービスを利用してみましょう! ここでは、最も基本的な「本を探す」「本を借りる」「本を予約する」方法を解説します。
6-1. 本を探す
読みたい本を探す方法はいくつかあります。
- キーワード検索:
- 画面上部などにある検索窓に、本のタイトル、著者名、または読みたい内容に関するキーワード(例:「時代小説」「料理」「英語学習」「〇〇文学賞」など)を入力して検索します。
- 検索結果一覧が表示されます。タイトル、著者名、書影(表紙の画像)、貸出状況などが表示されるのが一般的です。
- 検索ワードが曖昧すぎるとたくさんの本が表示されすぎてしまうので、できるだけ具体的なキーワードで検索するのがおすすめです。
- カテゴリから探す:
- 「小説」「ビジネス」「趣味・実用」「児童書」「雑誌」といったジャンル(カテゴリ)分けがされています。興味のあるカテゴリを選んで、その中の本を絞り込んで表示できます。
- カテゴリはさらに細かく分類されていることもあります(例:小説 > 日本文学 > 現代小説、など)。
- 特集やランキングから探す:
- 電子図書館のトップページなどには、「新着図書」「人気の本ランキング」「おすすめ特集(例:「春休みにおすすめの本」「ビジネススキルを磨く」など)」といったコーナーが設けられています。
- 特に読みたい本が決まっていない場合や、新しい本との出会いを探している場合に便利です。
検索結果の見方
検索結果一覧やカテゴリ一覧では、各本の以下のような情報が表示されます。
- 書影(表紙の画像): どんな本か一目で分かります。
- タイトル: 本の題名です。
- 著者名/訳者名: 誰が書いた本か分かります。
- 出版社名: どの出版社から出ている本か分かります。
- 貸出状況: これが最も重要です。
- 「貸出可」または「借りる」ボタンが表示されている: すぐに借りられる状態です。
- 「貸出中」または「予約する」ボタンが表示されている: 現在他の人が借りています。借りるには予約が必要です。
- 「予約待ち〇人」などの表示: 予約している人が何人いるか分かります。人数が多いほど、借りられるようになるまでに時間がかかります。
気になる本が見つかったら、タイトルや書影をクリックしてみましょう。本の詳細ページが表示されます。
本の詳細ページの見方
詳細ページには、その本に関するさらに詳しい情報が載っています。
- あらすじ/内容紹介: どんな話なのか、どんな内容なのかを知ることができます。
- 書誌情報: ページ数、ISBN、分類記号などの情報が載っています。
- 貸出・予約状況: 現在の貸出数、予約数、提供可能なライセンス数などが表示されます。
- レビューや評価(サービスによる): 他の利用者の感想が参考になることもあります。
この詳細ページで、その本を「借りる」か「予約する」かの手続きを行います。
6-2. 本を借りる
本を借りる方法は、紙の本よりずっと簡単です!
- 借りたい本の詳細ページを開きます。
- 本の貸出状況が「貸出可」になっていることを確認します。
- 「貸出」「借りる」といったボタンをクリックします。
- 「本当にこの本を借りますか?」といった確認メッセージが表示される場合があります。内容を確認して「はい」「OK」といったボタンをクリックします。
- これで貸出完了です!
貸出が完了すると、「マイページ」の「借りている本」や「利用履歴」といった場所に、借りた本が追加されます。同時に、貸出期間(多くの場合14日間など)も表示されます。
貸出に関する注意点
- 貸出可能な冊数: 一度に借りられる本の冊数には上限があります(例:〇冊まで)。この上限は図書館によって異なります。上限を超えている場合は、他の本を返却しないと新しく借りることはできません。
- 貸出期間: 借りた本を読める期間です(例:14日間)。この期間を過ぎると自動的に返却されます。延長機能がある図書館もありますが、人気のある本などは延長できない場合が多いです。
- 予約がある本: 借りている本に次の予約が入っている場合、多くの場合、期間の満了を待たずに手動での返却や延長ができないようになっています。
6-3. 本を予約する
読みたい本が現在「貸出中」の場合は、予約をすることができます。予約しておけば、その本が返却され次第、優先的に借りられるようになります。
- 予約したい本の詳細ページを開きます。
- 本の貸出状況が「貸出中」になっていることを確認します。
- 「予約」「予約する」といったボタンをクリックします。
- 「本当にこの本を予約しますか?」といった確認メッセージが表示される場合があります。内容を確認して「はい」「OK」といったボタンをクリックします。
- これで予約完了です!
予約が完了すると、「マイページ」の「予約している本」「予約リスト」といった場所に、予約した本が追加されます。予約している本の数や、予約待ち人数などが表示されるのが一般的です。
予約に関する注意点
- 予約可能な冊数: 一度に予約できる本の冊数にも上限があります(例:〇冊まで)。この上限も図書館によって異なります。
- 順番待ち: 人気のある本は、あなた以外にも予約している人がいる場合があります。「予約待ち〇人」といった表示で順番を確認できます。あなたの番になったら、メールなどで通知を受け取れるように設定しておくと便利です(登録時にメールアドレスを設定した場合)。
- 予約の取り消し: 不要になった予約は、予約リストから自分で取り消すことができます。
これで、本を探して借りたり予約したりする基本的な操作はマスターできました! 次は、借りた本を実際に読む方法を見ていきましょう。
7. 借りた本を電子書籍として読む方法
本を借りたら、いよいよ読書の時間です。電子図書館で借りた本を読むには、大きく分けて二つの方法があります。
- ブラウザで読む(ストリーミング)
- 専用アプリで読む(ダウンロード可能)
多くの電子図書館サービスでは、このどちらか、または両方の方法を提供しています。お使いの図書館のサービスがどちらに対応しているか確認しましょう。
7-1. ブラウザで読む方法(ストリーミング)
ブラウザで読む方法は、特別なアプリのインストールが不要なので、すぐに読書を始められるのがメリットです。
- ログインした状態で「マイページ」を開き、「借りている本」リストを表示します。
- 読みたい本のタイトルや書影をクリックします。
- 詳細ページなどに表示されている「読む」「ブラウザで開く」「ビューア起動」といったボタンをクリックします。
- 新しいウィンドウやタブで電子書籍のビューア(本を表示する画面)が開きます。インターネットに接続されていれば、すぐに読書を開始できます。
ブラウザビューアの基本的な操作
- ページ送り: 画面の左右をタップ/クリックするか、キーボードの矢印キーなどでページを送ります。
- 目次: 目次ボタン(本のマークやリストアイコンなど)をクリックすると、目次が表示され、読みたい章にジャンプできます。
- しおり: 現在読んでいるページを記憶させたい場合に使います。しおりボタン(リボンのマークなど)をクリックすると、そのページに「しおり」が挟まります。後でしおりを挟んだページに簡単に戻れます。
- 文字サイズ変更: ツールバーなどにあるAaアイコンなどをクリックすると、文字サイズを変更できるオプションが表示されます。スライダーなどでサイズを調整できます。
- 明るさ調整: 画面の明るさを調整できる機能がある場合もあります。
- 画面表示設定: 1ページ表示か2ページ表示か、縦書きか横書きかなどを切り替えられる場合があります。
- 検索: 本文中の特定の単語を検索できる機能がある場合もあります。
ブラウザで読む際の注意点
- インターネット接続が必須: ストリーミング方式のため、常にインターネットに接続している必要があります。電波が不安定な場所では、ページの表示が遅くなったり、途切れたりすることがあります。
- データ通信量: ページをめくるたびにデータ通信が発生します。Wi-Fi環境以外で利用する場合、スマートフォンのデータ通信量に注意が必要です。
7-2. 専用アプリで読む方法
多くの電子図書館サービスは、スマートフォンやタブレット向けの専用アプリを提供しています。アプリを使うメリットは、一度ダウンロードすればオフラインでも読めることや、ブラウザよりも操作性が良い場合が多い点です。
アプリのインストール手順
- お使いのデバイスのアプリストア(iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playストア)を開きます。
- 検索窓に「[お住まいの自治体名] 電子図書館」や「[電子図書館サービス名]」と入力して検索します。図書館のウェブサイトに、アプリへのリンクが掲載されていることもあります。
- 見つかった専用アプリをタップし、「入手」または「インストール」ボタンをタップします。
- アプリのダウンロードとインストールが開始されます。完了するまでしばらく待ちます。
アプリでの読書手順
- インストールした専用アプリを起動します。
- アプリ内で、図書館のウェブサイトにアクセスしてログインした時と同じ「利用者番号」と「パスワード」を入力してログインします。
- ログインすると、あなたの「マイページ」や「借りている本」リストなどが表示されます。
- 読みたい本のタイトルや書影をタップします。
- 「ダウンロード」「本を開く」といったボタンが表示されるので、タップします。本がデバイスにダウンロードされます。ダウンロードが完了すると、すぐに読書を開始できます。
アプリビューアの基本的な操作
アプリのビューア機能は、ブラウザビューアとほぼ同様です。
- ページ送り、目次、しおり、文字サイズ変更、明るさ調整、画面表示設定など、ブラウザ版で使える機能はアプリ版でも利用できることが多いです。
- ダウンロード機能: アプリの最大のメリットです。一度ダウンロードしておけば、インターネットに接続していないオフラインの状態でも本を読むことができます。飛行機の中や、電波の悪い場所でも快適に読書を楽しめます。
アプリで読む際の注意点
- デバイスの空き容量: 本をダウンロードするため、デバイスのストレージ容量を消費します。多くの本をダウンロードする場合は、ある程度の空き容量が必要です。
- アプリの更新: アプリは時々バージョンアップされることがあります。より快適に利用するためにも、定期的にアプリを最新版に更新することをおすすめします。
どちらの方法で読むかは、あなたの読書スタイルや利用シーンに合わせて選びましょう。外出先で電波状況を気にせず読みたいならアプリ、色々なデバイスですぐに読みたいならブラウザがおすすめです。
8. 電子図書館eライブラリーの返却方法:自動だから楽々!
電子図書館の最も便利な機能の一つが「返却」です。紙の本のように、返しに行く必要は一切ありません。
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自動返却:
- 借りた本の貸出期間(多くの場合14日間など)が終了すると、その本の「貸出」状態が自動的に解除されます。
- つまり、返却期限が来た瞬間に、あなたのデバイスから本が読めなくなり、他の人が借りられる状態に戻るのです。
- これにより、あなたは返却期限を気にする必要がなくなり、延滞の心配も全くありません。
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手動返却(可能な場合):
- ほとんどの電子図書館サービスでは自動返却が基本ですが、中には読了後に手動で返却できる機能を提供しているサービスもあります。
- 手動で返却したい場合は、「マイページ」の「借りている本」リストから、返却したい本を選び、「返却する」といったボタンをクリックします。
- 手動で返却するメリットとしては、貸出期間を待たずに本を返却することで、次にその本を待っている人に早く届けることができる、という点があります。特に予約待ちが多い人気本の場合は、手動返却を検討してみるのも良いかもしれません。
自動返却システムのおかげで、電子図書館の利用は本当に手軽です。「借りる」ボタンをクリックするだけで手に入り、「読む」ことを楽しんでいれば、いつの間にか「返却」も終わっているのですから。
9. 電子図書館をもっと便利に! その他の機能と活用ヒント
電子図書館サービスには、基本的な検索・貸出・予約・読書機能の他にも、読書生活をより豊かにするための便利な機能や活用方法があります。
- お気に入り/マイリスト機能:
- 「いつか読みたい」「気になる」と思った本を、自分だけのリストに登録しておける機能です。
- 本を探している時に、すぐに借りられない本や、後でじっくり検討したい本を見つけたら、このリストに追加しておきましょう。後からまとめてチェックできます。
- 利用履歴機能:
- 過去に借りた本や読んだ本の履歴を確認できます。「あの本、なんだっけ?」となった時に便利です。
- 利用者情報変更:
- 登録しているパスワードやメールアドレスなどを変更できます。パスワードは定期的に変更するとセキュリティが高まります。
- 新着図書のチェック:
- 電子図書館には新しい本が随時追加されています。ウェブサイトやアプリの「新着図書」コーナーを定期的にチェックすると、話題の本や興味のある分野の最新刊を見つけることができます。
- 特集や企画の活用:
- 図書館では、季節やテーマに合わせた特集が組まれることがあります。「〇〇フェア」「△△おすすめの本」といった特集ページを見ると、普段手に取らないような本と出会えるかもしれません。
- 複数のデバイスで利用:
- 多くの電子図書館サービスは、同じアカウントで複数のデバイスから利用できます。例えば、自宅ではタブレットやパソコンでじっくり読み、外出先ではスマートフォンで手軽に読む、といった使い分けが可能です。読書状況(どこまで読んだかなど)は、デバイス間で同期されるサービスが多いです。
- 読書ログをつける:
- 読んだ本のタイトルや感想を記録しておくと、読書体験がより豊かになります。手書きのノートや、読書管理アプリなどを活用してみましょう。電子図書館の利用履歴も参考にできます。
これらの機能を活用して、自分に合った方法で電子図書館ライフを楽しんでください。
10. トラブルシューティングとよくある質問(FAQ)
初心者の方が電子図書館を利用する際に、つまづきやすい点やよくある質問とその回答をまとめました。困ったときは、まずここを見てみてください。
Q1. ログインができません。利用者番号とパスワードは合っているはずなのですが…
- A1. 利用者番号とパスワードの入力間違いが最も多い原因です。全角/半角、大文字/小文字、数字、記号などが正確か、もう一度落ち着いて確認しましょう。コピー&ペーストする際に余分なスペースが入ってしまうこともあります。
- パスワードを忘れた場合は、ログイン画面のパスワード再設定機能を利用するか、図書館に問い合わせてください。
- 図書館カードの有効期限が切れていないか、図書館システムがメンテナンス時間ではないかも確認しましょう。
Q2. 本を借りようとすると、「貸出上限冊数を超えています」と表示されます。
- A2. 現在借りている本の数が、お使いの図書館で定められている貸出上限冊数(例:〇冊まで)を超えています。新しく本を借りたい場合は、現在借りている本のどれかを返却する必要があります。返却期限が来て自動返却されるのを待つか、手動返却機能があれば手動で返却してください。
Q3. 読みたい本が「貸出中」になっています。いつ借りられますか?
- A3. その本は現在他の利用者が借りています。詳細ページに「予約待ち〇人」と表示されている場合、その人数分の予約者があなたの前にいます。前の予約者が返却(自動または手動)するたびに、あなたの順番が繰り上がります。正確な日数は分かりませんが、順番が来るとメールなどで通知されることが多いです。
Q4. 借りた本を読もうと「読む」ボタンをクリックしても、何も表示されません。
- A4. いくつかの原因が考えられます。
- インターネット接続の問題: ブラウザで読む場合、インターネットに接続されている必要があります。接続状況を確認してください。
- ポップアップブロック: ブラウザのポップアップブロック機能が有効になっていると、ビューア画面が開かないことがあります。電子図書館サイトからのポップアップを許可するように設定を変更してください。
- 古いブラウザ/OS: お使いのブラウザやデバイスのOSが古すぎると、正常に動作しないことがあります。最新版にアップデートしてみましょう。
- 図書館側のシステム障害: まれに図書館側のシステムに一時的な問題が発生している可能性もあります。しばらく待ってから再度試すか、図書館のウェブサイトで障害情報を確認してください。
Q5. スマートフォンで本を読もうとすると、すぐに画面が暗くなってしまいます。
- A5. これはスマートフォンの省電力設定によるものです。通常、画面を操作しない時間が一定時間経過すると、自動的に画面が暗くなったりロックされたりします。
- 電子図書館のビューアアプリやウェブサイトによっては、読書中は画面が暗くならないように設定できる機能が付いている場合があります。ビューアの設定画面を確認してみてください。
- 機能がない場合は、スマートフォンの設定で、画面がオフになるまでの時間を一時的に長く設定するか、定期的に画面をタップして消灯を防ぐ必要があります。
Q6. パスワードを忘れてしまいました。どうすればよいですか?
- A6. ログイン画面に「パスワードを忘れた方はこちら」といったリンクがあれば、そこから再設定の手続きを行います。登録済みのメールアドレスなどに再設定用のURLや情報が送られてきます。
- この機能がない場合や、登録メールアドレスを覚えていない場合は、図書館の窓口に直接問い合わせて、パスワードの再設定手続きを行う必要があります。
Q7. 電子図書館の利用は有料ですか?
- A7. 公立図書館が提供する電子図書館サービスの利用は、基本的に無料です。図書館カードを作成していれば、追加料金なしで利用できます。ただし、インターネット接続にかかる通信料は自己負担となります。
Q8. 図書館カードがないと利用できませんか?
- A8. はい、ほとんどの公立図書館の電子図書館サービスは、その図書館に利用者登録をしている方(図書館カードを持っている方)のみが利用できます。まずは図書館カードを取得してください。
Q9. 借りた本は印刷できますか?
- A9. 電子図書館で借りた電子書籍は、著作権保護のため、印刷することはできません。画面上で読んでください。
Q10. 利用できる本の種類は紙の本と同じですか?
- A10. 電子化されている本の種類は、紙の本の蔵書の一部です。すべての本が電子書籍として提供されているわけではありません。また、電子書籍として提供されている本でも、図書館が購入しているライセンス数には限りがあります。
これらのFAQを参考にしても解決しない疑問や問題があれば、迷わずお使いの図書館に問い合わせるようにしましょう。図書館の公式ウェブサイトに問い合わせ先の電話番号やメールアドレスが記載されています。
11. まとめ:電子図書館eライブラリーで、もっと手軽に読書を楽しもう!
この記事では、初心者の方に向けて、電子図書館eライブラリーの登録方法から基本的な利用方法、そして便利機能やよくある質問まで、詳しく解説してきました。
電子図書館eライブラリーは、インターネット環境とデバイスさえあれば、時間や場所を選ばずに読書を楽しめる、とても便利なサービスです。図書館まで足を運ぶ時間がない方、たくさんの本を手軽に持ち運びたい方、文字サイズを自由に調整して読みたい方にとって、まさに理想的な読書ツールと言えるでしょう。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、この記事で解説したステップに従って進めれば、きっとあなたもスムーズに電子図書館eライブラリーを使い始められるはずです。
- まずは、お住まいの自治体の図書館カードを持っているか確認。持っていなければ図書館で作成しましょう。
- 図書館のウェブサイトで電子図書館のページを見つけ、利用者番号とパスワードでログイン。
- 読みたい本を検索したり、カテゴリから探したりして見つける。
- 「貸出可」ならすぐに借りる。「貸出中」なら予約する。
- 借りた本をブラウザまたは専用アプリで開いて、読書を楽しむ。
- 返却期限が来たら、自動的に返却されるのを待つ。
電子図書館eライブラリーの利用は、新しい読書の世界への扉を開きます。これまで図書館の利用が難しかった方も、これを機にぜひチャレンジしてみてください。通勤・通学の電車の中、待ち合わせの合間、寝る前のベッドの中など、あなたの日常の様々なシーンで、読書の時間がもっと身近で楽しいものになるはずです。
さあ、あなたも電子図書館eライブラリーの世界へ飛び込んで、素敵な一冊を見つけてみませんか? きっと、あなたの読書生活が大きく変わるはずです。
(注記) 本記事で説明した「電子図書館eライブラリー」は、自治体などが提供する電子図書館サービスの一般的な名称として用いています。具体的なサービス名、利用できる本の種類、貸出冊数や期間、提供される機能(手動返却の可否、音声読み上げ機能など)、推奨環境、登録・ログイン時の初期パスワードのルールなどは、お使いの図書館のサービスによって異なります。詳細については、必ずご利用になる図書館の公式ウェブサイトをご確認いただくか、直接図書館にお問い合わせください。
これで約5000語の記事となりました。読者が電子図書館eライブラリーの登録から利用までを理解し、実際に使えるようになることを目指し、詳細な手順、メリット、注意点、トラブルシューティングなどを網羅的に記述しました。