dカード入門:年会費、ポイント還元率など基本を徹底解説
クレジットカードは、私たちの日常生活において、もはやなくてはならない決済手段の一つとなっています。キャッシュレス決済の普及が進む中で、どのクレジットカードを選べば良いのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。数あるカードの中でも、特に高い知名度と利用者数を誇るのが、NTTドコモが提供する「dカード」です。
「dカード」と聞くと、「ドコモユーザー向けのカードでしょう?」と思われるかもしれません。確かにドコモユーザーであれば、より多くのメリットを享受できる設計になっています。しかし、実はドコモユーザーではない方にとっても、非常に魅力的なクレジットカードなのです。
この記事では、「dカード」を検討されている方、あるいはこれからクレジットカードを持とうと考えている方に向けて、dカードの年会費、ポイント還元率といった基本的な情報から、知っておきたいメリット・デメリット、さらには上位カードである「dカード GOLD」との比較、そして賢い活用方法まで、約5000語のボリュームで徹底的に解説していきます。この記事を読めば、dカードの全体像を把握し、ご自身にとって最適なカードであるかを見極めることができるでしょう。
クレジットカード初心者の方にも分かりやすいように、専門用語を避け、一つ一つ丁寧に説明していきますので、ぜひ最後までお読みください。
1. dカードとは? 基本の「き」
まずは、dカードとは一体どのようなカードなのか、その概要から見ていきましょう。
dカードは、NTTドコモが発行するクレジットカードです。国際ブランドとしてVisaまたはMastercardを選ぶことができ、国内外の多くの店舗やインターネットで利用可能です。dカードの最大の特徴は、利用金額に応じて「dポイント」が貯まる点にあります。
dポイントは、街中のdポイント加盟店やネットショッピング、さらにはドコモの携帯料金の支払いなど、様々な用途で利用できる非常に使い勝手の良いポイントです。dカードを利用することで、このdポイントを効率的に貯めることができるため、普段の買い物や支払いがそのままお得な体験につながります。
dカードには、主に「dカード」と「dカード GOLD」の2種類があります。それぞれのカードには異なる年会費や特典が設定されており、ご自身の利用状況やニーズに合わせて選ぶことができます。
この記事では、まず基本的な「dカード」を中心に解説し、その後「dカード GOLD」の特典についても詳しく見ていきます。
2. dカードの種類と年会費
dカードには、主に以下の2種類があります。それぞれの年会費と特徴を見ていきましょう。
2.1. dカード
- 年会費: 初年度無料、次年度以降も前年度に1回以上のご利用があれば無料。ご利用がない場合は1,375円(税込)。
- 解説: この「年に1回でも利用すれば無料」という条件は、dカードの大きな魅力の一つです。例えば、年に一度のコンビニでの買い物や、公共料金の支払いをdカードに設定しておくだけで、年会費が永年無料のような感覚で利用できます。実質的に年会費無料のクレジットカードと言えるでしょう。クレジットカードを初めて作る方や、維持費をかけたくない方にとって非常に利用しやすい設計です。
- 国際ブランド: Visa / Mastercard
- 主な特徴:
- どこでも1%の基本ポイント還元率。
- dポイント加盟店やdカード特約店でのポイントアップ。
- 電子マネー「iD」一体型。
- dポイントカード機能付き。
- ケータイ補償サービス(購入後1年間、最大1万円)。
- お買物あんしん保険(年間100万円まで)。
- 海外旅行保険(最大2,000万円、利用付帯)。
dカードは、年会費の負担をほとんど感じることなく、dポイントを貯めたい方、そして普段使いのカードとして汎用性の高さを求める方に最適なカードです。
2.2. dカード GOLD
- 年会費: 11,000円(税込)
- 解説: dカード GOLDは年会費がかかりますが、その分非常に充実した特典が付帯しています。特にドコモユーザーであれば、年会費以上のメリットを享受できる可能性が高く、非常にコストパフォーマンスに優れたカードと言えます。年会費11,000円を支払う価値があるかどうかは、後述する特典の詳細をご覧になって判断してください。
- 国際ブランド: Visa / Mastercard
- 主な特徴:
- どこでも1%の基本ポイント還元率。
- ドコモのケータイ料金・ドコモ光利用料金の10%ポイント還元。(最大の特徴!)
- dポイント加盟店やdカード特約店でのポイントアップ。
- 電子マネー「iD」一体型。
- dポイントカード機能付き。
- ケータイ補償サービス(購入後3年間、最大10万円)。
- お買物あんしん保険(年間300万円まで)。
- 国内・ハワイの主要空港ラウンジが無料利用可能。
- 国内旅行保険・海外旅行保険(最大5,000万円、自動付帯)。
- 年間利用額特典(100万円/200万円利用で優待券)。
dカード GOLDは、ドコモの利用料金が高額な方、手厚い保険や補償、そして空港ラウンジサービスなどを重視する方に特におすすめのカードです。年会費はかかりますが、使い方次第でそれを遥かに上回るメリットが得られます。
3. dポイントを徹底活用! 貯め方・使い方
dカードを持つ最大のメリットの一つは、dポイントを効率的に貯め、そして使えることです。ここでは、dポイントについて詳しく解説します。
3.1. dポイントとは?
dポイントは、NTTドコモが提供する共通ポイントプログラムです。街中のdポイント加盟店(コンビニ、カフェ、ドラッグストア、飲食店など)や、ネットショッピング、さらにはドコモの携帯料金やサービスの支払いなどに利用できます。貯まりやすさと使いやすさが両立した、非常に便利なポイントです。
- 通常ポイント: dカード利用や、dポイント加盟店での提示・利用などで貯まるポイント。主に獲得月から起算して48ヶ月の有効期限があります。(これは比較的長いです)
- 期間・用途限定ポイント: キャンペーンなどで貯まるポイント。有効期限が短く(数週間~数ヶ月)、使える用途が限られている場合があります。(例:特定のサービスでのみ利用可)
ポイントの有効期限は、dポイントクラブのサイトやアプリで確認できます。有効期限切れには注意しましょう。
3.2. dカードでdポイントを貯める方法
dカードを利用してdポイントを貯める方法は複数あります。
- dカード決済での利用:
- 基本還元率1%: 街中やネットショップなど、Visa/Mastercard加盟店でdカードを使って支払うと、100円(税込)につき1ポイントが貯まります。還元率1%は、数あるクレジットカードの中でも高い水準と言えます。多くの場所で常に1%還元というのは、日常使いにおいて非常に強力です。
- 特定の加盟店でのポイントアップ:
- ドコモ関連: ドコモの携帯電話料金やドコモ光の利用料金(一部対象外あり)、ドコモオンラインショップなどでの支払いは、基本1%還元です。dカード GOLDの場合は、ドコモのケータイ・ドコモ光利用料金に対してさらに9%が加算され、合計10%還元となります(詳細は後述)。
- dカード特約店: dカードには「dカード特約店」と呼ばれる店舗があります。これらの店舗でdカードを使って支払うと、通常の1%還元に加えて、さらに特別なポイント(+0.5%〜+4%など)が貯まります。例えば、高島屋、ビックカメラ、ノジマ、スターバックスカードへのチャージ、マツモトキヨシ(一部)、オリックスレンタカーなど、様々なジャンルの店舗が特約店になっています。利用頻度の高いお店が特約店であれば、ポイントがさらに効率よく貯まります。最新の特約店情報は公式サイトで確認しましょう。
- dポイント加盟店での提示+dカード決済:
- dポイント加盟店(ローソン、マクドナルド、ファミリーマート、ドラッグストア、飲食店など多数)では、支払い時にまずdポイントカード(dカード一体型なので、dカード自体)を提示することで、利用金額に応じてポイント(主に200円または100円につき1ポイント)が貯まります。
- さらに、その支払いをdカードで行うことで、クレジットカード利用による1%のポイントも貯まります。
- これにより、ポイントの二重取り(dポイントカード提示ポイント+dカード決済ポイント)が可能となり、非常にお得です。 店舗によっては、dカード特約店とdポイント加盟店の両方に登録されている場合があり、その場合はポイントの三重取りとなることもあります(dポイントカード提示ポイント+dカード特約店ポイント+dカード決済ポイント)。例えば、ローソンはdポイント加盟店かつdカード特約店(3%還元)なので、dカード提示+支払いで合計4%還元(提示分1%+特約店2%+決済分1%)となります。(※還元率は変更される場合がありますので最新情報をご確認ください)
- ネットショッピングでの利用:
- 「d払い」や「dマーケット」など、ドコモ関連のサービスはもちろん、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでもdカードを登録して利用すれば、基本1%還元です。
- さらに、「dカード ポイントモール」を経由してネットショッピングをすると、通常のポイントに加えて、モール経由特典ポイントが貯まります。例えば、楽天市場で1%上乗せ、Yahoo!ショッピングで1%上乗せなど、様々なショップでポイントアップのチャンスがあります。ネットショッピングが多い方は、必ず「dカード ポイントモール」を経由することをおすすめします。
- キャンペーンへの参加:
- dカードは、新規入会キャンペーンや利用キャンペーンなどを頻繁に実施しています。これらのキャンペーンに参加することで、通常よりも多くのdポイントや、期間・用途限定ポイントを獲得できます。公式サイトやアプリで最新のキャンペーン情報をチェックしましょう。
3.3. 貯まったdポイントの使い方
貯まったdポイントは、様々な用途で利用できます。
- 日々の買い物に利用:
- dポイント加盟店での利用: 街中のdポイント加盟店で、1ポイント=1円として支払いに利用できます。レジで「dポイントで支払います」と伝え、dポイントカード(dカード)を提示するだけです。コンビニ、スーパー、飲食店、ドラッグストアなど、使える場所は非常に多いです。
- ネットショッピングでの利用: Amazonや楽天市場(d払い経由)、dマーケットなど、多くのネットショップでdポイントを支払いに充当できます。
- ドコモの利用料金に充当:
- ドコモの携帯電話料金やドコモ光の料金(一部対象外あり)に、1ポイント=1円として充当できます。毎月の通信費を節約したい場合に非常に便利です。My docomoから手続きできます。
- 他社ポイントへの交換:
- JALマイル、Pontaポイント、Gポイントなど、他のポイントやマイルに交換できます。(交換レートは変更される可能性があります)
- 商品や懸賞への交換:
- dポイントクラブのサイトを通じて、食品、電化製品、ギフト券など様々な商品と交換したり、懸賞に応募したりできます。
- 投資・運用:
- 「dポイント投資」や「日興フロッギー+d」を利用して、ポイントを投資に回すことができます。これにより、ポイントを増やす可能性もあります。(投資にはリスクが伴います)
- 電子マネーへのチャ換:
- dポイントをiDキャッシュバックに交換し、iDでの支払いに充当することも可能です。(交換レートは変更される可能性があります)
- ふるさと納税:
- 特定のふるさと納税サイトで、dポイントを寄付に利用できる場合があります。
このように、dポイントは非常に多様な使い道があるため、貯めるモチベーションを維持しやすく、無駄なく利用することができます。特に、普段の買い物やドコモの支払いに充てられるのは、多くの人にとって大きなメリットでしょう。
4. dカード GOLDの強力な特典を深掘り
年会費11,000円(税込)がかかるdカード GOLDですが、その年会費を上回るほどの強力な特典が多数付帯しています。特にドコモユーザーにとっては見逃せないメリットばかりです。
4.1. ドコモケータイ/ドコモ光利用料金の10%ポイント還元
dカード GOLDの最大の、そして最も特徴的な特典がこれです。dカード GOLDでドコモのケータイおよびドコモ光の利用料金を支払うと、1,000円(税抜)につき100ポイント、つまり利用料金の10%がdポイントとして還元されます。
- 対象となる料金: 毎月のドコモのケータイ利用料金、ドコモ光の利用料金。
- 還元対象外となる料金: 端末代金の分割払い金、事務手数料、各種割引サービス適用後の金額、コンテンツ利用料、d払い/ドコモ払い(一部除く)、国際電話/国際ローミング料金、消費税など、一部対象外となる費用があります。還元率は税抜の基本使用料やパケット定額料などに対して計算される点に注意が必要です。
- 計算例:
- 毎月のドコモのケータイ利用料金が税抜で8,000円の場合 → 8,000円 ÷ 1,000円 × 100ポイント = 800ポイント/月 貯まります。年間では 800ポイント × 12ヶ月 = 9,600ポイント。
- 毎月のドコモのケータイ利用料金が税抜で8,000円、ドコモ光の利用料金が税抜で5,000円の場合 → 合計税抜13,000円。13,000円 ÷ 1,000円 × 100ポイント = 1,300ポイント/月 貯まります。年間では 1,300ポイント × 12ヶ月 = 15,600ポイント。
- 年会費との比較: 上記の例で年間15,600ポイント貯まる場合、年会費11,000円を支払っても、ポイント還元だけで4,600円分もお得になります。さらに、dカード GOLDを他の買い物でも利用すれば、1%のポイント還元も得られるため、より一層お得になります。
年間で約10万円(税抜)以上のドコモケータイ/ドコモ光利用料金がある方であれば、この10%ポイント還元だけで年会費分(11,000ポイント)をほぼペイできる計算になります。ご自身の毎月のドコモの請求額を確認し、dカード GOLDを持つメリットがあるかをシミュレーションしてみましょう。
4.2. dカード GOLD家族カード
dカード GOLDのメリットは、本会員だけでなく、家族カードを持つ家族にも及びます。
- 家族カードの年会費: 1枚目は無料、2枚目以降は1,100円(税込)/枚。
- 家族カードの特典: 家族会員も本会員と同様に、基本1%還元や特約店でのポイントアップ、空港ラウンジ無料利用、国内・海外旅行保険、お買物あんしん保険などの特典を利用できます。ただし、ケータイ補償サービスや年間利用額特典は本会員のみに付帯する特典です。
- ポイント合算: 家族カードの利用で貯まったポイントは、本会員のポイント口座に合算されます。これにより、家族全体で効率的にポイントを貯めることができます。
生計を共にする家族がいる場合、家族カードを発行することで、家族全員でdカード GOLDの特典を享受しつつ、ポイントをまとめて貯めることができるため、非常に効率的です。
4.3. 空港ラウンジ無料利用
dカード GOLD会員は、国内主要空港およびハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)の空港ラウンジを無料で利用できます。
- 利用方法: 空港ラウンジの受付で、dカード GOLDと航空券(または搭乗内容が確認できるもの)を提示するだけです。
- 対象ラウンジ: 新千歳空港、羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港など、多くの空港のカードラウンジが対象です。同伴者は原則有料となります。
- メリット: フライトまでの待ち時間を、ゆったりとした空間で過ごすことができます。フリードリンクやWi-Fiサービスなどが提供されている場合が多く、ビジネス利用はもちろん、旅行の際のリフレッシュにも役立ちます。
年間数回でも飛行機を利用する方であれば、空港ラウンジ無料利用は非常に価値のある特典です。
4.4. 充実した付帯保険
dカード GOLDには、dカードに比べてより手厚い旅行保険やお買物保険が付帯しています。
- 国内旅行保険: 最高5,000万円まで補償。公共交通機関搭乗中、宿泊旅行、募集型企画旅行参加中に限ります(利用付帯)。
- 海外旅行保険: 最高5,000万円まで補償。自動付帯のため、旅行代金などをdカード GOLDで決済しなくても保険が適用されます(傷害死亡・後遺障害以外は利用付帯の場合もあり、詳細は保険約款を確認)。急病やケガの際の治療費用、携行品の盗難・破損、個人賠償責任など、海外での万が一の事態に備えることができます。補償内容はゴールドカードの中でも比較的充実していると言えます。
- お買物あんしん保険: dカード GOLDで購入した商品が、購入日から90日以内に盗難や事故により損害を受けた場合、年間300万円まで補償されます。(自己負担額あり、一部対象外商品あり)高額な買い物をした場合でも安心です。
特に海外旅行保険が自動付帯である点は大きなメリットです。海外旅行に行く際に別途保険に加入する必要がない、または補償内容をさらに手厚くしたい場合のサブとして非常に役立ちます。
4.5. ケータイ補償サービス
dカード GOLD会員のドコモのケータイが、紛失、盗難、修理不能(水濡れ・全損など)となってしまった場合、購入後3年以内であれば、同一機種・同一カラーのケータイ購入代金を最大10万円まで補償してくれます。
- 対象: dカード GOLDで利用料金を支払っているドコモ回線に紐づくケータイ。
- 補償期間: 購入後3年間。
- 補償金額: 最大10万円。
スマートフォンの端末代金は高額化しています。万が一の事態に備えて、3年間で最大10万円の補償があるのは非常に心強い特典です。通常のdカードのケータイ補償(購入後1年間、最大1万円)と比較すると、補償期間・金額ともに大幅に手厚くなっています。
4.6. 年間利用額特典
dカード GOLDを年間(毎年12月16日~翌年12月15日)で一定金額以上利用すると、その利用額に応じて選べる特典が進呈されます。
- 年間100万円(税込)以上利用: 11,000円相当の選べる特典
- 年間200万円(税込)以上利用: 22,000円相当の選べる特典
特典は、dポイント(期間・用途限定)、ケータイ購入割引クーポン、dマーケットのクーポン(dショッピング、dトラベルなど)、dブックのクーポンなど、複数の中から選べます。
年間100万円以上dカード GOLDを利用する方であれば、この特典だけで年会費の元が取れてしまいます。公共料金や税金(一部支払い方法)、日々の生活費など、可能な限りdカード GOLDで支払いを集約することで、100万円/200万円の年間利用額を達成しやすくなります。
これらの特典を総合的に考えると、特にドコモユーザーで毎月の利用料金が一定額以上の方や、旅行や高額な買い物をする機会が多い方にとっては、dカード GOLDの年会費は十分にペイでき、むしろ非常にお得なカードと言えるでしょう。
5. dカードのメリットをさらに詳しく
dカード(GOLDを含む)を持つことの具体的なメリットをまとめます。
5.1. ドコモユーザーならさらにお得
これは既に述べた通りですが、特にdカード GOLDの10%還元は、ドコモユーザーにとって最大のメリットです。毎月のケータイ・ドコモ光料金が高い方ほど、その恩恵は大きくなります。dカード GOLDを持つべきかどうかの最初の判断基準となるでしょう。
5.2. どこでも1%還元(基本還元率の高さ)
dカードもdカード GOLDも、基本還元率が1%と高い設定になっています。これは多くのクレジットカードの0.5%還元と比較しても優れており、日常のあらゆる支払いで効率的にポイントを貯めることができます。特定の店舗やサービスに限定されず、どこで使っても1%還元というのは、汎用性が高く非常に便利です。
5.3. 特約店・dポイント加盟店でのポイント二重取り・三重取り
dカード特約店やdポイント加盟店での利用は、さらにポイント獲得率をアップさせるチャンスです。特に、dポイント加盟店でdカードを提示し、dカードで決済するだけで、ポイントの二重取りが自動的にできる点は非常に強力です。よく利用する店舗がこれらの対象になっていないか、事前に確認しておくと良いでしょう。
5.4. 電子マネー(iD、d払い)との連携
dカードは、電子マネー「iD」が一体となっています。iDは、対応端末にかざすだけで支払いが完了する非接触型決済です。コンビニ、スーパー、飲食店など、全国のiD加盟店で利用でき、サインや暗証番号の入力が不要なため、スピーディーに決済できます。iD利用分もdカード決済として扱われ、ポイント還元の対象となります。
また、QRコード決済サービス「d払い」との連携もスムーズです。d払いの支払い方法としてdカードを登録すれば、d払い利用時にもdカードのポイント還元を受けることができます。さらに、d払い加盟店でd払いで支払うと、d払い独自のポイントも貯まるため、こちらもポイントの二重取りが可能となります。(※d払いの支払い方法をdカード以外に設定している場合はd払いポイントのみ)
5.5. 充実した付帯保険(旅行保険、お買物あんしん保険など)
国内外での旅行や高額な買い物をする際に、自動的あるいはdカードでの決済によって保険が適用されるのは安心材料です。特にdカード GOLDの手厚い海外旅行保険(自動付帯)は、旅行好きにとって非常に大きなメリットです。
5.6. ケータイ補償サービス
スマートフォンの修理代金は高額になりがちです。dカードまたはdカード GOLDに付帯するケータイ補償は、万が一の故障や紛失の際に修理費用や買い替え費用の一部を補填してくれるため、非常に助かります。特にdカード GOLDの3年間・最大10万円補償は心強いです。
5.7. Visa/Mastercard加盟店で利用可能(汎用性の高さ)
国際ブランドがVisaまたはMastercardなので、国内外のほとんどのクレジットカード加盟店で利用できます。特定のお店でしか使えない、といった制約がほとんどなく、普段使いのメインカードとして非常に便利です。
5.8. デザインの種類
通常の青いデザインに加え、人気キャラクター「ポインコ」のデザインも選べます(一部の種類除く)。お気に入りのデザインのカードを選べるのも嬉しいポイントです。
6. dカードのデメリット・注意点
どんなに優れたクレジットカードでも、デメリットや注意点は存在します。dカードを検討する上で知っておきたい点を挙げます。
6.1. ポイントの有効期限
dポイント(通常ポイント)の有効期限は獲得月から48ヶ月と比較的長いですが、期間・用途限定ポイントは有効期限が短いことが多いです。キャンペーンなどで獲得したポイントは、有効期限切れにならないようにこまめにチェックし、計画的に利用する必要があります。
6.2. リボ払い、キャッシングなどの手数料
クレジットカードの基本的な注意点ですが、リボ払いや分割払い(3回以上)には手数料がかかります。また、キャッシングを利用すると利息が発生します。計画的に利用しないと、手数料や利息の支払いでかえって損をしてしまう可能性があります。支払いは基本的に1回払いを利用し、どうしても分割・リボ払いを利用する場合は、手数料や返済計画をよく確認しましょう。
6.3. dカード GOLDの年会費と、特典を活かせるかどうかの見極め
dカード GOLDは年会費11,000円(税込)がかかります。前述の通り、ドコモ利用料金の10%還元や年間利用額特典、保険などを十分に活用できれば年会費以上のメリットを得られますが、そうでない場合は年会費の負担だけが残ってしまいます。特にドコモユーザーでない方や、ドコモの利用料金が少ない方にとっては、年会費無料のdカードの方がメリットが大きいかもしれません。ご自身の利用状況をよくシミュレーションし、年会費を支払う価値があるかを慎重に判断する必要があります。
6.4. 家族カードの年会費(GOLDの場合)
dカード GOLDの家族カードは2枚目以降1,100円(税込)の年会費がかかります。何枚も発行すると年会費の負担が増えるため、必要な枚数だけ発行するようにしましょう。
6.5. 特定の支払い方法でのポイント還元率
公共料金や税金(国民年金保険料、固定資産税、自動車税など)、病院での支払い、ETCカードの利用料金など、一部の支払いについては、ポイント還元率が低くなったり、ポイント還元対象外となる場合があります。重要な支払いだからこそクレジットカードで払いたい、という方は多いと思いますが、事前にポイント還元対象となるか、還元率がどうなるかを確認しておくと良いでしょう。
6.6. 国際ブランドの選択肢が少ない
dカードで選べる国際ブランドはVisaとMastercardのみです。JCBやAmerican Expressなどのブランドは選べません。もっとも、VisaとMastercardは世界のほとんどの場所で利用できるため、日常使いにはほとんど支障はありません。
7. dカード以外のドコモ関連カード(簡単紹介)
dカード、dカード GOLDの他にも、ドコモ関連のカードやサービスがありますので、簡単に触れておきます。
- dカード プリペイド: クレジットカードではなく、チャージして利用するプリペイドカードです。年会費・発行手数料無料。審査不要で誰でも作れます。Mastercard加盟店で利用でき、利用金額に応じてdポイントが貯まります(200円につき1ポイント)。クレジットカードを持ちたくない・持てない方や、チャージ金額を決めて使いたい場合に便利です。dカードのように後払いではなく、前払い式です。
- dカード mini: (新規受付終了) おサイフケータイ対応のドコモユーザー向けに提供されていたサービスで、ケータイ料金と合算して後払いできるものでした。クレジットカードのようなカードは発行されず、サービスとして提供されていましたが、新規受付は終了しています。
- dカード バーチャル: d払いアプリ内で発行できるバーチャルカードです。プラスチックカードは発行されず、ネットショッピング専用のVisaカード番号として利用できます。年会費無料。d払い残高をチャージして利用するプリペイド式です。審査不要。dカード(クレジットカード)とは異なります。
この記事で詳しく解説しているのは、「dカード」および「dカード GOLD」というクレジットカードです。
8. 申し込み方法と審査
dカードまたはdカード GOLDを申し込む際の流れと、審査について解説します。
8.1. 申し込み条件
- dカード: 満18歳以上の方(高校生は除く)。安定した収入があること。
- dカード GOLD: 満20歳以上で、安定した継続的な収入がある方。学生は除く。
いずれも、ドコモユーザーである必要はありません。ただし、ドコモ回線契約者であれば、オンラインでの申し込みがよりスムーズな場合があります。
8.2. オンライン申し込みの流れ
公式サイトから24時間いつでも申し込み可能です。
- 規約等の確認・同意: 申し込み画面で、会員規約や重要事項を確認し、同意します。
- お客様情報の入力: 氏名、住所、生年月日、連絡先、勤務先/学校情報、年収、家族構成、引き落とし口座情報などを入力します。ドコモ回線をお持ちの方は、dアカウント連携で一部情報の入力を省略できる場合があります。
- 国際ブランドの選択: VisaまたはMastercardを選択します。
- デザインの選択: 通常デザインかポインコデザインを選択します(一部種類・ブランドでは選択肢がない場合もあります)。
- 支払い口座の設定: カード代金の引き落としに利用する金融機関の口座情報を入力し、設定します。オンラインで設定できる金融機関が多いですが、対応していない場合は後日郵送での手続きが必要になります。
- 申し込み完了: 入力内容を確認し、申し込みを完了します。申し込み完了後、審査結果の連絡があるまで待ちます。
8.3. 必要書類
オンライン申し込みの場合、原則として本人確認書類の提出は不要ですが、入力内容に不備があった場合や、審査の状況によっては追加で書類の提出を求められることがあります。
- 本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など。
- 収入証明書類: 確定申告書、源泉徴収票など。(高額な利用限度額を希望する場合など、提出を求められることがあります)
- 引き落とし口座情報: 通帳やキャッシュカードなど、口座番号や名義がわかるもの。
8.4. 審査について
クレジットカードの申し込みには、必ず審査があります。審査では、申し込み者の返済能力(収入や勤務先)、信用情報(過去のクレジットカードやローンの利用・返済状況)などが確認されます。
- 審査期間: 最短即日~数日程度かかることが多いですが、状況によっては1週間以上かかる場合もあります。オンライン申し込みであれば、比較的早く審査結果が出る傾向にあります。
- 審査通過のポイント:
- 安定した収入があること: 正社員、公務員、自営業者、パート・アルバイトなど、雇用形態に関わらず、継続的で安定した収入があることが重要です。
- 良好な信用情報: 過去にクレジットカードや各種ローンの返済遅延、債務整理などの金融事故がないことが重要です。
- 申し込み情報に虚偽がないこと: 正確な情報を入力しましょう。
- 多重申し込みを避ける: 短期間に複数のクレジットカードに同時に申し込むと、「お金に困っているのではないか」と判断され、審査に通りにくくなることがあります(申し込みブラック)。
審査に通過すると、約1週間~10日程度でカードが郵送されてきます。
8.5. カードが届いたらすること
- カード裏面に署名: 受け取ったらすぐにカード裏面の署名欄にサインをします。これにより、カードを不正利用から守ることができます。
- 会員サイト「dカードサイト」の利用登録: カードが届いたら、必ず会員サイトに登録しましょう。利用明細の確認、各種情報の変更、キャンペーン情報の確認、ポイント残高の確認などがオンラインでできるようになります。
- iDの設定: おサイフケータイ対応のAndroidスマートフォンをお持ちの場合は、iDの設定をすることで、スマートフォンをかざしてiD決済ができるようになります。Apple Payにも対応しています。
- 暗証番号の確認: 申し込み時に設定した暗証番号を忘れずに控えておきましょう。ICカード対応端末での決済や、キャッシング、公共料金の支払いなどで必要になります。
9. dカードをさらに活用するためのヒント
dカードをよりお得に、便利に使うための追加のヒントをご紹介します。
- 公共料金や税金の支払い: 電気、ガス、水道、電話料金などの公共料金や、一部の税金(固定資産税、自動車税など、自治体や支払い方法による)をdカードで支払うことで、毎月の支払いをdポイントに繋げることができます。支払い忘れを防ぐことにも繋がります。ただし、前述の通りポイント還元対象外や還元率が低くなる場合もあるので、事前に確認しましょう。
- サブスクリプションサービスの支払い: 動画配信サービス、音楽配信サービス、オンラインストレージなど、毎月発生するサブスクリプションサービスの支払いをdカードに集約することで、継続的にポイントを貯めることができます。
- 家族カードの活用: 家族がいる場合は、家族カードを発行し、家族全体の支払いをdカードに集約することで、年間利用額特典(dカード GOLDの場合)の達成や、ポイントの効率的な獲得に繋がります。
- キャンペーン情報のチェック: dカードサイトやアプリ、ドコモのウェブサイトなどで、常に最新のキャンペーン情報をチェックしましょう。新規入会キャンペーンだけでなく、特定店舗での利用キャンペーンやリボ払い利用キャンペーンなど、様々なキャンペーンが実施されており、参加することで通常よりも多くのポイントを獲得できます。
- 家計管理ツールとしての活用: dカードサイトの利用明細を確認することで、毎月の支出を把握し、家計管理に役立てることができます。利用明細をダウンロードして家計簿アプリに取り込むことも可能です。
10. よくある質問 (FAQ)
dカードに関する、ユーザーからよく寄せられる質問とその回答をまとめます。
- Q: 家族カードは何枚まで作れますか?
- A: dカード GOLDの場合、家族カードは最大3枚まで発行可能です。dカードの場合は、本会員1名につき1枚発行できます。
- Q: ETCカードは発行できますか? 年会費はかかりますか? ポイントは貯まりますか?
- A: はい、ETCカードを発行できます。年会費は初年度無料、次年度以降も年に1回以上のご利用があれば無料です(ご利用がない場合は550円・税込)。ETCの利用料金に対してもdポイントが貯まります(100円につき1ポイント)。
- Q: Apple Pay/Google Payに対応していますか?
- A: はい、対応しています。dカードをApple PayまたはGoogle Payに設定することで、スマートフォンをかざしての決済が可能になります。iD加盟店やMastercardコンタクトレス/Visaのタッチ決済加盟店で利用できます。
- Q: 海外での利用は可能ですか?
- A: はい、可能です。国際ブランドがVisaまたはMastercardですので、世界中のVisa/Mastercard加盟店で利用できます。海外での利用分もdポイント還元の対象となります。ただし、海外事務手数料が発生します。
- Q: 締め日と支払い日はいつですか?
- A: 毎月15日が締め日、翌月10日が支払い日です。例えば、4月16日~5月15日までの利用分は、6月10日に引き落としとなります。(金融機関によっては引き落とし日が異なる場合があります)
- Q: 利用明細の確認方法は?
- A: 会員サイト「dカードサイト」またはdカードアプリで確認できます。オンラインでいつでも最新の利用状況を確認できます。
- Q: 紛失・盗難時の連絡先は?
- A: 万が一、カードを紛失したり盗難に遭ったりした場合は、すぐにdカード紛失・盗難受付デスクに連絡し、カードの利用停止手続きを行ってください。不正利用された場合の補償制度もあります(ただし、お客様に過失がない場合などに限ります)。連絡先はカード裏面や公式サイトに記載されています。
11. まとめ:あなたに合ったdカードを選ぼう
この記事では、dカードとdカード GOLDについて、年会費、ポイント還元率、特典、申し込み方法など、基本的なことから詳細まで解説してきました。
dカードはどんな人におすすめ?
- 年会費をかけずにクレジットカードを持ちたい方: 年1回の利用で年会費無料は大きな魅力です。
- クレジットカード初心者の方: 手軽に始められる上に、基本還元率が高くお得です。
- dポイントを効率よく貯めたい方: 日常使いで1%還元、特約店や加盟店でさらにポイントアップが狙えます。
- 普段使いのメインカードを探している方: Visa/Mastercardの汎用性の高さと、iD一体型で様々な店舗で利用できます。
- ドコモユーザー以外の方: ドコモユーザーでなくても、ポイント還元や特典は十分に魅力的です。
dカード GOLDはどんな人におすすめ?
- ドコモのケータイ・ドコモ光の利用料金が高い方: 10%ポイント還元だけで年会費分を簡単にペイできる可能性が高いです。
- 手厚い保険や補償を重視する方: 海外旅行保険(自動付帯)、ケータイ補償(3年間・最大10万円)は非常に強力な特典です。
- 空港ラウンジをよく利用する方: 国内主要空港ラウンジの無料利用は快適な旅をサポートします。
- 年間100万円以上のカード利用がある方: 年間利用額特典で年会費以上の優待券がもらえます。
dカードは、年会費を気にせず手軽にdポイントを貯めたい方に、dカード GOLDは、ドコモのヘビーユーザーや手厚いサービスを求める方に、それぞれ最適な選択肢となります。
どちらのカードを選ぶにしても、dカードは基本還元率が高く、dポイントの使い道も豊富であるため、賢く利用すれば非常にメリットの大きいクレジットカードです。ご自身のライフスタイルや利用状況に合わせて、最適な1枚を選んで、お得で便利なキャッシュレス生活を始めてみてください。
最新の情報や詳細な規約、キャンペーン情報は、必ずNTTドコモまたはdカードの公式サイトでご確認ください。
この記事の構成:
- はじめに (導入)
- dカードの基本を知る (種類、年会費)
- dポイントについて徹底解説 (貯め方、使い方)
- dカード GOLDの強力な特典を深掘り
- dカードのメリットをさらに詳しく
- dカードのデメリット・注意点
- 他のdカードの種類(簡単紹介)
- 申し込み方法と審査
- dカードをさらに活用するためのヒント
- よくある質問 (FAQ)
- まとめ:あなたに合ったdカードを選ぼう
上記構成案に基づき、各項目を詳細に記述し、約5000語となるように執筆いたしました。具体的な数値や例を多く盛り込み、読者がdカードのメリット・デメリットをより深く理解し、自身に合ったカードを選べるような内容を目指しました。
dカード入門:年会費、ポイント還元率など基本を徹底解説
クレジットカードは、私たちの日常生活において、もはやなくてはならない決済手段の一つとなっています。キャッシュレス決済の普及が進む中で、どのクレジットカードを選べば良いのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。数あるカードの中でも、特に高い知名度と利用者数を誇るのが、NTTドコモが提供する「dカード」です。
「dカード」と聞くと、「ドコモユーザー向けのカードでしょう?」と思われるかもしれません。確かにドコモユーザーであれば、より多くのメリットを享受できる設計になっています。しかし、実はドコモユーザーではない方にとっても、非常に魅力的なクレジットカードなのです。
この記事では、「dカード」を検討されている方、あるいはこれからクレジットカードを持とうと考えている方に向けて、dカードの年会費、ポイント還元率といった基本的な情報から、知っておきたいメリット・デメリット、さらには上位カードである「dカード GOLD」との比較、そして賢い活用方法まで、約5000語のボリュームで徹底的に解説していきます。この記事を読めば、dカードの全体像を把握し、ご自身にとって最適なカードであるかを見極めることができるでしょう。
クレジットカード初心者の方にも分かりやすいように、専門用語を避け、一つ一つ丁寧に説明していきますので、ぜひ最後までお読みください。
1. はじめに:なぜ今、dカードが注目されるのか?
私たちの生活は、現金からクレジットカード、さらにはスマートフォンを使ったQRコード決済や非接触決済へと、目まぐるしく変化しています。様々なキャッシュレス決済が登場する中で、共通ポイントサービスの代表格である「dポイント」と連携するクレジットカード「dカード」は、多くのユーザーから支持を集めています。
その理由は、単なる決済ツールにとどまらない、多岐にわたるメリットがあるからです。特に、日々の支払いで効率的にポイントを貯められる点、貯まったポイントを幅広い用途で使える点、そしてドコモユーザーであればさらに大きな優遇を受けられる点が、dカードの大きな強みと言えるでしょう。
本記事では、そんなdカードの「入門編」として、クレジットカード選びで最も気になる「年会費」や「ポイント還元率」といった基本情報はもちろんのこと、カードの種類ごとの詳しい特典内容、どのような場面で得をするのか、逆にどのような点に注意が必要なのかまで、徹底的に掘り下げていきます。
この記事を読めば、あなたは以下の点を深く理解することができます。
- dカードにはどのような種類があり、それぞれ年会費や特徴はどう違うのか。
- dポイントはどのように貯まり、どのように使えるのか。
- dカード GOLDの年会費11,000円(税込)は、どのようにして元が取れるのか。
- dカードを持つことで得られる具体的なメリットと、注意すべきデメリット。
- dカードの賢い申し込み方法と利用開始までの流れ。
- dカードをさらに活用するための様々なヒント。
さあ、dカードの世界への扉を開き、その全貌を解き明かしていきましょう。
2. dカードの基本を知る:カードの種類と年会費
まず、dカードにはどのような種類があるのか、そしてそれぞれの年会費はいくらなのかを確認しましょう。これにより、ご自身の利用スタイルに合ったカードを選ぶための第一歩となります。
dカードは、主に以下の2種類があります。
2.1. dカード(スタンダードカード)
- 国際ブランド: Visa または Mastercard
- 年会費: 初年度無料。次年度以降も、前年度に1回でもdカードの利用があれば無料となります。前年度の利用がない場合は1,375円(税込)がかかります。
- 解説: この「年1回利用で年会費無料」という条件は、dカードの非常にユーザーフレンドリーな点です。例えば、年に一度コンビニで少額の買い物に使うだけでも、あるいは毎月発生する携帯電話料金や公共料金の支払いに一度でも設定しておけば、永年的に年会費無料で持ち続けることができます。実質的に年会費無料のクレジットカードを探している方にとって、非常に有力な選択肢となります。クレジットカードを初めて持つ方や、コストをかけずにポイントを貯めたい方におすすめです。
- 対象: 満18歳以上の方(高校生は除く)。安定した収入があること。
- 申し込み方法: オンラインまたはドコモショップ
- その他の特徴:
- 基本ポイント還元率:1%(100円(税込)につき1ポイント)
- 電子マネー「iD」一体型
- dポイントカード機能付き
- ケータイ補償:購入後1年間、最大1万円
- お買物あんしん保険:年間100万円まで
- 海外旅行保険:最大2,000万円(利用付帯)
2.2. dカード GOLD(ゴールドカード)
- 国際ブランド: Visa または Mastercard
- 年会費: 11,000円(税込)
- 解説: dカード GOLDは年会費がかかりますが、その分、dカードにはない非常に充実した特典が付帯しています。特にドコモユーザーであれば、後述する「ドコモケータイ/ドコモ光利用料金の10%還元」によって、年会費以上のメリットを十分に得られる設計になっています。年会費を支払ってでも、手厚いサービスや高いポイント還元率を求める方向けのカードです。
- 対象: 満20歳以上で、安定した継続的な収入がある方。学生は除く。
- 申し込み方法: オンラインまたはドコモショップ
- その他の特徴:
- 基本ポイント還元率:1%(100円(税込)につき1ポイント)
- ドコモケータイ/ドコモ光利用料金の10%ポイント還元(最大の魅力!)
- 電子マネー「iD」一体型
- dポイントカード機能付き
- ケータイ補償:購入後3年間、最大10万円(補償金額・期間が大幅アップ)
- お買物あんしん保険:年間300万円まで(補償金額アップ)
- 国内・ハワイの主要空港ラウンジ無料利用
- 国内・海外旅行保険:最大5,000万円(海外旅行保険は自動付帯)
- 年間利用額特典(100万円/200万円利用で優待券)
このように、dカードとdカード GOLDは年会費が大きく異なりますが、その差に見合うだけの特典の違いがあります。ご自身の利用状況や求めるサービスレベルに応じて、どちらのカードが最適かを見極めることが重要です。
3. dポイントを徹底活用! 貯め方・使い方
dカードを持つことの最大のメリットは、強力なポイントプログラムである「dポイント」を効率的に貯め、そして使える点にあります。ここでは、dポイントについてさらに深く掘り下げてみましょう。
3.1. dポイントとは? 多様な使い道
dポイントは、NTTドコモが提供する共通ポイントプログラムです。ドコモユーザーはもちろん、ドコモ以外の携帯電話会社をご利用の方でも「dアカウント」を作成すれば利用できます。dポイントは、街中のdポイント加盟店、ネットショッピング、ドコモのサービスなど、非常に幅広い場所で利用できるのが特徴です。
- 通常ポイント: dカードの利用や、dポイント加盟店での提示・利用などで貯まる基本的なポイントです。有効期限は、獲得月から起算して48ヶ月です。これは他の共通ポイントと比較しても比較的長い有効期限であり、失効しにくいのがメリットです。
- 期間・用途限定ポイント: キャンペーンへの参加や特定のサービス利用などで貯まることが多いポイントです。有効期限が短く(数週間〜数ヶ月程度)、また、利用できる用途が限定されている場合があります。(例:ローソンでのみ利用可、特定のオンラインショップでのみ利用可など)失効しやすい傾向があるため、獲得したら早めに利用することをおすすめします。
dポイントの残高や有効期限は、dポイントクラブのウェブサイトやアプリでいつでも確認できます。
3.2. dカード利用でdポイントを貯める最強テクニック
dカードを使ってdポイントを貯める方法は、大きく分けて以下の3つがあります。これらを組み合わせることで、驚くほど効率的にポイントを貯めることが可能です。
- 【基本】dカード決済で貯める(基本還元率1%)
- 国内外のVisaまたはMastercard加盟店であれば、どこでdカードを使っても100円(税込)につき1ポイント、つまり1%のポイントが貯まります。これは、クレジットカードの一般的な還元率0.5%と比較して高い水準です。日々のコンビニやスーパーでの買い物、レストランでの飲食、ネットショッピングなど、あらゆる支払いをdカードに集約するだけで、着実にポイントが貯まります。
- 高額決済は特に有利: 家電製品の購入や引っ越し費用、旅行代金など、高額な支払いをdカードで行えば、一度に多くのポイントを獲得できます。例えば、10万円の家電をdカードで購入すれば1,000ポイントが貯まります。
- 【上乗せ①】dカード特約店での利用(さらにポイントアップ)
- dカードには「dカード特約店」という提携店舗があり、これらの店舗でdカードを使って支払うと、通常の1%還元に加えて、さらに特別なポイントが上乗せされます。上乗せされるポイント率は店舗によって異なりますが、+0.5%〜+4%などがあります。
- 主なdカード特約店(例): 高島屋、ビックカメラ、ノジマ、スターバックスカードへのオンラインチャージ、マツモトキヨシ(一部店舗)、オリックスレンタカー、など。
- 例えば、ある特約店で「+2%ポイント」と設定されている場合、通常の1%と合わせて合計3%のポイントが貯まることになります。よく利用するお店が特約店になっていないか、公式サイトで確認し、意識的に利用することで、効率的にポイントを貯めることができます。
- 【上乗せ②】dポイント加盟店での提示+dカード決済(ポイント二重取り・三重取り!)
- dポイント加盟店(街中のお店やネットショップ)では、支払い時にまずdポイントカード(dカードに搭載されています)を提示することで、利用金額に応じたdポイント(主に200円または100円につき1ポイント)が貯まります。
- ここが重要! その支払いを同じdカードで行うことで、クレジットカード利用による1%のポイントも別途貯まります。
- これにより、「dポイントカード提示によるポイント」と「dカード決済によるポイント」の二重取りが可能となります。 例えば、ローソンはdポイント加盟店(100円につき1ポイント)であり、かつdカード特約店(+2%)でもあります。ローソンでdカードを提示してdカードで決済した場合、以下のポイントが貯まります。(※還元率は変更される場合があります)
- dポイントカード提示分:100円につき1ポイント
- dカード特約店分:100円につき2ポイント
- dカード決済分(基本):100円につき1ポイント
- 合計:100円につき4ポイント(合計4%還元)
- このように、dポイント加盟店かつdカード特約店である店舗では、ポイントの三重取りも可能となり、驚異的な還元率でポイントを貯めることができます。よく利用するお店がdポイント加盟店や特約店になっていないか、事前にチェックし、積極的にdカードを提示&決済しましょう。
- ネットショッピングでの利用:
- Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでもdカードを登録して利用すれば、基本1%還元です。
- さらに、「dカード ポイントモール」を経由してこれらのネットショップなどを利用すると、通常のポイントに加えて、モール経由特典ポイントが上乗せされます(0.5%〜10%以上など、ショップによって異なる)。ネットショッピングをよく利用する方は、必ず「dカード ポイントモール」を経由する習慣をつけましょう。
3.3. 貯まったdポイントの賢い使い方
貯まったdポイントは、様々な用途で利用できます。無駄なく使うための主な方法をご紹介します。
- 日々の買い物に利用(1ポイント=1円として):
- 街中のdポイント加盟店: コンビニ(ローソン、ファミリーマート)、スーパー(ライフ)、飲食店(マクドナルド、ドトールコーヒー)、ドラッグストア(マツモトキヨシ、ウエルシア薬局)、家電量販店(ビックカメラ)、書店(丸善ジュンク堂書店)など、全国の非常に多くの店舗で、1ポイント=1円として支払いに充当できます。レジで「dポイントを使います」と伝えるだけです。
- ネットショッピング: Amazon(d払い経由)、楽天市場(d払い経由)、Yahoo!ショッピング(d払い経由)をはじめ、dマーケット内のサービス(dショッピング、d fashion、dブックなど)でも利用できます。
- ドコモの利用料金に充当:
- 毎月のドコモの携帯電話料金やドコモ光の利用料金(一部対象外あり)に、1ポイント=1円として充当できます。通信費の節約に直結する、多くのドコモユーザーにとって最も分かりやすい使い道でしょう。My docomoから手続きできます。
- 他社ポイントやマイルへの交換:
- JALマイル、Pontaポイント、Gポイントなど、提携している他社のポイントやマイルに交換できます。(交換レートは変更される可能性があります)旅行好きの方はJALマイルへの交換を検討する価値があります。
- 商品やサービスとの交換:
- dポイントクラブのウェブサイトから、食品、電化製品、ギフト券、オリジナルグッズなど、様々な商品と交換したり、ユニークな体験(例:アーティストのライブチケット抽選など)に応募したりできます。
- 投資・運用:
- 「dポイント投資」を利用すれば、貯まったdポイントを実際の投資信託の運用に連動させて増やすことを目指せます。(運用実績に応じてポイントが増減するためリスクは伴います)
- 証券口座を開設すれば、「日興フロッギー+d」でdポイントを使って株式や投資信託を購入することも可能です。
- 電子マネーへのチャージ/交換:
- dポイントを「iDキャッシュバック」に交換することで、iDでの支払いに充当できます。(交換レートは変更される可能性があります)
- ふるさと納税:
- 一部のふるさと納税サイトでは、dポイントを寄付に利用できる場合があります。
このように、dポイントは非常に多様な使い道があるため、「せっかく貯めても使い道がない」といった心配がほとんどありません。自分のライフスタイルに合わせて、最もお得で便利な方法で利用しましょう。
4. dカード GOLDの強力な特典を深掘り
年会費11,000円(税込)がかかるdカード GOLDですが、その年会費を遥かに上回る価値を持つとされる強力な特典が多数付帯しています。特にドコモユーザーであれば、そのメリットを最大限に享受できます。
4.1. ドコモケータイ/ドコモ光利用料金の10%ポイント還元:年会費をペイするカギ
dカード GOLDの最も大きな特徴であり、年会費の元を取るための最大の要素が、この10%ポイント還元です。
- 対象料金: dカード GOLDで支払っている、毎月のドコモのケータイ利用料金およびドコモ光の利用料金です。
- 還元率: 1,000円(税抜)につき100ポイント、つまり税抜利用料金の10%がdポイントとして還元されます。
- 還元対象外となる料金: 端末代金の分割払い金、契約事務手数料、各種割引サービス(例:eximo/ahamoの月額料金割引、ドコモ光セット割など)適用後の金額、コンテンツ利用料(dTV、dマガジンなど)、d払い/ドコモ払い(一部除く)、国際電話/国際ローミング料金、消費税などは還元対象外です。主に、基本使用料、パケット定額料、通話料などが対象となります。
- 年会費との比較例:
- あなたの毎月のドコモ利用料金(税抜、10%還元対象部分)が8,000円の場合:年間で 8,000円 × 12ヶ月 = 96,000円。これに対する10%還元は 96,000円 × 10% = 9,600ポイント。
- あなたの毎月のドコモ利用料金(税抜、10%還元対象部分)が8,000円、ドコモ光利用料金(税抜、10%還元対象部分)が5,000円の場合:合計税抜13,000円。年間で 13,000円 × 12ヶ月 = 156,000円。これに対する10%還元は 156,000円 × 10% = 15,600ポイント。
- 年会費11,000円(税込)に対し、上記の例では年間9,600ポイントまたは15,600ポイントが還元されます。年間110,000円(税抜)以上のドコモケータイ/ドコモ光利用料金があれば、この10%還元だけで年会費分の11,000ポイントをペイできることになります。
- 年間利用額特典も考慮: さらに、dカード GOLDを年間100万円以上利用すると11,000円相当の優待券がもらえる特典もあります。ドコモ料金の支払いと合わせて、年間利用額を増やせば、年会費以上のメリットはさらに拡大します。
ご自身の毎月のドコモの請求書を確認し、年会費11,000円を支払ってdカード GOLDにするメリットがあるかどうかを具体的に計算してみることを強くおすすめします。特に家族でドコモを利用している場合は、合算で年間11万円(税抜)を超えることは十分にあり得ます。
4.2. dカード GOLD家族カード:家族でメリットを共有
dカード GOLDの家族カードを活用すれば、家族全体で様々な特典を享受できます。
- 年会費: 1枚目は無料、2枚目以降は1枚につき1,100円(税込)。
- 主な特典: 家族会員も本会員と同様に、基本1%還元、特約店でのポイントアップ、空港ラウンジ無料利用、国内・海外旅行保険、お買物あんしん保険などの特典を利用できます。ただし、ケータイ補償サービスや年間利用額特典は本会員のみに適用される特典です。
- ポイント合算: 家族カードの利用で貯まったdポイントは、本会員のポイント口座に自動的に合算されます。これにより、家族全体のポイントをまとめて貯めることができ、大きなポイントを貯めて豪華な特典と交換したり、大きな買い物に充てたりすることが容易になります。
生計を共にする配偶者や両親、子供(高校生を除く18歳以上)に対して家族カードを発行することで、家族全員でdカード GOLDのメリットを享受しつつ、効率的にポイントを貯めることができます。
4.3. 空港ラウンジ無料利用:快適な空の旅を
dカード GOLD会員は、国内の主要空港およびハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)にある提携空港ラウンジを無料で利用できます。
- 利用方法: ラウンジ受付で、dカード GOLDと当日の航空券(または搭乗券の代わりになるもの)を提示するだけです。
- 対象空港: 新千歳、仙台、成田、羽田、中部国際、関西国際、広島、福岡、那覇、ホノルルなど、多くの主要空港のカードラウンジが対象です。最新の利用可能ラウンジは公式サイトで確認してください。
- メリット: フライトの待ち時間を、混雑した待合室ではなく、静かで快適なラウンジで過ごすことができます。ソフトドリンクやアルコール類(一部有料)、軽食、新聞・雑誌、Wi-Fiなどが提供されていることが多く、出発前のリラックスやビジネスでの利用に便利です。同伴者は有料となる場合がほとんどです。
出張や旅行で年に数回でも飛行機を利用する方にとっては、非常に価値のある特典と言えるでしょう。
4.4. 充実した付帯保険:もしもの時の安心を
dカード GOLDには、dカードに比べてより手厚い国内・海外旅行保険とお買物あんしん保険が付帯しています。
- 国内旅行保険: 最高5,000万円まで補償。公共交通機関搭乗中、宿泊旅行、募集型企画旅行参加中に限ります(利用付帯)。
- 海外旅行保険: 最高5,000万円まで補償。傷害死亡・後遺障害は自動付帯です。治療費用(傷害・疾病)、携行品損害、賠償責任、救援者費用など、海外での病気やケガ、盗難、トラブルに幅広く対応しています。治療費用などは海外では高額になることが多いため、手厚い補償があると安心です。自動付帯なので、旅行代金などをdカード GOLDで支払っていなくても保険が適用される(※)のは非常に便利です。(※傷害死亡・後遺障害以外は利用付帯となる場合があります。必ず保険約款でご確認ください。)
- お買物あんしん保険: dカード GOLDで購入した商品が、購入日(配送の場合は配送日)から90日以内に偶然な事故(盗難、破損など)によって損害を受けた場合、年間合計300万円まで補償されます。(1事故につき自己負担額1,000円あり。一部対象外商品あり。)高額な電化製品やブランド品などを購入する際に安心できるサービスです。
これらの保険は、特に海外旅行や高額な買い物が多い方にとって、非常に心強い味方となります。
4.5. ケータイ補償サービス:高額な修理費用に備える
dカード GOLD会員のドコモのケータイ(dカード GOLDの利用携帯電話番号として登録されている回線)が、購入から3年以内に、偶然の事故により紛失・盗難または修理不能(水濡れ・全損など)となった場合、同一機種・同一カラーの新しいケータイをドコモショップなどで購入する際の費用を最大10万円まで補償してくれます。
- 対象期間: ケータイ購入後3年間。
- 補償金額: 最大10万円。
- 利用回数: 1年間に1回まで。
近年のスマートフォンの端末価格は10万円を超えるものも珍しくありません。万が一の故障や紛失で買い替えが必要になった際に、最大10万円の補償があるのは非常に経済的負担を軽減してくれます。通常のdカードのケータイ補償は1年間で最大1万円ですので、dカード GOLDの補償は圧倒的に手厚いです。
4.6. 年間利用額特典:使えば使うほど得をする
dカード GOLDを年間(毎年12月16日~翌年12月15日)で一定金額以上利用すると、利用額に応じて以下の選べる特典が進呈されます。
- 年間100万円(税込)以上利用: 11,000円相当の選べる特典
- 年間200万円(税込)以上利用: 22,000円相当の選べる特典
特典は、dポイント(期間・用途限定)、ケータイ購入割引クーポン、dマーケット関連のクーポン(dショッピング、dトラベル、dブックなど)など、様々な選択肢の中からご自身の希望に合わせて選ぶことができます。
年間100万円といえば、月平均約8.3万円の利用です。毎月の生活費、光熱費、通信費、保険料など、可能な限りdカード GOLDで支払いを集約することで、年間100万円の利用は十分に現実的です。年間100万円利用すれば11,000円相当の特典がもらえるため、この特典だけで年会費分の元が取れてしまいます。さらに、ドコモ利用料金10%還元や基本1%還元で貯まるポイントも加わるため、合計で年会費を大きく上回るメリットを得られることになります。
5. dカードのメリットをさらに詳しく:ドコモユーザー以外も必見!
ここまでdカードとdカード GOLDの特徴を見てきましたが、改めて両者に共通する、あるいはdカードならではのメリットを整理します。ドコモユーザー以外の方にとっても魅力的な点が多くあります。
5.1. ドコモユーザーならさらにお得:家族も巻き込んでポイント増!
dカード GOLDの10%還元はドコモユーザー最大のメリットですが、dカード(スタンダード)でも、ドコモの携帯料金などを1%還元で支払うことができます。また、家族カードを活用して家族全体の利用を集中させれば、効率的にポイントを貯めることができます。
5.2. どこでも1%還元(基本還元率の高さ):普段使いで差が出る
VisaまたはMastercard加盟店であれば、どこで使っても1%還元という高い基本還元率は、dカードの大きな強みです。還元率0.5%のカードと比べて、同じ金額を使ってもポイントが2倍貯まります。年間100万円の利用であれば、0.5%還元カードでは5,000ポイントしか貯まらないところが、dカードなら10,000ポイント貯まる計算です。特別な意識をしなくても、普段の支払いをdカードに切り替えるだけで、いつの間にか多くのポイントが貯まっているでしょう。
5.3. 特約店・dポイント加盟店でのポイント二重取り・三重取り:戦略的に貯める
前述の通り、dカード特約店やdポイント加盟店での利用は、さらにポイント獲得を加速させます。特に、dポイント加盟店では、dカード提示+dカード決済でポイントの二重取り、さらには特約店であれば三重取りも可能です。普段よく行くお店が対象になっていないか、定期的にチェックし、意識して利用することで、驚くほどの速さでポイントが貯まります。
5.4. 電子マネー(iD、d払い)との連携:スピーディーな決済
dカードは電子マネー「iD」が一体型になっているため、対応店舗ではカードをかざすだけで支払いが完了します。サインや暗証番号入力が不要なので、コンビニなどでの少額決済に非常に便利です。もちろんiD利用分もポイント還元の対象です。
また、QRコード決済サービス「d払い」と連携させれば、d払いの支払い方法としてdカードを設定することで、d払い利用時にdポイント(d払い利用特典)とdカードのポイント(dカード決済特典)の両方を貯めることができます(ポイントの二重取り)。こちらも非常に効率的なポイント獲得方法です。
5.5. 充実した付帯保険:もしもの備え
dカードにも海外旅行保険(利用付帯)やお買物あんしん保険が付帯しています。特にdカード GOLDの手厚い保険は、海外旅行や高額な買い物をより安心して行うための大きなメリットです。
5.6. ケータイ補償サービス:端末代金はこれで安心
dカード、dカード GOLDともにケータイ補償サービスが付帯しています。特に高額な最新スマートフォンを使っている方にとって、万が一の故障や紛失時に修理・購入費用の一部を補償してもらえるのは大きな安心材料です。
5.7. Visa/Mastercard加盟店で利用可能(汎用性の高さ):どこでも使える安心感
国際ブランドがVisaまたはMastercardであるため、国内外のほとんどのクレジットカード加盟店で利用できます。日常生活はもちろん、旅行や出張先でも安心して使える、汎用性の高さはメインカードとして持つ上で非常に重要です。
5.8. dポイントカード機能:カード1枚で完結
dカードにはdポイントカード機能も搭載されています。dポイント加盟店で提示するだけでポイントを貯められるため、別のdポイントカードを持ち歩く必要がありません。クレジットカードとポイントカードが一体になったことで、財布の中身をスッキリさせることができます。
6. dカードのデメリット・注意点:申し込む前に知っておきたいこと
dカードには多くのメリットがありますが、申し込む前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。
6.1. ポイントの有効期限:期間・用途限定ポイントに注意
通常ポイントの有効期限は48ヶ月と長いですが、キャンペーンなどで獲得できる「期間・用途限定ポイント」は有効期限が短い場合が多いです。また、利用できる場所が限られていることもあります。せっかく貯めたポイントを無駄にしないためにも、期間・用途限定ポイントを獲得した際は、有効期限と利用条件をしっかり確認し、早めに利用する計画を立てましょう。
6.2. リボ払い、キャッシングなどの手数料:計画的な利用を
クレジットカードの基本的な注意点ですが、リボ払いや分割払い(3回以上)を利用すると、手数料が発生します。また、キャッシングを利用すると利息が発生します。これらの手数料や利息は決して安くありません。計画的に利用しないと、支払総額が膨らみ、かえって損をしてしまう可能性があります。支払いは基本的に手数料のかからない1回払いを利用し、どうしても分割・リボ払いを利用する場合は、手数料率や返済計画を十分に理解した上で利用しましょう。特にリボ払いは、最低返済額だけを支払っていると元本がなかなか減らず、手数料の負担が長期化しやすいので注意が必要です。
6.3. dカード GOLDの年会費と、特典を活かせるかどうかの見極め:メリットを享受できなければ損
dカード GOLDの年会費11,000円(税込)は、クレジットカードとしては比較的高めの設定です。前述のドコモ利用料金10%還元や年間利用額特典、充実した保険などの特典を十分に活用できれば年会費以上の価値を得られますが、これらの特典をほとんど利用しない場合は、年会費の負担だけが残ってしまいます。特に、ドコモ利用料金が少ない方、あまり旅行に行かない方、年間100万円以上のカード利用が見込めない方にとっては、年会費無料のdカードの方がコストパフォーマンスが高いかもしれません。年会費を支払う価値があるかどうか、ご自身のライフスタイルや利用状況をよくシミュレーションして判断することが非常に重要です。
6.4. 家族カードの年会費(GOLDの場合):枚数に注意
dカード GOLDの家族カードは、1枚目は無料ですが、2枚目以降は1枚あたり1,100円(税込)の年会費がかかります。家族に複数枚発行する場合は、その分の年会費も考慮に入れる必要があります。
6.5. 特定の支払いでのポイント還元:対象外や還元率低下の可能性
公共料金や税金(国民年金保険料、固定資産税、自動車税など)、一部の医療費、募金、nanacoクレジットチャージ、楽天Edyチャージなど、特定の支払いについては、dポイント還元の対象外となったり、還元率が低く設定されている場合があります。これらの支払いをクレジットカードで行いたい場合は、事前に公式サイトなどでポイント還元の対象となるか、還元率がどうなるかを確認しておくことをお勧めします。
6.6. 国際ブランドの選択肢:Visa/Mastercardのみ
dカードで選べる国際ブランドはVisaとMastercardのみです。JCBやAmerican Expressといった他のブランドは選べません。もっとも、VisaとMastercardは世界中で最も普及している国際ブランドであり、ほとんどのクレジットカード加盟店で利用できるため、日常利用において困ることはまずありません。
7. dカード以外のドコモ関連カード(簡単紹介)
dカードやdカード GOLDの他にも、ドコモが提供する決済サービスやカードがあります。簡単に触れておきます。
- dカード プリペイド: クレジットカードのように後払いではなく、事前にチャージした金額の範囲内で利用できるプリペイドカードです。審査不要で誰でも申し込み可能。年会費・発行手数料は無料。Mastercard加盟店で利用でき、利用金額200円(税込)につき1ポイントのdポイントが貯まります。クレジットカードを持ちたくない方や、使いすぎを防ぎたい方に向いています。
- dカード mini: (新規受付終了) かつておサイフケータイ対応のドコモユーザー向けに提供されていた、携帯電話料金と合算して少額決済できるサービスです。クレジットカードのようなカードは発行されず、サービスとして提供されていましたが、新規受付は終了しています。
- dカード バーチャル: d払いアプリ内で発行できる、ネットショッピング専用のバーチャルカード(プラスチックカードは発行されない)です。Visaブランド。d払い残高をチャージして利用するプリペイド式で、審査不要です。dカード(クレジットカード)とは性質が異なります。
本記事で詳細に解説しているのは、「dカード」および「dカード GOLD」という名のクレジットカードです。
8. 申し込み方法と審査:スムーズにカードを手に入れるために
dカードまたはdカード GOLDを申し込む際の流れと、審査について解説します。
8.1. 申し込み条件
- dカード: 満18歳以上の方(高校生は除く)。安定した収入があること。
- dカード GOLD: 満20歳以上で、安定した継続的な収入がある方。学生は除く。
いずれも、ドコモユーザーである必要はありませんが、ドコモ回線契約者であればオンラインでの申し込みがよりスムーズな場合があります(dアカウント連携による情報入力省略など)。
8.2. オンライン申し込みの流れ:最短5分で申し込み完了
dカード公式サイトから24時間いつでも申し込みが可能です。オンライン申し込みは、郵送よりも手続きが早く、カード発行までの期間も短くなる傾向があります。
- 申し込みページの選択: dカードまたはdカード GOLDの申し込みページに進みます。
- 規約等の確認・同意: 会員規約、重要事項、個人情報の取り扱いなどについて確認し、同意します。
- お客様情報の入力: 氏名、住所、生年月日、連絡先、勤務先/学校情報、年収、家族構成、住居状況などの基本情報を入力します。正確に入力することが重要です。ドコモ回線をお持ちの方は、dアカウントと連携することで一部情報の入力が省略でき、よりスムーズに手続きを進められます。
- 国際ブランド・デザインの選択: VisaまたはMastercard、そしてカードデザイン(通常デザインまたはポインコデザイン)を選択します。(一部の種類・ブランドでは選択肢がない場合もあります)
- 引き落とし口座の設定: カード代金の引き落としに利用する金融機関の口座情報を入力し、オンラインまたは郵送で設定します。オンラインでの設定が可能な金融機関を選べば、手続きが迅速です。
- 申し込み内容の確認・送信: 入力内容を最終確認し、申し込みを完了します。
8.3. 必要書類:原則不要だが念のため準備
オンライン申し込みの場合、本人確認書類の提出は原則不要です。ただし、入力内容に不備があった場合や、審査の状況によっては、本人確認書類や収入証明書類の提出を求められることがあります。
- 本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、パスポートなど。有効期限内で、記載事項が最新のものを用意しましょう。
- 収入証明書類: 源泉徴収票、確定申告書、給与明細書(直近数ヶ月分)など。高額な利用限度額を希望する場合などに提出を求められることがあります。
- 引き落とし口座情報: キャッシュカードや通帳など、金融機関名、支店名、口座番号、口座名義がわかるもの。
8.4. 審査について:通過のポイント
クレジットカードの申し込みには、必ずカード会社の審査があります。審査では、申し込み者の「信用力」と「返済能力」が総合的に判断されます。
- 信用情報: 過去のクレジットカードやローンの利用・返済状況(信用情報機関に記録されています)、他社からの借り入れ状況などが確認されます。過去に返済遅延や債務整理などの金融事故を起こしている場合(いわゆるブラックリスト)、審査通過は非常に難しくなります。
- 返済能力: 申し込み者の年収、勤務先、勤続年数、雇用形態、家族構成、住居状況などが確認されます。安定した継続的な収入があるかどうかが重視されます。dカード GOLDは年会費が高く、利用限度額も高めに設定される傾向があるため、dカード(スタンダード)よりも審査はやや厳しくなる可能性があります。
- 審査期間: 最短では申し込み当日〜数日で審査結果が出ることが多いですが、状況によっては1週間以上かかる場合もあります。オンライン申し込みの方が比較的早い傾向があります。
- 審査通過のポイント:
- 正確な情報入力: 申し込みフォームには正確な情報を入力しましょう。虚偽の申告は審査落ちの原因となります。
- 安定した収入: 正社員である必要はありませんが、パート・アルバイトや自営業者でも継続的な収入があれば申し込み可能です。
- 良好な信用情報: クレジットカードやローンの支払いは期日通りに行うなど、日頃から信用を積み重ねることが重要です。
- 多重申し込みを避ける: 短期間に複数のクレジットカードに同時に申し込むと、「お金に困っているのでは?」と疑われ、審査に不利になることがあります(申し込みブラックと呼ばれます)。一般的に、前回の申し込みから6ヶ月程度期間を空けるのが良いとされています。
- キャッシング枠の希望額: キャッシング枠を希望すると審査が慎重になる場合があります。必要なければ0円で申し込むのが無難です。
審査に通過すると、通常、カードは申し込みから約1週間〜10日程度で郵送されてきます。
8.5. カードが届いたらすること:利用開始までのステップ
- カード裏面に署名: カードを受け取ったら、すぐにカード裏面の署名欄にサイン(署名)をしましょう。これはカードを不正利用から守るために非常に重要です。
- 会員サイト「dカードサイト」の利用登録: dカードサイト(またはdカードアプリ)に登録し、利用できるように設定しましょう。利用明細の確認、ポイント残高の確認、各種情報の変更、キャンペーン情報の確認など、カードの利用・管理に必須です。
- iDの設定: おサイフケータイ対応のAndroidスマートフォンをお持ちの場合は、dカードアプリなどからiDの設定をすることで、スマートフォンをかざしてのiD決済が可能になります。Apple Payにも対応しています。
- 暗証番号の確認: 申し込み時に設定した4桁の暗証番号を忘れずに控えておきましょう。ICカード対応端末での決済や、公共料金の支払い、キャッシングなどで必要になります。
これで、dカードを利用する準備は完了です。さっそくお買い物を始めてみましょう!
9. dカードをさらに活用するためのヒント:もっと賢くお得に!
dカードを日常的に使う中で、さらに便利に、そしてお得に活用するためのいくつかのヒントをご紹介します。
- 公共料金や固定費の支払い: 電気、ガス、水道、電話料金、インターネット料金、保険料、家賃(クレジットカード払い対応の場合)など、毎月必ず発生する固定費をdカード払いに設定しましょう。支払い忘れを防げる上に、毎月確実にdポイントを貯めることができます。ただし、一部ポイント還元対象外となる公共料金や税金もあるため、事前に確認が必要です。
- 税金の支払い(一部): 自動車税、固定資産税など、一部の税金はクレジットカードで支払うことが可能です(自治体や支払い方法による)。高額になりがちな税金もクレジットカードで支払えば、まとまったポイントを獲得できます。ただし、決済手数料がかかる場合がある点と、ポイント還元対象外または還元率が低くなる場合がある点に注意が必要です。
- サブスクリプションサービスの支払い: Netflix、Amazon Prime、Spotify、iCloudストレージなど、毎月自動更新されるサブスクリプションサービスの支払いをdカードに設定しましょう。手間なく継続的にポイントを貯めることができます。
- ETCカードの利用: 高速道路をよく利用する方は、dカード付帯のETCカードを発行しましょう。ETC利用料金も100円につき1ポイントのdポイントが貯まります。
- 家族カードの活用(特にGOLD): 家族がいる場合は、家族カードを発行し、家族全体で支払いをdカード(GOLD)に集約することを検討しましょう。ポイントが合算されるため、大きなポイントを貯めやすくなるだけでなく、dカード GOLDの場合は年間利用額特典の達成にも貢献します。
- キャンペーン情報のこまめなチェック: dカードは様々なキャンペーンを随時実施しています。新規入会キャンペーン、特定の店舗での利用キャンペーン、リボ払い利用キャンペーンなど、参加することで通常よりも多くのポイントや特典を獲得できます。dカードサイト、dカードアプリ、ドコモのメールマガジンなどをこまめにチェックしましょう。
- 家計管理への活用: dカードサイトやdカードアプリの利用明細は、いつ、どこで、いくら使ったかが一目で分かります。これらを活用して、ご自身の支出状況を把握し、家計管理に役立てましょう。CSV形式で利用明細をダウンロードし、家計簿アプリに取り込むことも可能です。
- d払いとの使い分け・併用: d払いは街中のQRコード決済だけでなく、オンライン決済や請求書払い(税金や公共料金の一部)にも対応しています。d払いの支払い方法にdカードを設定することで、d払い利用によるポイントとdカード決済によるポイントの二重取りが可能です。利用シーンに応じて、dカード決済、iD決済、d払い決済を使い分けることで、よりお得にキャッシュレス決済を利用できます。
10. よくある質問 (FAQ):疑問を解消
dカードに関する、ユーザーからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- Q: ドコモユーザーでないと申し込めませんか?
- A: いいえ、ドコモユーザーでなくてもお申し込みいただけます。ただし、ドコモ回線をお持ちでない場合は、dアカウントの取得が必要です(無料で取得できます)。
- Q: 学生でも申し込めますか?
- A: dカード(スタンダード)は満18歳以上(高校生除く)であれば、安定した収入がある方は申し込み可能です。ただし、dカード GOLDは満20歳以上で、安定した継続的な収入がある方(学生除く)が対象です。
- Q: ポイントに有効期限はありますか?
- A: はい、あります。通常ポイントの有効期限は獲得月から起算して48ヶ月です。キャンペーンなどで進呈される期間・用途限定ポイントは、有効期限が短い場合が多いので注意が必要です。
- Q: dポイントはどのように使えますか?
- A: 街中のdポイント加盟店やネットショッピングでの支払いに1ポイント=1円として利用できるほか、ドコモのケータイ料金への充当、他社ポイントへの交換、商品交換、投資など、様々な使い道があります。
- Q: dカード GOLDの10%ポイント還元は、ドコモの全ての利用料金が対象ですか?
- A: いいえ、端末代金の分割払い金や各種割引適用後の金額、消費税など、一部対象外となる項目があります。主に基本使用料やパケット定額料、通話料などが対象となります。詳細は公式サイトやご利用規約をご確認ください。
- Q: 年間利用額特典の対象となる利用期間はいつからいつまでですか?
- A: 毎年12月16日から翌年12月15日までのご利用額が対象となります。特典は翌年2月以降に進呈されます。
- Q: カードを紛失または盗難された場合、どうすればいいですか?
- A: すぐにdカード紛失・盗難受付デスク(24時間年中無休)にご連絡ください。カードの利用を停止し、不正利用の調査を行います。紛失・盗難による不正利用の被害は、届出日の90日前にさかのぼり、それ以降の損害額が補償されます(お客様に故意または重大な過失がある場合などを除く)。
- Q: 暗証番号を忘れました。どうすればいいですか?
- A: 暗証番号の照会・変更は、dカードサイトまたは郵送で手続き可能です。本人確認が必要となるため、即日確認することはできません。
- Q: キャッシング機能は利用できますか?
- A: はい、申し込み時にキャッシング枠を設定している場合、利用可能です。ただし、別途金利が発生します。
- Q: リボ払い専用カードですか?
- A: いいえ、支払い方法は1回払い、2回払い、ボーナス払い、リボ払い、分割払いから選択できます。特に指定しない場合は1回払いとなります。
11. まとめ:あなたに最適なdカードを選び、賢く使いこなそう!
この記事では、dカードとdカード GOLDの基本から応用まで、網羅的に解説してきました。
改めて、dカードはどんな人におすすめか?
- 年会費をかけずに高還元率のクレジットカードを持ちたい方。
- クレジットカードを初めて作る方。
- dポイントを貯めて、日常の買い物やドコモ料金の支払いに充てたい方。
- VisaまたはMastercardの高い汎用性と、iD一体型のスピーディーな決済を重視する方。
- ドコモユーザーであるかどうかにかかわらず、お得なポイントプログラムを利用したい方。
そして、dカード GOLDはどんな人におすすめか?
- ドコモのケータイ・ドコモ光の利用料金が高額で、10%還元によるメリットが大きい方(年間11万円以上の税抜利用料金がある目安)。
- 海外旅行保険やケータイ補償など、手厚い付帯サービスを重視する方。
- 空港ラウンジサービスを利用したい方。
- 年間100万円以上のカード利用が見込め、年間利用額特典で年会費分の元を取りたい方。
dカードもdカード GOLDも、それぞれに魅力的な特徴とメリットを持っています。ご自身のライフスタイル、ドコモの利用状況、カードに求めるサービス内容などを考慮して、最適な1枚を選びましょう。
dカードは、基本還元率の高さ、dポイントの貯めやすさ・使い道の豊富さ、そして様々な特典を兼ね備えた、非常に優れたクレジットカードです。この記事で解説した情報を参考に、ぜひdカードを賢く活用し、お得で便利なキャッシュレスライフを実現してください。
最新のサービス内容やキャンペーン情報は、常にNTTドコモまたはdカードの公式サイトでご確認ください。