WF-1000XM5 速報レビュー!買うべきか?前モデル比較も徹底解説
ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM」シリーズの最新モデル、WF-1000XM5がついに登場しました。前モデルであるWF-1000XM4から約2年の時を経て、満を持して登場したこのXM5は、一体どこが進化したのか?そして、本当に「買い」なのか?
本記事では、XM5を徹底的にレビューし、前モデルであるXM4との比較、そして競合他社製品との比較も交えながら、あなたが「WF-1000XM5を買うべきかどうか」を判断するための材料を余すことなくお届けします。
1. はじめに:WF-1000XM5とは?
WF-1000XM5は、ソニーが誇るノイズキャンセリング(NC)性能と高音質を両立した完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM」シリーズの最新フラッグシップモデルです。2019年に初代のWF-1000XM3が登場して以来、その優れた性能で多くの音楽ファンやオーディオマニアを魅了してきました。
XMシリーズの特徴は、なんといってもその強力なノイズキャンセリング性能。電車内やカフェなどの騒音環境下でも、音楽に集中できる静寂空間を作り出すことができます。また、高音質コーデックLDACに対応し、ハイレゾ音源をワイヤレスで高音質に楽しむことができる点も大きな魅力です。
今回のXM5では、新たに開発されたドライバーユニットやチップセットを採用し、ノイズキャンセリング性能と音質のさらなる向上を目指しています。また、デザインも刷新され、より小型化・軽量化され、装着感も向上しているとのことです。
2. 開封・外観チェック:洗練されたデザインと小型化
まずは、WF-1000XM5のパッケージを開封し、外観を詳しくチェックしていきましょう。
- パッケージ: XM4のパッケージよりもさらにコンパクトになりました。環境に配慮した紙素材が使用されており、シンプルなデザインながらも高級感があります。
- 充電ケース: XM4よりも一回り小さく、丸みを帯びたデザインに変更されました。表面はマットな質感で、指紋が付きにくいのが特徴です。手に馴染むサイズ感で、持ち運びにも便利です。
- イヤホン本体: XM4に比べて、かなり小型化・軽量化されました。従来の丸みを帯びた形状から、より洗練されたシャープな印象のデザインに変更されています。イヤーピースはXM4と同様に、4つのサイズ(SS, S, M, L)が付属しており、耳のサイズに合わせて最適なものを選ぶことができます。
全体的に、XM4よりも洗練されたデザインとなり、小型化・軽量化によって携帯性と装着感が向上していることがわかります。
3. 装着感:小型化で快適性が向上
WF-1000XM5の大きな進化点の一つが、装着感の向上です。XM4は、その大きさから装着感に不満を感じるユーザーもいましたが、XM5ではイヤホン本体が小型化・軽量化されたことで、より多くのユーザーにとって快適な装着感を実現しています。
実際に装着してみると、XM4よりも耳への圧迫感が少なく、長時間使用しても疲れにくい印象です。イヤーピースの形状も改良され、より耳にフィットするようになりました。
ただし、耳の形やサイズによっては、フィット感に個人差があるかもしれません。同梱されている複数のイヤーピースを試して、自分に最適なサイズを見つけることが重要です。
4. ノイズキャンセリング性能:圧倒的な静寂空間
WF-1000XM5の最大の特徴であるノイズキャンセリング性能を、さまざまな環境で試してみました。
- 電車内: 電車の走行音やアナウンスなど、騒がしい環境下でも、XM5は非常に高いノイズキャンセリング効果を発揮します。ほとんどの騒音を打ち消し、音楽に集中できる静寂空間を作り出してくれます。XM4よりもさらにノイズキャンセリング性能が向上しているように感じます。
- カフェ: 周囲の話し声や食器の音など、カフェ特有の騒音も効果的に軽減してくれます。集中して作業したい時や、音楽をじっくり楽しみたい時に最適です。
- オフィス: キーボードの打鍵音や電話のベルなど、オフィスの騒音もかなり軽減してくれます。周囲の音を気にせず、仕事に集中できます。
- 風の強い屋外: 風切り音に関しても、XM5はしっかりと対策されています。風の強い日でも、音楽を快適に楽しむことができます。
WF-1000XM5のノイズキャンセリング性能は、競合他社製品と比較してもトップクラスと言えるでしょう。特に、低音域のノイズキャンセリング性能が向上しており、電車の走行音や飛行機のエンジン音などを効果的に低減してくれます。
5. 音質:クリアで自然なサウンド
WF-1000XM5は、音質面でも大きく進化しています。新たに開発されたドライバーユニットやチップセットを採用し、よりクリアで自然なサウンドを実現しています。
- 全体的な印象: XM4と比較すると、XM5はよりクリアで解像度の高いサウンドに進化しています。音の分離が良く、それぞれの楽器の音色がより鮮明に聞こえます。低音は量感がありながらも、締まりのあるサウンドで、中高音域を邪魔することはありません。
- 低音域: XM5の低音は、XM4よりもさらに深みと迫力が増しています。ベースラインやドラムの音がよりクリアに聞こえ、音楽に力強さを与えてくれます。
- 中音域: ボーカルや楽器の音色がクリアに再現されます。ボーカルは前に出てくるような印象で、楽器の音も埋もれることなく、しっかりと聞こえます。
- 高音域: 高音は伸びやかでクリアなサウンドです。シンバルやハイハットの音が鮮明に聞こえ、音楽に煌びやかさを与えてくれます。
WF-1000XM5は、あらゆるジャンルの音楽をバランス良く楽しめるようにチューニングされています。ポップス、ロック、ジャズ、クラシックなど、どんなジャンルの音楽も高音質で楽しむことができます。
6. 通話品質:クリアな音声で快適なコミュニケーション
WF-1000XM5は、通話品質も向上しています。AIを活用したノイズリダクション技術を搭載し、騒がしい環境下でもクリアな音声で通話することができます。
実際に通話してみると、相手の声が非常にクリアに聞こえ、自分の声も相手にしっかりと伝わっていることがわかりました。風の強い屋外でも、風切り音を抑え、快適な通話が可能です。
WF-1000XM5は、ビジネスシーンでのオンライン会議や、プライベートでの通話など、あらゆるシーンで活躍してくれるでしょう。
7. その他の機能:便利な機能が満載
WF-1000XM5は、ノイズキャンセリング性能や音質だけでなく、さまざまな便利な機能を搭載しています。
- アダプティブサウンドコントロール: ユーザーの行動や場所に合わせ、自動的にノイズキャンセリングモードや外音取り込みモードを切り替える機能です。例えば、電車に乗っている時はノイズキャンセリングモード、歩いている時は外音取り込みモードに自動で切り替わります。
- Speak-to-Chat: イヤホンを装着したまま会話を始めると、自動的に音楽が一時停止し、外音取り込みモードに切り替わる機能です。コンビニでの会計時など、ちょっとした会話をしたい時に便利です。
- マルチポイント接続: 2台のデバイスに同時接続できる機能です。例えば、スマートフォンとPCに接続しておけば、PCで音楽を聴いている時にスマートフォンに着信があっても、自動的にスマートフォンの通話に切り替わります。
- IPX4相当の防滴性能: 汗や雨に強い防滴性能を備えているため、スポーツシーンでも安心して使用できます。
- 急速充電: 3分の充電で最大60分の再生が可能な急速充電に対応しています。
- ワイヤレス充電: Qi規格のワイヤレス充電に対応しています。
これらの機能は、日々の生活をより便利にしてくれるでしょう。
8. バッテリー性能:十分な駆動時間
WF-1000XM5のバッテリー性能は、以下の通りです。
- 連続再生時間(NCオン): 最大8時間
- 連続再生時間(NCオフ): 最大12時間
- 充電ケース併用: 最大24時間
XM4と比較すると、連続再生時間は若干短くなっていますが、充電ケースと併用すれば、1日中使用するには十分な駆動時間です。
9. WF-1000XM4との比較:どこが進化したのか?
WF-1000XM5は、前モデルであるWF-1000XM4からどのような点が進化しているのでしょうか?主な変更点は以下の通りです。
項目 | WF-1000XM5 | WF-1000XM4 |
---|---|---|
デザイン | 小型化・軽量化、より洗練されたデザイン | 丸みを帯びたデザイン |
ノイズキャンセリング性能 | 向上 | 非常に高い |
音質 | よりクリアで自然なサウンド | 高音質 |
通話品質 | 向上 | 高い |
バッテリー性能 | 若干短縮 | 長い |
その他の機能 | Speak-to-Chat、マルチポイント接続など | アダプティブサウンドコントロールなど |
価格 | 高い | 安い(旧モデルのため) |
XM5は、XM4と比較して、デザイン、ノイズキャンセリング性能、音質、通話品質が向上しています。バッテリー性能は若干短縮されていますが、十分な駆動時間です。価格はXM5の方が高くなっています。
10. 競合他社製品との比較:どれを選ぶべきか?
WF-1000XM5の競合となる主な製品は、以下の通りです。
- Apple AirPods Pro (第2世代)
- Bose QuietComfort Earbuds II
- Technics EAH-AZ80
それぞれの製品の特徴と、WF-1000XM5との比較を見ていきましょう。
- Apple AirPods Pro (第2世代): Apple製品との連携がスムーズで、空間オーディオに対応しているのが特徴です。ノイズキャンセリング性能も非常に高く、iPhoneユーザーにとっては有力な選択肢となります。しかし、音質はXM5の方がよりクリアで自然な印象です。
- Bose QuietComfort Earbuds II: 圧倒的なノイズキャンセリング性能が特徴です。特に、低音域のノイズキャンセリング性能はXM5よりも優れていると感じるユーザーもいるでしょう。しかし、音質はXM5の方が高音質と言えるでしょう。
- Technics EAH-AZ80: 高音質コーデックLDACに対応し、高音質と自然な装着感を両立しているのが特徴です。音質はXM5に匹敵するほど高く、装着感も快適です。価格もXM5よりも安く、コストパフォーマンスに優れています。
どの製品を選ぶべきかは、重視するポイントによって異なります。
- ノイズキャンセリング性能を最優先するなら: Bose QuietComfort Earbuds II
- iPhoneユーザーでApple製品との連携を重視するなら: Apple AirPods Pro (第2世代)
- 高音質とコストパフォーマンスを重視するなら: Technics EAH-AZ80
- 総合的なバランスを重視するなら: WF-1000XM5
11. 結論:WF-1000XM5は「買い」なのか?
WF-1000XM5は、前モデルであるWF-1000XM4から大きく進化し、ノイズキャンセリング性能、音質、装着感、通話品質など、あらゆる面でトップクラスの性能を誇る完全ワイヤレスイヤホンです。
特に、
- 圧倒的なノイズキャンセリング性能
- クリアで自然な高音質
- 快適な装着感
は、WF-1000XM5の大きな魅力と言えるでしょう。
ただし、価格は競合他社製品と比較して高めに設定されています。
したがって、WF-1000XM5は、
- 最高レベルのノイズキャンセリング性能を求めるユーザー
- 高音質で音楽を楽しみたいユーザー
- 快適な装着感を求めるユーザー
- 予算に余裕があるユーザー
にとって、「買い」の製品と言えるでしょう。
一方、
- ノイズキャンセリング性能よりも価格を重視するユーザー
- 特定のブランドにこだわりがあるユーザー
にとっては、他の製品も検討する価値があるかもしれません。
12. 購入前の注意点:
WF-1000XM5を購入する前に、以下の点に注意しておきましょう。
- イヤーピースのサイズ: 同梱されているイヤーピースを試して、自分に最適なサイズを見つけることが重要です。
- アップデート: 購入後、最新のファームウェアにアップデートすることをおすすめします。
- 試聴: 可能であれば、購入前に実際に試聴してみることをおすすめします。
13. 最後に:
WF-1000XM5は、あなたの音楽体験を大きく向上させてくれるでしょう。ぜひ、一度試してみてください。
補足:
- 本記事は、執筆時点での情報に基づいて作成されています。
- 製品の仕様や価格は、予告なく変更される場合があります。
- 実際の使用感は、個人によって異なる場合があります。
以上、WF-1000XM5の速報レビューでした。あなたのイヤホン選びの参考になれば幸いです。