K-POP第4世代アイドル一覧|人気グループ総まとめ【最新】

K-POP第4世代アイドル一覧|人気グループ総まとめ【最新】

進化し続けるK-POPシーンにおいて、今最も熱い視線を浴びているのが「第4世代」と呼ばれるアイドルグループたちです。彼らは従来のK-POPの枠を超え、多様な音楽性、圧倒的なパフォーマンス、そしてデジタルネイティブ世代ならではの革新的なコミュニケーション能力で、世界中のファンを魅了しています。

この記事では、K-POPの「第4世代」とは何かを定義し、その特徴や魅力について掘り下げながら、現在活躍する人気の男女グループを徹底的に紹介します。約5000語にわたる詳細な解説を通じて、第4世代K-POPの「今」を丸ごと理解できる内容となっています。K-POPファンはもちろん、これから第4世代を知りたいという方も、ぜひ最後までお読みください。

はじめに:K-POPの「世代論」と第4世代の台頭

K-POPの世界では、アーティストのデビュー時期や活動スタイル、音楽的な傾向などによって、便宜的に「世代」という区分が用いられることがあります。明確な定義があるわけではありませんが、一般的には以下のような流れで語られることが多いです。

  • 第1世代(1990年代後半~2000年代初頭): Seo Taiji and Boys, H.O.T., S.E.S., Fin.K.L.など、K-POPの基盤を築いた黎明期。
  • 第2世代(2000年代中盤~2010年代前半): 東方神起, BIGBANG, Wonder Girls, Girls’ Generation, KARA, 2PMなど、アジア市場を中心にK-POPブームを牽引。
  • 第3世代(2010年代中盤~2010年代後半): EXO, BTS, TWICE, BLACKPINK, Red Velvetなど、グローバル人気を爆発させ、欧米市場にも進出。BTSの国連でのスピーチやBillboardチャートでの活躍は、この世代の象徴と言えるでしょう。

そして、第4世代は、一般的に2018年後半から2019年頃にデビューしたグループを起点とし、現在進行形で活躍しているグループを指すことが多いです。この時期は、第3世代が世界的な成功を確固たるものにした後であり、K-POPを取り巻く環境が大きく変化した時期でもあります。

第4世代が台頭した背景には、いくつかの要因が挙げられます。

  1. グローバルスタンダード化の加速: 第3世代が築いたグローバルな地盤の上に、最初から世界市場を強く意識した戦略でデビューするグループが増加しました。
  2. デジタルプラットフォームの進化と普及: YouTube、TikTok、Instagram、WeverseといったSNSやファンコミュニティプラットフォームが成熟し、アーティストとファンが時間や場所を超えて直接的に繋がりやすくなったこと。特にコロナ禍においては、オンラインでの活動やコンテンツ発信が主流となり、これが第4世代の活動スタイルに大きな影響を与えました。
  3. 音楽トレンドの変化: 世界的な音楽トレンド(例えば、ハイパーポップ、UKガラージ、Afrobeat、R&Bなど)を柔軟に取り入れ、実験的で多様な音楽性が展開されるようになりました。
  4. サバイバル番組の定着: Mnetの「PRODUCE」シリーズや「I-LAND」「Girls Planet 999」「Boys Planet」といったオーディション番組から誕生するグループが、デビューと同時に大きな注目を集めるようになりました。

このように、第4世代は、前世代の成功を基盤としつつも、テクノロジーと時代の変化に順応し、新たなK-POPの形を追求しています。彼らは単なるアイドルという枠を超え、アーティスト、クリエイター、そしてグローバルインフルエンサーとしての側面も強く持っています。

この記事では、そんな第4世代の代表的な人気グループに焦点を当て、それぞれの魅力や特徴を深く掘り下げていきます。男性グループ、女性グループに分けて紹介し、最新の状況も踏まえた「今」の勢力図をお伝えします。

K-POP第4世代とは?定義と特徴を深掘り

前述したように、第4世代の明確な定義は難しいですが、概ね2018年後半以降にデビューしたグループが該当すると考えられています。ただし、第3世代末期にデビューしつつも、その活動スタイルやコンセプトが第4世代的な要素を強く持つグループ(例:(G)I-DLE, THE BOYZなど)も、しばしば第4世代として括られることがあります。重要なのは、単なるデビュー時期だけでなく、彼らが共有する時代精神や活動の特徴です。

第4世代の主な特徴をさらに詳しく見ていきましょう。

1. 徹底したグローバル志向と多様なメンバー構成

第4世代のグループは、企画段階から世界市場を強く意識しています。多国籍メンバーが含まれるのはもちろんのこと、デビュー曲から英語詞が多く取り入れられたり、最初から海外ツアーを計画に入れたりすることが一般的になりました。これは、前世代が切り開いた道をさらに広げ、最初から世界中のファンをターゲットにするという明確な戦略に基づいています。メンバーの出身地も多様化しており、韓国、日本、中国、アメリカ、カナダ、タイ、オーストラリアなど、様々なバックグラウンドを持つメンバーが集結しています。

2. SNS・デジタルプラットフォームの駆使

YouTubeでのMV公開は当たり前、パフォーマンスビデオ、練習動画、バラエティコンテンツなど、ファンを楽しませるための多様な動画コンテンツを積極的に発信しています。TikTokでのダンスチャレンジは世界的ヒットの起爆剤となることも多く、InstagramやX(旧Twitter)での日常的な投稿、そしてWeverseやBubbleといったファンコミュニティプラットフォームでのリアルタイムに近い交流は、ファンとのエンゲージメントを高める上で不可欠な要素となっています。デジタルネイティブである彼らは、これらのツールを使いこなすことに長けており、ファンとの距離感を縮めるのが得意です。

3. コンセプトの多様化と強固な世界観

一口に「第4世代」と言っても、そのコンセプトは非常に多様です。青春のきらめきを描くグループもいれば、ダークで神秘的な世界観を持つグループ、近未来的なAIとの共存をテーマにしたグループ、自己肯定や反骨精神を歌うグループなど、それぞれのグループが非常に個性的で強固なコンセプトを持っています。多くの場合、これらのコンセプトは単なるビジュアルに留まらず、楽曲、MV、パフォーマンス、さらにはグループのストーリー全体に一貫して織り込まれ、ファンが没入できる「ユニバース」を形成しています。

4. 高い自己プロデュース能力とクリエイティビティ

メンバー自身が楽曲の作詞・作曲・編曲に携わるケースが増えました。また、パフォーマンスの振付や構成、アルバム全体のコンセプトメイキングに関わるメンバーも珍しくありません。これは、単に与えられたものをこなすだけでなく、自らの内面やメッセージを作品に反映させたいという意識の表れであり、アーティストとしての深みを増しています。特に、Stray Kidsや(G)I-DLEといったグループは、このセルフプロデュース能力を大きな強みとしています。

5. 圧倒的なパフォーマンススキル

第4世代グループは、デビュー前から徹底的なトレーニングを受けているため、そのパフォーマンススキルは非常に高いレベルにあります。難易度の高い振付を完璧にこなしながらも、ブレない歌唱力と安定したライブパフォーマンスを見せることが求められます。さらに、曲の世界観を表現する表情管理や、ステージ上でのカリスマ性も重要視されており、見る者を惹きつける圧倒的なステージングが特徴です。

6. 音楽性の進化と実験的な試み

K-POPは常に世界の音楽トレンドを取り入れてきましたが、第4世代はその傾向がさらに顕著です。既存のジャンルに留まらず、ハイパーポップ、UKガラージ、Afrobeat、ドリルなど、最新の音楽ジャンルを積極的に取り入れ、独自のサウンドを生み出しています。また、aespaの「MIXX POP」やNMIXXの「MIXXTOPIA」といった、複数のジャンルを大胆に組み合わせる実験的な音楽も登場しており、聴く者を飽きさせません。

7. 強力なファンとの絆とインタラクティブな交流

デジタルプラットフォームを活用した密なコミュニケーションにより、第4世代のファンは、単にアーティストを応援するだけでなく、活動の一部に参加しているような感覚を抱きやすいです。チャレンジ企画への参加、オンラインイベント、ファンレターをデジタルで送る機能など、様々な形でアーティストとのインタラクションが可能です。これは、特にコロナ禍で対面イベントが制限された時期に発展し、ファンとアーティストの新たな関係性を築きました。

これらの特徴を兼ね備えた第4世代グループは、K-POPの新たな時代を切り拓いています。次に、それぞれの人気グループを具体的に見ていきましょう。

主要な第4世代人気グループ (男性グループ)

まずは、世界中のファンを熱狂させる第4世代の男性グループを紹介します。

1. Stray Kids (스트레이 키즈)

  • 所属事務所: JYP Entertainment
  • デビュー年: 2018年
  • メンバー: バンチャン、リノ、チャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックス、スンミン、アイエン(8人組)
  • 特徴: メンバーのバンチャン、チャンビン、ハンからなるプロデュースチーム「3RACHA」を中心に、楽曲の大部分を自作する「セルフプロデュースアイドル」。ヒップホップベースのパワフルで個性的な音楽性と、「マーラ味」と形容される中毒性のあるサウンドが特徴。エネルギッシュでアクロバティックなパフォーマンスも魅力。韓国国内はもちろん、特に北米やヨーロッパでの人気が非常に高い。
  • 代表曲: 「God’s Menu」「Back Door」「Maniac」「Case 143」「S-Class」「LALALALA」など。アルバム「ODDINARY」「MAXIDENT」「★★★★★ (5-STAR)」「Rock-Star」などがBillboard 200で1位を獲得しており、第4世代を代表する記録保持者。
  • 魅力: メンバー全員の個性的なキャラクターと、ファン「STAY」との温かい関係性。既存のK-POPにとらわれない自由な発想と挑戦的な音楽性。独自の道を開拓し続けるパイオニア精神。

2. ATEEZ (에이티즈)

  • 所属事務所: KQ Entertainment
  • デビュー年: 2018年
  • メンバー: ホンジュン、ソンファ、ユノ、ヨサン、サン、ミンギ、ウヨン、ジョンホ(8人組)
  • 特徴: 強烈な世界観とストーリーテリングを重視したコンセプトが特徴。壮大な「Treasure」シリーズや「FEVER」シリーズといった物語を展開し、アルバムやMV、パフォーマンスを通してファンを没入させる。パワフルでカリスマ性溢れるパフォーマンスは「パフォーマンス強者」として知られる。特に海外での人気が高く、ワールドツアーを精力的に行っている。
  • 代表曲: 「Pirate King」「Say My Name」「HALA HALA」「WONDERLAND」「INCEPTION」「GUERRILLA」「HALAZIA」など。
  • 魅力: メンバーの舞台掌握力と表現力の高さ。深みのある世界観への没入感。海賊コンセプトを軸にした冒険的なストーリー。ファン「ATINY」との強い絆。

3. THE BOYZ (더보이즈)

  • 所属事務所: IST Entertainment
  • デビュー年: 2017年(※世代の境界線に位置するが、Kingdom出演などで第4世代の主要グループとして認識されることが多い)
  • メンバー: サンヨン、ジェイコブ、ヨンフン、ヒョンジェ、ジュヨン、ケビン、ニュー、キュー、ハンニョン、ソヌ、エリック(11人組)
  • 特徴: 「Road to Kingdom」で優勝、「Kingdom: Legendary War」で好成績を収めたことで、パフォーマンス力の高さが再評価され、人気を確立。清涼感、幻想的、ダークなど、多様なコンセプトを見事に消化する表現力を持つ。全員がセンター級のビジュアルとパフォーマンススキルを持つと言われる。
  • 代表曲: 「The Stealer」「Maverick」「Thrill Ride」「ROAR」など。
  • 魅力: メンバーが多いことによる多様なフォーメーションと表現力。楽曲ごとに大きく変わるコンセプトを完璧にこなす消化力。ライブでの圧倒的なエネルギー。

4. TOMORROW X TOGETHER (투모로우바이투게더)

  • 所属事務所: BIGHIT MUSIC (HYBE傘下)
  • デビュー年: 2019年
  • メンバー: スビン、ヨンジュン、ボムギュ、テヒョン、ヒュニンカイ(5人組)
  • 特徴: BTSの弟分としてデビュー前から大きな注目を集めた。少年たちの成長や青春の痛み、友情、ファンタジーを描く幻想的でストーリー性のある世界観が特徴。エモーショナルな楽曲と、メンバーの高い歌唱力、しなやかで表現力豊かなパフォーマンスが魅力。「トゥバトゥ」の愛称で親しまれる。
  • 代表曲: 「CROWN」「Can’t You See Me?」「Blue Hour」「Good Boy Gone Bad」「Sugar Rush Ride」「Devil by the Window」「Chasing That Feeling」など。
  • 魅力: メンバーそれぞれの個性とビジュアル。少年らしい純粋さからダークな雰囲気まで幅広いコンセプトを消化する能力。ファン「MOA」との共感を大切にする姿勢。

5. ENHYPEN (엔하이픈)

  • 所属事務所: BELIFT LAB (HYBE傘下)
  • デビュー年: 2020年
  • メンバー: ヒスン、ジェイ、ジェイク、ソンフン、ソヌ、ジョンウォン、ニキ(7人組)
  • 特徴: Mnetのサバイバルオーディション番組「I-LAND」から誕生。ヴァンパイアをモチーフにしたようなダークで神秘的な世界観と、少年たちの複雑な内面を描くコンセプトが特徴。中毒性の高い楽曲と、高難易度ながらも一糸乱れぬカル群舞(칼군무)が強み。デビュー直後からアルバム販売でミリオンを達成するなど、圧倒的な人気を証明。
  • 代表曲: 「Drunk-Dazed」「FEVER」「Tamed-Dashed」「Future Perfect (Pass the MIC)」「Bite Me」「Sweet Venom」など。
  • 魅力: サバイバル番組を経て結成されたメンバーの絆。独特なダークファンタジーコンセプト。圧倒的なシンクロ率を誇るパフォーマンス。グローバルなファン層。

6. TREASURE (트레저)

  • 所属事務所: YG Entertainment
  • デビュー年: 2020年
  • メンバー: チェ・ヒョンソク、ジフン、ヨシ、ジュンギュ、アサヒ、ドヨン、ハルト、パク・ジョンウ、ソ・ジョンファン(9人組 ※元メンバーを含む12人組としてスタート)
  • 特徴: YG宝石箱から誕生。ヒップホップベースのパワフルでエネルギッシュな音楽とパフォーマンスが特徴。メンバー自身も楽曲制作に携わる。親近感のあるバラエティセンスも魅力で、YouTubeコンテンツが人気。日本出身メンバーも含まれており、日本での人気も高い。
  • 代表曲: 「BOY」「I LOVE YOU」「JIKJIN」「HELLO」「BONA BONA」など。
  • 魅力: YGらしい強烈な音楽カラーとパフォーマンス。メンバー間の仲の良さとケミストリー。ファン「TREASURE MAKER (Teume)」を大切にする姿勢。

7. ZEROBASEONE (ZB1) (제로베이스원)

  • 所属事務所: WAKEONE
  • デビュー年: 2023年
  • メンバー: キム・ギュビン、キム・ジウン、キム・テレ、パク・ゴヌク、リッキー、ソク・マシュー、ソン・ハンビン、ジャン・ハオ、ハン・ユジン(9人組 ※Mnet Boys Planetから誕生した期間限定グループ)
  • 特徴: サバイバルオーディション番組「Boys Planet」から誕生し、放送中から絶大な人気を集めた。メンバー全員が華やかなビジュアルと高いスキルを持ち合わせている。デビューアルバムがK-POPグループ史上初のミリオンセラーを記録するなど、驚異的なスタートを切った。清涼感とセクシーさを併せ持つコンセプトが魅力。
  • 代表曲: 「In Bloom」「CRUSH」など。
  • 魅力: オーディション番組を経て結成されたメンバーの成長ストーリー。期間限定グループゆえの輝きと疾走感。各メンバーの際立った個性と人気。ファン「ZEROSE」との一体感。

8. RIIZE (라이즈)

  • 所属事務所: SM Entertainment
  • デビュー年: 2023年
  • メンバー: ショウタロウ、ウンソク、ソンチャン、ウォンビン、スンハン、ソヒ、アントン(7人組 ※スンハンは活動休止中)
  • 特徴: SMエンターテインメントからaespa以来となる新グループとして大きな注目を集めた。グループ独自の音楽ジャンルを「Emotional Pop」と定義。日常の経験からインスピレーションを得た楽曲と、リアルタイムで成長していく「ライジング」な姿を表現するコンセプトが特徴。洗練されたビジュアルとパフォーマンス、中毒性の高い楽曲が魅力。
  • 代表曲: 「Get A Guitar」「Talk Saxy」「Love 119」など。
  • 魅力: SMエンターテインメントらしい洗練された音楽とビジュアル。メンバーの個性が光る「Emotional Pop」という新しいジャンル。ファン「BRIIZE」との日常を共有するような親近感。

その他、CRAVITY、WEi、P1Harmony、EPEX、ATBOなど、魅力的な男性グループが第4世代として活躍しています。彼らはそれぞれ異なる強みやコンセプトを持ち、K-POPシーンをさらに豊かにしています。

主要な第4世代人気グループ (女性グループ)

続いて、K-POPの新たなガールズグループブームを牽引する第4世代の女性グループを紹介します。

1. (G)I-DLE ((여자)아이들)

  • 所属事務所: CUBE Entertainment
  • デビュー年: 2018年(※世代の境界線に位置するが、独自の立ち位置で第4世代を代表する存在)
  • メンバー: ミヨン、ミンニ、ソヨン、ウギ、シュファ(5人組 ※元メンバーを含む6人組としてスタート)
  • 特徴: メンバーのソヨンが中心となり、楽曲制作やコンセプトメイキングをセルフプロデュースで行う「セルフプロデュースアイドル」。ガールクラッシュでありながらも、神秘的、キュート、ヒップホップなど、固定観念にとらわれない多様なコンセプトを見事に消化する。歌詞に込められた強いメッセージ性も特徴。
  • 代表曲: 「LATATA」「Senorita」「Lion」「Oh my god」「TOMBOY」「Nxde」「Queencard」など。発表する曲が次々とヒットし、「音源強者」と呼ばれる。
  • 魅力: 唯一無二のグループカラーと、メンバーそれぞれの強い個性。ソヨンを中心としたプロデュース能力の高さ。常に新しい挑戦を恐れない姿勢。ファン「Neverland」との信頼関係。

2. ITZY (있지)

  • 所属事務所: JYP Entertainment
  • デビュー年: 2019年
  • メンバー: イェジ、リア、リュジン、チェリョン、ユナ(5人組)
  • 特徴: 「Teen Crush」をコンセプトに、自分らしさを肯定し、自信を持つことを歌う。パワフルでキレのあるダンスパフォーマンスは「カル群舞(칼군무)」を超え、「Monster Rookie」と呼ばれたデビュー当初からK-POP界トップクラス。中毒性の高い楽曲と、キャッチーな振付が特徴。
  • 代表曲: 「DALLA DALLA」「ICY」「WANNABE」「Not Shy」「LOCO」「Sneakers」「CAKE」など。
  • 魅力: メンバー全員の強いカリスマ性とパフォーマンス力。特にリュジンの「肩ダンス」やユナのエンディング妖精など、個々の魅力が際立つ。ファン「MIDZY」に自信と勇気を与えるメッセージ。

3. aespa (에스파)

  • 所属事務所: SM Entertainment
  • デビュー年: 2020年
  • メンバー: カリナ、ジゼル、ウィンター、ニンニン(4人組)
  • 特徴: 「メタバース」をコンセプトに、現実世界のメンバーとアバター「ae」が共存するという斬新な世界観を持つ。SMエンターテインメント独自の音楽ジャンル「MIXX POP」を掲げ、複数のジャンルを組み合わせた実験的で中毒性の高い楽曲が特徴。近未来的なビジュアルと、力強くも洗練されたパフォーマンスが魅力。
  • 代表曲: 「Black Mamba」「Next Level」「Savage」「Girls」「Spicy」「Drama」など。
  • 魅力: K-POP界でも類を見ないユニークなコンセプトと世界観。高品質な楽曲とパフォーマンス。メンバーのバーチャル空間での活動やコンテンツ展開。圧倒的なビジュアルと存在感。ファン「MY」とのファンタジックな繋がり。

4. IVE (아이브)

  • 所属事務所: STARSHIP Entertainment
  • デビュー年: 2021年
  • メンバー: ユジン、ガウル、レイ、ウォニョン、リズ、イソ(6人組)
  • 特徴: 「完成形アイドル」としてデビューし、デビュー曲から大きな成功を収めた。「自己愛」をテーマにした、洗練された魅力とスター性が特徴。一度聴いたら忘れられない中毒性の高いメロディーと、メンバーの優雅で余裕のあるパフォーマンスが魅力。特にウォニョンの圧倒的な存在感はグループの象徴の一つ。
  • 代表曲: 「ELEVEN」「LOVE DIVE」「After LIKE」「Kitsch」「I AM」「Baddie」など。発表する曲が連続でヒットし、音源、アルバム、音楽番組で数々の記録を打ち立てた。
  • 魅力: メンバー全員がトップレベルのビジュアルとスタイルを持つ。洗練されたコンセプトと高品質な楽曲。自信に満ち溢れたパフォーマンス。ファン「DIVE」と共に上昇していくポジティブなエネルギー。

5. Kep1er (케플러)

  • 所属事務所: WAKEONE / SWING Entertainment
  • デビュー年: 2022年
  • メンバー: チェ・ユジン、シャオティン、マシロ、キム・チェヒョン、キム・ダヨン、ヒカル、ソ・ヨンウン、カン・イェソ、ヒュニン・バヒエ(9人組 ※Mnet Girls Planet 999から誕生した期間限定グループ)
  • 特徴: 日中韓のオーディション参加者から選ばれたグローバルグループ。エネルギッシュでフレッシュな魅力が特徴。期間限定グループであるため、活動期間に全てを懸けるメンバーの情熱的なパフォーマンスが見られる。メンバーそれぞれの出身国が異なることによる文化的な多様性も魅力。
  • 代表曲: 「WA DA DA」「Up!」「We Fresh」「Giddy」など。
  • 魅力: オーディション番組でファンが直接選んだメンバーによる構成。期間限定だからこその貴重な活動。各メンバーの個性が光るパフォーマンスとチームワーク。ファン「Kep1ian」との特別な絆。

6. NewJeans (뉴진스)

  • 所属事務所: ADOR (HYBE傘下)
  • デビュー年: 2022年
  • メンバー: ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘイン(5人組)
  • 特徴: SMエンターテインメントのアートディレクター出身であるミン・ヒジンがプロデュース。Y2K(2000年代初頭)テイストのノスタルジックで自然体なコンセプトが特徴。R&BやHip-Hopをベースにした、洗練されていながらも聴きやすい音楽性。楽曲のリリース方法やMVのスタイルも独特で、K-POP界に新たなトレンドを巻き起こした。
  • 代表曲: 「Attention」「Hype Boy」「Cookie」「Ditto」「OMG」「Super Shy」「ETA」「Ditto」「Cool With You」など、発表する曲全てが世界的ヒット。
  • 魅力: 自然体で飾らないメンバーの魅力。心地よい音楽と洗練された映像美。プロデューサー、ミン・ヒジンの独自の世界観とマーケティング戦略。ファン「Bunnies (버니즈)」との親密なコミュニケーション。

7. LE SSERAFIM (르세라핌)

  • 所属事務所: SOURCE MUSIC (HYBE傘下)
  • デビュー年: 2022年
  • メンバー: サクラ、キム・チェウォン、ホ・ユンジン、カズハ、ホン・ウンチェ(5人組 ※元メンバーを含む6人組としてスタート)
  • 特徴: 「IM FEARLESS」という言葉を組み替えたグループ名に込められた「恐れを知らない」というメッセージがコンセプトの軸。自己肯定や困難に立ち向かう強さを歌う。健康美を強調したスタイリッシュなビジュアルと、体力を要するダイナミックでパワフルなパフォーマンスが特徴。
  • 代表曲: 「FEARLESS」「ANTIFRAGILE」「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」「EASY」など。
  • 魅力: メンバーそれぞれのバックグラウンド(IZ*ONE出身者、オーディション経験者、バレエ経験者など)が生み出す多様性。力強くブレないパフォーマンスとメッセージ。ファン「FEARNOT (ピオナ)」との連帯感。

8. NMIXX (엔믹스)

  • 所属事務所: JYP Entertainment
  • デビュー年: 2022年
  • メンバー: ヘウォン、リリー、ソユン、ベイ、ジウ、ギュジン(6人組 ※元メンバーを含む7人組としてスタート)
  • 特徴: JYPエンターテインメントからITZYに続くガールズグループとしてデビュー。「MIXXTOPIA」という独自の世界観と、複数のジャンルを1曲に融合させる「MIXX POP」という実験的な音楽性が特徴。メンバー全員がトップレベルのボーカル力とダンススキルを持つ「オールラウンダー」グループ。
  • 代表曲: 「O.O」「DICE」「Love Me Like This」「Party O’Clock」「DASH」など。
  • 魅力: K-POP界でも類を見ない大胆な楽曲構成と挑戦的な音楽性。メンバー全員の際立った実力(特にボーカルラインの評価が高い)。ユニークなコンセプトと表現力。ファン「NSWER」との新しい挑戦。

9. BABYMONSTER (베이비몬스터)

  • 所属事務所: YG Entertainment
  • デビュー年: 2023年
  • メンバー: ルカ、パリタ、アサ、アヒョン、ラミ、ローラ、チキータ(7人組 ※アヒョンは健康上の理由で一時離脱中)
  • 特徴: YGエンターテインメントからBLACKPINK以来となるガールズグループとして大きな注目を集めた。デビュー前からYouTubeで公開された実力検証コンテンツで圧倒的なパフォーマンススキルと歌唱力を披露し話題に。YG特有のヒップホップベースの音楽と、パワフルでカリスマ性溢れる魅力が特徴。多国籍メンバーで構成されている。
  • 代表曲: 「BATTER UP」「SHEESH」など。
  • 魅力: デビュー前から証明された高い実力。末っ子ながらパワフルなカリスマ性を持つメンバー構成。YGらしい強い音楽カラーとスタイル。今後の活動への大きな期待感。

その他、STAYC、PURPLE KISS、Billlie、CLASS:y、CSR、H1-KEYなど、個性豊かな女性グループが第4世代を彩っています。それぞれのグループが独自のカラーを確立し、ファン層を拡大しています。

第4世代の勢力図と今後の展望

ここまで見てきたように、K-POP第4世代は非常に多様で、それぞれのグループが独自の強みを持っています。特定のグループが圧倒的な一強というよりは、各グループがそれぞれのコンセプトやターゲット層において確固たる地位を築き、互いに刺激し合いながらシーン全体を盛り上げている状況と言えます。

第4世代の勢力図の特徴:

  • 多極化: 特定の事務所に人気が集中するのではなく、大手事務所はもちろん、中小事務所からも世界的に成功するグループが誕生しています。(例:KQ EntertainmentのATEEZ, ADORのNewJeansなど)
  • 記録更新ラッシュ: アルバム販売枚数、音楽配信チャート、MV再生回数など、様々な記録を次々と更新しています。特にアルバム販売では、ミリオンセラーが珍しくなくなり、ダブルミリオン、トリプルミリオンを達成するグループも出てきました。
  • グローバルな浸透: Billboardチャート、Spotify、YouTubeなどのグローバルプラットフォームでの存在感が非常に大きく、欧米の主要音楽市場で確固たる地位を築き始めています。ワールドツアーの規模も拡大しています。
  • 女性グループの躍進: 第3世代がBTSを筆頭に男性グループが特に世界的なメガヒットを飛ばしたのに対し、第4世代ではIVE, NewJeans, LE SSERAFIM, aespaといった女性グループが世界的なトレンドを巻き起こし、K-POPシーンにおける女性グループの影響力がさらに強まっています。
  • サバイバル番組出身グループの存在感: ZB1やKep1erのように、オーディション番組から誕生したグループが短期間で爆発的な人気を獲得し、シーンに大きなインパクトを与えています。期間限定という特性も、ファンの熱狂を煽る要因となっています。

今後の展望:

第4世代の躍進は今後も続くと予想されます。いくつかの視点から今後の展開を見ていきましょう。

  1. さらなるグローバル市場の開拓: 彼らは最初から世界を意識しているため、よりローカライズされた戦略や、現地のアーティストとのコラボレーションなども増えていく可能性があります。南米や中東など、新たな市場でのK-POP人気をさらに拡大させるでしょう。
  2. 技術革新との融合: メタバース、AI、VR/ARといった最新技術とK-POPの融合はさらに進化するでしょう。aespaのアバターコンセプトはその先駆けであり、今後はファン体験をより拡張するような新しい技術の活用が進むと考えられます。
  3. ファン文化の多様化と進化: Weverseのようなプラットフォームの発展や、デジタルコンテンツの増加により、ファンはより多様な形でアーティストを応援し、交流することができます。ファン同士のコミュニティ形成もオンラインで活発に行われ、これがアーティストの活動を強力に後押しします。
  4. 音楽性とクリエイティビティの深化: メンバーの自己プロデュース能力向上に伴い、グループごとの音楽的な個性がさらに明確になり、より実験的で深みのある楽曲が登場するでしょう。K-POPが単なるダンスミュージックに留まらない、多様な音楽ジャンルを取り込む動きは加速します。
  5. 新たなスターの誕生: 既存のグループの活躍はもちろん、今後も新しい第4世代グループや、次世代を担うグループが続々と登場するでしょう。特に、大手事務所はもちろん、斬新な企画やコンセプトを持つ中小事務所からのサプライズヒットも期待されます。
  6. 持続可能性への意識: 長期的な活動を見据え、メンバーの健康管理やメンタルヘルスケア、そしてアーティストとしての成長をサポートする体制がより重要視されるようになるでしょう。また、ファンとの健全な関係性を築くための努力も続けられます。

第4世代は、K-POPの歴史において、デジタル化とグローバル化がさらに進んだ時代を象徴する存在です。彼らは既存の枠にとらわれず、常に新しい挑戦を続け、K-POPの可能性を広げています。

まとめ:輝きを放つK-POP第4世代アイドルたち

K-POP第4世代アイドルたちは、その圧倒的なパフォーマンス、多様な音楽性、革新的なコミュニケーション能力で、世界中の人々を魅了しています。この記事で紹介したグループは、ほんの一例に過ぎませんが、彼らがK-POPシーンにおいていかに重要な存在であるか、その魅力の一端をお伝えできたかと思います。

Stray Kidsのエネルギッシュなセルフプロデュース、ATEEZの壮大な世界観、THE BOYZの多彩なコンセプト消化力、TOMORROW X TOGETHERのエモい青春ストーリー、ENHYPENのダークファンタジーとカル群舞、TREASUREのYGらしいパワフルさ、ZB1の華やかなスター性、RIIZEの感性的なEmotional Pop。

そして、(G)I-DLEの唯一無二のセルフプロデュース、ITZYのティーンクラッシュとダンスブレイク、aespaの革新的なメタバースコンセプト、IVEの完成されたスター性、Kep1erの期間限定の輝き、NewJeansの自然体なY2Kムーブメント、LE SSERAFIMの恐れを知らない強さ、NMIXXの実験的なMIXX POP、BABYMONSTERの圧倒的な実力。

これらのグループは、それぞれの個性を最大限に活かしながら、K-POPの新たなトレンドを生み出し、グローバルな音楽市場を牽引しています。彼らは単なるエンターテイナーではなく、Z世代・α世代の価値観を反映した表現者であり、デジタル時代におけるアーティストとファンの関係性を再定義しています。

これからもK-POP第4世代は、私たちに驚きと感動を与え続けてくれるでしょう。彼らの今後の活動から目が離せません。この記事を通じて、一人でも多くの方がK-POP第4世代に興味を持ち、彼らの音楽やパフォーマンス、そして彼らが織りなす世界に触れていただければ幸いです。ぜひ、気になるグループをチェックして、第4世代K-POPの「今」を体感してみてください。あなたの「推し」がきっと見つかるはずです。

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